日々行われる個別機能訓練は加算Ⅰ・Ⅱをしっかりと区別出来ていますか？今春、機能訓練指導員として新入職された方や改めて個別機能訓練加算について学びたい方にオススメな講座です。 これからの業務や訓練メニュー立案に向け、実践技術や作成方法を学んでみませんか？

1. 小規模デイサービス向け！
初心者でもわかる個別機能訓練
メニュー公開講座
株式会社 Rehab for JAPAN
管理部 藤本 卓

2. 本日のスケジュール
• ご挨拶
• 個別機能訓練とは
• 個別機能訓練加算ⅠとⅡの違いとは
• 個別機能訓練加算(Ⅰ)の事例紹介
• 個別機能訓練加算(Ⅱ)の事例紹介
• ご利用者様ごとに合った運動の選択方法をご紹介
• 明日から実践できる「運動メニュー」をご紹介
• 「運動作成ツール」をご紹介

3. 簡単な私の略歴
• 平成22年より九州・関東に拠点を構える大手救急病院に勤務
• 救急医療からリハビリ専門病棟(回復期病棟)、外来リハビリ、
在宅リハビリ(訪問リハビリ)、院外活動としてデイサービス、
健康教室と多岐にわたりリハビリ業務を従事
• 昨年6月より創業メンバーとして（株）Rehab for JAPAN起業
• 現在に至る

4. はじめに
今回のテーマは「小規模デイサービス向け、初心者でもわかる個
別機能訓練メニュー講座」ということで、リハビリ職員が居らず、
看護師さんや介護士さんの方々が個別機能訓練を実施している事
業所さまに個別機能訓練メニューを分かり易く解説していきたい
と思います。

5. • ご挨拶
• 個別機能訓練とは
• 個別機能訓練加算ⅠとⅡの違いとは
• 個別機能訓練加算(Ⅰ)の事例紹介
• 個別機能訓練加算(Ⅱ)の事例紹介
• ご利用者様ごとに合った運動の選択方法をご紹介
• 明日から実践できる「運動メニュー」をご紹介
• 「運動作成ツール」をご紹介

6. 個別機能訓練とは
「理学療法士(PT)などが個別機能訓練計画に基づき、
計画的に行った機能訓練」をいう。
老企第36号参照
デイサービスで取り組むことの多い「筋力訓練」「バランス訓
練」「日常生活動作訓練」「趣味活動」など個別や集団で実践出
来る運動・リハビリを言います。

7. 個別に1:1での専門的な訓練
個別機能訓練

8. 個別に1:1での専門的な訓練
個別機能訓練

9. 訓練を行うまでのプロセス
① 評価
↓
② 問題点の抽出
↓
③ 目標設定
↓
④ プログラム立案

10. 個別機能訓練を行う上での4つのポイント
①機能訓練指導員だけが「個別機能訓練」を行うわけではない。
②「いつもと違う」を判断する。
③計画書に基づいた機能訓練を提供する。
④ニーズに合わせた目標設定を行うだけでなく、ご自身に訓練
プランを選択させる。

11. • ご挨拶
• 個別機能訓練とは
• 個別機能訓練加算ⅠとⅡの違いとは
• 個別機能訓練加算Ⅰの事例紹介
• 個別機能訓練加算Ⅱの事例紹介
• ご利用者様ごとに合った運動の選択方法をご紹介
• 明日から実践できる「運動メニュー」をご紹介
• 「運動作成ツール」をご紹介

12. 身体機能改善を目的とした
訓練で算定できるもの
個別機能訓練加算ⅠとⅡの違いとは
個別機能訓練加算Ⅰ 個別機能訓練加算Ⅱ
活動及び参加の向上を目的
とした訓練で算定できるもの

13. 機能訓練加算の算定要件
① 機能訓練指導員が1名以上配備(加算Ⅰ及びⅡ共通)
(PT,OT,ST,柔整,あんまマッサージ師,看護師,准看護師)
② 集団(グループ活動)での機能訓練も算定の対象となる。
③ 加算Ⅰは機能訓練指導員でなくても実施することができる。

14. 加算ⅠとⅡの差別化が出来ていない
出典元：社会保障審議会介護給付費分科会資料

15. 個別機能訓練加算についてのポイント
①生活課題を見失っていないかの確認
②サービス計画書の内容をしっかりと把握する
③ご利用者様の「役割」や「課題」を生かした仕掛け作りがで
きているか

16. 機能訓練加算クイズ
どちらでしょうか？

17. • ご挨拶
• 個別機能訓練とは
• 個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱの違いとは
• 個別機能訓練加算Ⅰの事例紹介
• 個別機能訓練加算Ⅱの事例紹介
• ご利用者様ごとに合った運動の選択方法をご紹介
• 明日から実践できる「運動メニュー」をご紹介
• 「運動作成ツール」をご紹介

18. 個別機能訓練加算Ⅰの事例紹介
身体機能改善を目的
とした訓練で算定で
きるもの
① バランス訓練
② 基本動作訓練
を通じた事例紹介
関節可動域訓練
筋力増強訓練
歩行訓練
基本動作訓練

19. 事例紹介①〜バランス訓練〜
• バランス機能の低下が著しく、過去にも転倒歴がある。
• 歩行中も見守りがないと大変不安である。

20. sample

21. 難易度
回数
注意点
自由記載
バランスを保ち、転倒に
注意します
お尻や太ももの付け根
を意識し、ストレッチ
します
回 セット
意識するポイント
初級
太もも
出来る限り、片脚を外側へ開き
ます
1
出来る限り、片脚を内側に交差
します
2
ゆっくりと元の位置に戻します
3
No.576
sample

22. 難易度
回数
注意点
自由記載
肩や腰に痛みがある方
は無理をしないように
します
回 セット
意識するポイント
初級
腰
手を 90 度まで挙げます
1
出来る限り、指先を真横に伸ば
します
2
ゆっくりと元の位置に戻します
3
No.488
バランスを保ち、転倒に
注意します
sample

23. 難易度
回数
注意点
自由記載
バランスを保ち、転倒に
注意します
肩や腰に痛みがある方
は無理をしないように
します
回 セット
意識するポイント
初級
背中
両手を９０度まで挙げます
1
出来る限り、指先を前方に伸ば
します
2
ゆっくりと元の位置に戻します
3
No.522
sample

24. 事例紹介②〜基本動作訓練〜
• デイサービスに車椅子でお越しの方
• ご自宅の寝室が和室の方
• 起き上がる際に介助を要する方
• 椅子や便座などの移乗の際に不安定で転倒リスクのある方

25. sample

26. sample

27. sample

28. sample

29. • ご挨拶
• 個別機能訓練とは
• 個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱの違いとは
• 個別機能訓練加算Ⅰの事例紹介
• 個別機能訓練加算Ⅱの事例紹介
• ご利用者様ごとに合った運動の選択方法をご紹介
• 明日から実践できる「運動メニュー」をご紹介
• 「運動作成ツール」をご紹介

30. 個別機能訓練加算Ⅱの事例紹介
活動及び参加の向上
を目的とした訓練で
算定できるもの
食事動作を通じた事例紹介
更衣や食事動作など
ADL訓練
車や公共交通機関の乗
車訓練
買い物に行くための歩
行訓練

31. 難易度
回数
注意点
自由記載
他の指が曲がらないよ
うに注意します
回 セット
意識するポイント
初級
手
手を開きます
1 22
親指と小指をつけます 親指と薬指をつけます
3
親指と中指をつけます
4
親指と人差し指をつけま
す
5
No. 470
sample

32. sample

33. 難易度
回数
注意点
自由記載
ゆっくりと大きく舌を
廻します
回 セット
意識するポイント
初級
最大限、舌を真横に引き出しま
す
1
真上に大きく廻します
2
真横に大きく廻します 真下に大きく廻します
3 4
No.
顔
1188
sample

34. sample

35. • ご挨拶
• 個別機能訓練とは
• 個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱの違いとは
• 個別機能訓練加算Ⅰの事例紹介
• 個別機能訓練加算Ⅱの事例紹介
• ご利用者様ごとに合った運動の選択方法をご紹介
• 明日から実践できる「運動メニュー」をご紹介
• 「運動作成ツール」をご紹介

36. ご利用者様ごとに合った
運動の選択方法をご紹介
ご利用者様ごとに
合った運動方法
カラオケを通じた事例紹介
趣味や余暇活動に
関わる運動をご提案

37. 難易度
回数
注意点
自由記載
腹式呼吸を意識します
回 セット
意識するポイント
初級
腹筋
肩の力を抜き、お腹に両手を置
きます
1
大きく息を吸い、お腹を膨らま
せます
2
大きく息を吐き、お腹を凹ませ
ます
3
No.1321
sample

38. 難易度
回数
注意点
自由記載
腰に痛みがある方は無
理しないようにします
回 セット
意識するポイント
初級
腹筋
No.107
太ももに両手を置きます
1
膝頭に到達するまで身体を起こします
2
sample

39. 難易度
回数
注意点
自由記載
胸を意識し、ストレッ
チします
回 セット
意識するポイント
初級
胸
両手を頭の後ろで組みます
1
上半身を後方へ反らします
2
両肘を可能な限り開きます
3
No.126
sample

40. 難易度
回数
注意点
自由記載
脇 腹 を 意 識 し、 ス ト
レッチします
回 セット
意識するポイント
初級
胸
片手を軽く頭上へ挙げます
1
最大限、両手を上下に伸ばしま
す
2
ゆっくりと元の位置に戻します
3
No.1454
sample

41. 難易度
回数
注意点
自由記載
喉仏が挙がるように意
識します
回 セット
意識するポイント
初級
顔
No.1325
アゴを挙げます
1
裏声を出します
2
sample

42. 難易度
回数
注意点
自由記載
喉仏が下がるように意
識します
回 セット
意識するポイント
初級
顔
No.1326
アゴを挙げます
1
地声や低い声を出します
2
sample

43. • ご挨拶
• 個別機能訓練とは
• 個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱの違いとは
• 個別機能訓練加算Ⅰの事例紹介
• 個別機能訓練加算Ⅱの事例紹介
• ご利用者様ごとに合った運動の選択方法をご紹介
• 明日から実践できる「運動メニュー」をご紹介
• 「運動作成ツール」をご紹介

44. 明日から実践!「運動メニュー」をご紹介
環境設定も重要。膝へ
のストレスが少ない座
位で筋や関節の柔軟性
に配慮したストレッチ
の方法をご提案
トイレが近い、頻尿、
尿漏れは「参加・活
動」に大きく影響を及
ぼす
立位保持能力を高める
ためのトレーニング
座って出来る
簡単スレッチ
尿失禁予防のための
エクササイズ
トイレでの着脱や入浴
でのまたぎ動作などに
は安定した立位姿勢が
重要

45. • ご挨拶
• 個別機能訓練とは
• 個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱの違いとは
• 個別機能訓練加算Ⅰの事例紹介
• 個別機能訓練加算Ⅱの事例紹介
• ご利用者様ごとに合った運動の選択方法をご紹介
• 明日から実践できる「運動メニュー」をご紹介
• 「運動作成ツール」をご紹介

46. 目的を明確
にしたい
運動方法を
知りたい
その人に
合った
リハビリを
提案したい
アドバイス
して欲しい
介護現場で
よくある
お悩み
マンネリ化
解消したい

47. セルフボックス
お悩み解決！