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2007.09.01
XP祭り 2007 ライトニングトークス・昼の部

            XPと音楽
                        ロック編


           (株)永和システムマネジメント
                          伊藤 浩一
             http://www.edit.ne.jp/~koic/
自己紹介
• 伊藤 浩一
  – (株)永和システムマネジメント勤務
  – 日記: http://www.edit.ne.jp/~koic/
  – メール: koic.ito@gmail.com


• 執筆物(宣伝)
  – Web 2.0 ビギナーズバイブル [Released]
     • RubyとRuby on Railsの章を寄稿しました
     • 初版買えます (In store now)
  – EngineerMind vol.5 [Released]
     • プロジェクトファシリテーションと自働化の話を寄稿しました
  – Ruby関連書籍 [Now writing]

XPと音楽 ロック編                                2
Harmony



             「Harmony and balance are
             the aim of XP」
                     ―Extreme Programming 2ndED
                Chapter 23 The Timeless Way of Programming
                                          (Kent Beck)




XPと音楽 ロック編                                             3
テーマ


  あなたにとって
  XPとはなんで
    すか?
XPと音楽 ロック編    4
本邦アジャイル界とロックの精神
• 友人から上司の上司の上司へのmixi紹介文




                   オーム社より
             2007年9月25日発売
      Esther Derby and Diana Larsen   著
                            角 征典      訳


XPと音楽 ロック編                                5
それだ!!

XPと音楽 ロック編           6
XP is Rock

XPと音楽 ロック編          7
音楽とⅩP町内会
侍REDさん(vo, g, and songs)
えがぴ~さん(vo)、平鍋 健児さん(g)
角田 直行さん(g)、id:yojikさん(g)
WRさん(b)、id:kikainekoさん(b)
米澤 慎さん(dr)、id:essenceさん(dr, key)
その他多数
                そして
             Kent Beck氏
XPと音楽 ロック編                         8
Kentさん、子供のころは何になりたいと
                 思っていましたか?
                             「父はプログラマだった。僕は父の仕事を
                             よーく見ていて、いつしか自分もプログラ
                             マになりたいと思うようになった。もうひと
                             つの僕の子供のころの興味は音楽で、プ
                             ログラマじゃなかったら、きっと今ごろは
                             ミュージシャンだったと思う。だから結構、
                             学生のことには葛藤があって、コンピュータ
                             サイエンスと音楽とを1年ごとにかわりばん
                             こに履修したりしていた。不幸なことに、コ
                             ンピュータサイエンスのほうで学業が終
                             わって、いまはプログラマになったというわ
                             けさ。」
                                  ―Kent Beck突撃インタビュー(オブジェクトの広場)
     http://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/specials/KentBeckXPseminar/kentInterview/index.html

XPと音楽 ロック編                                                                               9
XPとロックとおれたち




              Burning Agile
             大人たちの青春


XPと音楽 ロック編                10
ROCKスピリット

             「ROCK MUSICは音楽だけど、
             ROCKは音楽以外にも日常生
             活に時たま感じることがあるは
             ずだ。(略)服装や身だしなみは
             規律や決まりで縛られていても
             内面には燃えたぎるような
             ROCKスピリットを感じさせる人
             がいる。」
                 ―SPIRITUAL CANOE(高崎 晃)


XPと音楽 ロック編                           11
熱意はごまかせない

             熱意。それはごまかすことので
             きないものである。(略)自分達
             の作るものに熱中できる人。あ
             なたが嫌いなものを同様に嫌っ
             ている人。あなたの列車にワク
             ワクして乗ってくれる人。
                        ―Getting Real
                    Chapter 8 メンバーを加える
                           (37signals)


XPと音楽 ロック編                          12
Getting Realとは?
• 37signalsによって記された
• 16の章と91のエッセイからなるアジャイル界の
  新訳五輪の書




XPと音楽 ロック編                 13
Getting Realについて
• Agiler必読
• 続きはWebで

   Getting Real           検索




XPと音楽 ロック編                      14
直行するふたつのノリ
• メロディ
  – メロディ主体のムードある曲調が横ノリ
     • バラードなど、身体をなだらかに横揺れるような曲
• リズム
  – リズム主体のノリのある曲調が縦ノリ
     • ロックンロールなど、ヘッドバンクするような曲


• 直行する要素
  – 曲によって主軸が違うだけ
     • ナナメっぽい曲があるように

XPと音楽 ロック編                       15
メロディ


 出典失念

             「20も30も音数がなくても、曲
             を弾くのに十分だ」




XPと音楽 ロック編                  16
チームを回す3つの基音
• バージョン管理
• ユニットテスト
• 自動化、自働化




             達人プログラマー
  ソフトウェア開発に必要な基礎知識

XPと音楽 ロック編               17
リズム




             「ウラを感じればオモテのリズム
             が生きてくる」
             ―ベーシストのための全知識(子安 フミ)




XPと音楽 ロック編                     18
リズムのオモテとウラ
• ウラ…テストコード
• オモテ…プロダクトコード

     レッド⇔    グリーン
•
    – TDDのリズムにノル
    – 頭で考え、目で検知する (五感を使う)




XPと音楽 ロック編                  19
(補足)「Use a Single Editor Well」
                             ―The Pragmatic Programmer
• (TDD)リズムにノるためのツールも重要

• 身体に馴染む道具を選ぶ
  – Quick JUnit (Java)
  – ZenTest (Ruby)
     • ScreenあるいはGrowl(Mac)、Snarl(Windows) などとの併用がオススメ




XPと音楽 ロック編                                               20
テクニック
• 音楽のテクニック
  – 自己表現の幅を広げるため
• プログラミングのテクニック
  – こんなことできないかな?と思ったことを表現(実
    装)できるため
     • 楽をするため?
     • 楽しくするため?
     • :-< (I don’t know.) けど、たぶんそんなところ。




XPと音楽 ロック編                                 21
プログラミングと周辺技術
• 流行り廃り、ふつう、フツウ
                                                           Scala
                                   Haskell     Erlang
        C              Perl
                                                                   AIR
                              JavaScript    Ruby on Rails
                    Make
         C++                                             RSpec
                                              Rake                CC.rb
                                 Flash              Capistrano
                      Ruby
      Objective C                                               Mongrel
                                           AOP
                                                  JSF
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                                             Spring
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                                             どんだけ?
                                    Ant
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XPと音楽 ロック編                                                                22
思っているよりもずっと短い人生



   Edge
 追いきれんがな
XPと音楽 ロック編                23
アーティストは語る

             「 <流行には流されず、流行に
             は敏感に>って感じですね。流
             行に流されちゃうと演奏も変
             わっちゃうじゃないですか?自
             分たちのカラーは崩さず、アン
             テナは張り続け、それが反映で
             きたら。そういうのが続けられれ
             ば・・・・・・って感じですね。」
             音楽と人 158 JULY 2007(青木 紘志)


XPと音楽 ロック編                          24
流行ものとの距離



        流されず、
         敏感に
XPと音楽 ロック編         25
継続と変化の先に成長がある
• 立ち位置を持つこと (継続)
  – 自分はどうありたいのか?
• アンテナ重要 (変化・影響)
  – 良いものはイタダキ (他人の褌上等)
  変化               成長




                    継続
XPと音楽 ロック編               26
チームはアンサンブル
     「ひとりだけで何でもできる人はすごいなっ
     てリスペクトするけど、私は一緒にプレイす
     る相手によって出てくるフレーズが変わっ
     たりするし、それがやっぱり楽しいなぁって
     思えるんですよね。」
             ―BASS MAGAZINE 2007 AUGUST (TOKIE)


• いろいろな個性が混ざり合うことで、カッコい
  いグルーブを醸し出せるといいですね

XPと音楽 ロック編                                    27
いろいろなパートをやってみる
• バンドの場合
  – ベースがギターのパートをやってみる
• 開発チームの場合
  – e.g.)オートメーションをサインアップ
     • だれでもオートメーション
  – 嬉しい思いや、悲しい思いを共有する


• 以前より少し相手のことが分かるかも
  – Stairway to Respect (敬意への階段)
     • エスカレータじゃないよ、階段だよ
XPと音楽 ロック編                         28
More Passion, More Emotion
• 楽しさが力
  – 開発の現場、人を支える力
  – 開発の現場、人を動かす力
  – 開発の現場、人を成長させる力

                  楽しさ


                  駆動
                        感動
             情熱

XPと音楽 ロック編                           29
まとめ
• 音楽は音を楽しむから音楽
• XP is Rock. 開発も楽しくありたいですね
  – To be continued… 続きはそれぞれの現場で




XPと音楽 ロック編                         30
ご清聴ありがとうございました



                   We will
                  XP You!

XPと音楽 ロック編               31

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XP and Music

  • 1. 2007.09.01 XP祭り 2007 ライトニングトークス・昼の部 XPと音楽 ロック編 (株)永和システムマネジメント 伊藤 浩一 http://www.edit.ne.jp/~koic/
  • 2. 自己紹介 • 伊藤 浩一 – (株)永和システムマネジメント勤務 – 日記: http://www.edit.ne.jp/~koic/ – メール: koic.ito@gmail.com • 執筆物(宣伝) – Web 2.0 ビギナーズバイブル [Released] • RubyとRuby on Railsの章を寄稿しました • 初版買えます (In store now) – EngineerMind vol.5 [Released] • プロジェクトファシリテーションと自働化の話を寄稿しました – Ruby関連書籍 [Now writing] XPと音楽 ロック編 2
  • 3. Harmony 「Harmony and balance are the aim of XP」 ―Extreme Programming 2ndED Chapter 23 The Timeless Way of Programming (Kent Beck) XPと音楽 ロック編 3
  • 4. テーマ あなたにとって XPとはなんで すか? XPと音楽 ロック編 4
  • 5. 本邦アジャイル界とロックの精神 • 友人から上司の上司の上司へのmixi紹介文 オーム社より 2007年9月25日発売 Esther Derby and Diana Larsen 著 角 征典 訳 XPと音楽 ロック編 5
  • 7. XP is Rock XPと音楽 ロック編 7
  • 8. 音楽とⅩP町内会 侍REDさん(vo, g, and songs) えがぴ~さん(vo)、平鍋 健児さん(g) 角田 直行さん(g)、id:yojikさん(g) WRさん(b)、id:kikainekoさん(b) 米澤 慎さん(dr)、id:essenceさん(dr, key) その他多数 そして Kent Beck氏 XPと音楽 ロック編 8
  • 9. Kentさん、子供のころは何になりたいと 思っていましたか? 「父はプログラマだった。僕は父の仕事を よーく見ていて、いつしか自分もプログラ マになりたいと思うようになった。もうひと つの僕の子供のころの興味は音楽で、プ ログラマじゃなかったら、きっと今ごろは ミュージシャンだったと思う。だから結構、 学生のことには葛藤があって、コンピュータ サイエンスと音楽とを1年ごとにかわりばん こに履修したりしていた。不幸なことに、コ ンピュータサイエンスのほうで学業が終 わって、いまはプログラマになったというわ けさ。」 ―Kent Beck突撃インタビュー(オブジェクトの広場) http://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/specials/KentBeckXPseminar/kentInterview/index.html XPと音楽 ロック編 9
  • 10. XPとロックとおれたち Burning Agile 大人たちの青春 XPと音楽 ロック編 10
  • 11. ROCKスピリット 「ROCK MUSICは音楽だけど、 ROCKは音楽以外にも日常生 活に時たま感じることがあるは ずだ。(略)服装や身だしなみは 規律や決まりで縛られていても 内面には燃えたぎるような ROCKスピリットを感じさせる人 がいる。」 ―SPIRITUAL CANOE(高崎 晃) XPと音楽 ロック編 11
  • 12. 熱意はごまかせない 熱意。それはごまかすことので きないものである。(略)自分達 の作るものに熱中できる人。あ なたが嫌いなものを同様に嫌っ ている人。あなたの列車にワク ワクして乗ってくれる人。 ―Getting Real Chapter 8 メンバーを加える (37signals) XPと音楽 ロック編 12
  • 13. Getting Realとは? • 37signalsによって記された • 16の章と91のエッセイからなるアジャイル界の 新訳五輪の書 XPと音楽 ロック編 13
  • 14. Getting Realについて • Agiler必読 • 続きはWebで Getting Real 検索 XPと音楽 ロック編 14
  • 15. 直行するふたつのノリ • メロディ – メロディ主体のムードある曲調が横ノリ • バラードなど、身体をなだらかに横揺れるような曲 • リズム – リズム主体のノリのある曲調が縦ノリ • ロックンロールなど、ヘッドバンクするような曲 • 直行する要素 – 曲によって主軸が違うだけ • ナナメっぽい曲があるように XPと音楽 ロック編 15
  • 16. メロディ 出典失念 「20も30も音数がなくても、曲 を弾くのに十分だ」 XPと音楽 ロック編 16
  • 17. チームを回す3つの基音 • バージョン管理 • ユニットテスト • 自動化、自働化 達人プログラマー ソフトウェア開発に必要な基礎知識 XPと音楽 ロック編 17
  • 18. リズム 「ウラを感じればオモテのリズム が生きてくる」 ―ベーシストのための全知識(子安 フミ) XPと音楽 ロック編 18
  • 19. リズムのオモテとウラ • ウラ…テストコード • オモテ…プロダクトコード レッド⇔ グリーン • – TDDのリズムにノル – 頭で考え、目で検知する (五感を使う) XPと音楽 ロック編 19
  • 20. (補足)「Use a Single Editor Well」 ―The Pragmatic Programmer • (TDD)リズムにノるためのツールも重要 • 身体に馴染む道具を選ぶ – Quick JUnit (Java) – ZenTest (Ruby) • ScreenあるいはGrowl(Mac)、Snarl(Windows) などとの併用がオススメ XPと音楽 ロック編 20
  • 21. テクニック • 音楽のテクニック – 自己表現の幅を広げるため • プログラミングのテクニック – こんなことできないかな?と思ったことを表現(実 装)できるため • 楽をするため? • 楽しくするため? • :-< (I don’t know.) けど、たぶんそんなところ。 XPと音楽 ロック編 21
  • 22. プログラミングと周辺技術 • 流行り廃り、ふつう、フツウ Scala Haskell Erlang C Perl AIR JavaScript Ruby on Rails Make C++ RSpec Rake CC.rb Flash Capistrano Ruby Objective C Mongrel AOP JSF OOA/D Shale Struts Java Smalltalk OOP Hibernate Tapestry JPA UML JBoss COBOL Apache Seasar Spring Python Torque LISP PHP Io Grails PL/SQL VB どんだけ? Ant SQL Kahua CSS JSF SVN Maven Gauche Raven HTML CVS SVK JMX zsh Tomcat SGML XML XPと音楽 ロック編 22
  • 23. 思っているよりもずっと短い人生 Edge 追いきれんがな XPと音楽 ロック編 23
  • 24. アーティストは語る 「 <流行には流されず、流行に は敏感に>って感じですね。流 行に流されちゃうと演奏も変 わっちゃうじゃないですか?自 分たちのカラーは崩さず、アン テナは張り続け、それが反映で きたら。そういうのが続けられれ ば・・・・・・って感じですね。」 音楽と人 158 JULY 2007(青木 紘志) XPと音楽 ロック編 24
  • 25. 流行ものとの距離 流されず、 敏感に XPと音楽 ロック編 25
  • 26. 継続と変化の先に成長がある • 立ち位置を持つこと (継続) – 自分はどうありたいのか? • アンテナ重要 (変化・影響) – 良いものはイタダキ (他人の褌上等) 変化 成長 継続 XPと音楽 ロック編 26
  • 27. チームはアンサンブル 「ひとりだけで何でもできる人はすごいなっ てリスペクトするけど、私は一緒にプレイす る相手によって出てくるフレーズが変わっ たりするし、それがやっぱり楽しいなぁって 思えるんですよね。」 ―BASS MAGAZINE 2007 AUGUST (TOKIE) • いろいろな個性が混ざり合うことで、カッコい いグルーブを醸し出せるといいですね XPと音楽 ロック編 27
  • 28. いろいろなパートをやってみる • バンドの場合 – ベースがギターのパートをやってみる • 開発チームの場合 – e.g.)オートメーションをサインアップ • だれでもオートメーション – 嬉しい思いや、悲しい思いを共有する • 以前より少し相手のことが分かるかも – Stairway to Respect (敬意への階段) • エスカレータじゃないよ、階段だよ XPと音楽 ロック編 28
  • 29. More Passion, More Emotion • 楽しさが力 – 開発の現場、人を支える力 – 開発の現場、人を動かす力 – 開発の現場、人を成長させる力 楽しさ 駆動 感動 情熱 XPと音楽 ロック編 29
  • 30. まとめ • 音楽は音を楽しむから音楽 • XP is Rock. 開発も楽しくありたいですね – To be continued… 続きはそれぞれの現場で XPと音楽 ロック編 30
  • 31. ご清聴ありがとうございました We will XP You! XPと音楽 ロック編 31