BSP ITサービスマネジメントによる段階的成長

All rights reserved,copyright © BSP IncAll rights reserved,copyright © BSP Inc
2012年12月21日
株式会社ビーエスピー
ITサービスマネジメント部
公認システム監査人
鈴木智裕
ITサービスマネジメント
による段階的成長
～高付加価値事業への移行～

All rights reserved,copyright © BSP Inc 2
はじめに
? 今後のIT部門に
求められるものは？
組織サービスツール

All rights reserved,copyright © BSP Inc
Agenda
1.今後のIT部門の役割
2.IT部門が提供すべき価値
3.LMISコンセプト
4.段階的成長事例~株式会社WOWOW様~
3

１．今後のIT部門の役割

従来のIT部門の役割
 従来のIT部門のミッション
 ITシステムを安定稼働させビジネスを支援する
人事給与システム
ITシステム
サポートサービス
Webシステム
メールシステム
顧客/ユーザ
基幹システム
ITシステム
IT部門
社内インフラ
ITシステム
の維持管理
ITシステムの安定稼働
IT部門の評価のポイント
・安定稼働→コストセンター化

今後のIT部門の役割
 今後のIT部門のミッション
ビジネスにおけるITの重要性が高まってくるにつれ、シ
ステムの維持管理ではなくITサービス提供によるビジネス
への貢献を求められる。
顧客/ユーザIT部門
ITサービス
の提供
ビジネスへの貢献
ITシステム
アウトソース
クラウド
IT部門の評価のポイント
・ビジネスへの貢献→付加価値の高いサービス提供
より安価に
必要な分だけ
より早く

IT部門が貢献すべきビジネステーマ
オペレーション
運用作業
プログラム
開発/修正
モジュール
ＳＥ
ＰＭ
業務理解無
外部＜内部内部＜外部
高い
低い
システム
機能設計
保守対応
方針決定
業務プロセス
設計ＰＭ
業務理解有
企画
戦略
構想
ITアーキテクト
ガバナンス
内外価格差
長
期
間
保
有
価
値
出典：富士フィルムコンピュータ
システム株式会社

「運用レス」
運
用
工
数
運用レスのステージ
集約
自動化
クラウド
セルフ化
マネジメント
人材育成
アウト
ソーシング
「運用レス」とはITシステム運用部門が、繰り返し作業
や労働集約型作業から脱却し、事業成長や経営に貢献す
るサービス部門へ変革していくための方法論です。

２．IT部門が提供すべき価値

より早く、適切な価格で提供できているか
安定的にサービスを提供できているか
付加価値提供に必要な３要素
10
信頼性
経済性
有用性
顧客の目的に適合しているか

３つの要素の成熟方法
11
有用性の評価
信頼性の向上
経済性の改善
①可視化
②標準化
③自動化
→可視化、標準化、自動化の3要素を段階的に
成長させ、それらの適用範囲を広げていくこ
とで業務の個別⇒全体の最適化を図る。

３．LMISコンセプト

『LMIS』とは
13
LMIS（エルミス）
= Lifecycle Management for IT Service
ライフサイクルの観点で
ITサービスの個別最適から全体最適をはかっていく
サービス
企画・開発サービス提供LMIS
サービス導入
サービスレベル
評価

LMISコンセプトに基づく提供サービス
運用BPOサービス
14
BSPの提供するLMIS製品とサービス
現状分析
・ITIL成熟度診断
・コンピテンシー診断
・他社ベンチマーク
アセスメント
サービス
コンサル
テーション
プロフェッショナルサービス
評価
↓
継続的な改善活動
ITサービスマネジメント
・人材育成
・サービスメニュー
・品質目標
・サービスレベル
項目策定
導入、カスタマイズサポート
BSPグループはLMISコンセプトに沿った製品とサービスを提供し、
お客様に応じたITサービスマネジメントの改善を支援いたします

ツールご紹介
オンプレミス版
クラウド版
15

LMISの提供形式
製品環境特色
LMIS オンプレミス型
プライベート環境
• 独自サービスを展開するデータセン
ター、全社での最適化を目指すお客
様に
• カスタマイズ要望を反映可
• 運用管理プロセスの改善に対して柔
軟に対応可能
• 社内システムとの密な連携可能
LMIS on cloud クラウド型
パブリック環境
• 既定のプロセスで素早い導入を目指
すお客様に
• ＳａａＳ型で資産を持たずに利用
• 当ツールに関するサーバ運用が不要
• 容易なレポーティング設定
16

サービスデスク業務
サービスデザイン
ツールとしての『LMIS』とは
17
CMDB
サービスストラテジー
サービスオペレーションサービストランジション
インシデ
ント管理
問題
管理
変更
管理
リリース
管理
Coming
soon
Coming
soon
構成管理
イベント
管理

特長：すぐに使える標準テンプレート
18
インシデント管理問題管理変更管理リリース管理構成管理
• そのままですぐに使えます
– ITIL準拠の管理項目、ワークフロー、レポートが既定
で用意
– SaaS提供で、申し込みだけで素早く開始
• ハード不要、運用コストも削減
• 月額使用料モデル、バージョンアップは無償
• 後から拡張できます
– プロセス単位の導入可能
– ユーザ、データの拡張も無理なく対応
第1フェーズ第2フェーズ
ノウハウがなくても大丈夫です

特長：容易なプロセスの修正と最適化
• 自社の業務プロセスや、利用結果にあわせて自
由に変更ができます
– 承認プロセス、ワークフロー
– 管理項目、KPIレポート
• 設定だけで変更可能です（カスタマイズ不要）
19
項目の追加
ステータスの変更
など
バージョンアップに
影響なし
過去データも保持
細かく設計しなくても、使いながら変更可能です

特長：既存ツールやデータとの連係
• 既存のサービスとデータ連携し、一元管理がで
きます
– 監視ツール、ジョブスケジューラ、資産管理ツール
連携（A-AUTO、JP1、QND、・・・）
– CSV連携、メール連携
– データから自動起票が可能で入力負荷が軽減します
20
指定条件で
データマッピング
差分比較
レポート
移行が容易、既存システムも生かせます

特長：サービスの改善ポイントの分析
• 蓄積された情報を様々な角度から分析できます
– 自由にレポートを定義可能
• サービス毎の月次インシデント
• 変更毎のコスト、実施期間など
21
豊富な標準レポートと強力なレポートエンジンを提供
LMIS
任意の条件
任意の項目で
抽出可能
可視化・分析が容易で、効果を実感できます

LMIS レポート出力画面
レポートの集計期間
を指定できます
EXCEL、CSVへ出力
できます
クリックすると
該当レコードへ
ジャンプできます
検索条件
表示項目、集計情
報を変更できます
22

効果：サービス状態の明確な把握
• サービスに関する全ての情報をトレース可能
– ワークフローに沿った記録と保管
– エスカレーション情報の引き継ぎ
– プロセスにまたがる関連性も俯瞰
23
関連する情報を紐づけて一元管理できます
サービス
ハード
ソフト
プロバイダ
リリース情報
変更情報問題情報
インシデント
情報
顧客

LMIS 関連エクスプローラ画面
インシデント、問題、構成管理まで各プロ
セスの関連を把握することで、影響範囲の
確認や問題の横展開を可能とします。
レコードを検索し、
選択したレコードの
関連情報を表示し
ます
関連する構成情報
へジャンプすること
ができます。
該当レコードへジャンプす
ることができます。
24

CMDB構成管理
可視化・標準化・自動化（可視化）
-25-
Before After
構成情報
DB
欲しい情報がすぐに見つかる！
関連情報も一目で分かる！
欲しいレポートが簡単に作成できる！
サービス全体のコストが把握できる！
 欲しい情報がすぐに見つからない。
 問題の影響範囲が特定できない。
 分析できず情報を活用できていない。
 作業実績が管理できない。
インシデント
管理
問題
管理
変更
管理
リリース
管理
イベント
管理
作業報告書
EXCEL インシデント
対応履歴
..etc
データもツールもバラバラデータの一元管理で可視化を実現

可視化・標準化・自動化（標準化）
-26-
Before After
運用プロセスの継続的改善を図る！
標準化によって属人化を解消！
作業管理で作業割当を平準化できる！
システム化によってルールの徹底！
 不要な承認プロセスが存在する。
 ノウハウが個人に依存する
 特定のメンバに負荷が集中してしまう。
 監査の指摘が減らない。
作業の品質・安定感 etc..
品質UP 信頼性UP入力漏れ
属人化
業務プロセスの
最適化
担当者に依存した運用体制標準化による業務プロセスの最適化

可視化・標準化・自動化（自動化：ID管理）
-27-
Before After
人手を介さない(自動化)ことで統制の強化！
業務プロセスの省力化を実現！
モニタリング自動化で工数削減！
IDアンロック業務自動化で工数削減！
統制強化と成長を両立できない ID管理の自動化で統制強化と成長を実現
ユーザID申請
承認/作業指示
自動アンロック
申請情報
作業実績
ログ
ログイン/作業実施
照合
LMISサーバ
本番環境
業務プロセスの
自動(省力)化
 統制要求に対応できていない。
 改善要求に対応できない。
 モニタリング業務負荷増大。
 定型作業の負荷が減らない。
外部環境
改善要求統制強化
監査対象
サーバ増加
内部要因

４．事例
~株式会社WOWOW様~
28

LMIS適用事例
29
株式会社WOWOW様
J-SOX法準拠の為、内部統制強化が求められており、
統制の強化と成長を並行して進める必要があった。
①申請手続きワークフローのシステム化/書類の関連化(可視化)
②業務プロセスの見直し(標準化)
③実績ログと申請書の突合せによるチェックシステム化(自動化)
改善項目
業務改善プロジェクトを発足し、ワークフローWGと
ログ管理WGを発足し改善に着手した。

ワークフローWG検討事項
1.対象業務の選定(申請、システム、構成情報)
2.現状行われている業務を洗い出し、業務フロー図を作成
3.問題点の発見と本来あるべきかたちに修正
4.システム化の実施
対応手順
7つの申請業務をシステム化
障害報告/作業依頼申請/ユーザID申請/開発改修申請/本番移行申請
NGデータ消込申請/フィルタ条件申請
システム化
30

＜SQL-Log＞
・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・
＜SU-Log＞
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・
＜イベント-Log＞
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・
31
ログ管理WG検討事項
対応手順
1. 監査対象システムの洗い出し
2. 監査対象ログの特定
3. 比較対象項目の検討
4. フィルタ条件の選定
5. 申請漏れに対する事後処理方法
6. システム化
申請ID台帳変更管理台帳
システムの
作業/変更を検知
突合せ処理
変更管理
レポート
変更監視
Viewer
実績の収集
業務システム
11の実績(ログ)を照合自動化
・Lastログ/SUログ
・SQLログ
・セキュリティログ
・イベントログ/シスログ
・SAP関連ログ
・モジュール変更履歴
・A-AUTOマスタ変更履歴

エルミスシステム概要
作業管理
ログ管理サーバ
（A-AUTOログ管理機能）
７つの申請業務をシステム化
～プロセスの標準化と連携～
作業実績
作業
例：ID申請のワークフローと作業実績監査の自動化
IT部門主業務ユーザ業務
CMDB
イベント管理
ユーザID
申請管理
自動照合
統合監視ツール
連携
システム障害報告システム改修依頼
本番移行申請
NGデータ
消込申請
フィルタ
条件申請
作業依頼申請
申請・承認ワークフロー
申請情報と作業ログの監査
ユーザID発行の自動化
ジョブスケジューラ
機能拡張

段階的成長モデル
33
①可視化
②標準化
③自動化
１次開発
自社運用ワークフローのシステム化
２次開発
ワークフローの見直し、業務プロ
セスの最適化
３次開発
ユーザID払出業務を自動化
NGデータ対応の自動化
単一業務の改善から始めて、段階的成長の
サイクルを広げることで、全体の改善が可能となる

可視化
有用性の
実現
標準化
信頼性の
向上
自動化
経済性の
改善
まとめ
34
A 今後のIT部門に
求められるものは？
組織サービスツール

ご案内① ホワイトペーパー
LMISホワイトペー
パー
LMIS～Lifecycle Management for IT Service～
ITサービスの継続的改善を支えるライフサイクル管理
1. はじめに
2. ITサービスに求められる要素
3. LMISによるITサービスマネジメント
の実現
4. LMISの活用イメージ
→BSPHPからDL可能
-35-

ご案内② ハンズオンセミナー
LMISoncloud
ハンズオンセミナー
1. 概要と基本操作
2. インシデント管理などの各プロセスの
実践
3. レポート、関連エクスプローラなど支
援機能の説明
→BSPHPから申し込み可能
次回2013年1月23日(水)
-36-
毎月開催

課題解決のヒントが集結！
BBTV
http://www.bsp.jp/seminar/bbtv/index.html
BSPグループが企画、提供するITイベント・
セミナー情報をWeb動画で配信サイトです。
データ活用やクラウド、ITサービスマネジメントや
BPM（ビジネス・プロセス・マネジメント）、
システム企画など豊富なテーマで、ビジネスにIT使う
企業から、ITでビジネスを行う企業まで、
お役に立つ情報を提供中。
お気軽にご覧ください！

ご清聴ありがとう
ございました。

BSP ITサービスマネジメントによる段階的成長

Recommended

Recommended

More Related Content

Similar to BSP ITサービスマネジメントによる段階的成長

Similar to BSP ITサービスマネジメントによる段階的成長 (20)

More from UNIRITA Incorporated

More from UNIRITA Incorporated (18)

BSP ITサービスマネジメントによる段階的成長