17. オープンデータ アプリケーション(例)
Open Data IT and telecom positions in the Open Data value chain
http://www.idate.org/en/Research-store/Collection/Innovation-Reports_27/Smart-Cities_741.html
16
34. 世界のオープンデータ成熟度(Benchmarking of Open Data Initiatives)
23カ国のオープンデータの取り組みを「1.Data Availability(利用可能なデータ)」、
「2. Political Leadership(政治的なリーダシップ)」、「3. Data Portal Usability(デー
タポータルのユーザビリティ)」の3つの観点で評価。米国と英国が上位に
Benchmarking of Open Data Initiatives, Select Countries, 2012
出所:Capgemini Consulting Analysis
「The Open Data Economy Unlocking Economic Value by Opening Government and Public Data」
33
35. 世界のオープンデータ進捗度(Open Data Index)
Webが社会に対して影響度やインターネットの接続環境、インフラの整備具合などを評価し
指標化したWeb Indexを発表。Open Dataに関する14の評価指標をベースに、Open Data
Indexとして公開。日本は19位
14の評価指標
※欧米だけでなく、中南米やアフリカ、中央アジアなどにも拡大
1.政府機関のオープンライセンス使用状況
2.国際貿易に関する政府データのWeb公開状況
3.政府の予算と実支出に関する詳細な政府データの
Web公開状況
4.病院、医者等の業績に関する政府データのWeb公開
状況
5.教育の業績に関する政府データのWeb公開状況
6.交通機関の状況やスケジュールに関する政府データ
のWeb公開状況
7.統計に関する政府データ政府データのWeb公開状況
8.政府の地図データのWeb公開状況
9.納税申告書のデータ等に関する政府データのWeb
公開状況
10.政府の公共機関の連絡先に関する政府データの
Web公開状況
11.国内の犯罪に関する政府データのWeb公開状況
12.Web上の政府データに対してのアクセスの容易度
13.政府のオープンデータイニシアティブの推進状況
14.政府データを活用したWebアプリケーションの
利活用状況
出所:World Wide Web Foundation Introducing the Open Data Index 2012.9.18
http://www.webfoundation.org/2012/09/introducing-the-open-data-index/
34
40. 医療分野のオープンデータ化「The Health Data Initiative」
米国政府では2010年6月より、ワシントンの米国医学研究所(Institute of Medicine:IOM)において、
The Community Health Data Initiative(現Health Data Consortium)をたちあげ、官民共同による
データを活用して医療の改善を図る「The Health Data Initiative」という取組みを実施
2013年3月時点で約400のデータセッ
トが公開されている。これらのデータ
活用を推進するため、The Health 2.0
Developer Challengeなど開発者向けの
医療データの解析コンテストを実施
http://www.healthdata.gov/
http://www.hhs.gov/open/initiatives/hdi/about.html
39
41. 農業分野のオープンデータ化「Open Data for Agriculture」
ワシントンDCで2013年4月29日、30日にG8による「G-8 International Conference on
Open Data for Agriculture」を開催。米国連邦政府の支援により、食品、農業、地域の
データカタログを集めた農業分野のデータコミュニティサイトを「Data.gov」内に開設
http://www.data.gov/food/page/events
米連邦政府が保有する300を超える食や
農業、地域に関するデータセットを公開
出所:http://www.data.gov
2050年には世界の人口は90億人まで増加→食料安全保障等の課題→持続的な食料の供給に向けた改革
→公的資金によりアフリカの農民や研究者や政策立案者などが農業研究データをオープンに共有できるグ
ローバルなプラットフォームを構築
40
43. 水産業分野のオープンデータ化「The Ocean’s Big Data Platform」
Marinexplore社は、2013年8月現在で約15億の膨大な海洋気象データ「The Ocean‘s
Big Data Platform」と41のデータリソースをオープンデータとして公開
マレー半島の海水の温度、日本海の風速、北大西洋のクロロフィル濃度など、様々なデー
タが入手可能で、様々な機関や民間企業などに利用
出所:http://marinexplore.com/
海洋気象データを活用するオープンデータコミュニ
ティ(Open Data Community for Ocean
Professionals)で6000名を超える海洋科学者や開
発者などが参加
出所:http://marinexplore.org/
50. 「がん」に関する世界最大のデータベース「Public Health England」
イギリス公衆衛生サービス(Public Health England, PHE)は2013年6月12日、がんに関す
るデータを集めた世界最大のデータベースの公開を発表
国営保健サービス(National Health Service,
NHS)が管轄する全医療機関からデータがほぼリ
アルタイムに収集
・組織病理学のレポート
・総合医療チームによる意思決定会議の情報
・放射線治療および化学療法のデータ
・管理上の詳細データ(入院ルートなど)
・がんの進行段階の正確な判定を可能にする
画像情報
・過去30年間の1,100万人のがんに関する記録
https://www.gov.uk/government/organisations/public-health-england
49
51. イギリス政府によるOpen Dataのスタートアップ支援
イギリスの政府機関Open Data Institute(ODI)は、今年度育成支援している4つのスタートアップ
を公開。オープンデータのスタートアップ支援やビジネスモデルの構築、エコシステム構築支援
2013年10月、英国、カナダなど世界に13拠点の設置を発表。
2013年11月、韓国情報社会振興院とオープンデータ推進に関わる覚書を締結
http://www.theodi.org/
http://summit.theodi.org/
Mastodon C: ビッグデータ活用のコンサルティングおよび、二酸化炭素排出量ゼロのクラウドサービス
Placr : 公共交通機関のオープンデータアクセスAPIおよび、交通機関に関するデータセットを提供
Locatable: 不動産を探している人が自分の希望にあった物件を容易に探せるマッチングを支援
OpenCorporates: 世界中の企業に関するデータを収集しサービスとして提供
出所:Open Data Institute: UK Leads Demand for Open Data as ODI Opens for Business 2012.12.4
http://www.theodi.org/news/uk-leads-demand-open-data-odi-opens-business
50
52. 英国のオープンデータに関する取り組み状況
政府機関の取組
民間団体の取組
相互連携の取組
《Plan》
• 2005年7月にThe Re-use of Public
ニーズの把握、
Sector Information Regulations 2005を
普及方策の検
施行
討
• 2010年5月、2011年7月に具体的な公
開データを首相が書簡で指示
• ニーズをとりまとめるData Strategy
Boardを設立
• 英国研究会議(Research Councils UK、 ・民間のデータセットに対するニーズを収
RCUK)がOpen Dataに関するPublic
集し、政策に反映する仕組みとして Open
Dialogueを実施
Data User Group(ODUG)を設立し、
データのリクエストを受付
《Do》
• 2009年にデータを公表するサイト :
データの提供、
Data.Gov.uk を開設
普及方策の展 • 2010年にOpen Government License
開
(OGL) を公開
• オープンデータを推進する組織として
Public Sector Transparency Boardを設
立、Public Data Principlesを公開
• Open Knowledge Foundationが政府の
• Open Data Instituteを設立し、ビジネス
取組に対して技術的な支援を実施
や公共の文脈でオープンデータを活用
• 英国研究会議(Research Councils UK、
することが最も有望である分野のベン
RCUK)がOpen Dataに関するPublic
チャー等に対して、その立ち上げの過
Dialogueを実施
程で集中したサポートを実施
《Check》
普及方策の評
価、課題の把
握
• Re-use of Public Sector Information の
状況レポートとりまとめ(2008~10年)
• 会計検査院(National Audit Office)が
2012年4月に透明性の実装という評価
報告書を公開
• 民間団体Office for Public Management
(OPM)がRUCKのPublic Dialogueの評
価報告書を作成・公表
《Action》
評価、課題を
踏まえた普及
方策の検討
• 各省庁が2012~14年までのデータ公開 • Guardian、Google、 Open Knowledge
計画を示したOpen Data strategyを作
Foundation はオープンデータのビジュ
成
アライズ化のコンテスト実施
• Public Data Principlesを改訂
• オープンデータを推進するよう情報公
開法を改訂
• Open Data InstituteとDeloitteと英国の
Open Dataを評価する調査を公開
• Open Data Instituteが設立した ベン
チャーMastodon Cと NHSメンバーも入
るコンソーシアム Open Health care UK
がオープンデータのアプリ等を提供
出所:経済産業省 「オープンデータに関する調査研究」 2013.3.29
75. 「Code for America」
「Code for America」とは、政府や自治体が、開発者などを1年間の期間限定で行政職
員として雇用し、都市の課題を行政の担当者と分析し、課題解決や行政サービスの向上に
つながるWebサービスを開発するプロジェクト。
「Code for America」は、市民が行政の情報の収集・共有が可能でオープンで相互運用
性の高いオープンのソース「Open311ダッシュボード」を提供
http://codeforamerica.org/
74
76. 「National Day Of Civic Hacking」
米政府は、2013年6月1日~2日に全米各地で「National Day Of Civic Hacking」を開催
することを発表。市民によるソフトウェア開発者や起業家たちがオープンデータやコード
を使用し、地域における課題を市民によって解決するために新しいサービスを提案してい
くための取り組み
http://hackforchange.org/
75
132. 「Where Does My Money Go? (税金はどこへ行った?) 」
住民の年収のうちいくらが市税や町税で、それらが何の目的に使われているのか、行政の
予算を1日当たりの金額で可視化
イギリスの Open Knowledge Foundation が開発したWhere Does My Money Go? (英語版) をベースに
出所:http://spending.jp/
131