1. Error.pmの簡単な紹介
ビンゴ中西
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2. エラーについて、考えて見ましょう
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3. まず、bashで、
cat b.txt
とすることを考えよう。
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4. ファイルがないところで
cat b.txt
すると・・・
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5. 〔結果〕
cat: b.txt: No such file or directory
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6. ファイルがないと怒られてしまった。
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7. Perlで同じように ファイルを
open してみることを考える
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8. open my $FILE, '<', 'b.txt';
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9. 〔結果〕
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10. 何も表示されない
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11. これでは、よくないので、
die してみる。
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12. open my $FILE, “b.txt”
or die “ファイルがないっす”;
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13. 〔結果〕
ファイルがないっす at hoge.pl line 1
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14. これで、エラーの原因を表示して、
プログラムを終了(die)させることは
できた。
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15. でも、
エラーの原因をログに書き出したい！
データベースにも登録したい！
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16. また、
ファイルがないくらいでは、
処理を続行してほしい！
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17. そこで、Error.pm
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18. use Error qw(:try);
try {
open my $FILE, “b.txt” or die “ファイルがないっす”;
} otherwise {
my $e = shift;
print $e;
};
print “プログラムは続行可能！！” . “n”;
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19. 〔結果〕
ファイルがないっす。 at hoge.pl line 4.
プログラムは続行可能！！
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20. Error.pmを使わないで、
次のように書くと・・・
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21. open my $FILE, “b.txt” or die “ファイルがないっす”;
print “プログラムは続行可能！！” . “n”;
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22. 〔結果〕
ファイルがないっす at hoge.pl line1.
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23. このように、Perlは即死んでしまう。
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24. どういうことか？
Error.pmはなにをしてくれるのか？
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25. 〔説明〕
tryで囲った中でのdieは
捕捉されて、
dieした瞬間に
otherwise句の中に処理が移る。
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26. otherwiseの中では、
my $e = shift;
としてやることで、
$eに、
dieの内容（今回は,”ファイルがないっす”）
をもらうことできる。
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27. だから、
otherwise句の中に、
・ログへの書き出し
・データベースに登録
といった処理を書いてやればよい。
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28. さらに、
othewise句を抜けたあとは、
プログラムは死なず、
処理をつづけることができる。
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29. ソースを見ながらでないと、
わかりにくいので・・・
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30. 再掲
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31. use Error qw(:try);
try {
open my $FILE, “b.txt” or die “ファイルがないっす”;
} otherwise {
my $e = shift;
print $e;
};
print “プログラムは続行可能！！” . “n”;
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32. では、もう少し、
Error.pm を見てみましょう。
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33. 関数の中で die していても
try で囲っていれば、
プログラムを死なせることはありません。
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34. sub bad_sub {
open my $FILE, “b.txt” or die “ファイルがないっす”;
}
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35. try {
bad_sub();
} otherwise {
my $e = shift;
print “ここで表示! “ . “$e”;
};
print “プログラムは続行可能!” . “n”;
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36. もう少し、複雑な要求に関して
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37. SQLに失敗したときはロールバックしたい!
ファイルのオープンに失敗したときは
ログに書き出したい!
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38. オリジナルの例外を作りましょう。
これで、どこかの言語みたいになるぞ！
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39. my_SQLException.pm
package my_SQLException;
use base qw/Error::Simple/;
use overload '””' => sub { shift->stacktrace };
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40. use Error qw(:try);
use my_SQLException;
try{
my_select()
or my_SQLException->throw(“SQL失敗”);
open_file()
or my_IOException->throw(“ファイル失敗”);
} catch my_SQLException with {
# ロールバック;
} catch my_IOException with {
# ログへの書き出し;
};
# 処理を続行; 40

41. catch で
例外ごとに
処理を分けることができます。
スイッチ文みたいなものと考えると
わかりやすい。
otherwiseはどのcatchにも
該当がないときに処理される。
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42. 最後に、注意。
try { } otherwise { };
というように最後に
セミコロンを入れるのを、
忘れないようにしてください。
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43. ご清聴ありがとうございました
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