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Semelhante a IIJmio meeting 28 5G SAについて (20)
Mais de techlog (Internet Initiative Japan Inc.) (20)
IIJmio meeting 28 5G SAについて
- 1. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc.
IIJmio meeting 28
5G SAについて
株式会社インターネットイニシアティブ
大内 宗徳
- 2. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 2
はじめに
2020年になり海外キャリアでSA(スタンドアローン)方式の
5Gサービスが開始され始めました。また、日本の各キャリア
も2021年からSA方式でのサービス開始を発表しています。
更に、企業向けで期待が集まっている日本のローカル5Gで
もSA方式の利用が検討されています。本セッションでは、こ
の5G SAに関する概要を紹介します。
• スピーカー
• 大内 宗徳
• IIJ MVNOにおける新サービス開発のための5Gを中心とし
た新技術の調査/検証/導入を担当
• フルMVNOサービス、eSIMサービスの立ち上げに参画
• IIJmio meeting 5,6,7,8,10,11,12,14,19,27 で
トークセッションを担当
- 3. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 3
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5G SAの特徴
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 4. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 4
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5Gで目指しているもの
• 4G vs 5G
• 5G SA(Stand-Alone)
• 5G NSA vs SA
• 5G SAの特徴
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 5. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 5
5Gに関して - 5Gで目指しているもの
• 5Gでは3つの異なる特徴の機能を実現することに目標が置か
れていた
出典: ITU News Magazine No. 2, 2017, Forging paths to IMT-2020 (5G)
(超高速)
(IoT多数同時接続) (高信頼/低遅延)
- 6. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 6
5Gに関して - 4G vs 5G
• 4Gはモバイルブロードバンド(高速通信)に特化。一方、5Gでは1ネットワーク
で3つの機能を実現するためにスライスという新しい概念を導入
MBB/モバイルブロードバンド
スライス
4G
5 G
eMBB/超高速
URLLC/高信頼、低遅延
mMTC/IoT多数同時接続
- 7. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 7
5Gに関して - 5G SA(Stand-Alone)
• 5Gで実現したい機能を実装したネットワークが5G SA(Stand-Alone)
• しかし、仕様策定からすべての要素の入れ替えには長い時間が必要
4G
5G SA
MME
SGW
HSS
PGW
AMF
UPF
SMF
AUSF
UDM
UDR
NSSF
NRF
PCF
PCRF
OCS
SMF
UPF
SMF
UPF
(Stand-Alone)
eNB
gNB
- 8. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 8
5Gに関して - 5G NSA vs SA
• 5GのeMBB(超高速)に限定し、4Gを利用することで5G機能の一部を早期
に実現したものが、5G NSA(Non-Stand-Alone)方式
4G+
5G NSA
5G SA
eNB
gNB
gNB
eMBB/超高速
URLLC/高信頼、低遅延
mMTC/IoT多数同時接続
eMBB/超高速
NSAについては前回のIIJmio meeting 27で紹介
- 9. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 9
5Gに関して - 5G NSA vs SA
• 4G周波数不要で、5Gのフル機能が活用できる本命の
5G SA(Stand-Alone)方式の導入が海外キャリアで開始され始めた
• T-Mobile Launches World’s First Nationwide Standalone 5G Network, August 04,
2020
https://www.t-mobile.com/news/network/standalone-5g-launch
国内オペレータでも2021年度以降の導入を発表している
5G SA
gNB
eMBB/超高速
URLLC/高信頼、低遅延
mMTC/IoT多数同時接続
M2M/IoT分野で高信頼、低遅延での活用が期待されている
加入者認証でのセキュリティーも強化された
- 10. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 10
(IIJmio meeting 27 の資料再掲) 5Gの今後
• 5Gエリアの改善
• 「第5世代移動通信システム(5G)及びBWAの高度化に関する技術的条件」
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000433.html
-> 4G周波数の5G転用が可能になり5Gエリアが広がる可能性あり
( 注 意 点 ) 5 G の 特 長 の 1 つ で あ る 超 高 速 通 信 は 、 帯 域 幅 の 広 い
3.7/4.5/28GHz 帯 を 用 い る こ と で 実 現 。 既 存 バ ン ド を 5 G 化 し て も
3.7/4.5/28GHz帯と組み合わせて使用しない場合には、通信速度は従来の4
Gと同等程度になることが予想されることから、ユーザーが性能を誤認しないように
配慮が必要であると指摘されている
• 5G SAへの移行
• 5G機能をフル活用が可能に
• URLLCの利用-> IoT/産業向けとしての活用
• eMBB(超高速)は変化なし -> スマホユーザでは変化は感じらない
• 5GのIoTデバイス向け対応
• 5G仕様はeMBB寄りの最適化がされて小型IoTデバイス向けではない
• 低消費電力機器向けの無線仕様が検討中
- 11. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 11
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5G SAの特徴
• URLLC(高信頼、低遅延)実現のポイント
• 新しい無線方式の導入
• 新たな5Gシステムの導入
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 12. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 12
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5G SAの特徴
• URLLC(高信頼、低遅延)実現のポイント
• 新しい無線方式の導入
• 新たな5Gシステムの導入
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 13. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 13
5G SAの特徴 – URLLC(高信頼、低遅延)実現のポイント
• 5G SAでURLLC(高信頼、低遅延)を実現において下記が重要
gNB
5GC
新しい無線方式導入
- 無線区間の高速化
- 無線区間の低遅延化
新しい5Gシステムの導入
- 低遅延構成を実現しやすく
(注) 3GPP Rel.15 の時点での重要なポイント。Rel.16では更にURLLCが強化されている
+
- 14. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 14
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5G SAの特徴
• URLLC(高信頼、低遅延)実現のポイント
• 新しい無線方式の導入
• 無線区間の高速化
• 無線区間の低遅延化
• 新たな5Gシステムの導入
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 15. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 15
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5G SAの特徴
• URLLC(高信頼、低遅延)実現のポイント
• 新しい無線方式の導入
• 無線区間の高速化
• 無線区間の低遅延化
• 新たな5Gシステムの導入
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 16. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 16
新しい無線方式の導入 – 無線区間の高速化 - 1
• 端末と5G基地局(gNB)の通信に、NR(New Radio)方式を導入した
• NRで利用可能な周波数帯/周波数幅の拡張によって高速化を実現
gNB
変更点ポイント
1) 利用可能な周波数を大幅に拡張
- 450MHz–6000MHz : FR1(Frequency Range 1) (* 3GPP Rel. 15)
- 24.25GHz-52.6GHz : FR2 (NRで新たに使えるように。ミリ波)
2) 扱える周波数幅を拡張
- 1CCあたり FR1->最大100MHz (4Gの5倍)
FR2->最大400MHz
- 最大16 NR CCを束ねてのキャリアアグリゲーション(CA)
NR
5GC
- 17. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 17
新しい無線方式の導入 – 無線区間の高速化 - 2
• 実際に割り当てられている周波数
(引用) 5G実現に向けた総務省の取組み
http://www.kiai.gr.jp/jigyou/h31/PDF/0604p1.pdf
NR band
n77(n78内包):
3300-4200MHz
n78:
3300-3800MHz
n79:
4400-5000MHz
n257:
26.5-29.5GHz
次のページで説明
- 18. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 18
新しい無線方式の導入 – 無線区間の高速化 - 3
• ローカル5G向けで利用に可能になる予定の周波数
(引用)ローカル5G検討作業班報告書 概要(案)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000688562.pdf
NR band
n79:
4400-5000MHz
n257:
26.5-29.5GHz
- 19. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 19
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5G SAの特徴
• URLLC(高信頼、低遅延)実現のポイント
• 新しい無線方式の導入
• 無線区間の高速化
• 無線区間の低遅延化
• 新たな5Gシステムの導入
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 20. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 20
新しい無線方式の導入 – 無線区間の低遅延化 - 1
(引用) 新世代モバイル通信システム委員会, 技術検討作業班における検討状況 https://www.soumu.go.jp/main_content/000536171.pdf
- 21. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 21
新しい無線方式の導入 – 無線区間の低遅延化 - 2
データ
周波数幅
4G 20MHz
時間
データ
周波数幅
5G 100MHz
• Short TTIのみ切り出して抜粋した概念図
• 広大な帯域幅(高速化)を利用し、データの無線区間での転送時間を短縮
- 22. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 22
新しい無線方式の導入 – 無線区間の低遅延化 - 3
(引用) 新世代モバイル通信システム委員会, 技術検討作業班における検討状況 https://www.soumu.go.jp/main_content/000536171.pdf
LTE =>
FR1 =>
FR2 =>
が使われ
ている
- 23. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 23
新しい無線方式の導入 – 無線区間の低遅延化 - 4
D D D D D D D F U U30kHz
Semi-
Static
TDD
5msec 5msec
0.5msec(1スロット)
D D D D D D D F U U
1 フレーム
D D D D D D F F F F U U U U
UL->DLの
ガード部分
14シンボル
無線区間データ転送では頻繁にエラーが発生 -> エラー訂正機能が重要(LDPC, ACK/NACK)
基地局がDで送ったデータが端末側で正常受信したか確認結果が分かるのはUでACK/NACK受
け取ることで、それまでは送信完了とみなされない。
失敗した場合 -> 次のDで再送する。再度受信確認するまでに時間がかかる
データ転送完了に時間がかかる => 低遅延化が実現できない
対策: 1) 受信応答間隔を縮める -> D/U短時間で切り替え(Dynamic TDD実装がある?)
5G NR TDD における低遅延の実現について-> https://www.soumu.go.jp/main_content/000536167.pdf
2) 受信エラー確率を下げる -> NRで導入された qam64LowSE 変調利用
(ただし最大スループットが低下)
• TDD低遅延化には受信応答確認(ACK/NACK)までの時間の短縮も必要
- 24. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 24
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5G SAの特徴
• URLLC(高信頼、低遅延)実現のポイント
• 新しい無線方式の導入
• 新たな5Gシステムの導入
• 低遅延化が実現容易なシステム構成
• セキュリティーの強化
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 25. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 25
5G SAの特徴 - 新たな5Gシステムの導入 - 1
• 新たな5Gシステム導入でのエンドユーザ観点で見た場
合ポイント
1) 低遅延化が実現容易なシステム構成
• コントロールプレーン(CP)とユーザプレーン(UP)の分離
• ノードの柔軟な配置が可能に
2) セキュリティーの強化
• 4Gシステムでは、セキュリティー観点で根本的な問題を
抱えていた
• この部分を新たな仕組みで導入して解消
- 26. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 26
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5G SAの特徴
• URLLC(高信頼、低遅延)実現のポイント
• 新しい無線方式の導入
• 新たな5Gシステムの導入
• 低遅延化が実現容易なシステム構成
• セキュリティーの強化
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 27. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 27
新たな5Gシステムの導入 - 1) 低遅延化が実現容易なシステム構成 - 1
• 5G SAを実現しているシステム構成
(引用) 3GPP TS 23.501
(注) 5G SA基地局 Data Network
インターネットやサーバなど
- 28. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 28
新たな5Gシステムの導入 - 1) 低遅延化が実現容易なシステム構成 - 2
• 4Gノードを理解している前提で、4Gノードとの5Gノードとのマッピング
SGW
PGW
eNB
PCRF
MME
HSS
(引用) 3GPP TS 23.501
- 29. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 29
新たな5Gシステムの導入 - 1) 低遅延化が実現容易なシステム構成 - 3
• ユーザデータ(UP)の流れる場所
SGW
PGW
eNB
PCRF
MME
HSS
(引用) 3GPP TS 23.501
ユーザデータ
- 30. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 30
新たな5Gシステムの導入 - 1) 低遅延化が実現容易なシステム構成 - 4
• 認証や移動制御などの制御系データ(CP)
SGW
PGW
eNB
PCRF
MME
HSS
(引用) 3GPP TS 23.501
制御系のデータ
- 31. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 31
新たな5Gシステムの導入 - 1) 低遅延化が実現容易なシステム構成 - 5
• CP/UP分離によるシステム構成例
SGW
PGW
eNB
PCRF
MME
HSS
(引用) 3GPP TS 23.501
制御系の部分は
遠隔地のデータ
センターに設置
ユーザデータ
エンドユーザに拠点にすべて設置することで
物理距離による影響を受けずに低遅延で
DN(サーバ)にアクセス可能に!
- 32. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 32
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5G SAの特徴
• URLLC(高信頼、低遅延)実現のポイント
• 新しい無線方式の導入
• 新たな5Gシステムの導入
• 低遅延化が実現容易なシステム構成
• セキュリティーの強化
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 33. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 33
新たな5Gシステムの導入 - 2) セキュリティーの強化
• 4Gまでは初回接続時等に加入者識別ID(IMSI)が、暗号化されないまま無
線区間を流れてしまう問題がある
• これを利用した加入者トラックングやサービス拒否攻撃などの手法が知られている
https://www.ndss-symposium.org/wp-content/uploads/2018/02/ndss2018_02A-3_Hussain_paper.pdf
• 5G SAでは接続要求時に、IMSIを暗号化可能なSUCI(SUbscription
Concealed Identifier)という識別子が新たに導入されている
• 無線区間を傍受してもIMSIの特定が不可能に
• IMSI暗号化に公開鍵暗号を利用しているため、5G SA対応SIM開発が必要
(重要) 既存の4G/5G NSA対応SIMでは暗号化機能は利用できない!
• SUCI詳細 -> 3GPP TS 23.003
(例)
• IMSI(15桁の数字): 44003 0000000001
• 後半の赤の部分がSIMを利用して暗号化される
• SUCI(暗号化あり):
0-440-03-0-1-1-
3024C3D75AD45C08A4AFC2DA4A76CCE9239797B50E077281D386E1F5435AF9286AA3F3
C6693243701D5470E0DF
- 34. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 34
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5G SAの特徴
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 35. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 35
IIJの5G SAに関する取り組み - 1
• 2020年初頭から5G SAをE2Eで検証可能な社内ラボ
構築に着手
• 目的
• 5G SAを利用するローカル5G向けの製品評価
• 将来の5G SA フルMVNO接続を見越して動作検証
• 5G SA技術的知見を得て、今後のサービス開発を加
速させるため
• 技術実証のためのデモ環境構築
- 36. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 36
IIJの5G SAに関する取り組み - 2
• IIJ内に5G SAをE2Eで検証可能なラボを構築
gNB SA対応
-R&D基地局
SA対応端末
-商用製品
5GC #2
商用製品
5GC #1
R&D製品
5GC #3
free5GC
電波暗箱(シールドボックス)
シミュレータ(SA端末+基地局)
-商用製品
- 37. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 37
IIJの5G SAに関する取り組み - 3
• R&D向けのソフトウェア無線ベースの基地局を利用
gNB SA対応
-R&D基地局
SA対応端末
-商用製品
5GC #2
商用製品
5GC #1
R&D製品
5GC #3
free5GC
電波暗箱(シールドボックス)
シミュレータ(SA端末+基地局)
-商用製品
ローカル5Gで新たに利用可能になる
n79(4.8-4.9GHz)を利用したスペア
ナでの表示
- 38. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 38
IIJの5G SAに関する取り組み - 4
• 端末は市販品(スマホ,CPE,Wi-Fiルータ)を利用
gNB SA対応
-R&D基地局
SA対応端末
-商用製品
5GC #2
商用製品
5GC #1
R&D製品
5GC #3
free5GC
電波暗箱(シールドボックス)
シミュレータ(SA端末+基地局)
-商用製品
5G NSAとSAで5Gピクト表示が同じなので
SA接続かがわかりにくい
- 39. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 39
IIJの5G SAに関する取り組み - 5
• R&D用コアは端末挙動を確認したい際に利用
gNB SA対応
-R&D基地局
SA対応端末
-商用製品
5GC #2
商用製品
5GC #1
R&D製品
5GC #3
free5GC
電波暗箱(シールドボックス)
シミュレータ(SA端末+基地局)
-商用製品
端末を接続させるために必要最小限の機能
しか実装されてないので、問題発生時の比
較検証用に活用
- 40. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 40
IIJの5G SAに関する取り組み - 6
• E2Eでの5GC商用製品の評価
gNB SA対応
-R&D基地局
SA対応端末
-商用製品
5GC #2
商用製品
5GC #1
R&D製品
5GC #3
free5GC
電波暗箱(シールドボックス)
シミュレータ(SA端末+基地局)
-商用製品
- 41. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 41
IIJの5G SAに関する取り組み - 7
• オープンソースソフトの free5GC も評価中
gNB SA対応
-R&D基地局
SA対応端末
-商用製品
5GC #2
商用製品
5GC #1
R&D製品
5GC #3
free5GC
電波暗箱(シールドボックス)
シミュレータ(SA端末+基地局)
-商用製品
https://www.free5gc.org/
商用製品がまだ高価なため、コアの低価格で
の調達ができないか検討の一環で評価を実
施
=>商用利用はまだまだ厳しいのが現状
NPO法人ブロードバンド・アソシエーション内に
ローカル5G普及研究会が5月に設立され、
その枠組でfree5GC開発を加速化させる方
向なのでそこで協調することに
(参考)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2005/22/news133.html
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2006/15/news128.html
- 42. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 42
IIJの5G SAに関する取り組み - 8
• オープンソース貢献の一環でフィードバック実施したもの
分類 内容 Issue/Pull request 状態
バグ/実装
漏れ
PDUセッションタイプIPv4v6
非対応
https://github.com/free5gc/free5gc/issues/72 v3.0.3で修正された
機能リクエス
ト
PCOでDNSサーバアドレス
要求
https://github.com/free5gc/free5gc/issues/77 v3.0.3で修正された
バグ QoS関連 https://github.com/free5gc/free5gc/issues/100 本家からbugタグついた
バグ/実装
漏れ
QoS関連 https://github.com/free5gc/free5gc/issues/101 本家からbugタグついた
機能リクエス
ト
TUAK認証のサポート https://github.com/free5gc/free5gc/issues/93 本家からenhancementタグついた
バグ
SUCIの復号結果が間違っ
ている
https://github.com/free5gc/util_3gpp/pull/1 プルリク上げた
機能リクエス
ト
5GMM: Configuration
update command で時
刻同期
https://github.com/free5gc/free5gc/issues/113 リクエストを上げた
バグ NASヘッダが間違っている https://github.com/free5gc/amf/pull/5
マージされなかったが
v3.0.3?で修正済み
バグ エラーハンドリングの修正 https://github.com/free5gc/amf/pull/6 マージされた
- 43. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 43
IIJの5G SAに関する取り組み - 9
• シミュレータはコアネットワーク評価用として活用
gNB SA対応
-R&D基地局
SA対応端末
-商用製品
5GC #2
商用製品
5GC #1
R&D製品
5GC #3
free5GC
電波暗箱(シールドボックス)
シミュレータ(SA端末+基地局)
-商用製品
-無線信号出すものではない
-5GCの基本動作の評価
-実機だと再現が難しい環境の試験
-無線経由で端末だと安定しにくい負荷試験
-デモ環境構築用で活用(次のページ)
- 44. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 44
IIJの5G SAに関する取り組み - 10
• ローカルでの低遅延処理を活用したデモ環境を構築
gNB SA対応
-R&D基地局
SA対応端末
-商用製品
5GC #2
商用製品
5GC #1
R&D製品
5GC #3
free5GC
電波暗箱(シールドボックス)
シミュレータ(SA端末+基地局)
-商用製品
- 45. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 45
IIJの5G SAに関する取り組み - 11
• 遠隔拠点にコア、ローカルにUPF置き低遅延処理デモ環境を構築
5GC #2IIJ本社(飯田橋)
IIJ 白井データ
センターキャンパス
シミュレータ
(SA端末+基地局)
Leap Motion
ハンドモーションキャプチャ
PC (USB<->IP)
Leap motionからUSB over IP
(100+Mbps)でリアルタイム収集した
データを処理し、手(指)の動きをリアルタ
イムで可視化
UPF
コア本体は本社に、データの出口
となるUPFを白井DCC内に設置
し、ローカル分散処理を実現
MECサーバ相当
画像引用 https://www.ultraleap.com/
- 46. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 46
IIJの5G SAに関する取り組み - 12
• Leap Motionを使った低遅延のリアルタイムデモ - 1
- 47. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 47
IIJの5G SAに関する取り組み - 13
• Leap Motionを使った低遅延のリアルタイムデモ - 2
- 48. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 48
IIJの5G SAに関する取り組み - 14
(参考) Leap Motionがどのようなものかはこちら参照
https://youtu.be/oZ_53T2jBGg
- 49. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 49
5G SAについて
• 5G SAのポイント
• 5Gに関して
• 5G SAの特徴
• IIJの5G SAに関する取り組み
• まとめ
- 50. © 2017 Internet Initiative Japan Inc.© Internet Initiative Japan Inc. 50
まとめ
本セッションでは
• 5G NSAとSA方式の対比
• 5G SAの特徴
• IIJの5G SAに関する取り組み
について解説しました。
引き続き、IIJでは技術実証を通じて、5Gを利用するビ
ジネス化の検討を加速させていきます