Ruby で Google Analytics API を簡単に扱うための gem を作ったお話です。 渋谷.rb[:20180418] にて発表をしました。 https://shibuyarb.doorkeeper.jp/events/73278 GitHub のリポジトリはこちらです。 https://github.com/corselia/simple-ga-reporting

1. 2018/04/18（水）渋谷.rb[:20180418]
Google Analytics を簡単に使うための
gem を作った話
Osamu Takiya

2. Google Analytics とは #1
✤ Google製のアクセス解析ツール
✤ 同種のツールの中では圧倒的シェア（に違いない）
✤ こんな感じ（自分のブログの場合）
✤ https://analytics.google.com/analytics/web/?hl=ja&pl
i=1#/embed/report-
home/a49421871w81159698p84037207

3. Google Analytics とは #2
✤ データを取得するためにはWebでポチポチが基本
✤ CSVやxlsxで書き出せば再利用できる

4. Google Analytics とは #3
✤ 自動化の仕組みはある
✤ GAS（一番現実的）
✤ カスタムレポート
✤ データスタジオ

5. Google Analytics とは #4
✤ しかし……
✤ どれもスマートじゃない……
✤ 作ろう

6. simple-ga-reporting #1
✤ 先人 Legato
✤ https://github.com/tpitale/legato
✤ （自分には）難しすぎ問題
✤ Legato をラップした
✤ https://github.com/corselia/simple-ga-reporting

7. simple-ga-reporting #2
✤ 方針
✤ 機能を削ぎ落としてもいいのでとにかく簡単にする
✤ 設定項目は柔軟に変更できるようにする

8. simple-ga-reporting #3
✤ できたもの
✤ 設定ファイルを1つ、フィルターファイルを1つ（任意）
書いて実行するだけ
✤ 設定ファイルの内容は引数で上書きもできる
✤ フィルターファイルに書いたフィルターは使いまわせ
る
→ ここらへんで実演

9. simple-ga-reporting #4
✤ よいところ #1
✤ バージョン管理ができる（GAaC）
✤ 設定内容やフィルタ内容を変更してデータを取得する
のが楽（気軽に色々試せる）
✤ 何だかんだで機能は十分
✤ 「セグメント」は「フィルター」と同義（代替可能
）

10. simple-ga-reporting #5
✤ よいところ #2
✤ 「サンプリング」を回避できる
✤ 「サンプリング」とは？ → 次のスライド

11. 「サンプリング」とは？
✤ データ量が膨大になった際に集計されるデータが「予
測値」になること
✤ 膨大なデータ: あるページのページビューを1分刻み
で算出し、集計期間を一ヶ月とすると……
✤ 60 * 24 * 30 = 43,200 行 のデータ

12. simple-ga-reporting #6
✤ 「サンプリング」を回避するには集計期間を短くすればい
い
✤ 「30日分のデータをまとめて取得」するのではなく、「1
日分のデータを30回取得」する
✤ 期間指定の設定項目を引数で上書きしてループで回す
だけ
✤ Rate Limits はあってないようなもの

13. もろもろ #1
✤ gem を作っている時間よりドキュメントを書いてい
る時間のほうが長かった（体感）
✤ https://github.com/corselia/simple-ga-
reporting/blob/master/README.md

14. もろもろ #2
✤ 「これは車輪の再発明なのでは……」
✤ そうだったとしてもGAを復習するよい機会になっ
たので問題なし
✤ もちろん Ruby を書くよい機会にもなったので問題
なし

15. おわり
「技術書典4」に出ますのでお時間があれば……