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Semelhante a 電子書籍のアクセシビリティ (20)
Mais de Toru MOCHIDA (14)
電子書籍のアクセシビリティ
- 2. 自己紹介
アルファサード
研究開発ディレクター
2002年から個人的に
アクセシビリティ研究
『ウェブアプリケー
ションのための
ユニバーサルデザイン
(一部執筆)』など
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電子書籍の勉強会 イーパ部in大阪
第9回イーパ部会
- 5. どんな時に使えないのか?
画面の小さいデバイスで読むとき
画面に映り込みがすごい環境で読むとき
あらためて印刷して読みたいとき
音が出せない環境で読むとき
視覚、聴覚などに障害がある人が読むとき
色覚特性
日本語が苦手な外国人が読むとき
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2011年 12月9日 金曜日 電子書籍の勉強会 イーパ部in大阪
第9回イーパ部会
- 6. アクセシビリティの対象
最も影響を受けるのは高齢者・障害者
2015年には4人に1人が65歳以上
身体障害者数は330万人を超える
健常者でも…
色覚の問題 : 男性の20人に1人
環境、状況などによる一時的な制限や障害
ケガ、病気 → 手や腕を骨折したとか
メガネが壊れた、大騒音の中,両手に荷物,...
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2011年 12月9日 金曜日 電子書籍の勉強会 イーパ部in大阪
第9回イーパ部会
- 8. まとめると…アクセシビリティ
高齢者や障害者を含むさまざまな人々が
いろいろな環境において製品やサービスを
利用できる「度合い」のこと
「電子書籍のアクセシビリティ」なら
書籍を読むことができること
内容を理解できること
ページ間移動やジャンプ検索ができること
その他の機能が利用できること
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2011年 12月9日 金曜日 電子書籍の勉強会 イーパ部in大阪
第9回イーパ部会
- 9. 紙書籍の進化 (1)
1. 対面朗読
必要な箇所に飛んだり、別資料を探すことも
2. 点字図書
点訳した図書を含む。かさばる、摩耗する
3. 録音図書
書籍を音訳したものをテープなどで聞く
4. 大活字本
いずれも対応が必要。2~4 : 図書が少ない
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第9回イーパ部会
- 10. 音訳について
音訳とはインクを用いて表現
された文字や図表など…を音
声化すること
朗読との違いは、音訳はイン
クなどを用いた表現との同一
性保持が要請され、音声化す
る人物による解釈介入の極小
化が要請されること
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第9回イーパ部会
- 11. 紙書籍の進化 (2) 電子化の波
1. 点字データ
いくつか種類がある。点字ディスプレイ登場
2. 墨字(すみじ)図書
OCRで読み取り・読み上げ、拡大読書機
3. 録音図書、オーディオブック
音訳したもののファイル化
デイジー図書の登場
→ 専用機器があれば自分で情報が得られる
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- 12. DAISY図書について
デジタル録音図書の世界規格
もともとCD-ROMから始まった
目次から任意の章や節、ページに飛べる
音声にテキスト、画像を同期させる
XHTMLとSMILを使っている
読み上げてみます
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- 13. 紙書籍の進化 (3) ネットの時代へ
1. 青空文庫
2. 点字データ・録音図書
サピエ
3. オーディオブック
iTunes Store
オトバンク
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2011年 12月9日 金曜日 電子書籍の勉強会 イーパ部in大阪
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- 14. そしてiPadとiBooks登場!
スクリーンリーダーを
標準搭載(VoiceOver)
ズーム、文字拡大、
色反転もサポート
iBooksはePubサポート
iOS5ではiBooksの
VoiceOver機能が強化
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- 15. その他のタブレットは?
音声読上げ 文字拡大 色の反転
iPad あり あり あり
Kindle 英語のみ 8段階 なし
Sony Reader
なし 6段階 なし
GALAPAGOS
なし あり あり
総務省委託事業
平成22年度 新ICT利活用サービス創出支援事業
『アクセシビリティを考慮した電子出版サービスの実現【報告書】』の表3-2を一部改変して引用
http://aebs.or.jp/itc/EPublishing_accessibility_report.pdf
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- 16. EPUB 3でDAISY機能を取り込み
EPUB 3 : 2011年10月11日に仕様確定
EPUB 3のアクセシビリティ機能策定は
DAISYコンソーシアムによってなされた
次の4つのパターンがある
テキスト、音声、目次、動画(手話)
テキスト、音声、目次、静止画
テキスト、目次、静止画
音声、目次
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第9回イーパ部会
- 17. 書籍の電子化による変化とは
コンテンツ制作の敷居が下がった
→ 紙書籍にならなかったものも書籍化
特に制作側で意識しなくても文字拡大や
反転表示、読み上げが可能
→ 電子化自身がアクセシビリティ向上
→ 従来の図書が少ない問題が解消
一方デバイスや環境、フォーマットによる
影響を受ける
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- 18. 制作側はどう対応するべきか(1)
なるべく柔軟なフォーマットまたは
アクセシブルなフォーマットを選ぶ
文書構造を正しくマークアップする
画像の問題のほとんどは
画像の説明
画像のテキスト
画像のコントラスト、反転対応
その他のコントロールのアクセシビリティ
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- 19. 制作側はどう対応するべきか(2)
国・地方公共団体で
あれば法制度上の要請も
JIS X 8341-3:2010
2010年8月20日公示
ウェブコンテンツとは,...携帯端末などを
用いて利用されるコンテンツ,インター
ネット,イントラネット,CD-ROM などの
記録媒体を介して配布されるウェブコンテ
ンツ技術を用いて制作された電子文書...な
どに適用する。
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第9回イーパ部会
- 20. まとめ
アクセシビリティは利用者に思いをはせる
制作者のエチケットのようなもの
書籍の電子化はそれだけでアクセシブル
になる → 高齢者・障害者には特に
電子書籍のフォーマット、デバイスとも
アクセシブルになってきている
制作側の配慮があればよりよい世界に
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第9回イーパ部会