LVSつこうた話

LVSつこうた話

2009/05/29
株式会社Fusic 平田哲
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LVSつこうた話
＋ちょっと人生の話

2009/05/29
株式会社Fusic 平田哲
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0. 自己紹介

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0. 自己紹介
平田哲 (id:debility)
・プログラマ
・サーバとか主担当（多分）
・ネットワークとか主担当（多分）
・

・

！？

0. 自己紹介
平田哲 (id:debility)
・mixiアプリ進出

どーせえと。

0. 自己紹介
まあ普段通りです。
今日もだらだらと喋ります。


1. なぜ分散するか


1. なぜ分散するか
個人的に大きなメリット

1. 冗長化
2. より高負荷に耐えられる

→ サービスが止まらない（超重要）


2. LVS


2. LVS
ロードバランサ

外部ネットワークからの要求を一元的に管
理し、同等の機能を持つ複数のサーバに要
求を転送する装置。なるべく多くのサーバ
に要求を分散して送信し、各サーバが快適
な応答速度を保つことを目的としている。

- IT用語辞典より引用

2. LVS
ロードバランサ

ざっくり言うと
・リクエストを複数サーバに分散
・ダウンしたら分散対象から外す


2. LVS


2. LVS
製品価格：¥1,485,000～

orz

とまあ、恐ろしく高価な代物なんですが。


2. LVS
LVS (Linux Virtual Server)
http://www.linux-vs.org/

・Linux負荷分散ソリューション

ざっくり言うと：
Linuxでロードバランシングできる


2. LVS
LVS を使うメリット
・安価で導入できる
→ 貧弱なマシンでも問題ない
・Linuxなので応用が利く
→ 他の用途にも使える
→ ログを溜めておくとか


3. つこうたデモ


構成図：

LVS WebSrv1 WebSrv2
VIP: 10.0.10.50 10.0.10.101 10.0.10.102
RIP: 10.0.10.51

想定する外からの入口：
10.0.10.50

構成図2：

LVS1/LVS2 WebSrv1 WebSrv2
VIP: 10.0.10.50 10.0.10.101 10.0.10.102
LVS1: 10.0.10.51
LVS2: 10.0.10.52

想定する外からの入口：
10.0.10.50

4. ざっくり使用例


つこうたOS：CentOS 5.2

1. IPVS
# yum -y install ipvsadm

2. keepalived
http://www.keepalived.org/
からダウンロードしてRPM作って
インストール


3. /etc /keepalived/keepalived.conf

http://viz.is-a-geek.com/~viz/cw/index.php?LVS
とか参考にして編集する

→ codecheck.inに後で置いときます。



4. iptables設定
DSRで組む場合はiptablesで設定が必要

DSRについては
http://d.hatena.ne.jp/yamaz/20060817
を参照すると分かりやすいです。



4. iptables設定
今回の場合はこんな感じ。

-----
lv1, lv2のiptables設定
# iptables -t mangle -A PREROUTING -d 10.0.10.50 -j MARK --
set-mark 1

web1, web2のiptables設定
# iptables -t nat -A PREROUTING -d 10.0.10.50 -j REDIRECT



5. 動かす
/etc /init.d/keepalived start

てな感じです。


5. 注意するところ


・セッション

セッションは各サーバに保持される
＝セッションがぶちぶち切れてしまう

解法1: persistence_timeout
解法2: NAS
解法3: repcached
などなど。

・コンテンツの同期
解法1: 手動で頑張る
解法2: rsync
解法3: makuosanとか
解法4: DRBD

この辺は各自で調べてください。


6. リスクを減らす


SPOFという考え方

Single Point Of Failure (単一障害点)
＝そこ止まっちゃだめぇぇぇな所

→ 意識しないと冗長化の意味がないです。


SPOFの例(1)
LVS ここがSPOF

WebSv1 WebSv2

DBSv1 DBSv2


SPOFの例(2)

平
田

弁当を注文する人弁当を食べる人

こいつがSPOF

モデル：弊社

基本的な考え方として
・100%故障しないはありえない
・n台あればリスクは1/n
ではなく1/n になる
2


7. 参考資料


7. 参考資料
・書籍「サーバ/インフラを支える技術」
・DSAS開発者の部屋
・keepalived公式
・Web+DB Press
・他いろいろ


ご清聴ありがとうございました。


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