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減災ソフトウェア開発に関わる一日会議2016

  1. 情報ボランティア 災害「間接」支援における テキスト分析の可能性について 村上 明子 情報支援レスキュー隊 理事
  2. 自己紹介 •村上 明子(むらかみ あきこ) –『情報支援レスキュー隊』理事 –日本アイ・ビー・エム株式会社 •1999年の入社以来、東京基礎研究所テキストマイニング チームに所属、テキストマイニングツールTAKMI(現 Watson Explorer)の研究開発に従事 •ソーシャルメディア分析など、人のコミュニケーション履歴 の研究をしている •現在はWatsonの言語処理関係のソフトウェア開発の開発 リーダー
  3. 災害後の情報支援 •オンラインコミュニケーションの支援 –通信機器の調達 –通信機器の設置・接続 –被害状況、生活、復興に関する情報の共有 •その他の情報支援 –掲示板、戸別訪問、電話、ファックス、… –マスコミによる報道
  4. 各災害フェーズにおける情報ニーズ 発災当日 急性期 (< 1 週間) 亜急性期 (< 1ヶ月) 慢性期 (> 1 ヶ月) 政府や公共 機関の動き 救助、救命、 避難所開設 救助、救命、状況調査、避 難所運営、道路開啓、交通 機関や電気ガス水道の復旧、 通信インフラ復旧 り災証明、避 難所統合、補 助金、道路復 旧 生活支援、 経済復興、 復興政策 情報ニーズ 被災者 身を守る情 報、避難所、 食料、水 近親者の安否、被害状況、 自宅の修復、支援依頼 補助金、地方 自治体による 支援制度 雇用、住宅 の確保 支援組織 被害の規模、 進行状況 交通機関、道路、天候、宿 泊施設、被害規模、復旧支 援ニーズ、他の組織の活動 状況 避難状況、清 掃・修復ニー ズ、メンタル サポート 生活再建、 メンタルサ ポート 一般ボラ ンティア 災害の概要 ボランティア募集とそれに 関連する注意事項/保険/ 装備など、アクセス方法 (同左) 専門作業の スキルや知 識 佐藤・村上「災害支援活動を支援する『情報環境』の構築と SNS からのテキストマイニング」より引用
  5. 被災地 情報支援の古典的な形態 支援者 インターネット 支援者 被災者や支援者は、それぞれ独自に ネット上の情報を探索し、使用する。 被災者 佐藤・村上「災害支援活動を支援する『情報環境』の構築と SNS からのテキストマイニング」より引用
  6. 情報支援を! •支援活動に必要な情報の収集・整理を肩代わり –体力がなくてもできる –細切れの時間でもできる –情報収集には意外とスキルが必要 •遠隔地リソースを活用 –遠隔地は通信などの環境が良好 –現地に行けないが支援したい人たちがいる •『被災地に行かないボランティア』 佐藤・村上「災害支援活動を支援する『情報環境』の構築と SNS からのテキストマイニング」より引用
  7. 被災地 遠隔リソースを活用した情報支援 情報支援者 インターネット 支援者 整理済の情報を 被災地やウェブ上 へ発信 遠隔地での 情報統合・整理 被災者 佐藤・村上「災害支援活動を支援する『情報環境』の構築と SNS からのテキストマイニング」より引用
  8. 遠隔リソースを活用した情報支援 • ネトボラ宮城/IT DART – ボランティア募集情報を収集 • ブログ、メール、電話(当時)/Facebook、Twitter、ブログなど – ボランティア募集状況一覧をウェブ上に作成 • 毎日更新し各募集をツイート/+ Facebookグループで発信 • ボランティアインフォ – ボランティア募集情報のDBを構築 – 情報ポータル等に API での接続をサービス • 『遠隔情報処理センター』として機能 佐藤・村上「災害支援活動を支援する『情報環境』の構築と SNS からのテキストマイニング」より引用
  9. 遠隔リソースを活用した情報支援 • ネトボラ宮城/IT DART – ボランティア募集情報を収集 • ブログ、メール、電話(当時)/Facebook、Twitter、ブログなど – ボランティア募集状況一覧をウェブ上に作成 • 毎日更新し各募集をツイート/+ Facebookグループで発信 • ボランティアインフォ – ボランティア募集情報のDBを構築 – 情報ポータル等に API での接続をサービス • 『遠隔情報処理センター』として機能 SNS上の情報を収集・活用 しきれていない 佐藤・村上「災害支援活動を支援する『情報環境』の構築と SNS からのテキストマイニング」より引用
  10. 世の中のセンサーとしてのソーシャル・メディア分析 マイクロブログへ投稿 (Twitter等) テキスト分析 ネットワーク分析 ガソリン が 買えな い! 水が買いたい のに買えない! 電車が 動かない… 時空間分析 ソーシャル・メディアをセンサーとみなし、 分析することで世の中の動きを知る
  11. © 2015 IBM Corporation 災害時のツイートによる情報収集の問題(1) • 位置情報の曖昧性 • 情報の信頼性の欠如 11 • ジオタグは付与されていないことが多い • 場所情報はランドマークで示されている (例:福知山球場、内田町の交差点) • いたずらによるノイズ • 伝聞などによるデマの拡散
  12. © 2015 IBM Corporation 災害時のツイートによる情報収集の問題(2) ここで地震! 台風の被害が・・・ 風が強い川が溢れそう 得られた情報をどの様に災害対応に活用したら良いかわからない!
  13. © 2016 IBM Corporation 東日本大震災時のソーシャル分析 「買えない」「手に入らない」ものを把握する 「どこに行っても水が買えない。どうしよう・・・」 「ヨーグルト、今日も売り切れだった」 水 ヨーグルト 「ヨーグルトは買えなかったけど、今日は納豆買えた!」 「電池は売ってたけど、ミネラルウォーターは売り切れ。」 電池 納豆 ミネラルウォーター ヨーグルト ○ × 水 文法パターン辞書を用いて 「買えない」「売り切れた」物を同定 Ex. <名詞> が 買えない <名詞> が 売り切れ
  14. © 2016 IBM Corporation 14 テキスト分析例:「買えない物」の時系列による変化 震災直後 水道汚染 輪番停電 水 ガソリン 電池 ガソリンに関しては買占めが原因の品不足だったため、 被災地以外では震災後すぐに品切れ状態が解消 電池も同じく買占めが原因の品不足であったが、輪番 停電と余震への備えから4月半ばまで買占め状態が続く 震災直後は水(ミネラルウォーター)は品薄では なかったが、水道汚染の報道とともに品不足が起こる
  15. © 2016 IBM Corporation 15 テキスト分析例: 「買えない物」の時系列による変化 タバコは尾を引く ヨーグルト 納豆 タバコ 納豆・ヨーグルトのような発酵食品は 輪番停電の影響で品不足が続く タバコは供給不足が解消された後も 一部の銘柄が販売されず品薄感が継続
  16. © 2016 IBM Corporation 熊本地震時のソーシャル分析:ロケーション情報に注目 • 地元九州のつぶやきが多い • 被災者や近隣者が自らツイート
  17. © 2016 IBM Corporation 不足品について • 飲み水、ミルク、避難所が不足品としてつぶやかれている
  18. © 2016 IBM Corporation 買えないものについて • 水、食料についでガソリンという結果 • 東日本大震災の時と同様。教訓として買い占めが起こった?
  19. © 2016 IBM Corporation 地域ごとに買えないものを探る 自治体名をつぶやく人は 少ない?
  20. © 2016 IBM Corporation 特定の避難所で「何が不足しているのか」を見る 各避難所でのつぶやきは 1〜2程度 (リツイートは除く)
  21. © 2016 IBM Corporation 東日本大震災/熊本地震のツイートを分析してわかったこと • 「足りないもの」「買えないもの」は直感と一致 • 「いつ」「どこで」「誰が」という情報が重要 • 「いつ」 時期によって不足するものは変わる • 「どこで」 場所によって不足しているものは変わる • 「誰が」 現地の人かどうかで信ぴょう性が測れる • 今後の災害への対応計画への見通し • 避難所や地域ごとの不足品が取れないか • 不足品だけではなく「余っているもの」も知りたい • 現地支援者とのタイアップの重要性 • どこに、どのような情報をもたらすか
  22. 指定外避難所 データ • モバイル空間 統計 (NTTdocomo) • メッシュデータ GIS • 地震後に人口が増加したメッ シュを抽出し,避難所候補の メッシュを選定 GIS • 抽出したメッシュか ら,さらに避難所と なりうる候補地を選 定する ツイート分析 • 選定した候補地をキーワー ドとして,避難者のツイート 情報を分析 • 足りない物資 • 生活の様子 • 行政や支援団体によ る支援に対する反応 • その避難所の避難者の行 動を分析する. • 時系列変化を追う • 避難をやめた理由, タイミング • 行政の避難所対応 に対するレスポンス • 行政が避難所閉鎖に向 けて、どのタイミングでど のような活動をすることが 求められるのか. • 最後まで残ってしまう避 難所はどのような支援が 足りていなかったのか. •支援団体(or公的機 関)が支援するべき場 所が分からない 発災期 – 対応期 •支援を続けていても,閉 鎖せずに避難者が居座り 続けてしまいかねない 復旧期 支援 場所の特定 復旧フェーズに移るにつれて,解 消を目指して自立を促すべき 京都大学防災研究所 畑山教授の発表資料より引用
  23. 被災地 遠隔リソースを活用した情報支援 情報支援者 インターネット 支援者 遠隔地での 情報統合・整理 被災者 整理済の情報を 被災地やウェブ上 へ発信 支援者 支援者 支援者 支援者 支援者 SNSデータ 佐藤・村上「災害支援活動を支援する『情報環境』の構築と SNS からのテキストマイニング」より引用
  24. 被災地 現地活動を追加した情報支援 情報支援者 インターネット 支援者 被災者 遠隔地での 情報統合・整理 現地活動 支援者 支援者 支援者 支援者 支援者 佐藤・村上「災害支援活動を支援する『情報環境』の構築と SNS からのテキストマイニング」より引用
  25. Watson at IT DART 25 W a t s o n ( I B M ) の 自 然 言 語 処 理 技 術 を 災 害 対 応 に 活 用 ! ❖ IBMの社会貢献プログラムの一環として、2年間の無料貸与(稼働環境とソフト ウェア)を受けました I T D A R T が 実 施 す る 事 ❖ 災害時の情報支援活動に約立てるためのテキストデータ分析の検討 ❖ ソーシャルデータ:過去のソーシャルのデータも貸与(Twitter社より) ❖ その他テキストデータも検討(募集中!) ❖ 災害対応時に迅速に情報分析を行えるようなテンプレート、言語リソースを準備 ❖ その他、テキスト分析の災害対応の可能性を検討する 被災地で「使える」テキスト分析を! http://itdart.org/ @it_dart
  26. 一緒にやりませんか? 情報支援レスキュー隊 隊員募集 26 正 会 員 【年会費1万円】 ❖隊員が活動するための情報支援活動等の企画、組織運営を 行う個人 (賛助会員は法人も可) 隊 員 【会費無料】 ❖災害時の情報支援活動を行う個人 ❖災害時の情報支援活動のための各種トレーニングを受講 寄 付 http://itdart.org/ @it_dart お待ちしてます!
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