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kintoneチームのKAIZEN文化

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2016年5月23日(月)のDevLOVE関西勉強会「サイボウズの開発現場」での発表資料です。kintone開発チームの文化や取り組みを紹介します。

https://devlove-kansai.doorkeeper.jp/events/43106

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kintoneチームのKAIZEN文化

  1. 1. kintoneチームの KAIZEN文化 サイボウズ株式会社 大阪開発部 三苫 亮
  2. 2. 自己紹介
  3. 3. 自己紹介 ▌三苫 亮 ( @mitomasan )  Webエンジニア  2015年9月に10年近く勤めた大阪の Web系企業からサイボウズに転職  Java, Ruby, RDBMS  サーバーサイドの重たい系の仕事が好き
  4. 4. 自己紹介 http://mitomasan.hatenablog.com/entry/2016/02/17/232019
  5. 5. 「kintoneチームのKAIZEN文化」アジェンダ ▌今日おつたえしたいこと ▌kintoneの説明とチーム内活用 ▌KAIZEN文化 ▌これらがうまく回ってる理由 ▌まとめ
  6. 6. 今日おつたえしたいこと
  7. 7. 今日おつたえしたいこと 自分たちの理想を説明し、すり合わせ、周囲の共感と理解を得よう。 そうやって自分たちが理想に向かっていくための時間を確保しよう。
  8. 8. kintoneの説明とチーム内活用
  9. 9. kintoneとは 用途にあわせてWebデータベース型の 業務アプリを構築できるクラウドサービスです。
  10. 10. kintoneとは ▌Webデータベース  Web画面でテーブル設計  CRUD操作  プロセス管理  履歴管理  トリガー処理  レコードにコメント ▌コミュニケーションツール  スレッド式掲示板  個人的なつぶやき ▌カスタマイズ・システム連携  REST API  JavaScript API
  11. 11. 脱線(主観に基づくkintoneの技術的な面白いポイント) ▌ マルチテナントアーキテクチャ  クラウドサービスを提供している各社、様々な方式で実現していて興味深い ▌ スキーマレスDBをどのようにRDBMS上に構築するか  これも各社色々なアプローチで頑張っていておもしろい ▌ RDBMSプランナとの戦い  MySQLパフォーマンスチューニング。それだけでおもしろい ▌ 肥大化するJSコードとの戦い方  Google Closure Tools ▌ 大規模開発に対するもろもろの知見  Java 26万行、JavaScript 40万行
  12. 12. そちらに興味がある方はあとでお声がけください 今後、そのあたりの設計についても 大阪で楽しく話したいです
  13. 13. kintoneのチーム内活用(Webデータベース) ▌課題管理 (issue tracker/bug tracker)  Webデータベース機能を使って、 自分達の開発プロセスにあった課題管理システムを構築 ▌バックログ・仕様書・テストケース管理  自分たちの要件にあったフィールドを追加して管理
  14. 14. kintoneのチーム内活用(コミュニケーションツール) ▌ 分報  SNS機能を使って 自分の業務の状況を伝える  他のメンバーの状況を ゆるやかに知る  Webデータベースと 統合されているため、 IDを書くとリンクになる ▌ Jenkins先生  世間でよくあるIRC Bot的運用
  15. 15. よくあるIT企業のコミュニケーションツールとの比較 職場 対面 メール IP Msg チャットツール ITS/BTS バージョン管理 よくある IT企業 ○ ○ ○ Chatwork Slack Redmine Backlog GitLab サイボウズ ○ × × Github Enterprise ▌開発内ではメールを全く使わない  一般的な会社では決定事項とかはメールで まとめてMLに投げる運用が多い ▌開発のコミュニケーションのほとんどがkintone上に集約されている  PMとの仕様検討、QAからの問い合わせ、サポートからの調査依頼
  16. 16. 情報が一か所に集まることのうれしさ ▌全文検索  業務で困ったときはとりあえず全文検索すれば雑談、仕様書、議事 録がまとめて検索できる 雑談が全文検索で引っかかるの重要! 仕様書には結果だけが残る 経緯や苦悩の過程はだいたい雑談にだけ残る  社内全文検索サーバー構築しているところありますか? 意気込んで構築したけど尻すぼみになっている会社も多いのでは
  17. 17. kintoneのチーム内活用(まとめ) ▌開発・運用にかかわる文書管理・課題管理・相談・雑談を すべてkintone上で行っている  kintone を開発・運用するために kintone が必要不可欠な状態  ドッグフーディングであり、セルフホスティングに近い
  18. 18. KAIZEN文化
  19. 19. KAIZENとは ▌改善  悪いところを改めて良くすること。  前向きに仕事をしていくなら当たり前のこと。
  20. 20. KAIZEN文化とは ▌改善は誰がするのか  ボス?マネージャー?リーダー?  困っている人が自分でやればいい? ▌悪いところを認識し、直すことができるのは誰かではなく自分たちだ!  誰かの改善を待つのでなく、自分たちで取り組んでいく  いわゆる前向きで自律的なチームを目指していく姿
  21. 21. 誰だって簡単にできるなら自律的なチーム作りたい! けど、そういうチームを作るのは簡単じゃない。 チームから自律的な行動を引き出し 文化にするための取り組みがいる。
  22. 22. KAIZEN文化の理想的な姿 ▌5Wで整理するとこんな感じ  Why チームの理想に近づけると思うから  When 計画的に時間をとって  Where 仕事のできる場所で  Who 開発メンバー自身で  What 自分たちが共感できる悪い所のKAIZENをする
  23. 23. KAIZEN文化を理想に近づける取り組み ▌Why チームの理想に近づけると思うから チームワーク・理想の考え方 ▌When 計画的に時間をとって KAIZEN DAY ▌Where 仕事のできる場所で KAIZEN合宿, リモートワーク ▌Who 開発メンバー自身で KPT ▌What 自分たちが共感できる悪い所のKAIZENをする ドッグフーディング
  24. 24. KAIZEN文化を理想に近づける取り組み ▌Why チームの理想に近づけると思うから チームワーク・理想の考え方 ▌When 計画的に時間をとって KAIZEN DAY ▌Where 仕事のできる場所で KAIZEN合宿, リモートワーク ▌Who 開発メンバー自身で KPT ▌What 自分たちが共感できる悪い所のKAIZENをする ドッグフーディング
  25. 25. チームワーク・理想の考え方 ▌サイボウズはチームワークの会社  チームワークあるところサイボウズあり  グループウェアの開発、販売、運用 ▌サイボウズの考える基本法則  「人間は理想に向かって行動する」  理想と現状があり 人はそのギャップを埋めるために行動する。  満腹という理想があり、現状が空腹であれば そのギャップを埋めるために食べるという行動をとる
  26. 26. 今日おつたえしたいこと(再掲) 自分たちの理想を説明し、すり合わせ、周囲の共感と理解を得よう。 そうやって自分たちが理想に向かっていくための時間を確保しよう。
  27. 27. KAIZEN文化を理想に近づける取り組み ▌Why チームの理想に近づけると思うから チームワーク・理想の考え方 ▌When 計画的に時間をとって KAIZEN DAY ▌Where 仕事のできる場所で KAIZEN合宿, リモートワーク ▌Who 開発メンバー自身で KPT ▌What 自分たちが共感できる悪い所のKAIZENをする ドッグフーディング
  28. 28. KAIZEN DAY ▌1~2ヵ月に一回開催されるKAIZEN活動を行うための日  新機能提案のためのプロトタイプ  リファクタリング  優先度の低いドキュメントの整備  CI環境の整備 ▌リリース計画の繁忙期を縫って、きちんと開発計画に組み込まれている  KAIZENのために十分な時間があるわけではないが、 そのための時間が確保されていることでメンバーがプロジェクトを 前向きにとらえることができる  理想を表現し、共感を得るための場でもある
  29. 29. KAIZEN文化を理想に近づける取り組み ▌Why チームの理想に近づけると思うから チームワーク・理想の考え方 ▌When 計画的に時間をとって KAIZEN DAY ▌Where 仕事のできる場所で KAIZEN合宿, リモートワーク ▌Who 開発メンバー自身で KPT ▌What 自分たちが共感できる悪い所のKAIZENをする ドッグフーディング
  30. 30. KAIZEN合宿 ▌ 年に一度開催  一泊二日で普段のKAIZEN DAYでは対応できない 規模のタスクに取り組む  ひとつ屋根の下で共に行動することでチームの結束を固める ▌ なぜ合宿?  サイボウズはチームワークの会社  「世界中のチームワーク向上に貢献します」社長あいさつより  開発メンバーのチームワーク向上も、良い製品づくりに欠かせないと全員が認識  東京・大阪の2拠点にいる開発メンバーが顔を合わせる機会  それぞれのメンバーが、どういう事に課題意識を持っているか、 モチベーションをもっているのか深く知ることができる
  31. 31. KAIZEN合宿 ▌合宿の様子
  32. 32. ▌他部署にかんたんに納得してもらえるものではない  遊んでいると誤解されたり  平日だと障害対応に支障が出ると心配されたり  やめてほしいという話は当然でる ▌けれど、よい製品を作るために必要なことだと思ってるから 説明して理解を求めて、やる。  問い合わせ対応・障害対応に支障が出ないよう対策もする KAIZEN合宿
  33. 33. KAIZEN文化を理想に近づける取り組み ▌Why チームの理想に近づけると思うから チームワーク・理想の考え方 ▌When 計画的に時間をとって KAIZEN DAY ▌Where 仕事のできる場所で KAIZEN合宿, リモートワーク ▌Who 開発メンバー自身で KPT ▌What 自分たちが共感できる悪い所のKAIZENをする ドッグフーディング
  34. 34. リモートワーク ▌誰でもできる  在宅勤務は東京・大阪のメンバー全員が自由にできる 天候不順、家事、育児、私用etc  kintoneにコミュニケーションを集約しているので オフィスにいなくてもそれほど困らない ▌自社製品の思想  時間や場所にとらわれない働き方の実現に資するか ドッグフーディングしているという側面も
  35. 35. KAIZEN文化を理想に近づける取り組み ▌Why チームの理想に近づけると思うから チームワーク・理想の考え方 ▌When 計画的に時間をとって KAIZEN DAY ▌Where 仕事のできる場所で KAIZEN合宿, リモートワーク ▌Who 開発メンバー自身で KPT ▌What 自分たちが共感できる悪い所のKAIZENをする ドッグフーディング
  36. 36. KPT ▌Keep, Problem, Try  いわゆる振り返りフレームワーク  良かったところ、悪かったところ、改善のためのアクションを自分たちで考え、 取り組んでいく。 ▌チームの運用  kintoneチームでは二週間に一度振り返りを行う 自分たちで問題を認識し、改善していく意識が養われる 比較的短いサイクルでしているのでタイミングを逃してやらなくなる…という事がない  このKPTの記録にも kintone を使っている
  37. 37. KPTの風景
  38. 38. KAIZEN文化を理想に近づける取り組み ▌Why チームの理想に近づけると思うから チームワーク・理想の考え方 ▌When 計画的に時間をとって KAIZEN DAY ▌Where 仕事のできる場所で KAIZEN合宿, リモートワーク ▌Who 開発メンバー自身で KPT ▌What 自分たちが共感できる悪い所のKAIZENをする ドッグフーディング
  39. 39. ドッグフーディング ▌kintoneチームは開発にかかわる 文書管理・課題管理・相談・雑談をすべてkintone上で行っている  開発したものはリリース前にドッグフーディング環境に適用される  不具合、パフォーマンスの劣化が起きると自分たちの業務に 直接影響があるので共感をもって対応できる  新機能のアイデアも日常使いするからこそ実用的なものが出てくる
  40. 40. ドッグフーディング ▌自分たちで作ったものをドッグフーディングできるのは幸せなこと  共感・愛着をもって改善に取り組んでいける ▌デメリットもある  問題を回避する使い方が身についてしまう  自分たちの使わない機能に対して、実態以上に軽んじてしまう
  41. 41. これらがうまく回ってる理由
  42. 42. 今日おつたえしたいこと(再掲) 自分たちの理想を説明し、すり合わせ、周囲の共感と理解を得よう。 そうやって自分たちが理想に向かっていくための時間を確保しよう。
  43. 43. これらがうまく回ってる理由 ▌チームで理想を共有している  自分たちで製品を改善していく  リファクタリングはするべき  自動テストは回していくべき ▌名前を付けてリソースを確保した  改善活動をKAIZENと名付け、 優れた製品開発に必要なものとしリソースを確保した  KAIZEN合宿など理解を得にくい活動も チームが必要と感じた施策はその価値を丁寧に周囲に説明する
  44. 44. これらがうまく回ってる理由 ▌ドッグフーディング可能なドメインだった  Google, Facebook, Qiita, Cookpad, …etc ドッグフーディング可能なドメインのサービス開発は それだけで他ドメインのサービス開発より有利 ▌メンバー全員がチームのルールに従っている  例えば分報はボス、キーマン全員が取り組まないと崩壊する  書き込むのが好き・嫌いとかに左右されないような 朝の挨拶、作業に着手といった最低限の事だけをルールにしている  全員が公開されたスペースに書き込むので風通しの良さが生まれる
  45. 45. まとめ サイボウズ株式会社
  46. 46. まとめ ▌自社製品を使って自分たちの開発・業務を回している ▌KAIZEN文化を維持するための様々な取り組みを行っている ▌開発の理想を共有している ▌価値を周囲に説明する ▌名前を付けて改善するためのリソースを確保する
  47. 47. 今日おつたえしたいこと 自分たちの理想を説明し、すり合わせ、周囲の共感と理解を得よう。 そうやって自分たちが理想に向かっていくための時間を確保しよう。
  48. 48. 以上
  49. 49. 以上
  50. 50. 以上
  51. 51. 以上

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