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Semelhante a 写真で綴る、被災地の『いま』を伝えるプロジェクト取材報告資料(岐阜聖徳学園大学附属中学校) (8)
写真で綴る、被災地の『いま』を伝えるプロジェクト取材報告資料(岐阜聖徳学園大学附属中学校)
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福島県の震災による津波の被害は、 福島県の沿岸部全域に渡り、浸水面積 112㎢と、岩手県を上回る被害であり、 1,600人を超える尊い命が奪われた。津 波は富岡町で20m、東京電力第一原子力 発電所で13mという観測史上類を見ない 津波を観測。
津波による電源喪失は東京電力福間第 一原子力発電所の事故を招き、16万人 (※)を超える福島県民が県内外での避難 生活を余儀なくされた。避難生活は今な お続いており、風評被害、関連死など 様々な問題が、山積している。
※自主避難を含む
震災による福島県の被害 福島民報社作成
原発に押し寄 せる津波=平 成23年3月11 日撮影
平成24年10月 10日付福島民 報朝刊より
津波で大きな被害を
受けた福島県浪江町
=平成23年4月撮影
平成24年10月17日付
福島民報朝刊より
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福島県の『いま』 福島民報社作成
福島県内での避難者約9万人のうち、い
まだに2万6,000人余りの被災者が仮設住宅
での生活を余儀なくされている。応急措置と
して建設された仮設住宅では、各世帯間の
プライバシーや老朽化などの問題を抱えて
いる。また、長期化する避難生活による体調
不良や将来が見通せないことへの不安から
命を落とす被災者(=関連死)が増え、社会
問題となっている。福島県内で震災(原発事
故)関連死と認定された死者数は9月7日現
在で、1,753人。震災による津波で亡くなった
直接死の1,603人を上回っており、宮城、岩
手両県と比較しても突出して多く、被災者の
精神面でのケアなどが大きな課題となって
いる。 図、データ 福島民報 平成26年9月9日付朝刊より
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福島県では、原子力発電所の事故によ る悲劇を繰り返さないためにも、既存のエ ネルギーから脱却し、再生可能エネル ギーによる社会の実現を目標としている。 2040年までに福島県内で使用する電力の 100%以上を再生可能エネルギーで供給 することを目標に、研究や開発が盛んに進 められている。
しかし、再生可能エネルギーには、多くの メリットがあるものの、実用するためには発 電量や景観への配慮など様々な課題があ る。その課題を解決し、研究を進めていく ことが、未来への責任である。
今回の取材について 福島民報社作成
福 島 空 港 メガソー ラー に設 置 さ れ ている
太 陽 追 尾 式 ソー ラー パネル
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富田町若宮前応急仮設住宅
福島県郡山市富田町にある富岡町の社会福祉協議 会を訪れました。昔から桜の名所として有名な富岡町 では、町民は毎年華麗な桜のトンネルを通っていまし た。
しかし僕が見たのは桜の桃色ではなく、何軒も連な る仮設住宅でした。その膨大な数に驚きを隠せません でした。
今回取材をさせていただいた富岡町の遠藤友子さ んは地震当時、2、3日で家に戻れると思っていたそう です。しかし、福島第一原発の事故があり、現在もこ の仮設住宅で暮らしています。
仮設住宅の中は、フローリングの床に、市からのエ アコンを完備。家具などが揃い、一見すると、普通の アパートのようでした。しかしこの仮設住宅は、地盤が 弱いため、保証できる期間が二年間ととても短いし、 その上いつ地震が起きるかわからない状況です。そう いう状況下でも、富岡町民として力強く生き抜いてお られる姿は、強く印象に残りました。
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郡山市役所
郡山市役所では入った瞬間、僕は節電の張り紙に 目を止め、節電意識の高さに驚きました。
被災後、十分な電力を確保するため、郡山市は、市役所 から節電に進んで取り組んでいます。このことを町民の皆 さんに伝えていくのが目標だそうです。
当時は近くにある野球グラウンドが、避難所として使われ た市役所。市の中心は相当な被害を受けていたに違いあ りません。そのほかにも、本庁舎に災害対策本部がたてら れたりと、最低限の対応で精一杯だったそうです。
また、郡山市での防災訓練には工夫があり、平成26年現 在で25回目となる訓練は、洪水の多い郡山市にとって一 番重要といっても過言ではありません。どんな場面に遭遇 しても的確な行動がとれるようにと、毎回異なる場所、条 件で行っています。できるだけ多くの人に、素早く、正確に。 ここに被災地だからわかる防災訓練の大事さがあると思 います。
取材した防災担当の本田さんはこのことについて、「あの 悲しい出来事を次の世代に伝え、2度と繰り返さないよう 活動していきたい。」と話されました。
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福島空港メガソーラー
震災直後、大きな建物の中で唯一倒壊を免れた福 島空港。その広い土地を活かし、空港の施設内にメガ ソーラーと呼ばれるソーラーパネルが建てられました。僕 は、メガソーラーの概要や太陽光発電システムの仕組み について学び、太陽光パネルの表面やパネル裏のケー ブルの点検作業などを体験しました。
太陽の力で発電する太陽光発電は、西アジアなどの暑 い地域ではあまり効率が良くなく、それに対し、日本は雨 が多く、寒暖の差が激しいために、他の国よりも効率よく 一定の電気を発電できると聞きました。僕たちは、自然エ ネルギーに恵まれているので、それを活かす努力が必要 で、岐阜県の中でも行われている水車による小水力発電 は、昔から持つ自然の水の力が活かされていると言える 一つの方法だと思います。
現在、南相馬のソーラーアグリパークで働く安達さんは、 「エネルギーの選択は私たちの生き方の選択だ。」と話さ れ、身近な所に選択の手段があることに気付かされまし た。
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今回の取材テーマ:「再生可能エネルギー」について学んだこと
僕はこの三日間、「防災・再生エネルギー」を テーマに、様々な体験をさせていただきました。仮設 住宅でのお話、民営ラジオ放送の出演、ソーラーパネ ルの点検作業など、本当に貴重な経験ばかりでした。
以前から僕たちの東海地区でも「南海トラフ巨大地 震」と呼ばれる大地震が来ると言われています。岐阜 県は内陸県ですが、安心はできません。M9以上の地 震が起きると危険はすぐに迫っています。もしかしたら、 今回の震災以上の被害になるかもしれません。そんな ときこそ、仮設住宅で聞いた話や、再生可能エネル ギーが役に立つのではないでしょうか。
今回学んだことを僕たちの教訓として、生活をしてい きたいです。
今回、僕は、防災といっても様々な角度から捉えるこ との重要性と新しいエネルギーの開発は不可欠だと 考えました。