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Ayumu Inaba
Cloud Solution Architect
Microsoft Japan
Microsoft Azure
Reliability
1
Agenda
Well-Architected Framework
Azure におけるメンテナンス
スケールアウトと可用性
バックアップとリストア
サービスの接続性
まとめ
2
3
優れたアーキテクチャの必要性
クラウド活用のメリットを最大化するためには、対象クラウドを
理解して使いこなすことが重要
4
高いコスト効率 優れた弾力性 IT管理の簡略化
組み込まれた
フォールトトレラン
ス
迅速&グローバル
な展開
クラウドサービスの特徴と設計原則 クラウドサービスの種類と共同責任モデル
5
コスト
最適化
運用の
卓越性
性能
効率
信頼性
セキュリティ
アセスメン
ト
ドキュメント
リファレンス
アーキテク
チャ
設計原則
ガイド
Azure
Advisor
パートナー &
サービス オ
ファー
Well-Architected Framework とは
ベスト プラクティス・アセス
メント・技術ガイダンスを提
供する一連のリソース
お客様との長年にわたる数多くの経験に
基づいた Microsoft エンジニアの知見
を集結して一連の基本原則として整備
適用範囲が非常に広く、 Azure エンジニ
アは必ず知っておくべきノウハウ集であり
チェックリストにもなる
最大公約数的に整備されているため、適
用可否にはお客様やシステムごとに評価・
判断が必要
5
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/architecture/framework/
クラウド活用時に陥りがちな失敗例
6
✓ コストや使用状況
を監視していない
✓ 使われていないリ
ソースや孤立リ
ソースを把握して
いない
✓ 構造的な課金管
理を行っていない
✓ 問題識別が迅速
に行えていない
✓ 展開の自動化が
できない
✓ コミュニケーション
の仕組みやダッ
シュボードが存在
しない
✓ 期待や事業成果
が不明瞭
✓ イベントの根本原
因が追えていない
✓ 新規サービスの監
視を行っていない
✓ 現行ワークロード
の健全性を監視
していない
✓ スケーリングのた
めの設計が無い
✓ 技術やアーキテク
チャ選定での的確
なガイダンスが欠
如している
✓ リカバリーに関す
る機能や能力が
不明瞭
✓ データがバック
アップされていな
い
✓ ワークロードの健
全性を監視してい
ない
✓ リカバリーテストを
行っていない
✓ 災害対策を行って
いない
✓ アクセス制御を
行っていない
✓ セキュリティ脅威
の検出を行ってい
ない
✓ セキュリティ脅威
に対する対応方
針が不明瞭
✓ 暗号化処理を
行っていない
コスト最適化 運用の卓越性 性能効率 信頼性 セキュリティ
Well-Architected Framework の使い方
5つの観点から整備されたベストプラクティスに基づき、アセス
メントと改善を行う
7
✓ 運用・開発の両面
でコスト効率に優
れたクラウド環境
を設計
✓ 非効率的で無駄
なクラウド支出を
可視化
✓ DevOps や自動
化により開発と展
開のサイクルを高
速化
✓ 優れた監視アーキ
テクチャを整備し
障害を予兆検知
✓ 変動する需要に
応じた柔軟なス
ケーリングに対応
したアーキテク
チャを設計
✓ 性能とスケーラビ
リティを念頭にコ
スト効率を維持
✓ 様々なレベルでの
障害から適切にリ
カバリーするため
の設計
✓ 利害関係者や顧
客が要求する時
間内に、障害から
復旧できる設計
✓ 設計と実装から展
開と運用まで一貫
したセキュリティを
確保
✓ アプリケーション、
プロセス、組織の
文化にセキュリ
ティを組み込む
コスト最適化 運用の卓越性 性能効率 信頼性 セキュリティ
WAF の適用は継続的な改善のプロセス
設計フェーズ
最新のベストプラクティスを盛り込むことで、リスクを抑え
高品質なアーキテクチャを設計する
Ex. 広域災害発生時の業務を支える高可用性アーキテクチャ
構築フェーズ
実装やテストに応じて変化していくアーキテクチャを、定期
的にアセスメントすることで抜け漏れを防ぐ
Ex. システムが具体化するにつれて見えてくる運用と保守の課題
運用フェーズ
ビジネス状況の変化や Azure サービスの進化に合わせ
て継続的なシステムの見直しを行っていく
Ex. 実稼働後に発生するコストの変動や性能の見直し
8
設計
構築
運用
まずは基礎知識を理解する
9
どのフェーズにおいても基礎知
識が非常に重要
各サービスの知識とあわせて設計パターンやガ
イダンスを理解しておく
Azure Architecture Center
Well-Architected Framework もこの中の1トピック
全トピックを網羅的にカバーするのは効率が悪
いので、WAF の5つの柱に沿って個々のシステ
ム単位で深堀りするとよい
MS Learn にも独習コンテンツが提供されている
Microsoft Azure Well-Architected Framework
の概要 - Learn | Microsoft Docs
アセスメントで抜け漏れをチェック
10
ベストプラクティスに照らし合わ
せてアーキテクチャを自己評価
Web ベースのツールになっているので任意のタ
イミングに誰でも実施可能
質問事項に答えていくことで課題を検出、推奨事
項が提示される
Azure Well-Architected Review
実行環境データからアドバイスをもらう
11
実行中のワークロードを分析して、
5つの観点で推奨事項を提示す
るサービス
Azure Portal を開くとアクセス可能な各リソース
に対して推奨事項が表示される
Azure Advisor
一日一回程度の頻度で自動スキャンされ、チェッ
ク項目も随時アップデートされる
既に構築・運用されている環境であれば実データ
をもとに見直しが出来るため非常に有用
Workshop
判明したリスクや改善点に
対して、ビジネス判断に基
づき優先付け
アセスメントや Advisor による評価結果
をもとに改善策を整理
アーキテクチャドキュメントなどを整理しか
関係者を集めて実施する
各改善策を実施することによるインパクト
を評価
優先度を設定し実施の可否を判断し開
発・保守計画に盛り込む
推奨事項すべてに対処する
ことが目的ではない
12
役割分担
WAF の導入は V-Team で行う
アセスメント、情報収集、ワークショップ開催、改善計
画の立案、変更作業の実施、効果測定など関係者
は多岐にわたる
改善提案に対してやる・やらないを最終的に意思決
定し共有することが非常に重要
13
IT 組織
各システム
担当
Microsoft
パートナー
14
Reliability Framework
15
Design Test Monitor
可用性と回復のターゲットを定義してテストする
障害に対する耐性のあるアプリケーションを設計する
対象リージョンで必要な容量およびサービスを利用できることを確認する
ディザスター リカバリーを計画する
信頼性要件を満たすようにアプリケーション プラットフォームを設計する
信頼性要件を満たすようにデータ プラットフォームを設計する
エラーから回復する
ネットワークと接続が信頼性の要件を満たしていることを確認する
スケーラビリティとパフォーマンスの信頼性を確保する
セキュリティ関連のリスクに対処する
運用プロセスを定義、自動化、テストする
フォールト トレランスをテストする
アプリケーションの正常性を監視して測定する
信頼性の柱についての原則 - Azure Architecture
Center | Microsoft Docs
共同責任モデル
クラウド利用においてプラットフォームの障害やメンテナンスの
リスクはゼロにはできない
16
メンテナンス
or 障害
インパクト
Design for Failure and Resilience
障害を避けるだけでなく、障害が発生した時
に対応するための仕組みが重要
Data Backup
データの破損や削除に備えて、以前の正常な状態に復旧する
High Availability
障害時にもダウンタイムを極小化し、システムが健全な状態で継続
稼働することを目的とする
Disaster Recovery
広域災害においても迅速なシステムを復旧し、業務継続・サービス
提供することを目的とする
17
Original Backup
Primary site
Secondary site
Primary site
18
システム影響のある変更は
いつでも発生しうる
新たなインスタンスが追加、変更、削
除が24/7で行われる
変更管理は常に自動制御され必要
なタイミングで行われる
ワークロードは負荷に応じて自動、或
いは事前予測に基づいてスケールア
ウト、スケールインを行う
世界中で新規サービス、ソフトウェア
が適用される
各リージョンでキャパシティ増強の要
求に合わせて常に通信制御を行いな
がら資源追加が行われている
プロダクションレベル プロダクションSLA
Azure 変更管理の自動化
safe deployment practices (simplification)
メンテナンスの種類
SLA : Service Level Agreement
Azure の有償サービスは原則として SLA を提供している
稼働時間と接続に関する Microsoft からのコミットメント
実際の稼働率が SLA 設定値を下回った場合の利用料金に対するクレジットを規定
稼働率の測定や適用の条件については下記を確認
https://azure.microsoft.com/ja-jp/support/legal/sla/
無償プラン、プレビュー中のサービス、開発・テスト用サブスクリプションは適用外
SLA の A は Availability ではない
SLA は基本的に月間稼働率 (%)の数値で表現されるが、 これはあくまでもクレジットを適
用する基準となる閾値であって、可用性の実績値では無い
実績値は公表されてはいないが、信頼性の意味でも第3者による測定値を参考にするとよい
https://cloudharmony.com
大規模障害が発生した月などは一時的に実績値が SLA を下回るケースはあるが、多くの
場合は SLA よりもはるかに高い
22
SLA : Service Level Agreement
SLA は 100%ではない
すなわち計画/計画外メンテナンスによるダウンタイ
ムは発生することが盛り込み済みのサービスということ
各サービスは SLA に違反しないように設計・開発・
運用が行われている
広域災害などの SLA 適用除外とな
る条件も存在する
これらのリスクに対処するにはユーザーによる対策
が必要ということ
23
仮想マシン の SLA より抜粋、その他の各種諸条件は公式サイトを要確認
メンテナンス手段選択のチャート
計画メンテナンスは極力ワークロードに影響が出ない方式が
自動的に選択される
実行できな
い場合
ホストの再起動が
必要な場合
実行できな
い場合
インプレース & ライブマイグレーション
仮想マシンの再起動を必要としないメンテナンス
一時停止は通常10秒未満(最大30秒)で、RAM 内のメモリ
は保持される
セルフサービス メンテナンス
仮想マシンの再起動が計画さると 30 日以上前に通知が送
信され、セルフサービス期間が指定される
システムの運用スケジュールとメンテナンスのスケジュールを突き合わせて、再起動のタイミン
グに問題が無いか確認
問題がある場合には “プリエンプティブなメンテナンス期間”から適切なタイミングを選択し
て能動的にメンテナンス済みホストに再デプロイすることが可能
27
スケジュールされた
メンテナンス期間
セルフサービス期間
再起動可能な
時間帯
再起動可能な
時間帯
VM 内メタデータサービスを利用した自律運用
仮想マシン内部のアプリは自身が稼働する仮想マシンに予定
されたメンテナンス情報を取得することが可能
Freeze(保持)、Reboot(再起動)、Redeploy(再配置)といったイベント種別に応じた閉
塞処理等をアプリケーションに組み込む
メンテナンスに対して仮想マシンが自律的に対応(閉塞やフェールオーバーなど)することで、
運用の負担を下げることが可能
28
アプリ
※イベントは 10 分から 15 分前に通知されるため、人間による手動対応の用途には向いていない
SQL Database の予測可能なメンテナンス期間
SQL Database および Managed Instance では計画メ
ンテナンスが行われる時間帯を指定することができる
既定では月曜日から日曜日の現地時刻で午後 5 時から午前 8 時に行われている
ほとんどの更新はホットパッチ等により可用性影響はないが、一部は短期間の中断が必要になる
この場合メンテナンス中に平均 1.7 回程度のフェイルオーバーと、それに伴う平均8秒程度の中断が発生
運用スケジュールとして問題がある場合には以下を選択できる
平日期間、月曜日から木曜日の現地時刻で午後 10 時から午前 6 時
週末期間、金曜日から日曜日の現地時刻で午後 10 時から午前 6 時
29
* 仮想マシンの様に特定のタイミングでメンテナンスを行う機能ではない * プロキシ接続の場合はゲートウェイメンテナンスの影響は別途発生
メンテナンス期間の
適用対象
シングル VM の障害(計画外メンテナンス)
プラットフォーム既定の冗長化と
Service Healing による自然回
復に期待する
コールドスタンバイ状態のため復旧には一定の時
間が必要
障害時には完全停止することになるが、最もコスト
が抑えられる
サービスによっては SLA の有無
が異なることに注意
シングルインスタンス SLA が提供されている例
Virtual Machine、 Web App、SQL Database
マルチインスタンスが SLA の前提条件の例
Application Gateway
31
Azure
Fabric
Controller
Hyper Visor
Host
Agent
Devices
Hyper Visor
Host
Agent
Devices
Local Redundant Storage
仮想マシンのディスクは内部的に最低でも 3 つに多重化され
ており、データ損失が発生しないように構成されている
ストレージ障害が発生してもユーザー影響なく自動的にレプリカの再構成が行われる
32
3重のレプリカ
ストレージ
障害
OS/データ
ディスク
ホスト
障害
再デプロイ
OS ディスク
データディスク
一時ディスク 一時ディスク
仮想マシンに期待できる最低限の回復性
ホスト障害時があっても仮想マシンはデータ損失なく再起動
前述の Service Healing や Local Redundant Storage を組み合わせて実現
さらに高い可用性や回復性が必要な場合、利用者が自身で仕組みを設計・構築する必要がある
そのベストプラクティスがビルトインされたものが PaaS (Managed Service)
可用性、足りてますか?
ここまでは Azure で基本的に備わった可用性の仕組みで、
サービスに組み込まれる形で提供されている
さらに高度な要求を満たすためには利用者による設計と実装
が必要になってくる
特に IaaS の場合は Azure の特性を踏まえた独自の可用性設計が必要になってくる
PaaS の場合は内包された可用性の仕組みを理解して活用していく方針となる
34
マルチインスタンスによる可用性の向上
クラウドにおける可用性向上はスケールアウトが原則
シングルインスタンスの可用性に期待しすぎるのは非常に危険
高価な仮想マシン SKU を使用したとしても SLA は変わらない
一部のPaaS サービスではマルチインスタンスが SLA の条件に入っている場合もある
36
a
1-(1-a)^2
1-(1-a)^3
1-(1-a)^3
a=90.000
%
a=95.000
%
a=99.000
%
a=99.900
%
N=1 4320 2160 432 43.2
N=2 432 108 4.32 0.0432
N=3 43.2 5.4 0.0432 0.0000432
N=4 4.32 0.27 0.000432 4.32E-08
Azure の耐障害性と回復性オプション
クラウドにおいても耐障害性の考え方は冗長化による単一障害点の排除である
ことは変わらない
サービスやリージョンによって利用可能なオプションが異なるため、内容を理解
して設計に組み込でいく
上記に加えてデータバックアップを持つことで論理データ破損にも備える
37
Region
Zone 2 Zone 3
Zone 1
Availability
Availability
Availability
Datacenter
Datacenter Data Residency boundary
Region 1 Region 2
可用性セット : データセンターレベルの回復性
複数の仮想マシンをデータセン
ター内で分散配置して全面停
止を回避する
FD : 障害ドメイン
ラックレベルでの分散配置、ネットワークや電源系統が
独立することで同時障害のリスクを軽減
UD : 更新ドメイン
ホストマシンレベルでの分散配置、ホスト OS メンテナン
スによる同時停止や再起動リスクを軽減
仮想マシンの場合は作成時に
可用性セットを指定して構成
PaaS では内部的にこの可用性セットか後述の
ゾーン冗長化が行われている
38
FD0 FD1 FD2
Datacenter
可用性ゾーン : リージョンレベルの回復性
仮想マシンをリージョン内の複数の
ゾーンに分散配置することで全面
停止を回避する
ゾーン : 1 つ以上のデータセンターの集合体、リー
ジョン内で物理的に離れた位置に設置される
洪水や暴風雨の影響などによるのデータセンターレベ
ルでの障害に備える
可用性セットと組み合わせることはできないが、各ゾー
ン自体が FD と UD を兼ね備えたもの
全てのリージョンおよびサービスでゾーン冗長化が利
用できるとは限らないことに注意
例: 西日本リージョン
例: API Management
39
Region
Availability Zone
1
Availability Zone
2
Availability Zone
3
Availability Zones をサポートする Azure サービス | Microsoft Docs
AZ1
可用性ゾーンを利用した冗長化カテゴリ
ゾーン : Zonal
インスタンス作成時に配置先のゾーンを明示的に
指定する(ピン止め)ことが出来るサービス
利用者は複数インスタンスを異なるゾーンに配置
例: Virtual Machine, Managed Disk
(LRS), ILB ASE, Etc…
ゾーン冗長化: Zone Redundant
内部的に複数ゾーン横断して配置されるサービス
デフォルト設定ではない場合は利用者が明示的にゾーン
冗長化を有効にする
例: Storage Account, SQL Database,
Standard Load Balancer, Etc..
40
AZ2
AZ3
Scale
Scale
Scale
Replicate
Replicate
Failover
Azure Storage の冗長性
41
読み書き 読み取り専用
リージョン A リージョン B リージョン A リージョン B
リージョン内
リージョン内
(同一データセンター内)
データセンター A
データセンター B データセンター C
• ノードの障害に対応 • データセンターの障害に対応 • リージョンの障害に対応 • リージョンの障害に対応
• 複製先の読み取りアクセスが可能
ペアリージョン : 地理的なレベルでの回復性
仮想マシンをペアとなるリージョン
に分散配置することで全面停止を
回避する
ペアは任意の組み合わせではなく事前に決まってい
るもの(通常は同一国内だが例外アリ)
リージョン間は 300 mile 以上の距離を話して配置
するため、広域災害によるリージョンレベルでの障害
に対しても全面停止を回避
ペアリージョンは同時にメンテナンスが行われない
(非ペアリージョンは同時メンテがあり得る)
ペアリージョンが同時に被災した場合は片方を優先
して復旧する
42
Data Residency boundary
Region 1 Region 2
Azure のペアになっているリージョンを使用したビジネス継続性とディザスター リカバリー | Microsoft Docs
Region1
マルチリージョン : Geo 冗長オプション
一部のサービスはリージョンを横断した冗長化オプションを提供し
ている
クロスリージョンのレプリケーションとフェイルオーバーをセットで提供することで RTO を短縮
ただし非同期レプリケーションであるためデータ損失は発生しうる(RPO > 0)
43
Region2 Region3 RegionN
Region1 Region2
日本ジオの例
日本国内では広域災害対策・負荷分散のために東日本・西
日本のペアリージョンを使用することができる
ただし必ずしも完全に同一の構成が取れるわけではないことに注意
西日本リージョン
東日本リージョン
Availability
ゾーン 1
Availability
ゾーン 2
Availability
ゾーン 3
データ回復性境界
- リージョン別の Azure 製品 | Microsoft
Azure
- Availability Zones をサポートする Azure
サービス | Microsoft Docs
非リージョンサービス
特定のリージョンに依存せず、リージョンレベルでの停止が発
生しても利用可能なサービス
Traffic Manager や Front Door などグローバル負荷分散サービスは、前述のマルチリー
ジョン構成に必要なため特に重要
45
仮想マシンの可用性における考慮事項
クラスタレベルでの「サービスとしての可用性」を実現するためには、複数の仮想マシン上に
配備されることを意識したソフトウェア構成が必要になる
46
クラスタ
全体の
可用性
Microsoftの
責任範囲
Virtualization
Compute Storage Network
利用者の
責任範囲
Operating System
Middleware
Application
Virtualization
Compute Storage Network
Operating System
Middleware
Application
例)可用性セット Web サーバーファーム
仮想マシンが Web サーバーの場合にはアプリケーションをス
テートレスに実装する
前段の負荷分散装置としては Azure Load Balancer や Application Gateway といっ
た別の Azure リソースが利用可能
47
Load Balancer
ないしは
Application Gateway
HTTP/HTTPS
可用性セット
ステートレスに実装されたアプリケーションを配置
⇒ 任意のサーバーで障害ノードの代替が可能
プローブにより障害ノードを
検知したらクラスタから切り離す
例)可用性セット DB サーバクラスタ
仮想マシンの役割が DB サーバーの場合は、対応したクラス
タ用ミドルウェアが必要になることが多い
SQL Server の場合には Always On Availability Group および Windows Server
Failover Cluster などを利用
複数の DB サーバー間でデータ同期を取りつつ、Load Balancer の NAT 機能を利用して
主系への透過的な接続を実現
48
Load Balancer
TDS
可用性セット
Active
Stand-by
主系で永続化されたデータを
Always-on の機能によって
同期レプリケーション
クラスタソフトウェアによるデータ同期通信
複数の仮想マシンを同一の仮想ネットワークに接続することで
アプリケーション間での相互通信が可能
可用性セットないしはゾーンを使用した単一リージョン内配置の場合
複数リージョンを使用する場合は Express Route や VNET Peeringを構成する
49
WSFC
SQL Server
Always-on
Windows
Server
WSFC
SQL Server
Always-on
Windows
Server
データ同期
WSFC
SQL Server
Always-on
Windows
Server
WSFC
SQL Server
Always-on
Windows
Server
データ同期
高可用性がビルトインされた PaaS
PaaS は可用性セット(ゾーン)を
活用した構成が組まれた状態で
提供される
左記は SQL Databadse の Premium および
Business Critical サービス レベルのゾーン冗長
可用性アーキテクチャ
高可用性 - Azure SQL Database and SQL
Managed Instance | Microsoft Docs
同様のものを仮想マシンで1から
設計・実装・テスト・運用する手間
とコストが省略できるということ
50
Azure VM Backup
仮想マシン全体、特定のフォルダ、アプリケーションデータを
バックアップ
スケジューリング、世代管理、重複排除などをポリシーで指定
GRS を有効にすることでデータのペアリージョンに退避することができる
52
[参考] Azure Backup と Site Recovery
Azure 東日本リージョン
Recovery Service コンテナ
保護対象 VM
内部ストレージ
Backup / Restore
GRS
Azure 西日本
内部ストレージ
(アクセス不可レプリカ)
Azure 東日本リージョン
Recovery Service コンテナ
保護対象 VM
Azure 西日本
キャッシュ用ストレージ
レプリカディスク
レプリケーション
テストフェイルオーバー
/フェイルオーバー
/ 移行
PaaS にビルトインされたバックアップ機能
SQL Database, Azure Database for MySQL/PostgreSQLの例
Replication ≠ Backup
Storage アカウント等で実装されているレプリケーションは論
理データ破損に対しては無力
レプリケーションはストレージ装置な破損等によるデータ喪失リスクを軽減することが目的
ミスオペレーションやバグに起因するデータ破壊操作は、ストレージ上は正常なトランザクショ
ンとして記録され、レプリカに対してもコミットされる
バックアップによって過去の正常なデータに巻き戻せる(リストア)ことが重要
55
3重のレプリカ
不正なデータ 書き込み
不正データが永続化される 時系列
v1
v2
v3(不正)
v4 (=v2)
v1
v2
バックアップ
リストア
Snapshot < Backup
管理ディスク等のスナップショット機能をバックアップの代替と
して使う場合は注意が必要
スナップショットはあくまでも「ある時点のデータ状態を保全」する機能でしかない
バックアップ運用には通常、定期的な取得、世代管理、古いデータの削除、リストア操作など
が要件として求められるが、これらを全て自力で作り込む必要がある
56
時系列
v1
v2
v4
v1
v2
いつバックアップを取る?
どうやって戻す?
v3
v5
v6
v3
v4
V6
いつまで残す?
どうやって削除する?
何を基準に管理する?
クラウドサービスは接続できなければ無意味
58
Azure DC
多数のラック
物理サーバ
(ホスト)
ストレージ
ユニット
サービスが正常でも接続
できなければ意味がない
(仮想マシンに限らず)各種サービスは作成時
に指定したリージョン内のどこかにデプロイさ
れ、ネットワーク接続によって利用可能となる
Availability
Zone
DC
DC
AZ
AZ
Azure Regional Network は高度に冗長化済み
Regional Network
Gateways
DC間接続を多重化することえ1つのDC障
害をリージョン全体に波及させない
DCの増設による既存リージョンの増強も
容易になっている
Software Defined
Network
ユーザーには VNET として抽象化され、
かつ構成可能な状態で提供される
プラットフォームは頻繁に構成変更が行わ
れているが、仮想化されているため影響を
受けない
59
Corp
Net
利用側から見た接続の冗長性
Azure のサービスが正常に稼働していても、ネットワーク接続
が確立できなければ無意味
業務継続性や災害対策を考慮する上では接続経路の冗長化も考慮すべき
60
業務システム/サービス
SLA 99.99%
SLA 99.99%
SLA 99.99%
SLA 99.99%
リトライ(再試行)の重要性
クラウドサービスの利用において一定の確率でエラーが発生
することは正常系として想定しておくべき
多くの SLA は請求月において実際に利用可能な時間の割合で定義されている
SLA は基本的に 100% ではない=利用不可能な時間があることが想定されたサービス
時間が解決することが期待できるので、アプリでのリトライ実装は非常に有効
61
期待できる
SLA で定義された稼働率の例
代表的な SLA の値とエラーバジェット(月間許容ダウンタイ
ム)を整理すると以下のようになる
62
稼働率 月間ダウンタイム SLAの例
95.000 % 2160 分 Standard HDD Managed Disks を使用する単一インスタンス仮想マシン
99.000 % 432 分
LRS/ZRS/GRS ストレージアカウント Cool アクセスレベルに対する読み取りと
書き込み
99.500 % 216 分 Standard SSD Managed Disks を使用する単一インスタンス仮想マシン
99.900 % 43.2分
Premium SSD Managed Disks を使用する単一インスタンス仮想マシン
LRS/ZRS/GRS ストレージアカウント 非 Cool アクセスレベルに対する読み取り
と書き込み
99.950 % 21.6 分 Free または Shared レベルの Apps を除くすべての App Service
99.990 % 4.32 分
同じ Azure リージョン内の 2 つ以上の可用性ゾーンにまたがりデプロイした 2
つ以上のインスタンスがある仮想マシン
99.995 % 2.16 分
ゾーン冗長デプロイとして構成されている Business Critical または Premium
層の SQL Database
障害モード分析
設計段階からシステムに障害復旧を組み込んでいく
システムで考えうる障害点を特定し、その影響範囲や回復力を評価する
サービス品質要求に応じて対応策や軽減手順を検討、設計にフィードバック
64
Name
resolution
Cloud
Witness
Quorum
Public IP
Public IP
Zone-
redundant
Application
Gateway
DevOps
Web tier subnet Business tier subnet Data tier subnet
Management
subnet
Active Directory
subnet
Azure load
balancer
standard
Azure load
balancer
standard
Virtual network
DDoS
Protection
AD DS
server
AD DS
server
VM
Jumpbox
VM
Zone 1
VM
Zone 2
VM
Zone 3
VM
Zone 1
VM
Zone 2
VM
Zone 3
SQL Server
(primary)
SQL Server
(secondary)
Zone 1
Zone 2
Zone 1 Zone 2
障害モード分析
リージョン規模、あるいは複合的な大規模障害や広域災害に
対応するにはマルチリージョン構成を検討
65
Web tier subnet Business tier subnet Data tier subnet
Management
subnet
Active Directory
subnet
Azure load
balancer
standard
Azure load
balancer
standard
Virtual Network
DDoS
Protection
AD DS
server
AD DS
server
VM
Jumpbox
VM
Zone 1
VM
Zone 2
VM
Zone 3
VM
Zone 1
VM
Zone 2
VM
Zone 3
SQL Server
(primary)
SQL Server
(secondary)
Zone 1
Zone 2
Zone 1 Zone 2
Failover
Internet
Traffic
manager
Region
1
Region
2
Web tier subnet Business tier subnet Data tier subnet
Management
subnet
Active Directory
subnet
Azure load
balancer
standard
Azure load
balancer
standard
Virtual network
DDoS
Protection
AD DS
server
AD DS
server
VM
Jumpbox
VM
Zone 1
VM
Zone 2
VM
Zone 3
VM
Zone 1
VM
Zone 2
VM
Zone 3
SQL Server
(primary)
SQL Server
(secondary)
Zone 1
Zone 2
Zone 1 Zone 2
可用性の目安
過剰品質とならないように現実的な可用性目標を設定する
障害を求めるあまりつい高可用性を追い求めてしまうが、通常はコストとのトレードオフになる
66
Cost + complexity
Availability
Video delivery, broadcast systems
ATM transactions, telecommunications systems
Batch processing, data extraction, transfer, and load jobs
Internal tools like knowledge management, project tracking
Online commerce, point of sale
99%
99.9%
99.95%
99.99%
99.999%
[参考] 災害対策例の RPO/RTO の目安
種別 方式 RPO/RTO 備考
Web
サーバー
Azure Backup/復元
RPO 1日
RTO > 1時間
Azure Backup にてリージョンをまたがる復元の設定(CRR: Cross Region Restore)を実施し、ペアリージョンに
て復元。RTO は目安。
Azure Site Recovery
RPO < 60分
RTO < 2時間
アプリケーション整合性で最小60分のストレージの差分同期を行い、フェールオーバー時は、ASR の機能にてフェー
ルオーバー。RTO は SLA。
データベー
ス
データベースのバックアップ/復
元
RPO 1日
RTO > 12時間
データベースの機能のバックアップ及び復元。RTO はソフトウェアのインストールも含めた目安。
Azure Backup/復元
RPO 1日
RTO > 1時間
Azure Backup にてリージョンをまたがる復元の設定(CRR: Cross Region Restore)を実施し、ペアリージョンに
て復元。RTO は目安。
Azure Site Recovery
RPO < 60分
RTO < 2時間
アプリケーション整合性で最小60分のストレージの差分同期を行い、フェールオーバー時は、ASR の機能にてフェー
ルオーバー。RTO は SLA。
SQL Server Always On or ミ
ラーリング(同期)
RPO > 0秒
RTO > 数秒
SQL Server のクラスタ機能(同期コミット:自動フェールオーバー)
SQL Server Always On or ミ
ラーリング(非同期)
RPO > 数秒
RTO > 数分
SQL Server のクラスタ機能(非同期コミット:手動フェールオーバー)
SQL Database の自動フェイ
ルオーバーグループ
RPO < 5秒
RTO < 1時間
自動フェイルオーバーグループでのフェイルオーバー
〇リージョン全体でのサービスの中断から復旧する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/architecture/resiliency/recovery-loss-azure-region
〇SQL Server のためにディザスター リカバリーを設定する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/site-recovery/site-recovery-sql
[参考] 3rd Party Solution
69
Partner Product Solution Key Workloads
CommVault
Backup and DR, Workload and Data Migration, Endpoint Data
Protection
Veritas NetBackup
Veritas BackupExec
Backup and DR, Workload and Data Migration, Endpoint Data
Protection
HPE Data Protector
HPE VM Explorer
StoreOnce CloudBank
Backup and DR
NetApp ONTAP Cloud
NetApp AltaVault Cloud-Based Appliance
Backup and DR, Migration, DevTest
Data Domain Cloud Tier
EMC Avamar Virtual Edition
EMC Data Protection Suite CloudBoost
Backup and DR
Long-Term Retention
Veeam® Cloud Connect™ for the Enterprise
Veeam® Cloud Connect™ for Service Providers
Veeam® Direct Restore to Azure
Backup and DR, Workload and Data Migration, Endpoint Data
Protection
Quest Rapid Recovery Backup and DR, Archiving
Carbonite Endpoint Protection Endpoint Data Protection
Spectrum Protect Backup and DR for Windows, Linux, and Unix
Actifio Sky Backup and DR, Data Migration, DevTest
Rubrik Backup and DR, Workload and Data Migration, Archival, Search
Cohesity CloudArchive, CloudTier, CloudReplicate
Innovative secondary storage consolidation platform with
comprehensive integration with Azure Disks and Blobs
Microsoft Confidential
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に特別条件等が提示されている場合、かかる条件等は、貴社との有効な契約を通じて決定されます。それまでは、正式に確定するものではありません。従って、本資料の記載内容とは異なる場合がありま
す。また、本資料に記載されている価格はいずれも、別段の表記がない限り、参考価格となります。貴社の最終的な購入価格は、貴社のリセラー様により決定されます。マイクロソフトは、本資料の情報に対
して明示的、黙示的または法的な、いかなる保証も行いません。
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Microsoft, Windows, その他本文中に登場した各製品名は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
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