【富士通特集 by Blockchain EXE】富士通が手掛けるブロックチェーンプロジェクトの全貌に迫る！ 行政から民間まで巨大プロジェクトを幅広く手掛ける富士通。これまでにも数多くのブロックチェーンプロジェクトを実行してきています。今回のBlockchain EXEは企業特集として富士通をお呼びし、ブロックチェーン事業を実際に進めてきた中で得られた知見についてインタビューをベースに迫っていきます。 ＜スピーカー情報＞ 西間木　哲 (にしまき　さとる) 株式会社富士通研究所　スーパーミドルウェア・ユニット トラステッドデータ基盤プロジェクト2015年富士通研究所に入社後，主にネットワーク仮想化技術であるSDN/NFVの研究開発に従事．現在は，ブロックチェーンをネットワーク制御に応用した企業間のデータ流通技術や，データのトレーサビリティの研究開発を推進中．

1. Blockchain EXE
2020年9月17日
Copyright 2020 FUJITSU LABORATORIES LTD

2. Copyright 2020 FUJITSU LABORATORIES LTD
分散型社会にて
信頼できるトレーサビリティを実現する
Chain Data Lineage
西間木 哲
富士通研究所 スーパーミドルウェア・ユニット
Chain Data Lineageは富士通株式会社の登録商標です

3. 分散型社会におけるデータ
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地理的、空間的に近くても管理の主体が異なるデータが多数散在している
同じ空間にいても
データとしては分散
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4. 実世界
33ZB
in 2018
これまでのデータ利活用
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データ分析 / AI
デジタル
データ管理
データがセンサーやデバイスなどから生まれるが、
データ利活用は、多く場合、企業内に限られる
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5. 今後のデータ利活用
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企業や個人の間でデータ連携・利活用が活性化
コロナ禍の影響もあり、社会全体で安心安全なデータ連携が急務となっている
実世界
175ZB
in 2025
データ分析 / AI
デジタル
データ管理
連携されたデータを安心して使うために
データの信頼性を向上する技術は必須
→分散データ来歴管理技術CDLを開発
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6. データ連携における課題
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各社の加工履歴情報や、取引管理履歴がバラバラで、
データのトレーサビリティが保証できない
Z 社
a b
データ加工
d eb d
c
X 社 Y 社
各社のデータ
管理システム
利用対象
のデータ
Z社の
データ利用者
データ取引
管理システム X to Yb
データ取引
Y to Zd
データ取引
・データ
・グラフ
・AIモデル
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7. Chain Data Lineage（CDL）
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各社の履歴情報を統合し、企業をまたいだデータトレーサビリティを実現
加工履歴
情報
b d eb d
X 社の
データ履歴を追加
Y 社の
データ履歴を追加
a
c
X to Yb
データ取引 データ取引
Z 社
利用者
利用対象
のデータ
ブロックチェーンにより
各社の履歴情報を統合
ChainDataLineage
a b
データ加工
X 社
b d
c
Y 社 Z 社
d e
Y to Zd
データの元が
辿れる
ea
Chain Data Lineageは富士通株式会社の登録商標です
Hyperledger FabricはThe Linux Foundationの登録商標です
取引履歴
情報
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8. CDLのデータ構造
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前段の履歴をハッシュ計算した値を次段の履歴に埋め込むハッシュチェーンの構造により、
履歴間の連携と改ざんの防止をする
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9. CDL想定事例: 食品トレーサビリティ
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消費者は食品の流通過程や流通におけるコストを確認可能
牧場加工工場スーパー
搾乳配送加工配送販売
日時
場所
牛情報
日時
配送経路
コスト
日時
加工情報
コスト
日時
配送経路
コスト
日時
グラム
コスト
消費者
確認
可能
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10. CDL想定事例: 医薬品流通のデータ連携
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データ提供実績によって報酬支払い
データ流通と活用の来歴を一元化。提供データに対する対価分配管理
データ提供に対する適切なインセンティブ付与を実現し、データ連携を活性化
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11. まとめ
Copyright 2020 FUJITSU LABORATORIES LTD
ブロックチェーンを活用した独自技術Chain Data Lineageをご紹介
信頼できるデータ連携・利活用により、DXを通したより良い社会作りに貢献
実世界
175ZB
in 2025
データ分析 / AI
デジタル
データ管理
CDL
分散データ来歴管理技術
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12. Copyright 2020 FUJITSU LABORATORIES LTD