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Icwガイドブック2014版スコラ・コンサルト2
- 12. 11
ファシリテーター・ガイド
✍ メンバーは、パートナーになっているカードの中から1組選び、統合的なメッ
セージを生み出します。自分の分が終わった人には残っている組について
も作成してもらいます。
✍ Step3のカードづくりと同じ要領で、最初はファシリテーターが書き終わった
人の相手をしましょう。
✍ うまく作成できない人がいる時は、ファシリテータの腕の見せ所です。アド
バイスや手本を示してサポートします。
✍ 2つのカードだけを見るのではなく、カードと問いの間を巡りながら「要する
に何なのか」という具合に発想を飛躍させるのがコツです。
✍ 人の書いたものに納得しなかったり、自分の考えを譲らなかったりする対
立現象が起こったら、それは本質に迫っている証拠です。安易に妥協させ
ないように進行しましょう。
Step5.メッセージ表現 “Messaging”
対になったカードの中から任意の組を選び、パートナーとして出会ったも
のが、「一緒になって、何を言おうとしているのか」を1つの文章にまと
めます。
元のカードの鋭く尖っていた表現が、単に足し算のようにつなげ
ただけの丸まった表現にならないように気をつけます。元のカード
の本質をとらえた統合的な表現をめざします。
元のカードの真意を無視して、書き手自身の判断や意見、解決
策等が入らないように気をつけます。
ただし、どのように言語化するかについて客観的な正解はないの
で、あまりむずかしく考えすぎずに取り組んでください。
Step4.パートナー探しとStep5.メッセージ表現のステップは、もうこ
れ以上はパートナーが見つからないという段階まで繰り返し行な
います。目安としては、マジカルナンバー7±2枚をめざします。
※マジカルナンバー7プラスマイナス2とは、「人間が短期的に記
憶できる情報の数は7±2個までである」という認知心理学の
理論。
一緒になって、何を
言おうとしているのか
次のような比喩で発想を促します。
① 最大公約数ではなく、最小公倍数に向かって発想を飛躍させるイメージ
A B
B´A´
C´
C
2つを包み込む、
より大きな概念を生み出す
学習の視点
✍ 素直に感じ取る感性と、言語で表現する知性を統合して、メッ
セージを伝えます。
✍ アイデア同士の偶発的な出会いから新たなアイデアを生む、
「創発の瞬間」を再現しているといえます(クリエイターの頭の中
で起こっていることにも通じます)。日頃見聞きしていることの中
にヒントを発見する習慣が身につくようになります。
✍ 物事を概念化し、短いながらも本質を鋭く言い表すような統合
的な表現力のトレーニングになっています。 違うように見える2つのアイデアABの本質(C´)
を探り、そこを起点に発想を広げます(C)
③
A
共通点C´を見つけて満足するのではなく、
ABを包みつつ統合する概念を表現します
BC´
C
②
L R
A B
B´A´
C´
©スコラ・コンサルト
- 20. 19
Step9.プレゼンテーション and/or 文章化
“Presentation” and/or “Writing”
出来上がった図解が物語っていることをプレゼン
テーション(文章化)します。
プレゼンテーション(文章化)を通じて「図解」の質
を飛躍的に向上させます。
各自が即興でプレゼンテーションをします。
このプレゼンテーションは、「プロトタイプ(試作)」
にすぎません。いざ、話してみるとまだ自分のもの
になっていなかったり、論理的に矛盾する部分が
あることに気づきます。意見交換してブラッシュ
アップしていくことが大事なのです。
ファシリテーション
✍ インデックス図解をもとに全体像をつくり、マップ展開後の
詳細な情報で肉付けするイメージです。
✍ 各自の内容の良いところを活かしてブラッシュアップする
ことを促進します。
✍ 頭の中でイメージできたこと、自分で話したことは実現した
くなるのが人間の心理です。
✍ 完成した文章は、その後、仕事を進める上での判断基準
になったり、マーケティング・メッセージのもとになったりし
ます。活用方法を検討してみましょう。
学習の視点
✍ プレゼンテーションや文章化をすると内容が頭に残り、
自分のものとして定着します。そのため、その後の思考
や行動に影響を与えます。
✍ 「図解」が物語る暗黙知を「文章化」を通じて形式知に
変換するトレーニングです。
✍ 「文章化」により、「論理思考(Logical Thinking)」と「概念
化(Conceptualizing)」の能力が開拓されます。
L R
©スコラ・コンサルト
- 23. 22
? ! ? ! ? ! ? !!2.Ideation:アイデア゙出し
3.Wording:カードづくり
4.Partnering:パートナー探し①
5.Messaging:メッセージ表現①
4.Partnering:パートナー探し②
5.Messaging:メッセージ表現②
7.Mapping:インデックス図解
8.Visualization:マップ展開
=
=
6.Positioning:ポジショニング
Insight
Intelligence
Knowledge
Information
Data
カードの展開
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