1. 具体的な施策の概要
平成 24 年度
重点プラン
☆がんばる経済活動への支援
町政執行方針 当別町には開拓以来、良質な農産物を数多く生産してき
た「知恵」と「技術」があります。これに付加価値を生み
出すための「一歩踏み出す仕組み」が加わることで、農業
を基幹とした商業・工業の連携で町の経済が発展する型が
出来上がります。当別新産業活性化センターはこの仕組み
を目指し、昨年「とうべつブランデリ認証制度」をスター
トさせました。その狙いは「地産地消の推進」と町特産品
当別ダム・ＪＲ電化
の「全国への発信」にあります。
そして姉妹都市 25 周年 そのためのブランド特産品の研究、課題の整理や、生産
者、製造者と町内の各団体など様々な意見を出し合いなが
ら進めていきます。
今年、当別ダムは、40 年の歳月を経てついに完成し、 ●アンテナショップ・サテライトショップ等出展事業
治水と合わせて、水道用水の安定をもたらします。さらに ８７４万円
は、JR 学園都市線が電化開業となるなど、当別町にとっ ●ふれあいホール運営協議会負担金 １００万円
て開拓当初から念願であった川と交通の重要な社会資本整 ●当別新産業活性化センター負担金 ６６６万円
備が進み、札幌圏域の一員として地域活性化施策を強力に
推進していく年となります。
☆地域で見守り育てる福祉・教育環境の創造
スウェーデン王国レクサンド市との姉妹都市交流は 25
年目を迎えます。9 月にはレクサンド市で記念式典が予定 地域の福祉関係者などで構成する「当別地域ケア会議」
されていますが、これまで交流で培った町民の高い国際感 の中に「地域ネットワーク専門部会」を設置し、地域の見
覚と文化、先進的福祉や洗練された工業デザイン国という 守り活動、セーフティネットの強化につなげます。障がい
優れたスウェーデンのイメージに、本町の強みである農産 者や高齢者の農業就労の場及び子どもたちの農業体験を通
品を活用した「食」を織り交ぜ、当別町の魅力として内外 じた福祉教育の場づくりを応援します。また、高齢者の豊
に発信する事業を企画するなど、前進的な議論の年にすべ 富な経験と知識を活かすために、新しい仲間の出会いや新
きです。 しい役割を発揮できる「居場所と出番」のある環境とそれ
当別町民のコミュニティの高さを認識しつつ、これまで に積極的に参加できる体制づくりを進めます。
手がけてきた地域ブランドの創出、幼保一元化、福祉施策 昨年度から運営のはじまった「認定こども園当別夢の国
の充実、北海道医療大学との連携など、先進的な取組みを 幼稚園」との連携を強化して利用者の声も的確に反映でき
柔軟にかつスピーディーに目に見える形に実施していく平 る幼児教育施設を目指しています。
成 24 年度を目指します。 月 9 日定例町議会での町政執
（3
●特定健康診査・特定保健指導等保健事業 ３，４９８万円
行方針から） ●地域活動支援センター事業 １，０１２万円
●障害福祉サービス給付事業 ３３，０４１万円
●私立保育所運営事業 ５，０８４万円
2 うつくしいまち当別

2. 主要事業
■国際交流 ■災害への備え
9 月にレクサンド市で行われる姉妹都市提携 25 周年記 災害時の円滑な避難所運営や応急対策としての食料、生
念事業に、新たなまちづくりに意欲的な方、語学などを交 活用品の支給が行えるよう、必要な資機材を備蓄し、災害
流に活かしていける方を中心とした訪問団を編成し派遣し に関係する情報収集、伝達の通信基盤である「北海道総合
ます。 行政情報ネットワーク」の更新整備を行う。また、障害を
また、町民の方を対象にスウェーデン（レクサンド市） 持つ方などをいち早く支援するため、総合福祉センター（ゆ
の文化、語学などを学ぶ講演会を開催し、本町においても とろ）を福祉避難所として活用するための介護用品、衛生
交流 25 周年を祝う機運を高めます。 用品などの備蓄や収納場所を確保します。
●姉妹都市提携 25 周年記念事業 １，
新規 ４８８万円 ●防災資機材等備蓄事業 ２００万円
新規
●北海道総合行政情報ネットワーク更新整備事業２４３万円
新規
●福祉避難所整備事業 １５０万円
■道路河川の整備 前年比
16％↑
↑
老朽化の進む道路橋に対して長寿命化修繕の計画を策定し
予防的な修繕を進め、町道の部分改修と合わせて安全性を確
保します。 ■少子化対策戦略プラン 新 規
●橋梁長寿命化事業 １，０００万円 出生数の減少と人口減少における対策として、住民意識
●町道十五線部分改修事業 １，
新規 ９００万円 を踏まえ、教育、福祉の分野にとどまらない幅広い連携と
調整で、新たな少子化対策の推進を図ります。
●少子化対策推進事業 ４０５万円
■住民意識調査 ■まちの魅力ＰＲパンフレット等作成
■子どもにやさしい施設整備
■乳児を持つ家庭への町指定ゴミ袋の無償交付
2012 年 4 月号 3