SlideShare uma empresa Scribd logo
1 de 8
Baixar para ler offline
RxTStudy #14
パネルディスカッション
Redmineの未来を考える
- 機能・運用・コミュニティ -
株式会社 SRA
阪井 誠
講演1「2015年に追加されたRedmineの新機能と
これからのRedmine」
ファーエンドテクノロジー株式会社 前田剛さん
• 2015年2月リリースのRedmine 3.0から12月リ
リースの3.2で追加された新機能(290チケット)の
うち特に有用なものをピックアップ
– パスワード有効期限、許可/禁止拡張子、CSV、デフォルトステータス、新
しいチケットステータス、デフォルトバージョン、一覧合計値、親子独立、
説明欄のフィルタ、親・子フィルタ、ガントチャート日付、レスポンシブ、
ページネーション、プロフィールのチケットリンク、フィルタのグループ化、
チケット注記拡大、前後アクセス
• 次期feature releaseであるRedmine 3.3(59チケッ
ト)とRedmine本体の開発の状況を紹介
– 循環参照エラー、チケットの注記のみ、セキュリティメール、新追加ボタン、
コード挿入ボタン、
– チケットは開発の元
講演2:Redmineチューニングの実際と限界
~ 200万チケットでもサクサクなRedmineの作り方 ~
追補改訂版
(株)島津ビジネスシステムズ 赤羽根州晴さん
• 株式会社島津製作所グループの業務システム100
種200人の開発運用事例
– 6.5年運営、400ユーザー、140プロジェクト、18万チケット、3,000チケット発行/
月、チケット完了率95%、VCS 80リポジトリ、20,000コミット/年、主要画面の平
均応答時間 0.1秒、MTBF 7,000時間、MTTR 17時間、稼働率 99.8%
• 発生した問題、解消方法、各種設定、チューニング、
性能計測を紹介
– ボトルネックの発見と解消:通信、情報量、電子計算、永続化アルゴリズム=>
安定、安全、信頼
– 200万チケット:Redmine3.2+Ru2.2_oobgc+SSD最強(2.3も速かったけど)
– 不要なプラグインは抜く、全文検索はきつい、青くならずに赤くなる、「サン」
講演3 「工数管理システムとしてのRedmine」
あきぴーさん
利用場面: 受託開発案件のタスク管理、障害管理やインシデント管理、
サポートデスク
• 単なるタスク管理だけでなく実績工数を管理
– 要件システム保守案件
– 実費請求案件
• 月末の請求書の整合
– 工数委託社員
=>どのように実現して運用すれば効果的なのか
• 人別、タスク別、日別に集計
– One Matter, One Ticket
– WorkTimeプラグイン
– レポート画面で工数明細
– チケット一覧で合計の実績工数
• うまく運用できていない
– 工数の2重入力:一括インポートしたい
– 親子チケットの工数入力が面倒
– 月次締めの概念がない
講演4「組込み開発現場でのRedmine活用事例」
50_Kenzoさん
• 小規模かつ技術的難度が高めな開発現場での
Redmineの活用事例
– 課題管理:意外とRedmineいけるやん
=>課題を順番に挙げていくと切り分けできる
• どこから手を付けていいかわからない
=>苦しんだ足跡を利用できる(業務の引き継ぎ、新人の育成)
• Redmineの利用が広がる
– 過去プロジェクト、多プロジェクトのチケットを参照
– 担当プロジェクト以外のメンバーとのチケットのやり取り、
フォローが増えてきた
Redmineの未来
• 機能
– 期待する方向性
– ユーザーが協力できること
Redmineの未来
• 運用
– ベストプラクティス
– あかんやつ
Redmineの未来
• コミュニティ
– ユーザのひろがり
• どのようにつながるか
– ビジネスのひろがり
• 健全な市場の育成方法

Mais conteúdo relacionado

Mais de Makoto SAKAI

SQiP20222投稿応援フォーラム「開発現場で役立つ論文の書き方のお話」
SQiP20222投稿応援フォーラム「開発現場で役立つ論文の書き方のお話」SQiP20222投稿応援フォーラム「開発現場で役立つ論文の書き方のお話」
SQiP20222投稿応援フォーラム「開発現場で役立つ論文の書き方のお話」Makoto SAKAI
 
メールやチャットでも役立つテクニック
メールやチャットでも役立つテクニックメールやチャットでも役立つテクニック
メールやチャットでも役立つテクニックMakoto SAKAI
 
改訂版:開発現場で役立つ論文の書き方のお話
改訂版:開発現場で役立つ論文の書き方のお話改訂版:開発現場で役立つ論文の書き方のお話
改訂版:開発現場で役立つ論文の書き方のお話Makoto SAKAI
 
(講演資料)開発現場で役立つ論文の書き方のお話
(講演資料)開発現場で役立つ論文の書き方のお話(講演資料)開発現場で役立つ論文の書き方のお話
(講演資料)開発現場で役立つ論文の書き方のお話Makoto SAKAI
 
論理的思考力を身に着けるための論文研修
論理的思考力を身に着けるための論文研修論理的思考力を身に着けるための論文研修
論理的思考力を身に着けるための論文研修Makoto SAKAI
 
SS2019 エッジデバイス開発の難しさ
SS2019 エッジデバイス開発の難しさSS2019 エッジデバイス開発の難しさ
SS2019 エッジデバイス開発の難しさMakoto SAKAI
 
[Node-RED] ファンクションノードのデバッグどうしてる?
[Node-RED] ファンクションノードのデバッグどうしてる?[Node-RED] ファンクションノードのデバッグどうしてる?
[Node-RED] ファンクションノードのデバッグどうしてる?Makoto SAKAI
 
スクリプト言語入門 - シェル芸のすすめ - 第2回クラウド勉強会
スクリプト言語入門 - シェル芸のすすめ - 第2回クラウド勉強会スクリプト言語入門 - シェル芸のすすめ - 第2回クラウド勉強会
スクリプト言語入門 - シェル芸のすすめ - 第2回クラウド勉強会Makoto SAKAI
 
新技術で未来の扉を開け! - Node-REDの環境構築と社内導入 -
新技術で未来の扉を開け! - Node-REDの環境構築と社内導入 - 新技術で未来の扉を開け! - Node-REDの環境構築と社内導入 -
新技術で未来の扉を開け! - Node-REDの環境構築と社内導入 - Makoto SAKAI
 
Node-RED導入時の効果的な開発を考える
Node-RED導入時の効果的な開発を考えるNode-RED導入時の効果的な開発を考える
Node-RED導入時の効果的な開発を考えるMakoto SAKAI
 
プロのためのNode-RED再入門
プロのためのNode-RED再入門プロのためのNode-RED再入門
プロのためのNode-RED再入門Makoto SAKAI
 
Node-redでプロトタイピング
Node-redでプロトタイピングNode-redでプロトタイピング
Node-redでプロトタイピングMakoto SAKAI
 
プロジェクトを成功させるチケット管理
プロジェクトを成功させるチケット管理プロジェクトを成功させるチケット管理
プロジェクトを成功させるチケット管理Makoto SAKAI
 
Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点
Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点
Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点Makoto SAKAI
 
Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -
Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -
Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -Makoto SAKAI
 
複合主キーの扱い方
複合主キーの扱い方複合主キーの扱い方
複合主キーの扱い方Makoto SAKAI
 
UAS5 アジャイル開発に学んだアダプタブルウォーターフォール開発
UAS5 アジャイル開発に学んだアダプタブルウォーターフォール開発UAS5 アジャイル開発に学んだアダプタブルウォーターフォール開発
UAS5 アジャイル開発に学んだアダプタブルウォーターフォール開発Makoto SAKAI
 
チケットの利用による経験を活かした開発の可能性
チケットの利用による経験を活かした開発の可能性 チケットの利用による経験を活かした開発の可能性
チケットの利用による経験を活かした開発の可能性 Makoto SAKAI
 
効果的な XP の導入を目的としたプラクティス間の相互作用の分析
効果的な XP の導入を目的としたプラクティス間の相互作用の分析効果的な XP の導入を目的としたプラクティス間の相互作用の分析
効果的な XP の導入を目的としたプラクティス間の相互作用の分析Makoto SAKAI
 
「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ - 必要な時に必要なものを必要なだけ -
「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ - 必要な時に必要なものを必要なだけ -「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ - 必要な時に必要なものを必要なだけ -
「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ - 必要な時に必要なものを必要なだけ -Makoto SAKAI
 

Mais de Makoto SAKAI (20)

SQiP20222投稿応援フォーラム「開発現場で役立つ論文の書き方のお話」
SQiP20222投稿応援フォーラム「開発現場で役立つ論文の書き方のお話」SQiP20222投稿応援フォーラム「開発現場で役立つ論文の書き方のお話」
SQiP20222投稿応援フォーラム「開発現場で役立つ論文の書き方のお話」
 
メールやチャットでも役立つテクニック
メールやチャットでも役立つテクニックメールやチャットでも役立つテクニック
メールやチャットでも役立つテクニック
 
改訂版:開発現場で役立つ論文の書き方のお話
改訂版:開発現場で役立つ論文の書き方のお話改訂版:開発現場で役立つ論文の書き方のお話
改訂版:開発現場で役立つ論文の書き方のお話
 
(講演資料)開発現場で役立つ論文の書き方のお話
(講演資料)開発現場で役立つ論文の書き方のお話(講演資料)開発現場で役立つ論文の書き方のお話
(講演資料)開発現場で役立つ論文の書き方のお話
 
論理的思考力を身に着けるための論文研修
論理的思考力を身に着けるための論文研修論理的思考力を身に着けるための論文研修
論理的思考力を身に着けるための論文研修
 
SS2019 エッジデバイス開発の難しさ
SS2019 エッジデバイス開発の難しさSS2019 エッジデバイス開発の難しさ
SS2019 エッジデバイス開発の難しさ
 
[Node-RED] ファンクションノードのデバッグどうしてる?
[Node-RED] ファンクションノードのデバッグどうしてる?[Node-RED] ファンクションノードのデバッグどうしてる?
[Node-RED] ファンクションノードのデバッグどうしてる?
 
スクリプト言語入門 - シェル芸のすすめ - 第2回クラウド勉強会
スクリプト言語入門 - シェル芸のすすめ - 第2回クラウド勉強会スクリプト言語入門 - シェル芸のすすめ - 第2回クラウド勉強会
スクリプト言語入門 - シェル芸のすすめ - 第2回クラウド勉強会
 
新技術で未来の扉を開け! - Node-REDの環境構築と社内導入 -
新技術で未来の扉を開け! - Node-REDの環境構築と社内導入 - 新技術で未来の扉を開け! - Node-REDの環境構築と社内導入 -
新技術で未来の扉を開け! - Node-REDの環境構築と社内導入 -
 
Node-RED導入時の効果的な開発を考える
Node-RED導入時の効果的な開発を考えるNode-RED導入時の効果的な開発を考える
Node-RED導入時の効果的な開発を考える
 
プロのためのNode-RED再入門
プロのためのNode-RED再入門プロのためのNode-RED再入門
プロのためのNode-RED再入門
 
Node-redでプロトタイピング
Node-redでプロトタイピングNode-redでプロトタイピング
Node-redでプロトタイピング
 
プロジェクトを成功させるチケット管理
プロジェクトを成功させるチケット管理プロジェクトを成功させるチケット管理
プロジェクトを成功させるチケット管理
 
Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点
Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点
Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点
 
Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -
Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -
Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -
 
複合主キーの扱い方
複合主キーの扱い方複合主キーの扱い方
複合主キーの扱い方
 
UAS5 アジャイル開発に学んだアダプタブルウォーターフォール開発
UAS5 アジャイル開発に学んだアダプタブルウォーターフォール開発UAS5 アジャイル開発に学んだアダプタブルウォーターフォール開発
UAS5 アジャイル開発に学んだアダプタブルウォーターフォール開発
 
チケットの利用による経験を活かした開発の可能性
チケットの利用による経験を活かした開発の可能性 チケットの利用による経験を活かした開発の可能性
チケットの利用による経験を活かした開発の可能性
 
効果的な XP の導入を目的としたプラクティス間の相互作用の分析
効果的な XP の導入を目的としたプラクティス間の相互作用の分析効果的な XP の導入を目的としたプラクティス間の相互作用の分析
効果的な XP の導入を目的としたプラクティス間の相互作用の分析
 
「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ - 必要な時に必要なものを必要なだけ -
「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ - 必要な時に必要なものを必要なだけ -「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ - 必要な時に必要なものを必要なだけ -
「なんで?」と「自分だったら」が属人化を防ぐ - 必要な時に必要なものを必要なだけ -
 

パネル:Redmineの未来を考える