SlideShare uma empresa Scribd logo
1 de 49
Baixar para ler offline
openSUSEで仮想化始めてみませんか?




                 moonlinx.jp
                 Kazuhisa Hara

                                 1
About me




              Kazuhisa Hara

           moonlinx の中の人してます


             今日は横浜から参戦




                               2
お話を始める前に…




    moonlinxって何だよ…




                     3
What is moonlinx ?


moonlinxとは…
デザイン×音楽=新しいクリエイティション
•   オンラインカルチャーマガジン & webコミュニティ
     – クリエーター、ミュージシャン向けプロモーションサイト

•   ウラでは実験的なことも結構やってるよ!




    Magazine                        Community




                                                4
Agenda



   • 仮想化について
         – 仮想化の一般的なお話


   • Xenについて
         – Xen3.3 Datasheet


   • openSUSE + Xen
         – Tips
         – まとめ




                              5
Virtualization…?




       Xenの前に…     そもそも仮想
                    化って…




                            6
サーバ仮想化とは?

そもそもサーバ仮想化って何なのさ?
• 1台のサーバコンピュータを、あたかも複数台のコンピュータであるかのように論理
  的に分割し、それぞれに別のOSやアプリケーションソフトを動作させる事



                                Linux


      Windows         Windows

                                        Solaris




                仮想化



                                                  7
仮想化のメリットは?

• サーバ仮想化技術の利点
 – リソース使用率向上
    •データセンタ設置機器の平均負荷15%以下と言われている…
      – 物理的なリソース稼働率の向上

 – 可用性の向上
    •複数物理サーバ上で、仮想マシンの一時停止、移行、レジュームを実現

 – 応答の迅速化
    •リソースを動的に調整
    •サーバの移動と統合

 – 用途別の分離
   •1物理上で、webサーバ、メールサーバ等を個別に立て、互いに干渉しな
  い状態を作れる
      – アプリケーションの競合を抑える事にも繋がる
                                         8
仮想化のメリットは?




• 2次的に得られる利点
 – リスク軽減
   • 管理が容易に
      – アップグレード
      – セキュリティパッチのテスト etc…



 – コスト削減
   • 設置面積の縮小
      – 電源
      – 冷却
      – 空間 etc…


                             9
では仮想化を実現するには、どんな選択肢があるの?

商用UNIX機                             x86アーキテクチャ
  ハイパーバイザー型                       ��� ハイパーバイザー型
  – zVM, LPAR (IBM)                 – VMware ESX Server , Enterprise Server
  – HP-UX Virtual Partitions (hp)   – Xen
��� カーネル共有型                         ��� ホスト型
  – Solaris Container (Sun)         – VMware Server, Virtual Server
                                    – User Mode Linux
                                  ��� カーネル共有型
                                    – FreeBSD Jail

                             仮想マシン 仮想マシン 仮想マシン
                                                        コンテナ   コンテナ
                             (管理OS) (ゲストOS) (ゲストOS) …                   …
仮想マシン    仮想マシン 仮想マシン
(管理OS)                   …
         (ゲストOS) (ゲストOS)
                                    ハイパーバイザ

         ハイパーバイザ                     ホストOS                     ホストOS

         ハードウェア                      ハードウェア                    ハードウェア
     ハイパーバイザ型                        ホスト型                  カーネル共有型

                                                                            10
XenとVMwareの基本性能比較

・同じハイパーバイザ型だけど…?
                   Xen            VMware ESX Server
  ライセンス        OSS(GPL)                      商用
           x86、x64、IA-64アーキテク       x86、x64アーキテクチャサーバ
  動作環境              チャ                  (ESX認定サーバ)

   管理OS        Linux、NetBSD        VMware ESX Server専用OS

           Windows、Linux、NetBSD   Windows、Linux、Netware、solar
  ゲストOS        、solaris、Plan9                  is

最大同時稼働VM          制限なし              仮想プロセッサ合計128個まで

1VMの最大仮想
                  32Way                     32Way
   CPU数
           仮想マシンごとに割り当て可              共有、オーバーコミット
  メモリ管理    能(動的リサイズ可能 MAX
                 ∞)                 (最大200%まで MAX 64GB)

  高可用性         Live Migration               VMotion


                                                                11
Xen…?




  こっから本題の   Xenのお話




                     12
Xenってどんな特長があるの?




特長
• オープンソース
  – GPLライセンス
  – SUSE、RedHat インストールDVDに標準同梱

• 準仮想化 / 仮想マシンモニタ(ハイパーバイザ)
  – ホスト型の仮想化に比べ、オーバーヘッドが非常に少ない

• 完全仮想化もサポート
  – Windowsも仮想OSとして起動できる

• ライブマイグレーション
  – 高可用性(完全仮想のマシンもマイグレートできる 3.2~)
                                    13
Xenでどんなことが出来るの? 1


WindowsやSolaris、勿論Linuxも1つのハードで稼働できる
  – 完全仮想化・準仮想化の混合もOK


完全仮想化                              準仮想化
         Solaris       Linux




      Windows                  Linux




                                          14
Xenでどんなことが出来るの? 2

手軽に複製・移動可能
     – 仮想マシンはカプセル化されて1ファイルとして管理
     – 仮想マシンは完全にH/Wから分離して管理
     – カプセル化されたイメージは保管、取り出し、複製、移動等の管理が容易

        ストレージ                               動的H/W間移動
       DATA   DATA
                     保管
       APP    APP          DATA     DATA   DATA         DATA
        MW     MW          APP      APP    APP          APP
                            MW       MW     MW           MW
        OS     OS
                            OS       OS     OS           OS

       DATA   DATA   取出し   DATA     DATA   DATA         DATA
       APP    APP          APP      APP    APP          APP
        MW     MW           MW       MW     MW           MW
        OS     OS           OS       OS     OS           OS

複製     DATA   DATA
       APP    APP
        MW
        OS
               MW
               OS
                              Xen                 Xen

       DATA   DATA
       APP    APP
        MW     MW
        OS     OS


       DATA   DATA
       APP    APP
        MW     MW
        OS     OS
                     ストレージから直接/間接的にロード
                                                               15
手軽に複製・移動、ということは…




     仮想OSを手軽に複製・移動可能




開発環境を複製して、本番環境にそのままコピーしたり…

逆に本番環境を複製して、カーネルアップデートやセキュリティアップ
デートのテストをしたりも思いのまま!
                               16
さらに…



例えば典型的なLAMPサーバをテンプレートとして作成し、
それを大量に複製して共有ストレージにプールしておけば…




•必要に応じて簡単にWebサーバのデリバリーなんて事も
 – これからは試験環境を作るのに、毎回ハードを買い足す必要はありません!
 – 基本形さえテンプレートとして持っていれば、用途に合わせてカスタマイズもすぐ
   行える

※最近ではXenを用いた仮想Webサーバーのレンタルを行う事業者が出てきたようです

                                            17
ライブマイグレーションとは?

• Xen上で実行中の仮想マシンを、別のホストに無停止で移動させる技術
 – 通常のマイグレーションには、停止時間がある
   • 厳密には、ライブマイグレーションにもミリ秒単位の停止時間がある
   • ただし十分に短いのでネットワークのセッションは維持される
   • しかもストレージはiSCSIやNFSでOK




        iSCSI      ストレージ
    FibreChannel
        NFS等                           18
ライブマイグレーションって何に使えるの? 1
•    例えば…                    メモリ:1.5GB
CPU使用率100%!                 CPU配分:2コア
メモリ全然足りません!               CPU使用率ダウン!
             CPU使用率20%
              CPU使用率20%
              CPU使用率20%




        実メモリ:2GB
         実メモリ:2GB
                          危ない時も、サービスを止めずに
    各仮想OSメモリ:256MBづつ
     各仮想OSメモリ:512MBづつ
         実CPU:4コア
                             柔軟に対応できる
      各仮想OS配分:1コアずつ
                                            19
ライブマイグレーションって何に使えるの? 2
•   例えば…
      CPU使用率3%
       CPU使用率20%
      正直暇過ぎッス…




                         STOP

    実メモリ:2GB
     実メモリ:2GB                シャットダウン
各仮想OSメモリ:256MBづつ
 各仮想OSメモリ:512MBづつ            電気代節約
     実CPU:4コア              リソースの有効活用
  各仮想OS配分:1コアずつ
                                       20
細かい話




       Xenの   ちょっと細かい話




                         21
ドメインとは

•   XenではVMをドメインと呼ぶ(※windowsネットワーク等のドメインとは無関係)
•   Domain0
     – 特権あり
     – 起動時に必ず起動
     – 管理ツールを動作させる
     – 実デバイスの制御
•   DomainU
     – ゲストOS、ユーザーに応じて作成/削除
     – Xenデバイスを利用


                                            アプリケーションは
    管理ツール     アプリケーション    アプリケーション      …
                                              修正不要
    Domain0    DomainU        DomainU
                                        …
     Linux      Linux          *BSD

               Xen(ハイパーバイザ)
                   HW

                                                        22
Xenで行える仮想化手法の分類

•       完全仮想化
         – マシンを完全にエミュレートする
           • オーバヘッドが大きい
        – OSがそのまま動く(windowsマシンをLinux上で動かせる)
        – ハードウェアのサポートが必須(VT-x/AMD -V)
    •   準仮想化
         – OSに手を加え、VMマシンに都合の良い仮想的なハードウェア情報を再定義
         – オーバヘッドが完全仮想化に比べ小さい
                                        ちょっと極端な言い
         – ゲストOSに修正が必要                    方だけど。
           • ゲストOSのソースコードが必要
           • アプリケーションの修正は不要

              完全仮想化                 準仮想化
          アプリケーション                 アプリケーション
                   ネイティブ                            Xenが
           ゲストOS                   ゲストOS
                    アプリ                        API ソースに
           仮想マシン                 仮想マシン     API     手を入れる
                OS                 ハイパーバイザ
                HW                    HW                   23
準仮想化 デバイスドライバモデル

                      仮想OS


Domain0           DomainU               DomainU


Linux
      バックエンド        フロントエンド                  フロントエンド
デバイス
       ドライバ           ドライバ                     ドライバ
ドライバ                          I/O操作要求
          I/O操作               (ハイパーバイザコール)




Xen ハイバーバイザ                 ホストOSに転送




HW    実行

                                                       24
参考:VMware Server 仮想レイヤー処理(バイナリトランスレーション)

      プロセッサの動作モード                           通常
                                            Ring-0 (特権) ~ Ring-3 の4段階

                                            これまでのRingsの使い分け
 通常                                 仮想化環境   Ring-0ではOSカーネルが動作
                                            Ring-1, Ring-2 は未使用
                                            Ring-3ではユーザプログラムが動作

                                            問題点
                                            Ring-0で複数のOSを動かすことが
   Ring 3
                               ホストOS        原則できない
                                            ※H/Wの設計というよりはOSの設計
                                 &          上の問題
       Ring 2
                              仮想化レイヤー
                Ring 1
                     Ring 0
                                            VMware環境でのRingsの使い分
                                            け
                                            Ring-0: ホストOSとVMM(仮想マシン
                                            モニタ)
                                  ゲストOS     Ring-1:ゲストOSカーネルで動かす

                                            Ring Aliasing
                OS                          本来Ring-0で動くプログラムを
                                            Ring-1で動かすゲストOSはまるで自
                                            分がRing-0に居るように錯覚する
                                            Ring-1での特権操作は、例外として
                                            Ring-0のVMMにトラップされる

                                            Binary Translation
                                            Ring-1での不都合なコードは動的に
アプリケーション
                                アプリケーション    書き換え




                                                                    25
参考:Xen 仮想レイヤー処理(パラバーチャリゼーション)

      プロセッサの動作モード

 通常                                   仮想化環境


   Ring 3
                                               Xen環境でのRingsの使い分
                                               け
       Ring 2                 仮想化レイヤー          Ring-0: 仮想マシンモニタ
                                               Ring-1:ゲストOSカーネルで動か
                                               す
                Ring 1
                                               Ring Aliasing
                     Ring 0                    本来Ring-0で動くプログラムを
                                               Ring-1で動かすゲストOSはまる
                                               で自分がRing-0に居るように錯
                                               覚する

                                               ParaVirtualization
                                  ゲストOS        あらかじめカーネルを修正したゲ
                                               ストOSのみ動かすことになるの
                OS              (Domain-0/U)   で、命令のトランスレート処理を
                                               行う必要が無く、結果オーバーヘ
                                               ッドを最小限に抑えることが出来
                                               る




アプリケーション
                                アプリケーション

                                                                     26
参考:仮想レイヤー処理 Intel-VT,AMD-V

       プロセッサの動作モード

Intel-VT,AMD-V                          仮想化環境


     Ring 3                                     CPUの対応
                                 仮想化レイヤー        ソフトウェアの力のみで、半ば強
                                                引に仮想環境を作成していたも
         Ring 2                 (ハイパーバイザー)      のに対し、CPU自体の特権命令
                                                に対する柔軟性を持たせた形に
                                                なる
                  Ring 1                        結果オーバーヘッドを極力減らせ
                                                ることに成功、スムーズに仮想環
                       Ring 0                   境を作成出来る

                                                Xenで完全仮想化を実現する
                                                のに不可欠
                                                Xenでは基本的に準仮想化(ゲス
・ゲストOS(VMX-non-root)                            トOSカーネルに手を加える形で
・仮想化レイヤー(VMX-root)                   ゲストOS      仮想化を実現する)のため、ソー
                                                スコードを改変できないタイプの
                                                OSの場合、動作させることが出
                                                来なかったが、CPUの対応によ
オーバーヘッドが更に少なくな                                  り完全仮想化を実現することが
                                                出来る
り、パフォーマンスが向上


                                    アプリケーション
          アプリケーション
                                                                   27
ネットワーク

Xenには「ブリッジ」「NAT」「ルーティング」の3つのネットワークモードが存在する
Domain0とDomainUは仮想的なネットワークインターフェースで接続されるが、
DomainUはDomain0に接続されている物理的なネットワークに直接接続できない
また、DomainU同士を繋ぐネットワークも無いため、通常DomainU同士の通信も直接は行えない
                             ハードウェア



                                             DomainU
                    vif1.0            eht0


          Domain0   vif2.0
                               ×      eht0
 eht0

                                             DomainU


                    vif2.1            eht1


                                                       28
Xen3.3 Datasheet

•   Performance and Scalability
     –   CPUID Levelling                                                           Xen.org /
     –   Shadow 3 Page Table Optimizations                                xen3.3datasheetより
     –   EPT/NPT 2MB Page Support
     –   Hardware-accelerated HVM video memory updates tracking
     –   PVSCSI -- SCSI Support for PV Guests
     –   Full 16-bit Emulation on Intel VT
     –   Support for memory overcommit allowing more VMs per physical machine for some workloads

•   Security
     –   PVGRUB Secure Replacement for PYGRUB
     –   IO Emulation “stub domains” for HVM IO

•   Green Computing
     – Enhanced C & P State Power Management

•   Graphics Support
     –   VT-d Device Pass-Through Support
     –   Direct OpenGL-accelerated video output scaling

•   Miscellaneous
     –   Upgrade QEMU Version
     –   Removal of Domain Lock for PV Guests
     –   Message Signaled Interrupts
     –   Greatly improved precision for time-sensitive SMP VMs

                                                                                                   29
openSUSE + Xen




                 ど こ い っ た 
   openSUSEの話は
                    ん だ




                              30
インストール




         インストールは

         超絶カンタン!




                   31
Xenの導入

•   OSインストール時にインストール




•   OSインストール後でも導入できる。その場合…
    –   zypperを使う(yum,apt-getみたいなもの)
    –   YaST(いわゆるコントロールパネル)の『ソフトウェア管理』よりインストール
    –   ソースからコンパイルしても良いけど、今回は省きます                32
ネットワークの設定




openSUSE11.1より、仮想ネットワーク・ブリッジやNATの設定もインストール時に出来るように

•   後で変更したい場合はYaST -> ネットワークデバイス -> ネットワークの設定
                                                     33
再起動




OSインストールが完了した後、再起動しXenカーネルで立ち上げなおす

                                     34
管理




      管理も

     親切設計!




             35
仮想マシンの管理




YaST -> 仮想化 -> 仮想マシンマネージャー or 仮想マシンの作成
作成・削除・メモリ割り当ての変更・DISK交換等々…GUIでほぼ管理できる。
                                         36
仮想マシンの作成




           37
起動




ゲストOSのX(GUI)も普通に使えます

                       38
CUI




勿論CUIからでも、仮想マシンの管理が出来る。ゲストマシンのコンソールに直に入ったりも。
また、マイグレーションなど特定の作業はコマンドラインでしか実行できない。
                                               39
Tips的なもの




   moonlinxでも   やってるお勧め




                          40
サーバ監視

運用監視
•   Xenの状況はNagios を使って常に監視
•   Dom0もDomUも監視しちゃえば良いよ




                             41
モニタリングも重要

モニタリング
•   サーバ / サービスのモニタリングは   Munin を利用
•   DomU自体にエージェント仕込むもよし、Dom0用のプラグイン使うもよし




                                           42
よくあるハマりポイント




•   Xenカーネルで起動したら、Xが立ち上がりません><
    – グラフィック・ドライバの可能性大、3Dアクセレータは切った方が吉かも
    – 3Dアクセレータの設定は、YaST -> ハードウェア -> グラフィックカードとモニタ


•   VTやAMD-V対応CPUなにの完全仮想化できません><
    – BIOSの設定でOFFになっていませんか?デフォルト=OFFの場合も結構あるようです


•   ゲストマシンのローカル時間が激しくずれるわけだが
    – ホストマシン+9時間、更にソコからゲストマシンは+9時間してるっぽい
       • 差異をある程度吸収した設定にしたら、NTPでこまめにとるのがベター


•   ゲストマシンのマウスが激しくずれるわけだが
    – VNCやリモートデスクトップで接続すると、結構快適に使えます



                                                     43
今日のおさらい




   おさらいしましょー




               44
まとめ1 – 仮想化導入のメリット


•   サーバ統合
    – サーバの運用コストの削減


•   サービス独立性の維持
    – ネットワーク、アプリケーション、ドライバ…各仮想マシンが独立したOS環境


•   セキュリティの確保
    – 各仮想マシンが独立しているため、他の仮想マシンに影響を与えることは無い


•   システムの拡張性と柔軟性
    – 仮想的にルータを構築できるなど、ハードウェアの物理的制約を緩和


•   仮想マシンの移動が出来る
    – ホストマシンさえ動いてしまえば、他のマシンに簡単に移行できる


                                             45
まとめ2 - Xen導入のメリット

•   サービスへの資源量の確保
    – 各仮想マシンに独立した資源を割り振るため、CPU時間、メモリ量を保障できる

•   仮想マシンの能力変更
    – 仮想マシンを停止することなく、動的に資源を割り振ることが出来る

•   仮想マシンの移動が出来る
    – ライブマイグレーションを用いれば、ほぼ無停止で仮想マシンを移動できる

•   ハイパーバイザー型である
    – ホスト型に比べパフォーマンスに優れる

•   完全・準仮想に対応
    – Linux、Solarisに加えWindowsも動かせる

•   OSS
    – 商用ソフトに比べ、コストが掛からない、最悪ソースコードからバグを追求できる

                                              46
まとめ3 – openSUSEでXenを使うメリット

•   簡単、ラクチン
    – OSインストールの時点で、Xenの設定も完結できる
    – 仮想ネットワークの設定、GUIでの仮想マシン管理…YaSTが優秀で楽が出来る


•   親和性
    – Novell(&SUSE)はXen全体での拡張・修正コードの正式採用数のシェア、第3位
    –   その他ディストリビューションはDebian9位、Red Hat10位とのこと



•   実務応用可
    – YaST管理ツールや、仮想マシンの管理等は、ほぼSLES※でも活用できる
         • SLES + Xen の組み合わせは結構実績豊富
         • また、MS製品以外で仮想マシン上のWindowsが公式にサポートされている
              – Windows用の準仮想化ドライバもある
                                                 ※ SUSE Linux Enterprise Server


•   Xenと組み合わせて使えるものが揃っている
    – Xen + DRBD + Heartbeat2 なんかの構成もYaSTからのインストールで割りとすん
      なり実現
                                                                                  47
おまけ




完全仮想化、OSタイプ Vista で Windows 7 Beta(Build 7000) も動きますよー

                                                         48
Present by …




     Thank you for listening !




                                               ここでQ&A Time !




                          http://moonlinx.jp
                                                               49

Mais conteúdo relacionado

Mais procurados

OSC2011 Tokyo/Fall 濃いバナ(virtio)
OSC2011 Tokyo/Fall 濃いバナ(virtio)OSC2011 Tokyo/Fall 濃いバナ(virtio)
OSC2011 Tokyo/Fall 濃いバナ(virtio)Takeshi HASEGAWA
 
Linux KVMではじめるカンタン仮想化入門
Linux KVMではじめるカンタン仮想化入門Linux KVMではじめるカンタン仮想化入門
Linux KVMではじめるカンタン仮想化入門VirtualTech Japan Inc.
 
Effective Hyper-V - 久しぶりエディション
Effective Hyper-V - 久しぶりエディションEffective Hyper-V - 久しぶりエディション
Effective Hyper-V - 久しぶりエディションKuninobu SaSaki
 
エンジニアなら知っておきたい「仮想マシン」のしくみ (BPStudy38)
エンジニアなら知っておきたい「仮想マシン」のしくみ (BPStudy38)エンジニアなら知っておきたい「仮想マシン」のしくみ (BPStudy38)
エンジニアなら知っておきたい「仮想マシン」のしくみ (BPStudy38)Takeshi HASEGAWA
 
物理マシンをケチる技術
物理マシンをケチる技術物理マシンをケチる技術
物理マシンをケチる技術Satoshi KOBAYASHI
 
Hyper vを理解する
Hyper vを理解するHyper vを理解する
Hyper vを理解するNaoki Abe
 
OSC2012Kansai@Kyoto 自宅SAN友の会 - インフラエンジニアなら知っておきたい ストレージのはなし
OSC2012Kansai@Kyoto 自宅SAN友の会 - インフラエンジニアなら知っておきたい ストレージのはなしOSC2012Kansai@Kyoto 自宅SAN友の会 - インフラエンジニアなら知っておきたい ストレージのはなし
OSC2012Kansai@Kyoto 自宅SAN友の会 - インフラエンジニアなら知っておきたい ストレージのはなしSatoshi Shimazaki
 
仮想化技術の基本の基本
仮想化技術の基本の基本仮想化技術の基本の基本
仮想化技術の基本の基本terada
 
Raspberry pi で始める v sphere 7 超入門
Raspberry pi で始める v sphere 7 超入門Raspberry pi で始める v sphere 7 超入門
Raspberry pi で始める v sphere 7 超入門Satoshi Imai
 
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし2012/Spring ストレージの基礎おさらい編
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし2012/Spring ストレージの基礎おさらい編インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし2012/Spring ストレージの基礎おさらい編
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし2012/Spring ストレージの基礎おさらい編Satoshi Shimazaki
 
トラブルから理解するHyper vの基礎
トラブルから理解するHyper vの基礎トラブルから理解するHyper vの基礎
トラブルから理解するHyper vの基礎Naoki Abe
 
20120609 cod ws2012概要
20120609 cod ws2012概要20120609 cod ws2012概要
20120609 cod ws2012概要Osamu Takazoe
 
CLUB DB2 第137回:基礎から再入門!DB2モニタリング入門
CLUB DB2 第137回:基礎から再入門!DB2モニタリング入門CLUB DB2 第137回:基礎から再入門!DB2モニタリング入門
CLUB DB2 第137回:基礎から再入門!DB2モニタリング入門Akira Shimosako
 
Hyper-V Replica
Hyper-V ReplicaHyper-V Replica
Hyper-V ReplicaNaoki Abe
 
DB2をAWS上に構築する際のヒント&TIPS
DB2をAWS上に構築する際のヒント&TIPSDB2をAWS上に構築する際のヒント&TIPS
DB2をAWS上に構築する際のヒント&TIPSAkira Shimosako
 
OSC 2011 Hokkaido 自宅SAN友の会(後半)
OSC 2011 Hokkaido 自宅SAN友の会(後半)OSC 2011 Hokkaido 自宅SAN友の会(後半)
OSC 2011 Hokkaido 自宅SAN友の会(後半)Satoshi Shimazaki
 

Mais procurados (19)

OSC2011 Tokyo/Fall 濃いバナ(virtio)
OSC2011 Tokyo/Fall 濃いバナ(virtio)OSC2011 Tokyo/Fall 濃いバナ(virtio)
OSC2011 Tokyo/Fall 濃いバナ(virtio)
 
Linux KVMではじめるカンタン仮想化入門
Linux KVMではじめるカンタン仮想化入門Linux KVMではじめるカンタン仮想化入門
Linux KVMではじめるカンタン仮想化入門
 
Effective Hyper-V - 久しぶりエディション
Effective Hyper-V - 久しぶりエディションEffective Hyper-V - 久しぶりエディション
Effective Hyper-V - 久しぶりエディション
 
エンジニアなら知っておきたい「仮想マシン」のしくみ (BPStudy38)
エンジニアなら知っておきたい「仮想マシン」のしくみ (BPStudy38)エンジニアなら知っておきたい「仮想マシン」のしくみ (BPStudy38)
エンジニアなら知っておきたい「仮想マシン」のしくみ (BPStudy38)
 
物理マシンをケチる技術
物理マシンをケチる技術物理マシンをケチる技術
物理マシンをケチる技術
 
Hyper vを理解する
Hyper vを理解するHyper vを理解する
Hyper vを理解する
 
KVM+cgroup
KVM+cgroupKVM+cgroup
KVM+cgroup
 
ゼロからはじめるKVM超入門
ゼロからはじめるKVM超入門ゼロからはじめるKVM超入門
ゼロからはじめるKVM超入門
 
OSC2012Kansai@Kyoto 自宅SAN友の会 - インフラエンジニアなら知っておきたい ストレージのはなし
OSC2012Kansai@Kyoto 自宅SAN友の会 - インフラエンジニアなら知っておきたい ストレージのはなしOSC2012Kansai@Kyoto 自宅SAN友の会 - インフラエンジニアなら知っておきたい ストレージのはなし
OSC2012Kansai@Kyoto 自宅SAN友の会 - インフラエンジニアなら知っておきたい ストレージのはなし
 
仮想化技術の基本の基本
仮想化技術の基本の基本仮想化技術の基本の基本
仮想化技術の基本の基本
 
Raspberry pi で始める v sphere 7 超入門
Raspberry pi で始める v sphere 7 超入門Raspberry pi で始める v sphere 7 超入門
Raspberry pi で始める v sphere 7 超入門
 
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし2012/Spring ストレージの基礎おさらい編
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし2012/Spring ストレージの基礎おさらい編インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし2012/Spring ストレージの基礎おさらい編
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし2012/Spring ストレージの基礎おさらい編
 
トラブルから理解するHyper vの基礎
トラブルから理解するHyper vの基礎トラブルから理解するHyper vの基礎
トラブルから理解するHyper vの基礎
 
第21回「Windows Server 2012 DeepDive!! Hyper-V と VDI を徹底解説」(2012/10/18 on しすなま!)...
第21回「Windows Server 2012 DeepDive!! Hyper-V と VDI を徹底解説」(2012/10/18 on しすなま!)...第21回「Windows Server 2012 DeepDive!! Hyper-V と VDI を徹底解説」(2012/10/18 on しすなま!)...
第21回「Windows Server 2012 DeepDive!! Hyper-V と VDI を徹底解説」(2012/10/18 on しすなま!)...
 
20120609 cod ws2012概要
20120609 cod ws2012概要20120609 cod ws2012概要
20120609 cod ws2012概要
 
CLUB DB2 第137回:基礎から再入門!DB2モニタリング入門
CLUB DB2 第137回:基礎から再入門!DB2モニタリング入門CLUB DB2 第137回:基礎から再入門!DB2モニタリング入門
CLUB DB2 第137回:基礎から再入門!DB2モニタリング入門
 
Hyper-V Replica
Hyper-V ReplicaHyper-V Replica
Hyper-V Replica
 
DB2をAWS上に構築する際のヒント&TIPS
DB2をAWS上に構築する際のヒント&TIPSDB2をAWS上に構築する際のヒント&TIPS
DB2をAWS上に構築する際のヒント&TIPS
 
OSC 2011 Hokkaido 自宅SAN友の会(後半)
OSC 2011 Hokkaido 自宅SAN友の会(後半)OSC 2011 Hokkaido 自宅SAN友の会(後半)
OSC 2011 Hokkaido 自宅SAN友の会(後半)
 

Semelhante a Osc2009 Sendai Xen 0124

20120822_dstn技術交流会_仮想化について
20120822_dstn技術交流会_仮想化について20120822_dstn技術交流会_仮想化について
20120822_dstn技術交流会_仮想化についてdstn
 
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし@OSC 2012 Nagoya
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし@OSC 2012 Nagoyaインフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし@OSC 2012 Nagoya
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし@OSC 2012 NagoyaSatoshi Shimazaki
 
N110 ws12概要 osamut_公開版
N110 ws12概要 osamut_公開版N110 ws12概要 osamut_公開版
N110 ws12概要 osamut_公開版Osamu Takazoe
 
TechEd2008_T1-407_EffectiveHyper-V
TechEd2008_T1-407_EffectiveHyper-VTechEd2008_T1-407_EffectiveHyper-V
TechEd2008_T1-407_EffectiveHyper-VKuninobu SaSaki
 
Wakame-VDC / Open Source Conferense 2012 - Cloud (JP)
Wakame-VDC / Open Source Conferense 2012 - Cloud (JP)Wakame-VDC / Open Source Conferense 2012 - Cloud (JP)
Wakame-VDC / Open Source Conferense 2012 - Cloud (JP)axsh co., LTD.
 
Technology Used in Virtual Machine (Jan 2008)
Technology Used in Virtual Machine (Jan 2008)Technology Used in Virtual Machine (Jan 2008)
Technology Used in Virtual Machine (Jan 2008)Kuniyasu Suzaki
 
情報技術の基本と仮想化について
情報技術の基本と仮想化について情報技術の基本と仮想化について
情報技術の基本と仮想化についてrookwin
 
クラウド概略(プレゼン)
クラウド概略(プレゼン)クラウド概略(プレゼン)
クラウド概略(プレゼン)真乙 九龍
 
Windows Azure で 2/29 に起こった問題のまとめ
Windows Azure で 2/29 に起こった問題のまとめWindows Azure で 2/29 に起こった問題のまとめ
Windows Azure で 2/29 に起こった問題のまとめSunao Tomita
 
BHyVe: The BSD Hypervisor
BHyVe: The BSD HypervisorBHyVe: The BSD Hypervisor
BHyVe: The BSD HypervisorTakuya ASADA
 
#01-03 solaris11で深化するクラウド
#01-03 solaris11で深化するクラウド#01-03 solaris11で深化するクラウド
#01-03 solaris11で深化するクラウドSolarisJPNight
 
仮想化技術によるマルウェア対策とその問題点
仮想化技術によるマルウェア対策とその問題点仮想化技術によるマルウェア対策とその問題点
仮想化技術によるマルウェア対策とその問題点Kuniyasu Suzaki
 
Wakame Project - 自作クラウド研究会
Wakame Project - 自作クラウド研究会Wakame Project - 自作クラウド研究会
Wakame Project - 自作クラウド研究会axsh co., LTD.
 
OSvの概要と実装
OSvの概要と実装OSvの概要と実装
OSvの概要と実装Takuya ASADA
 
Solaris11で深化するクラウド
Solaris11で深化するクラウドSolaris11で深化するクラウド
Solaris11で深化するクラウドYasushi Taki
 
2010-11-02 第1回クラウドコンピューティング基盤シンポジウム(品川)
2010-11-02 第1回クラウドコンピューティング基盤シンポジウム(品川)2010-11-02 第1回クラウドコンピューティング基盤シンポジウム(品川)
2010-11-02 第1回クラウドコンピューティング基盤シンポジウム(品川)Takahiro Shinagawa
 
Windows Serverを活用する on Windows Azure セミナー
Windows Serverを活用する on Windows Azure セミナーWindows Serverを活用する on Windows Azure セミナー
Windows Serverを活用する on Windows Azure セミナーDaisuke Masubuchi
 

Semelhante a Osc2009 Sendai Xen 0124 (20)

20120822_dstn技術交流会_仮想化について
20120822_dstn技術交流会_仮想化について20120822_dstn技術交流会_仮想化について
20120822_dstn技術交流会_仮想化について
 
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし@OSC 2012 Nagoya
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし@OSC 2012 Nagoyaインフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし@OSC 2012 Nagoya
インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし@OSC 2012 Nagoya
 
Xen Nic
Xen NicXen Nic
Xen Nic
 
N110 ws12概要 osamut_公開版
N110 ws12概要 osamut_公開版N110 ws12概要 osamut_公開版
N110 ws12概要 osamut_公開版
 
TechEd2008_T1-407_EffectiveHyper-V
TechEd2008_T1-407_EffectiveHyper-VTechEd2008_T1-407_EffectiveHyper-V
TechEd2008_T1-407_EffectiveHyper-V
 
Wakame-VDC / Open Source Conferense 2012 - Cloud (JP)
Wakame-VDC / Open Source Conferense 2012 - Cloud (JP)Wakame-VDC / Open Source Conferense 2012 - Cloud (JP)
Wakame-VDC / Open Source Conferense 2012 - Cloud (JP)
 
Technology Used in Virtual Machine (Jan 2008)
Technology Used in Virtual Machine (Jan 2008)Technology Used in Virtual Machine (Jan 2008)
Technology Used in Virtual Machine (Jan 2008)
 
情報技術の基本と仮想化について
情報技術の基本と仮想化について情報技術の基本と仮想化について
情報技術の基本と仮想化について
 
クラウド概略(プレゼン)
クラウド概略(プレゼン)クラウド概略(プレゼン)
クラウド概略(プレゼン)
 
Windows Azure で 2/29 に起こった問題のまとめ
Windows Azure で 2/29 に起こった問題のまとめWindows Azure で 2/29 に起こった問題のまとめ
Windows Azure で 2/29 に起こった問題のまとめ
 
BHyVe: The BSD Hypervisor
BHyVe: The BSD HypervisorBHyVe: The BSD Hypervisor
BHyVe: The BSD Hypervisor
 
#01-03 solaris11で深化するクラウド
#01-03 solaris11で深化するクラウド#01-03 solaris11で深化するクラウド
#01-03 solaris11で深化するクラウド
 
仮想化技術によるマルウェア対策とその問題点
仮想化技術によるマルウェア対策とその問題点仮想化技術によるマルウェア対策とその問題点
仮想化技術によるマルウェア対策とその問題点
 
Wakame Project - 自作クラウド研究会
Wakame Project - 自作クラウド研究会Wakame Project - 自作クラウド研究会
Wakame Project - 自作クラウド研究会
 
OSvの概要と実装
OSvの概要と実装OSvの概要と実装
OSvの概要と実装
 
クラウド入門
クラウド入門クラウド入門
クラウド入門
 
第3回「マイクロソフトの仮想化と、クラウドの今後」(2011/06/16 on しすなま!) ②IBM資料
第3回「マイクロソフトの仮想化と、クラウドの今後」(2011/06/16 on しすなま!) ②IBM資料第3回「マイクロソフトの仮想化と、クラウドの今後」(2011/06/16 on しすなま!) ②IBM資料
第3回「マイクロソフトの仮想化と、クラウドの今後」(2011/06/16 on しすなま!) ②IBM資料
 
Solaris11で深化するクラウド
Solaris11で深化するクラウドSolaris11で深化するクラウド
Solaris11で深化するクラウド
 
2010-11-02 第1回クラウドコンピューティング基盤シンポジウム(品川)
2010-11-02 第1回クラウドコンピューティング基盤シンポジウム(品川)2010-11-02 第1回クラウドコンピューティング基盤シンポジウム(品川)
2010-11-02 第1回クラウドコンピューティング基盤シンポジウム(品川)
 
Windows Serverを活用する on Windows Azure セミナー
Windows Serverを活用する on Windows Azure セミナーWindows Serverを活用する on Windows Azure セミナー
Windows Serverを活用する on Windows Azure セミナー
 

Último

20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf
20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf
20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdfAyachika Kitazaki
 
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)ssuser539845
 
2024 01 Virtual_Counselor
2024 01 Virtual_Counselor 2024 01 Virtual_Counselor
2024 01 Virtual_Counselor arts yokohama
 
ARスタートアップOnePlanetの Apple Vision Proへの情熱と挑戦
ARスタートアップOnePlanetの Apple Vision Proへの情熱と挑戦ARスタートアップOnePlanetの Apple Vision Proへの情熱と挑戦
ARスタートアップOnePlanetの Apple Vision Proへの情熱と挑戦Sadao Tokuyama
 
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~arts yokohama
 
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdf
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdfTaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdf
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdfMatsushita Laboratory
 
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-LoopへTetsuya Nihonmatsu
 
情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法
情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法
情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法ssuser370dd7
 
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見Shumpei Kishi
 

Último (12)

20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf
20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf
20240326_IoTLT_vol109_kitazaki_v1___.pdf
 
2024 03 CTEA
2024 03 CTEA2024 03 CTEA
2024 03 CTEA
 
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)
IFIP IP3での資格制度を対象とする国際認定(IPSJ86全国大会シンポジウム)
 
2024 01 Virtual_Counselor
2024 01 Virtual_Counselor 2024 01 Virtual_Counselor
2024 01 Virtual_Counselor
 
ARスタートアップOnePlanetの Apple Vision Proへの情熱と挑戦
ARスタートアップOnePlanetの Apple Vision Proへの情熱と挑戦ARスタートアップOnePlanetの Apple Vision Proへの情熱と挑戦
ARスタートアップOnePlanetの Apple Vision Proへの情熱と挑戦
 
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~
2024 02 Nihon-Tanken ~Towards a More Inclusive Japan~
 
What is the world where you can make your own semiconductors?
What is the world where you can make your own semiconductors?What is the world where you can make your own semiconductors?
What is the world where you can make your own semiconductors?
 
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdf
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdfTaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdf
TaketoFujikawa_台本中の動作表現に基づくアニメーション原画システムの提案_SIGEC71.pdf
 
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ
「今からでも間に合う」GPTsによる 活用LT会 - 人とAIが協調するHumani-in-the-Loopへ
 
2024 04 minnanoito
2024 04 minnanoito2024 04 minnanoito
2024 04 minnanoito
 
情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法
情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法
情報処理学会86回全国大会_Generic OAMをDeep Learning技術によって実現するための課題と解決方法
 
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見
持続可能なDrupal Meetupのコツ - Drupal Meetup Tokyoの知見
 

Osc2009 Sendai Xen 0124

  • 2. About me Kazuhisa Hara moonlinx の中の人してます 今日は横浜から参戦 2
  • 3. お話を始める前に… moonlinxって何だよ… 3
  • 4. What is moonlinx ? moonlinxとは… デザイン×音楽=新しいクリエイティション • オンラインカルチャーマガジン & webコミュニティ – クリエーター、ミュージシャン向けプロモーションサイト • ウラでは実験的なことも結構やってるよ! Magazine Community 4
  • 5. Agenda • 仮想化について – 仮想化の一般的なお話 • Xenについて – Xen3.3 Datasheet • openSUSE + Xen – Tips – まとめ 5
  • 6. Virtualization…? Xenの前に… そもそも仮想 化って… 6
  • 7. サーバ仮想化とは? そもそもサーバ仮想化って何なのさ? • 1台のサーバコンピュータを、あたかも複数台のコンピュータであるかのように論理 的に分割し、それぞれに別のOSやアプリケーションソフトを動作させる事 Linux Windows Windows Solaris 仮想化 7
  • 8. 仮想化のメリットは? • サーバ仮想化技術の利点 – リソース使用率向上 •データセンタ設置機器の平均負荷15%以下と言われている… – 物理的なリソース稼働率の向上 – 可用性の向上 •複数物理サーバ上で、仮想マシンの一時停止、移行、レジュームを実現 – 応答の迅速化 •リソースを動的に調整 •サーバの移動と統合 – 用途別の分離 •1物理上で、webサーバ、メールサーバ等を個別に立て、互いに干渉しな い状態を作れる – アプリケーションの競合を抑える事にも繋がる 8
  • 9. 仮想化のメリットは? • 2次的に得られる利点 – リスク軽減 • 管理が容易に – アップグレード – セキュリティパッチのテスト etc… – コスト削減 • 設置面積の縮小 – 電源 – 冷却 – 空間 etc… 9
  • 10. では仮想化を実現するには、どんな選択肢があるの? 商用UNIX機 x86アーキテクチャ ハイパーバイザー型 ��� ハイパーバイザー型 – zVM, LPAR (IBM) – VMware ESX Server , Enterprise Server – HP-UX Virtual Partitions (hp) – Xen ��� カーネル共有型 ��� ホスト型 – Solaris Container (Sun) – VMware Server, Virtual Server – User Mode Linux ��� カーネル共有型 – FreeBSD Jail 仮想マシン 仮想マシン 仮想マシン コンテナ コンテナ (管理OS) (ゲストOS) (ゲストOS) … … 仮想マシン 仮想マシン 仮想マシン (管理OS) … (ゲストOS) (ゲストOS) ハイパーバイザ ハイパーバイザ ホストOS ホストOS ハードウェア ハードウェア ハードウェア ハイパーバイザ型 ホスト型 カーネル共有型 10
  • 11. XenとVMwareの基本性能比較 ・同じハイパーバイザ型だけど…? Xen VMware ESX Server ライセンス OSS(GPL) 商用 x86、x64、IA-64アーキテク x86、x64アーキテクチャサーバ 動作環境 チャ (ESX認定サーバ) 管理OS Linux、NetBSD VMware ESX Server専用OS Windows、Linux、NetBSD Windows、Linux、Netware、solar ゲストOS 、solaris、Plan9 is 最大同時稼働VM 制限なし 仮想プロセッサ合計128個まで 1VMの最大仮想 32Way 32Way CPU数 仮想マシンごとに割り当て可 共有、オーバーコミット メモリ管理 能(動的リサイズ可能 MAX ∞) (最大200%まで MAX 64GB) 高可用性 Live Migration VMotion 11
  • 13. Xenってどんな特長があるの? 特長 • オープンソース – GPLライセンス – SUSE、RedHat インストールDVDに標準同梱 • 準仮想化 / 仮想マシンモニタ(ハイパーバイザ) – ホスト型の仮想化に比べ、オーバーヘッドが非常に少ない • 完全仮想化もサポート – Windowsも仮想OSとして起動できる • ライブマイグレーション – 高可用性(完全仮想のマシンもマイグレートできる 3.2~) 13
  • 14. Xenでどんなことが出来るの? 1 WindowsやSolaris、勿論Linuxも1つのハードで稼働できる – 完全仮想化・準仮想化の混合もOK 完全仮想化 準仮想化 Solaris Linux Windows Linux 14
  • 15. Xenでどんなことが出来るの? 2 手軽に複製・移動可能 – 仮想マシンはカプセル化されて1ファイルとして管理 – 仮想マシンは完全にH/Wから分離して管理 – カプセル化されたイメージは保管、取り出し、複製、移動等の管理が容易 ストレージ 動的H/W間移動 DATA DATA 保管 APP APP DATA DATA DATA DATA MW MW APP APP APP APP MW MW MW MW OS OS OS OS OS OS DATA DATA 取出し DATA DATA DATA DATA APP APP APP APP APP APP MW MW MW MW MW MW OS OS OS OS OS OS 複製 DATA DATA APP APP MW OS MW OS Xen Xen DATA DATA APP APP MW MW OS OS DATA DATA APP APP MW MW OS OS ストレージから直接/間接的にロード 15
  • 16. 手軽に複製・移動、ということは… 仮想OSを手軽に複製・移動可能 開発環境を複製して、本番環境にそのままコピーしたり… 逆に本番環境を複製して、カーネルアップデートやセキュリティアップ デートのテストをしたりも思いのまま! 16
  • 17. さらに… 例えば典型的なLAMPサーバをテンプレートとして作成し、 それを大量に複製して共有ストレージにプールしておけば… •必要に応じて簡単にWebサーバのデリバリーなんて事も – これからは試験環境を作るのに、毎回ハードを買い足す必要はありません! – 基本形さえテンプレートとして持っていれば、用途に合わせてカスタマイズもすぐ 行える ※最近ではXenを用いた仮想Webサーバーのレンタルを行う事業者が出てきたようです 17
  • 18. ライブマイグレーションとは? • Xen上で実行中の仮想マシンを、別のホストに無停止で移動させる技術 – 通常のマイグレーションには、停止時間がある • 厳密には、ライブマイグレーションにもミリ秒単位の停止時間がある • ただし十分に短いのでネットワークのセッションは維持される • しかもストレージはiSCSIやNFSでOK iSCSI ストレージ FibreChannel NFS等 18
  • 19. ライブマイグレーションって何に使えるの? 1 • 例えば… メモリ:1.5GB CPU使用率100%! CPU配分:2コア メモリ全然足りません! CPU使用率ダウン! CPU使用率20% CPU使用率20% CPU使用率20% 実メモリ:2GB 実メモリ:2GB 危ない時も、サービスを止めずに 各仮想OSメモリ:256MBづつ 各仮想OSメモリ:512MBづつ 実CPU:4コア 柔軟に対応できる 各仮想OS配分:1コアずつ 19
  • 20. ライブマイグレーションって何に使えるの? 2 • 例えば… CPU使用率3% CPU使用率20% 正直暇過ぎッス… STOP 実メモリ:2GB 実メモリ:2GB シャットダウン 各仮想OSメモリ:256MBづつ 各仮想OSメモリ:512MBづつ 電気代節約 実CPU:4コア リソースの有効活用 各仮想OS配分:1コアずつ 20
  • 21. 細かい話 Xenの ちょっと細かい話 21
  • 22. ドメインとは • XenではVMをドメインと呼ぶ(※windowsネットワーク等のドメインとは無関係) • Domain0 – 特権あり – 起動時に必ず起動 – 管理ツールを動作させる – 実デバイスの制御 • DomainU – ゲストOS、ユーザーに応じて作成/削除 – Xenデバイスを利用 アプリケーションは 管理ツール アプリケーション アプリケーション … 修正不要 Domain0 DomainU DomainU … Linux Linux *BSD Xen(ハイパーバイザ) HW 22
  • 23. Xenで行える仮想化手法の分類 • 完全仮想化 – マシンを完全にエミュレートする • オーバヘッドが大きい – OSがそのまま動く(windowsマシンをLinux上で動かせる) – ハードウェアのサポートが必須(VT-x/AMD -V) • 準仮想化 – OSに手を加え、VMマシンに都合の良い仮想的なハードウェア情報を再定義 – オーバヘッドが完全仮想化に比べ小さい ちょっと極端な言い – ゲストOSに修正が必要 方だけど。 • ゲストOSのソースコードが必要 • アプリケーションの修正は不要 完全仮想化 準仮想化 アプリケーション アプリケーション ネイティブ Xenが ゲストOS ゲストOS アプリ API ソースに 仮想マシン 仮想マシン API 手を入れる OS ハイパーバイザ HW HW 23
  • 24. 準仮想化 デバイスドライバモデル 仮想OS Domain0 DomainU DomainU Linux バックエンド フロントエンド フロントエンド デバイス ドライバ ドライバ ドライバ ドライバ I/O操作要求 I/O操作 (ハイパーバイザコール) Xen ハイバーバイザ ホストOSに転送 HW 実行 24
  • 25. 参考:VMware Server 仮想レイヤー処理(バイナリトランスレーション) プロセッサの動作モード 通常 Ring-0 (特権) ~ Ring-3 の4段階 これまでのRingsの使い分け 通常 仮想化環境 Ring-0ではOSカーネルが動作 Ring-1, Ring-2 は未使用 Ring-3ではユーザプログラムが動作 問題点 Ring-0で複数のOSを動かすことが Ring 3 ホストOS 原則できない ※H/Wの設計というよりはOSの設計 & 上の問題 Ring 2 仮想化レイヤー Ring 1 Ring 0 VMware環境でのRingsの使い分 け Ring-0: ホストOSとVMM(仮想マシン モニタ) ゲストOS Ring-1:ゲストOSカーネルで動かす Ring Aliasing OS 本来Ring-0で動くプログラムを Ring-1で動かすゲストOSはまるで自 分がRing-0に居るように錯覚する Ring-1での特権操作は、例外として Ring-0のVMMにトラップされる Binary Translation Ring-1での不都合なコードは動的に アプリケーション アプリケーション 書き換え 25
  • 26. 参考:Xen 仮想レイヤー処理(パラバーチャリゼーション) プロセッサの動作モード 通常 仮想化環境 Ring 3 Xen環境でのRingsの使い分 け Ring 2 仮想化レイヤー Ring-0: 仮想マシンモニタ Ring-1:ゲストOSカーネルで動か す Ring 1 Ring Aliasing Ring 0 本来Ring-0で動くプログラムを Ring-1で動かすゲストOSはまる で自分がRing-0に居るように錯 覚する ParaVirtualization ゲストOS あらかじめカーネルを修正したゲ ストOSのみ動かすことになるの OS (Domain-0/U) で、命令のトランスレート処理を 行う必要が無く、結果オーバーヘ ッドを最小限に抑えることが出来 る アプリケーション アプリケーション 26
  • 27. 参考:仮想レイヤー処理 Intel-VT,AMD-V プロセッサの動作モード Intel-VT,AMD-V 仮想化環境 Ring 3 CPUの対応 仮想化レイヤー ソフトウェアの力のみで、半ば強 引に仮想環境を作成していたも Ring 2 (ハイパーバイザー) のに対し、CPU自体の特権命令 に対する柔軟性を持たせた形に なる Ring 1 結果オーバーヘッドを極力減らせ ることに成功、スムーズに仮想環 Ring 0 境を作成出来る Xenで完全仮想化を実現する のに不可欠 Xenでは基本的に準仮想化(ゲス ・ゲストOS(VMX-non-root) トOSカーネルに手を加える形で ・仮想化レイヤー(VMX-root) ゲストOS 仮想化を実現する)のため、ソー スコードを改変できないタイプの OSの場合、動作させることが出 来なかったが、CPUの対応によ オーバーヘッドが更に少なくな り完全仮想化を実現することが 出来る り、パフォーマンスが向上 アプリケーション アプリケーション 27
  • 29. Xen3.3 Datasheet • Performance and Scalability – CPUID Levelling Xen.org / – Shadow 3 Page Table Optimizations xen3.3datasheetより – EPT/NPT 2MB Page Support – Hardware-accelerated HVM video memory updates tracking – PVSCSI -- SCSI Support for PV Guests – Full 16-bit Emulation on Intel VT – Support for memory overcommit allowing more VMs per physical machine for some workloads • Security – PVGRUB Secure Replacement for PYGRUB – IO Emulation “stub domains” for HVM IO • Green Computing – Enhanced C & P State Power Management • Graphics Support – VT-d Device Pass-Through Support – Direct OpenGL-accelerated video output scaling • Miscellaneous – Upgrade QEMU Version – Removal of Domain Lock for PV Guests – Message Signaled Interrupts – Greatly improved precision for time-sensitive SMP VMs 29
  • 30. openSUSE + Xen ど こ い っ た  openSUSEの話は ん だ 30
  • 31. インストール インストールは 超絶カンタン! 31
  • 32. Xenの導入 • OSインストール時にインストール • OSインストール後でも導入できる。その場合… – zypperを使う(yum,apt-getみたいなもの) – YaST(いわゆるコントロールパネル)の『ソフトウェア管理』よりインストール – ソースからコンパイルしても良いけど、今回は省きます 32
  • 33. ネットワークの設定 openSUSE11.1より、仮想ネットワーク・ブリッジやNATの設定もインストール時に出来るように • 後で変更したい場合はYaST -> ネットワークデバイス -> ネットワークの設定 33
  • 35. 管理 管理も 親切設計! 35
  • 36. 仮想マシンの管理 YaST -> 仮想化 -> 仮想マシンマネージャー or 仮想マシンの作成 作成・削除・メモリ割り当ての変更・DISK交換等々…GUIでほぼ管理できる。 36
  • 40. Tips的なもの moonlinxでも やってるお勧め 40
  • 41. サーバ監視 運用監視 • Xenの状況はNagios を使って常に監視 • Dom0もDomUも監視しちゃえば良いよ 41
  • 42. モニタリングも重要 モニタリング • サーバ / サービスのモニタリングは Munin を利用 • DomU自体にエージェント仕込むもよし、Dom0用のプラグイン使うもよし 42
  • 43. よくあるハマりポイント • Xenカーネルで起動したら、Xが立ち上がりません>< – グラフィック・ドライバの可能性大、3Dアクセレータは切った方が吉かも – 3Dアクセレータの設定は、YaST -> ハードウェア -> グラフィックカードとモニタ • VTやAMD-V対応CPUなにの完全仮想化できません>< – BIOSの設定でOFFになっていませんか?デフォルト=OFFの場合も結構あるようです • ゲストマシンのローカル時間が激しくずれるわけだが – ホストマシン+9時間、更にソコからゲストマシンは+9時間してるっぽい • 差異をある程度吸収した設定にしたら、NTPでこまめにとるのがベター • ゲストマシンのマウスが激しくずれるわけだが – VNCやリモートデスクトップで接続すると、結構快適に使えます 43
  • 44. 今日のおさらい おさらいしましょー 44
  • 45. まとめ1 – 仮想化導入のメリット • サーバ統合 – サーバの運用コストの削減 • サービス独立性の維持 – ネットワーク、アプリケーション、ドライバ…各仮想マシンが独立したOS環境 • セキュリティの確保 – 各仮想マシンが独立しているため、他の仮想マシンに影響を与えることは無い • システムの拡張性と柔軟性 – 仮想的にルータを構築できるなど、ハードウェアの物理的制約を緩和 • 仮想マシンの移動が出来る – ホストマシンさえ動いてしまえば、他のマシンに簡単に移行できる 45
  • 46. まとめ2 - Xen導入のメリット • サービスへの資源量の確保 – 各仮想マシンに独立した資源を割り振るため、CPU時間、メモリ量を保障できる • 仮想マシンの能力変更 – 仮想マシンを停止することなく、動的に資源を割り振ることが出来る • 仮想マシンの移動が出来る – ライブマイグレーションを用いれば、ほぼ無停止で仮想マシンを移動できる • ハイパーバイザー型である – ホスト型に比べパフォーマンスに優れる • 完全・準仮想に対応 – Linux、Solarisに加えWindowsも動かせる • OSS – 商用ソフトに比べ、コストが掛からない、最悪ソースコードからバグを追求できる 46
  • 47. まとめ3 – openSUSEでXenを使うメリット • 簡単、ラクチン – OSインストールの時点で、Xenの設定も完結できる – 仮想ネットワークの設定、GUIでの仮想マシン管理…YaSTが優秀で楽が出来る • 親和性 – Novell(&SUSE)はXen全体での拡張・修正コードの正式採用数のシェア、第3位 – その他ディストリビューションはDebian9位、Red Hat10位とのこと • 実務応用可 – YaST管理ツールや、仮想マシンの管理等は、ほぼSLES※でも活用できる • SLES + Xen の組み合わせは結構実績豊富 • また、MS製品以外で仮想マシン上のWindowsが公式にサポートされている – Windows用の準仮想化ドライバもある ※ SUSE Linux Enterprise Server • Xenと組み合わせて使えるものが揃っている – Xen + DRBD + Heartbeat2 なんかの構成もYaSTからのインストールで割りとすん なり実現 47
  • 48. おまけ 完全仮想化、OSタイプ Vista で Windows 7 Beta(Build 7000) も動きますよー 48
  • 49. Present by … Thank you for listening ! ここでQ&A Time ! http://moonlinx.jp 49