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認定 NPO 法人 日本玛争予防センタヌ  2012 幎 8 月 31 日発行 No.23




     JCCP NEWS
     Vol.08 Iss.02




 
                                                      マケドニアでの怍林掻動
                                                      民族間の緊匵関係が続くマケドニア。珟圚囜党䜓で緑化政策が進められおいる䞭、民族

    CONTENTS                                          を越えお、共同で怍林掻動に取り組みたした。


    P.2-3 
 特集『バルカン地域 ヌ幎間の掻動の軌跡ヌ』
    P.4   
   南スヌダン 職業蚓緎生の若者、瀟䌚埩垰の第䞀歩ぞ
    P.5     ゜マリア  北郚での干ば぀被灜者 女性被害者ぞの支揎
                           ・
    P.6   
   ケニア 南スヌダン平和構築関係者ぞの研修事業
              トピックス 第 34 回理事䌚 第2 回通垞総䌚を開催
                              ・
    P.7   
   ご支揎ぞのお瀌新任スタッフからのご挚拶ご支揎のお願い
    P.8   
   JCCP の事業䞀芧メディア掲茉 講挔線集埌蚘
                               ・
怍林掻動に参加した子どもたち。ゎルチェ・ペトロバツ郡長を囲んで。




       特集バルカン地域                                                           掻動の様子を YouTube 動画でご芧いただけたす。
                                                                           http://www.youtube.com/user/JCCPchannel




    バルカン地域での民族和解支揎3 幎間の掻動の軌跡                                                                      ロマ系・その他
                                                                                                                     アルバニア系
                                                                                                                      55
                                                                                                      8%
                                                 マケドニア系
                                    その他
                                                  1
                                      8%                                                                      総人口
      JCCP は 2009 幎から 3 幎間にわたり、                                                                    セルビア系
                                                                                                            玄䞇千人
                                  ボス二ア系                                                              34%
    セルビア共和囜ずマケドニア共和囜で異な             18%
                                                総人口                  クロアチア
    る民 族 の 小 å­Š 生を察 象にした和 解ず共 存               玄千 3 癟人
    プロゞェクトを続けおきたした。このたび、           アルバニア系                                ボスニア・                      ブダノバツ2009 幎掻動
                                      23%                                              セルビア
    JCCP の 掻動目的でもある「珟地 の 人材                                              ヘルツェゎビナ

    育成」 「 JCCP がいなくなっおも珟地の
       ず                                    ペトロバツ (2011 幎掻動
    人々が平和を維持する掻動を継続するこ                                                       モンテネグロ
                                    トルコ系・ロマ系
                                                                                        コ゜ボ           ブルガリア
    ずができる」ずいう぀の目暙が達成でき              8%

    たこずから、バルカン地域での掻動を本幎                                                                   マケドニア

    5 月をもっお終了いたしたした。                            総人口
                                                                    むタリア
                                             玄䞇千人      アルバニア系                                     旧ナヌゎスラビア時代囜境
                                  マケドニア系                  57

                                   35%                  スツルガ2010 幎掻動                      ギリシャ

    ◆ 掻動の背景内戊を乗り越えお
     ヌ続く民族間の緊匵関係ヌ                         なるクラスで授業を受け、異なる孊校に通っおいた                の緊匵が緩和され、䜏民が安心しお暮らすこずので
                                          す。 日垞生掻を営む䞊で他民族ずの亀流の機䌚が                きる環境づくりを目暙に掲げ、2009 幎にセルビア
      バ ルカン地 域では、1991 幎から 2000 幎にか        少ない環境で育った生埒たちは、進孊や就職を機                 南郚のブダノバツ垂、2010 幎にマケドニアのスツ
    け、ナヌゎスラビアが解䜓されるプロセスのなか                に民族の混じり合った環境で生掻を送り始め、文化                ルガ垂、2011 幎に同マケドニアのペトロバツ郡に
    で、それたでは共存しおいた民族間による衝突が                や蚀語の違いにフラストレヌションを感じたり、遞                おいお、子どもたちを䞭心ずした民族間亀流を促
    激化し、内戊状態ずなりたした。 珟圚、マケドニア、             挙やスポヌツ詊合など民族感情の錓舞されるむベ                 すプロゞェクトを実斜したした。
    セルビアずもに、衚面的には事態は沈静化しおいる               ントの際に暎動や発砲事件が発生するこずがありた                  JCCP は、
                                                                                         「和解」を目的にしおいるこずを前面
    ものの、孊校、お店、流通システムが民族ごずに分               した。                                    には抌し出さず、和解を受け入れられない人々が
    かれおおり、居䜏する地区も分かれ、お互いが亀流                いく぀かの孊校や地方行政からそのような状況                 自然に歩み寄れる仕組みを぀くるこずを目指したし
    する機䌚は限定されおきたした。                       を解 決したいずいう芁 請を受け、JCCP のバ ルカ            た。 異なる民族が共通の目的や関心をもっお取り
     小孊校等の教育の堎においおも、民族ごずに異                ン地域事業が開始されたした。 JCCP は、民族間              組める共同掻動を軞にした事業を行ったのです。



    民族を超えお枅掃ず怍林で子どもたちを぀なぐ
    ◆ セルビア・ブダノバツ垂                         るず考えたからです。                            し、垂内のどの民族も利甚する堎所広堎、公園、

       共同枅掃掻動 2009 幎
                                           枅掃前には、ワヌクショップによる異文化䜓隓掻               バスタヌミナル、病院、競技堎、垂堎等を枅掃し
                                           動も蚭け、最初は初めおの他民族ずの接觊でぎこ                たした。  
     セルビア南郚のブダノバツ垂では、垂圹所およ                 ちなかった生埒たちが自然に䌚話するきっかけを                  事業が終了したのちには、各孊校の教員たちが
    び公衆衛生局の協力を受けながら、垂に居䜏する                 䜜りたした。 䞀緒に街の地図を描きながら自分の               民族を超えお共同で環境に぀いおの教育カリキュ
    アルバニア系、セルビア系、ロマ系の民族の小孊                 䜏む地域のこずを教えあった子どもたちは、地図                ラムを䜜るこずを決め、子どもたちが枅掃した堎
    生を察 象に、街 の 共 同 æž… 掃 事 業を実 斜したした。        が完成する頃にはお互いに助け合うようになり、同               所に花壇を寄付する䌁業が珟れるなど、JCCP が
    ブダノバツ垂は芳光を促進しおいる䞀方、街にゎ                 じ街に䜏む仲間だずいう意識が芜生えおいたした。               圓初期埅した以䞊の成果がありたした。 それぞれ
    ミが散乱しおいるこずが問題ずなっおいたため、枅                共同枅掃掻動は週 1 回のペヌスで行われ、3 ぀の             の孊校は、今でも独自の予算で JCCP の寄莈した
    掃掻動が民族を超えた垂民ずしおの関心事項ずな                 小孊校から異なる民族の生埒蚈 1,620 名が参加             機材を䜿った共同枅掃掻動を続けおいたす。


2
◆ マケドニア・スツルガ垂             ◆ マケドニア・ペトロバツ郡
                                           共同枅掃掻動 2010 幎
                                                                     共同怍林・枅掃掻動 2011 幎
                                                                               
                                          
                                          スツルガ垂では、子どもが他民族に察しお偏芋      マケドニアでは囜を挙げおの怍林掻動が盛んな
                                         を持ち、トラブルが起こる事態を懞念した小孊校     こずから、2011 幎 1 月から事 業を開 始したマケ
                                         の校長先生からの盞談を受け、行政関係者や地域     ドニア䞭倮郚ペトロバツ郡では、
                                                                                  「マケドニア囜民」
                                         の人たちず協議を重ねたずころ、垂や䜏民から衛     ずしお民族を぀なぐ子どもたちによる共同怍林を
                                         生環境の改善こそが地域の䜏民が共同できる掻      行い、子どもたちが倧人になった時にも残る森を
                                         動であるずの提案があり、2010 幎から倚民族の   䜜る掻動を行うこずにしたした。 小孊生だけでな
                                         小孊生による共同枅掃・ワヌクショップ事業を開     く保護者など蚈 2,731 人が参加し、玄 8,390 æ ª

  街を掃陀するための地図䜜りワヌクショップを
                                         始したした。垂内倖の小孊校校よりマケドニア人    の苗朚がペトロバツ郡内の玄 4 ヘクタヌルの土地
  行いたした。ブダノバツ垂                         ずアルバニア人の生埒が集たり、毎週回ワヌク     に怍えられたした。
                                         ショップず垂内での共同枅掃を行いたした。 スツ       
                                         ルガ垂は今埌も独自予算で掻動を続けるこずを決
                                         めたほか、垂内の他の小孊校にも参加を呌びかけ、
                                         共同掻動が倧きく広がる結果ずなりたした。




                                                                     共同怍林を通じお生埒の間のコミュニケヌションが予想以䞊
  垂内に散らばったゎミをなくす共同枅掃は、珟地の䜏
                                                                     に増え、教員、郡長職員の垌望もあったこずもあり、怍林面
  民からも喜ばれる掻動ずなりたした。スツルガ垂
                                                                     積は圓初の蚈画より倍になりたした。ペトロバツ郡


掻動は珟地䜏民の手ぞ
◆ 掻動の成果広がる和解の和                          割を終えたず刀断しお、バルカン地域での事業を     JCCP は、この事業を通じお埗た成果ず教蚓を、
                                         終了するこずを決定したした。JCCP が目指す、   他の問題を抱える囜や地域で生かし、今埌さらに
 玛争を経隓した瀟䌚を平和にするうえで最終的                   「玛争の『被害者』ずされおいた人々が自ら『問     䜏民䞻䜓で平和を構築する掻動を曎に広げ、最終
に重芁ずなるのが、「和解」の問題です。玛争を                   題解決の担い手』ずなる」こずが達成された事業     的に JCCP のような組織がいなくおも平和が維
経隓した人々ず瀟䌚が長期的に平和を持続するた                   であったずいえたす。                 持される瀟䌚を目指しおいきたす。
めには、「和解」が倖から抌し付けられるのでは                    事業終了埌の今幎 5 月、マケドニアのペトロ
なく、その瀟䌚の内から自発的に生たれる必芁が                   バツ郡のゎルチェ郡長写真右は、「このプロ
ありたす。JCCP は、異なる民族の人々がお互                  ゞェクトによっお異なる民族が共同で掻動に参加
いに亀流する機䌚を蚭けるこずで、和解の䞀歩を                   し、これたで難しかった異なる民族間のコミュニ
螏み出すきっかけず持続する仕組みを䜜っおきた                   ケヌションが実にうたくできるようになった。プ
した。                                      ロゞェクト実斜前には考えられなかったこずだ。
 どの地域でも、事業の盎接的な察象である生埒                   子どもたちのコミュニケヌションの堎がもっず䜜
だけでなく、教員や垂民、地域党䜓ぞ民族間亀流                   れるように継続しおいくので、今埌の掻動の継続
や和解の効果が広がっおいったのは、 JCCP に                 に぀いおは心配無甚だ、私に任せお欲しい。」ず
                                                                       ゎルチェ・ペトロバツ郡長ず䌚談する JCCP
ずっおも倧きな成果でした。プロゞェクトの進行                   力匷い蚀葉をかけおくださいたした。             安富職員

ず共に生埒たちの硬い衚情が明るい笑顔ぞず倉わ                    ゎルチェ郡長からは、「ペトロバツ郡の 50 人
り、街で䌚っおもお互い挚拶をするようになりた                   の異なる民族の子どもたちず共に姉効郜垂である
した。孊校敷地倖でも掻動を行ったこずから、子                   スロベニア共和囜のツェルクリ゚垂を蚪問し、共
どもたちの倉化を芋た倧人たちも埐々に倉わり始                   同プロゞェクトのこずを玹介したずころ、ツェ
め、枅掃掻動に参加する人々も珟れたした。                     ルクリ゚の小孊生も教員も倧きな関心を持っお
 孊校教員の䞭にも圓初は反察の声もありたした                   いた。この成果は私たちの誇りであるずずもに、
が、プロゞェクトの進行ず共に積極的に参加する                   JCCP からの倧きな莈り物であり、感謝する。」
教員が増え、事業終了埌も耇数の孊校で環境教育                   ずのメッセヌゞもいただきたした。事業に関わっ
プログラムを共同で実斜したり、掻動に関わった                   たスタッフが䞀番やりがいを感じお嬉しくなるの
教員や垂の職員たちが、異なる民族同士の問題を                   は、自分たちがいなくおも珟地の人たちが歩んで
抱える他地域に亀流掻動の玹介を自発的に行う動                   いく姿を目にした時かもしれたせん。
きが広がりたした。
                                         ◆幎間の掻動を終えお                   マケドニアでの怍林掻動により怍えられたメヌ
                                                                       プルの朚2012 幎月撮圱。緑ずずもに人々
◆事業終了の決定                                                               の亀流がこれからもが育たれるよう願いを蟌め
                                          私たちが圓初想定した以䞊に事業の成果を広げ        お。

  セ ル ビ ア ず マ ケ ド ニ ア の å…š お の 事 業 地 で、   る圹割を担っおくれた珟地の小孊生、垂・孊校
                                                                      ※これら幎間のプロゞェクトは、JCCP 䌚員や寄付者
JCCP 事業終了埌も小孊校や垂が予算を確保し                  関係者、䜏民の䞀人ひずりに敬意を衚したすず        の皆様からのご支揎ず、倖務省日本 NGO 連携無償資
                                         ずもに、日本で掻動を支えお頂いた䌚員、支揎        金協力 MS  AD スマむルハヌトクラブの助成によ
                                                                          、
掻動を続け、さらに他地域に掻動を広げる動きが                                                り実斜されたした。
掻発になっおいるこずを螏たえお、 JCCP は圹                 者、支揎団䜓の皆さたにも改めお感謝いたしたす。

                                                                                                     3
職業蚓緎では、ゞュバ垂内の倖囜人増加に䌎っお

                                                                               雇甚需芁が䌞びおいるレストラン及びホテルに就職を目指しおいたす。




       SOUTH SUDAN
       南スヌダン
                                                                                      職業蚓緎の様子を YouTube 動画でご芧いただけたす。
                                                                                      http://www.youtube.com/user/JCCPchannel




    職業蚓緎生の若者、瀟䌚埩垰の第䞀歩ぞ
    ◆ 南スヌダンでの JCCP の掻動                     ずに生掻しおきた圌らにずっお、時間通りに職堎に出

      J CCP は 2010 幎より、南スヌ ダンの 驖 郜ゞュバ      勀し、身だしなみを敎え、笑顔で接客するこずは初め

    垂内で路䞊生掻をする若者や子どもたちのグルヌプ                おの経隓です。 時には、レストラン経営者や顧客ずの

    に察し、犯眪の回避、薬物の乱甚防止、保健衛生、 ・
                           薬物              間に誀解が生じおしたうこずもありたす。 そのような

    アルコヌルの害、基瀎英語教育などの各分野に぀い                時は JCCP の゜ヌシャルワヌカヌ が 職 堎を蚪 れ、誀

    お啓発掻動を行いたした。たた、生掻が困難な若者に               解の原因に぀いお話し合い、前向きに仕事に取り組め

    察しお将来ホテルやレストランに就業できるように調               るよう芪身になっお話を聞きたす。 その甲斐もあり、

    理補䜐・絊仕の職業蚓緎を実斜しおきたした。 2011             元ストリヌトチルドレンであるマむケル 25 æ­³ 写真䞋
                                                                 ・                               南スヌダン
    幎 12 月からは、JICA独立行政法人囜際協力機構           はゞュバ垂郊倖にあるレストランぞの正匏な就職が決                               銖郜ゞュバ

    の委蚗を受け、これらの支揎掻動を実斜する耇数の珟               たりたした。

    地 NGO の胜力匷化ず、珟地団䜓間のネットワヌクを              マむケルの故郷、南スヌダン東゚クアトリア州には、

    構築する掻動を行っおいたす。                         圌の他に 6 人の兄匟がいたした。 90 幎代、内戊の最

                                           䞭に牛飌いだった父芪が殺され、飌っおいた牛はすべ

    ◆職業蚓緎生、シェルタヌで共同生掻                      お盗たれたこずで、圌の家庭は極床の貧困状態にあり

      2012 幎 7 月、南スヌダンは独立から 1 呚幎を迎え        たした。 マむケルはゞュバに行けば職が埗られるず信

    たしたが、20 幎以䞊続いた内戊の傷跡は深く、瀟䌚              じ、2008 幎に故郷を出たすが、その先で圌を埅っお

    経枈状況の安定には今埌長い時間がかかるこずが想                いたのは仕事もなく路䞊で暮らすずいう遞択肢のみで                           元路䞊生掻者のアむザック。  職業蚓緎に参加した若
                                                                                              者の人で、シェルタヌで暮らしおいたす。  珟圚はた
    定されたす。 むンフラの欠劂をはじめ、高い倱業率、              した。 2010 幎に JCCP がゞュバで掻 動を始めお以
                                                                                              だ求職䞭ですが、 日䞭は JCCP 事務所で手䌝いや
    倚発する犯眪など倚くの課題を抱えおおり、特に若者               来、マむケルは啓発掻動に定期的に参加し、今幎 2 月                         勉匷をし、胜力向䞊にむけお日々励んでいたす。


    や子どもたちぞの支揎が重芁な課題ずなっおいたす。               に JCCP の職業蚓緎に参加したした。 圌は珟圚、真っ

    雇 甚を求めお倚くの 若 者 が 地 方から銖 郜ゞュバ 垂に        癜なシャツを誇らしげに着こなし、目を茝かせお瀟䌚

    やっお来たすが、仕事は簡単に芋぀からず、路䞊生掻               埩垰ぞの第䞀歩を螏み出しおいたす。

    をする者 が 埌を絶ちたせ ん。 JCCP はこのような若           内戊により疲匊した囜の䞭で路䞊生掻を送らざるを

    者のうち職業蚓緎に参加する生埒の䞀郚にシェルタヌ               埗なかった若者に察しおも、䞻䜓的に生きる遞択肢を

    簡易宿泊斜蚭を提䟛しおいたす。 若者らはシェル              提䟛できるよう、JCCP はこれからも南スヌダンでの

    タヌで共同生掻を送りながら職業蚓緎コヌスに参加、               支揎掻動を続けおいきたす。

    コヌス修了埌はホテルやレストランで 1 ヶ月の実斜蚓

    ç·Ž On
                                          この 事 業 は、  JCCP 䌚 員や 寄 付 者 の 皆 様 からのご 支 揎ず、独 立
           the Job TrainingOJT を受け、働きぶ
                                           行 政 法 人 囜 際 協 力 機 構 JICAからの 委 蚗、および 公 益 財 団 法
                                                              
    りが認められれば正匏に就職するこずができたす。し               人 日 本 囜 際 協 力 財 団 JICFからの 助 成により実 斜しお いたす。
                                                            
                                                                                                   マむケルよりメッセヌゞ
    かしこれたで路䞊生掻を送っおきた若者にずっお、芏                                                                 JCCP 及び日本の皆様、このようなチャンスを䞎えおく
                                                                                             ださっお本圓にありがずうございたす。  数幎前は路䞊か
    則や劎働倫理を守るこずは簡単ではありたせん。 圌ら                                                                ら抜け出せるずは倢にも思っおいたせんでした。  それが
                                                                                             今、蚓緎を受けおレストランで働くこずができたした。 将
    は生たれたずきから戊争ず隣り合わせで暮らしおきた                                                                 来は、自分の家族を助け぀぀、  孊校にも戻りたいず思っ
                                                                                             おいたす。 ありがずうございたした。
    した。 法も芏則も機胜しない瀟䌚を圓然のものずしお
                                                                                                           就職先のレストランにお撮圱
    生きおきたした。 路䞊生掻においおも誰にも束瞛され

4
啓発技術研修では、避難民の抱える問題の盞談圹を務める人々 ( フォヌカルポむント ) の胜力匷化を目指したす。

                                          フォヌカルポむント自身も囜内避難民。 他のキャンプ䜏民たちず話し合いながら問題解決を図っおいたす。




      SOMALIA
      ゜マリア
゜マリア北郚での干ば぀被灜者 女性被害者ぞの支揎
              ・
◆ 新たな政府暹立に向けお                      ぎり必芁な察策がずれたせん。 そこで、性暎力防           を䌁画したした。 隣家を蚪ねお家庭内暎力の防止
 長らく内戊を続けおきた゜マリアは、珟圚、暫定            止や䜏民問題ぞの理解を呌びかけ、問題を抱えた            に぀いお話すこずで、他の家庭に預けられおいた
政府のおかれおいる南郚地域、プントランド、゜マ            被害者や女性が自発的に支揎にアクセスできる仕            孀児が孊校に通わせおもらえるようになったり、家
リランドの 3 地 域に分 裂しお いたす。 2012 幎 8    組みを䜜り、䜏民自身が圓事者問題ずしお解決を            庭内の問題に぀いお劻ず倫の双方に働きかけるこ
月 1 日、囜家憲法制定委員䌚によっお暫定憲法が           図れるよう支揎を開始したした。                   ずで関係を修埩させたりずいった成果も芋られお
採択され、新統䞀囜家暹立に向けお䞀歩前進した              第䞀に、性暎力や䜏民差別 の 被害者玄 500 名        いたす。
䞀方、2011 幎に東アフリカ党域で発生した倧芏           に察し、生掻状況の改善を支揎するために有益な             たた、フォヌカルポむントたちは性 暎 力 防 止に
暡な干ば぀や南郚で激化する歊力闘争により急増             物資がセットになった Dignity Kit
                                                        尊厳回埩キッ      向けた啓発メッセヌゞを携垯電話の SMS( ショヌ
した囜内避難民たちの生掻はいただ改善されおい             トを配垃したした。 配垃した物資の品質や有甚           トメッセヌゞサヌビス ) によっお配信したした。 æ²»
たせん。                               性は高く評䟡されおおり、特に石鹞、バケツ、衣類           安が悪く倖を出歩きにくい゜マリアでは、チラシを
                                   は有益であるず喜ばれたした。 新しい服は倖出甚           配ったりスピヌカヌを䜿ったりずいった目立぀掻動
                         ボサ゜       に利甚しおいるずいう声もありたした。 キットを受          は難しいため、倚数の人に広範囲に情報を発信で
                   ●               け取った人々党員が、物資配垃によっお生掻が向            きる SMS は非垞に合理的で、携垯電話の普及ず
        ゜マリランド                     䞊しただけではなく、粟神的にも安定したず語っお           ずもに広報手段ずしお埐々に広たり぀぀ありたす。
                         ガロりェ
               ●                   いたす。                               月以降は、ガロりェを䞭心に同様の事業を継続
                                                                     する予定です。
       ゜マリア            プントランド
                                                                     ※この事業は、JCCP 䌚員や寄付者の皆様からのご支揎ず、   特
                                                                     定非営利掻動法人ゞャパン プラッ
                                                                                   ・  トフォヌム(JPF) からの助成
                                                                     により実斜しおいたす。
      南郚地域




◆ 第 1 フェヌズ終了、新たな段階ぞ 
  JCCP は、2012 幎 2 月より゜マリアの 北 東 郚   Dignity Kit の䞀䟋。女性たちの緊急的な生掻ニヌズに
                                   察応するため、 食料、
                                          氎、  衣類、生理甚品、衛生甚品がセッ
プントランドのボサ゜ずガロりェにおいお囜内避難            トになっお配垃されたした。
民キャンプの䜏民に察する支揎事業を行っおきた
した。                                 第二に、各難民キャンプで䜏民が抱える問題の
 キャンプ 䜏 民 の 䞭には、避 難 䞭に、たたはキャ       盞談圹を務めおいる人々フォヌカルポむント52
ンプ内においお、深刻な性暎力や家庭内暎力の被             名に察し、玛争解決技術や啓発掻動の䌁画実斜に
害にあった女 性たち が いたす。 たた、20 幎 以 侊      関する知識の習埗のための研修を実斜したした。              フォヌカルポむントに察する玛争解決研修では、珟地
                                                                       の識字率に鑑み、絵や写真などをストヌリヌ仕立おで
前から避難民キャンプに定䜏しおいる旧避難民ず、            フォヌカルポむント自身もキャンプに暮らす囜内避             組み合わせ分かりやすい圢で実斜しおいたす。

2011 幎の干ば぀などが原因で急増した新避難民           難民であり、キャンプ䜏民の手で問題を解決しお
の間で察立が発生し、䜏民差別による暎力の被害             いく仕組みを぀くるこずに貢献しおいたす。 研修
にあう人たちもいたす。 ゜マリアでは、䌝統的な            では、玛争の根本原因は䜕か、䞀緒に解決しおく
慣習から倖郚の人間による家庭問題ぞの介入や支             れそうなのは誰かずいったこずを議論し、フォヌカ
揎は嫌がられるため、家長の理解が埗られないか             ルポむントは各々工倫しお問題解決に向けた掻動

                                                                                                         5
ケニア                                                                                          KENYA
    IPSTC南スヌダン平和構築関係者ぞの研修事業
     「囜際平和支揎研修センタヌIPSTCの研修                 ダンの平和構築を担う参加者たちは、囜家の構造                2010 幎に南スヌダンのルンベク倧孊に入孊し、
    では本圓にいろいろなこずを孊んだ。自分はいた                   や法䜓系、文化的倚様性や慣習法の条文化、䜓制                今は経枈孊を専攻しおいたす。圌は倧孊の所属
    倧孊で勉匷を続けおいるので、ぜひ南スヌダンの                   移行期の叞法制床蚭蚈や叞法改革、亀枉・調停・                サヌクル「平和構築委員䌚」を通しお、今回孊ん
    倧孊間で平和構築䌚議を䌁画したい。」南スヌダ                   仲介などに぀いお最新の理論ず実践を孊びたし                 だ知識を広く共有し、平和構築の担い手を増やし
    ンから隣囜ケニアのナむロビで JCCP が支揎す                 た。閉講匏では、受講者党員が圚ケニア日本倧䜿                おいくこずを目指しおいたす。
    る研修を受講したアチュアニヌ・マニ゚ルは、こ                   通の山田公䜿から修了蚌を受け取り、7 月に独立
    のように語りたした。                               埌 1 呚幎を迎える南スヌダンにおいお、さらなる               IPSTC では、本コヌスに匕き続き、 月には「治
                                                                                                       7
                                             平和構築を掚進する決意をしたした。                     安郚門改革」 11 月には「人暩」 12 月には「刑
                                                                                         、          、
      ナ ã‚€ ロ ビ に お 2012 幎 5 月 14 日 か ら 27 日                                         務所管理」をテヌマずした研修コヌスが実斜され
    にかけお開催された、囜際平和支揎研修センタヌ                    参加者のひずりアチュアニヌは、珟圚の南スヌ                たす。
    IPSTC䞻催の「法敎備支揎」の研修コヌスには、               ダン東郚、ゞョングレむ州の州郜ボヌに生たれた                 JCCP はこれらの研修の䌁画や教材䜜成に参画
    南スヌダンの平和構築関係者 24 名が参加したし                 した。内戊䞭は難民ずしお隣囜ケニアのカクマ難                しおおり、講垫を掟遣するこずも予定しおいたす。
    た。受講者は譊察、叞法省、刑務所、人暩委員䌚、                  民キャンプで過ごしたしたが、䞭孊卒業埌にスヌ
    匁護士、囜連南スヌダンミッションUNIMSS                 ダン南郚ぞ戻っお歊噚をずり、スヌダン人民解                 この事業は、 JCCP 䌚員や寄付者の皆様からのご支揎ず、囜
                                                                                   連開発蚈画 (UNDP) からの委蚗により実斜しおいたす。
    などから遞抜され、うち 4 名が女性でした。南スヌ                攟軍SPLMに参加したした。停戊合意埌の




            閉講匏にお山田公䜿から修了蚌を枡される南スヌダン人受講生
                                                                                南スヌダンから参加した受講生たち
           右から山田公䜿、南スヌダン人受講生、IPSTC 所長




       トピックス                                                                                            TOPICS
    第回理事䌚 第22回通垞総䌚を開催
           ・
      JCCP には、昚事業幎床より新任理事 2 名が加わり、理事 8 名䜓制

    ずなりたした。 2012 幎 6 月 8 日、8 名の理事のうち 7 名の出垭曞面
                                                     䌁業 団䜓
                                                       ・     講挔 研修 取材など
                                                               ・  ・

    衚決による出垭含むのもず、第 34 回理事が開催されしたした。 同理              からの助成金  の事業収益 
                                                     0.8%       2.7%   䌚費  3.7%
                                                                                         囜内事業
    事䌚においおは、第 22 回総䌚提出甚の「平成 23 幎床事業報告曞案」                                 寄付金  3.6%
                                                                その他                      3.1%
    および「平成 23 幎床掻動蚈算曞案」が承認されたした。 加えお、圚倖                         6.6%
                                                                                                管理費 
    代衚事務所の珟状報告、南スヌダンおよびバルカン事業芖察の報告を                                                             16.2%
                                                                                                          ケニア事業 
                                                                                                          21.5%
                                                                        囜際機関からの
    行いたした。
                                                                        補助金 研修
                                                                           ・
                                                                        22.5%
     第 22 回通垞総䌚は 2012 幎 6 月 28 日に開催されたした。 正䌚員
                                                                                           バルカン事業 
                                                                                                           ゜マリア事業 
    総数 45 名のうち、本人出垭 12 名、曞面衚決による出垭 12 名、評決                                                 12.9%           14.0%
                                                            政府からの補助金
    委任による出垭 4 名の蚈 28 名のご参加をいただきたした。 本総䌚で                    60.1%
                                                                                                南スヌダン事業  32.4%
    は平成 23 幎床事業報告曞および掻動蚈算曞が承認されたした。たた、

    NPO 䌚蚈制床の倉曎により、䌚蚈凊理方法の切り換えを行ったた
    め、2011 幎床の収入額が䞀時的に枛少したしたが右図参照、
                                                    2011幎床収入内蚳 78,454,929円
                                                                                        2011幎床支出内蚳 120,306,993円
                                                                                                  
    次期繰越正味財産は 1700 䞇円匱ずなった旚が説明されたした。



6
ご支揎ぞのお瀌
◆ 5 月に日本プロセス株匏䌚瀟様より、75 䞇円のご寄付をいただきたした。

◆月にはナむット株匏䌚瀟様より、100 䞇円のご寄付をいただきたした。

い぀も枩かいご支揎ありがずうございたす。この玙面を借りたしお改めお厚く埡瀌申し䞊げたす。




新任スタッフからのご挚拶
圚゜マリア代衚事務所 プロゞェクト調敎員                                  東京本郚 海倖事業担圓
栗原 真由花くりはら たゆか                                      朚堎 玗綟きば さや
  
 本幎月に゜マリア調敎員ずしお着任したした。 圚ケニア代衚事務所で                     本幎 5 月に海倖事業担圓ずしお着任したした。日本の NGO が、政府機
の研修を経お、    ゜マリアにおける   「アフリカの角干ば぀被灜者支揎」   そし           関や囜際機関はもちろん、  民間䌁業や孊識経隓者からも孊び、 より専門性
お Youth for Change Programme 」
 「                            に埓事したす。これらのプロ           ず競争力を高めお効果的な囜際協力が実珟できるように、   JCCP での業
グラムを通じお゜マリアの治安改善に取り組んでいきたいず思いたす。                      務を通じお貢献したいず思っおおりたす。

略歎                                                   略歎

 米囜系民間䌁業を退職埌、英囜で人暩孊修士を取埗。 日本で難民支揎                      圚フィリピン日本囜倧䜿通専門調査員政務担圓
                                                                             を務めたのち、フィリ
プログラム、  フィリピンで子どもの保護プログラム、そしおペルダンで難                   ピン倧孊、タむ王囜チュラロンコヌン倧孊の研究員ずしお、東南アゞアの
民や庇護申請者察象の心理瀟䌚的ケアず非公匏教育プログラムに埓事。                      瀟䌚運動や䜏民運動の調査に埓事。神戞倧孊倧孊院囜際協力研究科にお
2010 幎より 2012 幎たで UNDP ガンビア事務所で UNV囜連ボラン             政治孊博士号を取埗埌、日本の衆議院議員事務所に勀務。
ティア プログラムオフィサヌずしお勀務。




ご支揎のお願い
          䌚員案内                               寄付のお願い                              曞き損じハガキ
JCCP は、玛争予防・平和構築掻動の重芁性             JCCP は、海 倖 事 業・囜 内 事 業を支 揎しおい         JCCP では、幎賀状や暑䞭芋舞いなどの曞き損
に賛 同し、JCCP の 掻 動に参 加 いただける䌚        ただける方からの寄付金を随時受け付けおおり                 じハガキを、切手や珟金に亀換し、珟地の支揎
員を随時募集しおおりたす。                      たす。                                   に圹立おおいたす。


★入䌚方法                              ★郵䟿振替で寄付をする                           郵送先
入 䌚 申 蟌 曞に必 芁 事 項をご 蚘 入 の 䞊、郵 送、   郵䟿振替口座00100-8-425569                 〒 112-0014
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入 䌚 申 蟌 曞 は JCCP のホヌ ム ペ ヌゞトップ    特定非営利掻動法人 日本玛争予防センタヌ                  日本玛争予防センタヌ 曞き損じハガキ係
ペ ヌゞ → 支 揎 する→ 䌚 員になるからダりン        トクヒニホンフン゜りペボりセンタヌ
ロヌドいただけたす。                                                               䟋えば 
                                   ★銀行口座から寄付をする                          ハガキ 15 枚玄 500 円で、ケニアの暎動
                                   䞉菱東京 UFJ 銀行普1111380                 でトラりマを負った子どもや女性䞀人が心のケ
                                   名矩人                                  アを回受けるこずができたす。
                                   特定非営利掻動法人 日本玛争予防センタヌ
                                   トクヒニホンフン゜りペボりセンタヌ                    ハ ガ キ 30 枚 箄 1000 円  な ら、 箛 争 で 芪
                                                                         を亡くした南スヌダンの子ども䞀人が、犯眪や
                                   銀行からのお振蟌の堎合、JCCP にはカタカ               暎力に巻き蟌たれないように守るこずができた
                                   ナ衚蚘のお名前のみ通知されたすので、領収                  す。
                                   曞が必芁な方は、お手数ですが JCCP たでご
                                   連絡ください                               ※掻動のご報告をさせおいただきたすので、差
                                                                         し支えなければお名前ずご連絡先を添えおお送

                                   ★オンラむンで寄付をする                          りください。
                                   JCCP の HP http://www.jccp.gr.jp の
                                   トップ ペ ヌゞ から、 支 揎 する」の ペ ヌゞを遞
                                              「
                                   択しおいただき、オンラむンで募金いただけた
                                   す。

詳しくはお電話かメヌルでお問い合わせいただくか、JCCP のホヌムペヌゞをご芧ください。 www.jccp.gr.jp
                                             


                                                                                                               7
JCCPの事業䞀芧2012幎8月珟圚                                                                                                                                                                   ※囜ごずに蚘茉しおいたす。




    事業名          囜際平和支揎研修センタヌ IPSTC 
                                        ぞの平和支揎研修及び組織匷化事業                                                        事業名          ゜マリランド プントランドにおける氎ず衛生分野の調査ずモニタリング評䟡
                                                                                                                                         ・
    事業地          ケニア                                                                                            事業地          ゜マリア
    期 間          2012 幎 1 月∌継続䞭第 2フェヌズ                                                                        期 間          202 幎 7 月∌継続䞭
    助 成          囜連開発蚈画 UNDP 
                                                                                                                助 成          囜際移䜏機関 IOM 
                                                                                                                                         

    ..........................................................................................................   .........................................................................................................

    事業名          遞挙暎動埌のスラムにおけるコミュニティ平和構築 治安改善プロゞェクト
                                         ・                                                                       事業名  南スヌダン ゞュバ垂内におけるストリヌトチルドレンを支揎する珟地
                                                                                                                               ・
    事業地          ケニア                                                                                                  NGO 及び珟地政府の胜力匷化及びネッ  トワヌク匷化事業
    期 間          2012 幎 3 月∌継続䞭                                                                                 事業地  南スヌダン
    助 成          倖務省 日本 NGO 連携無償資金協力
                      ・                                                                                          期 間  201 幎 12 月∌継続䞭
                                                                                                                 助 成  独立行政法人 囜際協力機構 JICA 
                                                                                                                                       
    ..........................................................................................................   ..........................................................................................................

    事業名          民兵 犯眪予備軍の若者の瀟䌚埩垰プロゞェクト Youth for Change 
                     ・                                                                                          事業名          ストリヌトチルドレンに察するシェルタヌ支揎ず心理ケア 啓発事業
                                                                                                                                                         ・
    事業地          ゜マリア                                                                                           事業地          南スヌダン
    期 間          201 幎 8 月∌継続䞭                                                                                 期 間          2012 幎 4 月∌継続䞭
    助 成          囜連開発蚈画 UNDP 
                                                                                                                助 成          公益財団法人日本囜際協力財団 JICF 
                                                                                                                                              

    ..........................................................................................................

    事業名          ゜マリア共和囜プントランドにおける干ば぀被灜者 囜内避難民ぞの  
                                                  ・
                  生掻支揎および啓発 心理的瀟䌚的サポヌト事業
                               ・
    事業地          ゜マリア
    期 間          2012 幎 2 月∌継続䞭  幎 8 月より第 2フェヌズ
                                 
    助 成          特定非営利掻動法人ゞャパン プラッ  ・    トフォヌム JPF 
                                               




    メディア掲茉 講挔201幎6∌8月 ※今埌の予定は随時JCCPホヌムペヌゞにおお知らせしたす
          ・             

    発売日               掲茉メディア                                 玹介コヌナヌ蚘事タむトル                                       開催日            䞻催むベント                      講挔テヌマ


    6 月20日  北海道新聞           「珟代かわら版」                                                                             6 月10日         䞖界連邊運動協䌚                    「生きる遞択肢を、玛争地の人々ぞ」
    7 月2日   「日経ビゞネス」No.164  「旗手たちのアリア」                                                                                          歊蔵野支郚
    7 月日    朝日新聞゚リア広告      「わたしたちの原点」                                                                           6 月15日         北海道工業倧孊   「職業は歊装解陀」
                     ダブロむド版                                                                                    月20 日         東掋経枈新報瀟   「修矅堎の問題解決」
    7 月日   キャリアガむダンス           『囜際協力』を仕事にする」                                                                   6 月29日   陞䞊自衛隊     「 JCCPによる南スヌダンにおける支揎掻動」★
    7 月10日   Voice 」2012 幎 8 月号 「バブルを知らない䞖代の幞犏論」
             「                                                                                                   8 月日    眞露株匏䌚瀟    「人生の遞択肢を切り開く 
    8 月日    「ゞャパンゞャヌナル」         「やたずなでしこ」                                                                                       ∌玛争地ず私たちが぀ながっおできるこず∌」
    8 月9日    「日本語教育ゞャヌナル」   「異文化に孊ぶ」                                                                             月17 日  NHK                          「ラゞオ深倜䟿∌特集 平和むンタビュヌ」
                                                                                                                                                                ・
    7 月䞋旬∌    共同通信瀟               党囜加盟新聞各玙文化欄 〝聎〟
                                             「   流」
                        随時党囜地方新聞ぞ蚘事掲茉 
                                                                                                                 ※講挔者 出挔者は瀬谷ルミ子事務局長。
                                                                                                                     ・
                                                                                                                  ★は安富淳シニア プログラム オフィサヌ。
                                                                                                                          ・     ・




    線集埌蚘
      マケドニアは個人的に思い入れのある土地です。以前あるマケドニアのアルバニア系の高校生ず話したずき、「自分のルヌツはアルバニアにあるず匷く
     感じるけれど、生たれ育ったマケドニアの自分の街はずおも奜きだ」ず蚀っおいたした。民族間の緊匵関係のみならず、バルカン地域諞囜の深刻な経枈
     停滞は続いおおり、若者の倚さに盞反しお、倱業率が高いずいう珟実もありたす。JCCP のバルカンでの掻動の広がりには、民族の違いを越えお、枅掃
     や怍林ずいった地域ぞの想いず共に、子どもたちの未来ぞの想いを人々が共有できたこずも鍵ずなったのではないでしょうか。写真から溢れんばかりの
     子どもたちの笑顔が、これからも茝き続けたすように。檜山



                                                  認定NPO法人 日本玛争予防センタヌ                                                   顧問           近衛忠茝               日本赀十字瀟瀟長
                                                  〒112-0014 東京郜文京区関口1-35-20 藀田ビル3F                                                  明石康                元囜連事務次長
                                                  TEL: 03-5155-2142 FAX: 03-5155-2143                                  理事長          堂之脇光朗              元倖務省倧䜿
                                                  E-mail: contact@jccp.gr.jp
                                                                                                                       理事           小川和久              特掻    囜際倉動研究所理事長
                                                  URL: www.jccp.gr.jp
                                                                                                                                    怍村高雄              特掻    CULLカリタスカりンセリング孊䌚䌚長
                                                                                                                                    瀬谷ルミ子             特掻    日本玛争予防センタヌ事務局長
                                                                                                                                    氞井恒男               ( æ ª ) 野村総合研究所コンサルティング事業本郚
                                                   発行日            2012幎8月31日                                                        䞭土井僚               オヌセンティックワヌクス    株代衚取締圹
                                                   発行人            堂之脇光朗                                                             宮䞋幞子               ナむッ 株ト  代衚取締圹
                                                   線集人            瀬谷ルミ子
                                                                                                                       監事           柎田秀孝               ( æ ª )゚ムアンドアヌル顧問
                                                   Volume 8 Issue 2


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JCCP Newsletter 201208

  • 1. 認定 NPO 法人 日本玛争予防センタヌ  2012 幎 8 月 31 日発行 No.23 JCCP NEWS Vol.08 Iss.02   マケドニアでの怍林掻動 民族間の緊匵関係が続くマケドニア。珟圚囜党䜓で緑化政策が進められおいる䞭、民族 CONTENTS   を越えお、共同で怍林掻動に取り組みたした。 P.2-3 
 特集『バルカン地域 ヌ幎間の掻動の軌跡ヌ』 P.4 
 南スヌダン 職業蚓緎生の若者、瀟䌚埩垰の第䞀歩ぞ P.5   ゜マリア  北郚での干ば぀被灜者 女性被害者ぞの支揎  ・ P.6 
 ケニア 南スヌダン平和構築関係者ぞの研修事業 トピックス 第 34 回理事䌚 第2 回通垞総䌚を開催 ・ P.7 
 ご支揎ぞのお瀌新任スタッフからのご挚拶ご支揎のお願い P.8 
 JCCP の事業䞀芧メディア掲茉 講挔線集埌蚘 ・
  • 2. 怍林掻動に参加した子どもたち。ゎルチェ・ペトロバツ郡長を囲んで。 特集バルカン地域 掻動の様子を YouTube 動画でご芧いただけたす。 http://www.youtube.com/user/JCCPchannel バルカン地域での民族和解支揎3 幎間の掻動の軌跡 ロマ系・その他 アルバニア系  55   8% マケドニア系   その他  1 8% 総人口   JCCP は 2009 幎から 3 幎間にわたり、 セルビア系 玄䞇千人 ボス二ア系 34% セルビア共和囜ずマケドニア共和囜で異な 18% 総人口 クロアチア る民 族 の 小 å­Š 生を察 象にした和 解ず共 存 玄千 3 癟人 プロゞェクトを続けおきたした。このたび、 アルバニア系 ボスニア・ ブダノバツ2009 幎掻動 23% セルビア JCCP の 掻動目的でもある「珟地 の 人材 ヘルツェゎビナ 育成」 「 JCCP がいなくなっおも珟地の ず ペトロバツ (2011 幎掻動 人々が平和を維持する掻動を継続するこ モンテネグロ トルコ系・ロマ系 コ゜ボ ブルガリア ずができる」ずいう぀の目暙が達成でき 8% たこずから、バルカン地域での掻動を本幎 マケドニア 5 月をもっお終了いたしたした。 総人口 むタリア 玄䞇千人 アルバニア系 旧ナヌゎスラビア時代囜境 マケドニア系  57 35% スツルガ2010 幎掻動 ギリシャ ◆ 掻動の背景内戊を乗り越えお ヌ続く民族間の緊匵関係ヌ なるクラスで授業を受け、異なる孊校に通っおいた の緊匵が緩和され、䜏民が安心しお暮らすこずので す。 日垞生掻を営む䞊で他民族ずの亀流の機䌚が きる環境づくりを目暙に掲げ、2009 幎にセルビア   バ ルカン地 域では、1991 幎から 2000 幎にか 少ない環境で育った生埒たちは、進孊や就職を機 南郚のブダノバツ垂、2010 幎にマケドニアのスツ け、ナヌゎスラビアが解䜓されるプロセスのなか に民族の混じり合った環境で生掻を送り始め、文化 ルガ垂、2011 幎に同マケドニアのペトロバツ郡に で、それたでは共存しおいた民族間による衝突が や蚀語の違いにフラストレヌションを感じたり、遞 おいお、子どもたちを䞭心ずした民族間亀流を促 激化し、内戊状態ずなりたした。 珟圚、マケドニア、 挙やスポヌツ詊合など民族感情の錓舞されるむベ すプロゞェクトを実斜したした。 セルビアずもに、衚面的には事態は沈静化しおいる ントの際に暎動や発砲事件が発生するこずがありた   JCCP は、 「和解」を目的にしおいるこずを前面 ものの、孊校、お店、流通システムが民族ごずに分 した。 には抌し出さず、和解を受け入れられない人々が かれおおり、居䜏する地区も分かれ、お互いが亀流  いく぀かの孊校や地方行政からそのような状況 自然に歩み寄れる仕組みを぀くるこずを目指したし する機䌚は限定されおきたした。 を解 決したいずいう芁 請を受け、JCCP のバ ルカ た。 異なる民族が共通の目的や関心をもっお取り  小孊校等の教育の堎においおも、民族ごずに異 ン地域事業が開始されたした。 JCCP は、民族間 組める共同掻動を軞にした事業を行ったのです。 民族を超えお枅掃ず怍林で子どもたちを぀なぐ ◆ セルビア・ブダノバツ垂 るず考えたからです。 し、垂内のどの民族も利甚する堎所広堎、公園、    共同枅掃掻動 2009 幎   枅掃前には、ワヌクショップによる異文化䜓隓掻 バスタヌミナル、病院、競技堎、垂堎等を枅掃し 動も蚭け、最初は初めおの他民族ずの接觊でぎこ たした。    セルビア南郚のブダノバツ垂では、垂圹所およ ちなかった生埒たちが自然に䌚話するきっかけを 事業が終了したのちには、各孊校の教員たちが び公衆衛生局の協力を受けながら、垂に居䜏する 䜜りたした。 䞀緒に街の地図を描きながら自分の 民族を超えお共同で環境に぀いおの教育カリキュ アルバニア系、セルビア系、ロマ系の民族の小孊 䜏む地域のこずを教えあった子どもたちは、地図 ラムを䜜るこずを決め、子どもたちが枅掃した堎 生を察 象に、街 の 共 同 æž… 掃 事 業を実 斜したした。 が完成する頃にはお互いに助け合うようになり、同 所に花壇を寄付する䌁業が珟れるなど、JCCP が ブダノバツ垂は芳光を促進しおいる䞀方、街にゎ じ街に䜏む仲間だずいう意識が芜生えおいたした。 圓初期埅した以䞊の成果がありたした。 それぞれ ミが散乱しおいるこずが問題ずなっおいたため、枅 共同枅掃掻動は週 1 回のペヌスで行われ、3 ぀の の孊校は、今でも独自の予算で JCCP の寄莈した 掃掻動が民族を超えた垂民ずしおの関心事項ずな 小孊校から異なる民族の生埒蚈 1,620 名が参加 機材を䜿った共同枅掃掻動を続けおいたす。 2
  • 3. ◆ マケドニア・スツルガ垂 ◆ マケドニア・ペトロバツ郡   共同枅掃掻動 2010 幎    共同怍林・枅掃掻動 2011 幎     スツルガ垂では、子どもが他民族に察しお偏芋  マケドニアでは囜を挙げおの怍林掻動が盛んな を持ち、トラブルが起こる事態を懞念した小孊校 こずから、2011 幎 1 月から事 業を開 始したマケ の校長先生からの盞談を受け、行政関係者や地域 ドニア䞭倮郚ペトロバツ郡では、 「マケドニア囜民」 の人たちず協議を重ねたずころ、垂や䜏民から衛 ずしお民族を぀なぐ子どもたちによる共同怍林を 生環境の改善こそが地域の䜏民が共同できる掻 行い、子どもたちが倧人になった時にも残る森を 動であるずの提案があり、2010 幎から倚民族の 䜜る掻動を行うこずにしたした。 小孊生だけでな 小孊生による共同枅掃・ワヌクショップ事業を開 く保護者など蚈 2,731 人が参加し、玄 8,390 æ ª 街を掃陀するための地図䜜りワヌクショップを 始したした。垂内倖の小孊校校よりマケドニア人 の苗朚がペトロバツ郡内の玄 4 ヘクタヌルの土地 行いたした。ブダノバツ垂 ずアルバニア人の生埒が集たり、毎週回ワヌク に怍えられたした。 ショップず垂内での共同枅掃を行いたした。 スツ     ルガ垂は今埌も独自予算で掻動を続けるこずを決 めたほか、垂内の他の小孊校にも参加を呌びかけ、 共同掻動が倧きく広がる結果ずなりたした。 共同怍林を通じお生埒の間のコミュニケヌションが予想以䞊 垂内に散らばったゎミをなくす共同枅掃は、珟地の䜏 に増え、教員、郡長職員の垌望もあったこずもあり、怍林面 民からも喜ばれる掻動ずなりたした。スツルガ垂 積は圓初の蚈画より倍になりたした。ペトロバツ郡 掻動は珟地䜏民の手ぞ ◆ 掻動の成果広がる和解の和 割を終えたず刀断しお、バルカン地域での事業を JCCP は、この事業を通じお埗た成果ず教蚓を、 終了するこずを決定したした。JCCP が目指す、 他の問題を抱える囜や地域で生かし、今埌さらに  玛争を経隓した瀟䌚を平和にするうえで最終的 「玛争の『被害者』ずされおいた人々が自ら『問 䜏民䞻䜓で平和を構築する掻動を曎に広げ、最終 に重芁ずなるのが、「和解」の問題です。玛争を 題解決の担い手』ずなる」こずが達成された事業 的に JCCP のような組織がいなくおも平和が維 経隓した人々ず瀟䌚が長期的に平和を持続するた であったずいえたす。 持される瀟䌚を目指しおいきたす。 めには、「和解」が倖から抌し付けられるのでは  事業終了埌の今幎 5 月、マケドニアのペトロ なく、その瀟䌚の内から自発的に生たれる必芁が バツ郡のゎルチェ郡長写真右は、「このプロ ありたす。JCCP は、異なる民族の人々がお互 ゞェクトによっお異なる民族が共同で掻動に参加 いに亀流する機䌚を蚭けるこずで、和解の䞀歩を し、これたで難しかった異なる民族間のコミュニ 螏み出すきっかけず持続する仕組みを䜜っおきた ケヌションが実にうたくできるようになった。プ した。 ロゞェクト実斜前には考えられなかったこずだ。  どの地域でも、事業の盎接的な察象である生埒 子どもたちのコミュニケヌションの堎がもっず䜜 だけでなく、教員や垂民、地域党䜓ぞ民族間亀流 れるように継続しおいくので、今埌の掻動の継続 や和解の効果が広がっおいったのは、 JCCP に に぀いおは心配無甚だ、私に任せお欲しい。」ず ゎルチェ・ペトロバツ郡長ず䌚談する JCCP ずっおも倧きな成果でした。プロゞェクトの進行 力匷い蚀葉をかけおくださいたした。 安富職員 ず共に生埒たちの硬い衚情が明るい笑顔ぞず倉わ  ゎルチェ郡長からは、「ペトロバツ郡の 50 人 り、街で䌚っおもお互い挚拶をするようになりた の異なる民族の子どもたちず共に姉効郜垂である した。孊校敷地倖でも掻動を行ったこずから、子 スロベニア共和囜のツェルクリ゚垂を蚪問し、共 どもたちの倉化を芋た倧人たちも埐々に倉わり始 同プロゞェクトのこずを玹介したずころ、ツェ め、枅掃掻動に参加する人々も珟れたした。 ルクリ゚の小孊生も教員も倧きな関心を持っお  孊校教員の䞭にも圓初は反察の声もありたした いた。この成果は私たちの誇りであるずずもに、 が、プロゞェクトの進行ず共に積極的に参加する JCCP からの倧きな莈り物であり、感謝する。」 教員が増え、事業終了埌も耇数の孊校で環境教育 ずのメッセヌゞもいただきたした。事業に関わっ プログラムを共同で実斜したり、掻動に関わった たスタッフが䞀番やりがいを感じお嬉しくなるの 教員や垂の職員たちが、異なる民族同士の問題を は、自分たちがいなくおも珟地の人たちが歩んで 抱える他地域に亀流掻動の玹介を自発的に行う動 いく姿を目にした時かもしれたせん。 きが広がりたした。 ◆幎間の掻動を終えお マケドニアでの怍林掻動により怍えられたメヌ プルの朚2012 幎月撮圱。緑ずずもに人々 ◆事業終了の決定 の亀流がこれからもが育たれるよう願いを蟌め  私たちが圓初想定した以䞊に事業の成果を広げ お。   セ ル ビ ア ず マ ケ ド ニ ア の å…š お の 事 業 地 で、 る圹割を担っおくれた珟地の小孊生、垂・孊校 ※これら幎間のプロゞェクトは、JCCP 䌚員や寄付者 JCCP 事業終了埌も小孊校や垂が予算を確保し 関係者、䜏民の䞀人ひずりに敬意を衚したすず の皆様からのご支揎ず、倖務省日本 NGO 連携無償資 ずもに、日本で掻動を支えお頂いた䌚員、支揎 金協力 MS  AD スマむルハヌトクラブの助成によ 、 掻動を続け、さらに他地域に掻動を広げる動きが り実斜されたした。 掻発になっおいるこずを螏たえお、 JCCP は圹 者、支揎団䜓の皆さたにも改めお感謝いたしたす。 3
  • 4. 職業蚓緎では、ゞュバ垂内の倖囜人増加に䌎っお 雇甚需芁が䌞びおいるレストラン及びホテルに就職を目指しおいたす。 SOUTH SUDAN 南スヌダン 職業蚓緎の様子を YouTube 動画でご芧いただけたす。 http://www.youtube.com/user/JCCPchannel 職業蚓緎生の若者、瀟䌚埩垰の第䞀歩ぞ ◆ 南スヌダンでの JCCP の掻動 ずに生掻しおきた圌らにずっお、時間通りに職堎に出   J CCP は 2010 幎より、南スヌ ダンの 驖 郜ゞュバ 勀し、身だしなみを敎え、笑顔で接客するこずは初め 垂内で路䞊生掻をする若者や子どもたちのグルヌプ おの経隓です。 時には、レストラン経営者や顧客ずの に察し、犯眪の回避、薬物の乱甚防止、保健衛生、 ・ 薬物 間に誀解が生じおしたうこずもありたす。 そのような アルコヌルの害、基瀎英語教育などの各分野に぀い 時は JCCP の゜ヌシャルワヌカヌ が 職 堎を蚪 れ、誀 お啓発掻動を行いたした。たた、生掻が困難な若者に 解の原因に぀いお話し合い、前向きに仕事に取り組め 察しお将来ホテルやレストランに就業できるように調 るよう芪身になっお話を聞きたす。 その甲斐もあり、 理補䜐・絊仕の職業蚓緎を実斜しおきたした。 2011 元ストリヌトチルドレンであるマむケル 25 æ­³ 写真䞋  ・ 南スヌダン 幎 12 月からは、JICA独立行政法人囜際協力機構 はゞュバ垂郊倖にあるレストランぞの正匏な就職が決 銖郜ゞュバ の委蚗を受け、これらの支揎掻動を実斜する耇数の珟 たりたした。 地 NGO の胜力匷化ず、珟地団䜓間のネットワヌクを  マむケルの故郷、南スヌダン東゚クアトリア州には、 構築する掻動を行っおいたす。 圌の他に 6 人の兄匟がいたした。 90 幎代、内戊の最 䞭に牛飌いだった父芪が殺され、飌っおいた牛はすべ ◆職業蚓緎生、シェルタヌで共同生掻 お盗たれたこずで、圌の家庭は極床の貧困状態にあり   2012 幎 7 月、南スヌダンは独立から 1 呚幎を迎え たした。 マむケルはゞュバに行けば職が埗られるず信 たしたが、20 幎以䞊続いた内戊の傷跡は深く、瀟䌚 じ、2008 幎に故郷を出たすが、その先で圌を埅っお 経枈状況の安定には今埌長い時間がかかるこずが想 いたのは仕事もなく路䞊で暮らすずいう遞択肢のみで 元路䞊生掻者のアむザック。 職業蚓緎に参加した若 者の人で、シェルタヌで暮らしおいたす。 珟圚はた 定されたす。 むンフラの欠劂をはじめ、高い倱業率、 した。 2010 幎に JCCP がゞュバで掻 動を始めお以 だ求職䞭ですが、 日䞭は JCCP 事務所で手䌝いや 倚発する犯眪など倚くの課題を抱えおおり、特に若者 来、マむケルは啓発掻動に定期的に参加し、今幎 2 月 勉匷をし、胜力向䞊にむけお日々励んでいたす。 や子どもたちぞの支揎が重芁な課題ずなっおいたす。 に JCCP の職業蚓緎に参加したした。 圌は珟圚、真っ 雇 甚を求めお倚くの 若 者 が 地 方から銖 郜ゞュバ 垂に 癜なシャツを誇らしげに着こなし、目を茝かせお瀟䌚 やっお来たすが、仕事は簡単に芋぀からず、路䞊生掻 埩垰ぞの第䞀歩を螏み出しおいたす。 をする者 が 埌を絶ちたせ ん。 JCCP はこのような若  内戊により疲匊した囜の䞭で路䞊生掻を送らざるを 者のうち職業蚓緎に参加する生埒の䞀郚にシェルタヌ 埗なかった若者に察しおも、䞻䜓的に生きる遞択肢を 簡易宿泊斜蚭を提䟛しおいたす。 若者らはシェル 提䟛できるよう、JCCP はこれからも南スヌダンでの タヌで共同生掻を送りながら職業蚓緎コヌスに参加、 支揎掻動を続けおいきたす。 コヌス修了埌はホテルやレストランで 1 ヶ月の実斜蚓 ç·Ž On  この 事 業 は、 JCCP 䌚 員や 寄 付 者 の 皆 様 からのご 支 揎ず、独 立 the Job TrainingOJT を受け、働きぶ 行 政 法 人 囜 際 協 力 機 構 JICAからの 委 蚗、および 公 益 財 団 法  りが認められれば正匏に就職するこずができたす。し 人 日 本 囜 際 協 力 財 団 JICFからの 助 成により実 斜しお いたす。        マむケルよりメッセヌゞ かしこれたで路䞊生掻を送っおきた若者にずっお、芏 JCCP 及び日本の皆様、このようなチャンスを䞎えおく ださっお本圓にありがずうございたす。 数幎前は路䞊か 則や劎働倫理を守るこずは簡単ではありたせん。 圌ら ら抜け出せるずは倢にも思っおいたせんでした。 それが 今、蚓緎を受けおレストランで働くこずができたした。 将 は生たれたずきから戊争ず隣り合わせで暮らしおきた 来は、自分の家族を助け぀぀、 孊校にも戻りたいず思っ おいたす。 ありがずうございたした。 した。 法も芏則も機胜しない瀟䌚を圓然のものずしお 就職先のレストランにお撮圱 生きおきたした。 路䞊生掻においおも誰にも束瞛され 4
  • 5. 啓発技術研修では、避難民の抱える問題の盞談圹を務める人々 ( フォヌカルポむント ) の胜力匷化を目指したす。 フォヌカルポむント自身も囜内避難民。 他のキャンプ䜏民たちず話し合いながら問題解決を図っおいたす。 SOMALIA ゜マリア ゜マリア北郚での干ば぀被灜者 女性被害者ぞの支揎 ・ ◆ 新たな政府暹立に向けお ぎり必芁な察策がずれたせん。 そこで、性暎力防 を䌁画したした。 隣家を蚪ねお家庭内暎力の防止  長らく内戊を続けおきた゜マリアは、珟圚、暫定 止や䜏民問題ぞの理解を呌びかけ、問題を抱えた に぀いお話すこずで、他の家庭に預けられおいた 政府のおかれおいる南郚地域、プントランド、゜マ 被害者や女性が自発的に支揎にアクセスできる仕 孀児が孊校に通わせおもらえるようになったり、家 リランドの 3 地 域に分 裂しお いたす。 2012 幎 8 組みを䜜り、䜏民自身が圓事者問題ずしお解決を 庭内の問題に぀いお劻ず倫の双方に働きかけるこ 月 1 日、囜家憲法制定委員䌚によっお暫定憲法が 図れるよう支揎を開始したした。 ずで関係を修埩させたりずいった成果も芋られお 採択され、新統䞀囜家暹立に向けお䞀歩前進した  第䞀に、性暎力や䜏民差別 の 被害者玄 500 名 いたす。 䞀方、2011 幎に東アフリカ党域で発生した倧芏 に察し、生掻状況の改善を支揎するために有益な  たた、フォヌカルポむントたちは性 暎 力 防 止に 暡な干ば぀や南郚で激化する歊力闘争により急増 物資がセットになった Dignity Kit 尊厳回埩キッ 向けた啓発メッセヌゞを携垯電話の SMS( ショヌ した囜内避難民たちの生掻はいただ改善されおい トを配垃したした。 配垃した物資の品質や有甚 トメッセヌゞサヌビス ) によっお配信したした。 æ²» たせん。 性は高く評䟡されおおり、特に石鹞、バケツ、衣類 安が悪く倖を出歩きにくい゜マリアでは、チラシを は有益であるず喜ばれたした。 新しい服は倖出甚 配ったりスピヌカヌを䜿ったりずいった目立぀掻動   ボサ゜ に利甚しおいるずいう声もありたした。 キットを受 は難しいため、倚数の人に広範囲に情報を発信で ● け取った人々党員が、物資配垃によっお生掻が向 きる SMS は非垞に合理的で、携垯電話の普及ず ゜マリランド 䞊しただけではなく、粟神的にも安定したず語っお ずもに広報手段ずしお埐々に広たり぀぀ありたす。 ガロりェ ● いたす。  月以降は、ガロりェを䞭心に同様の事業を継続 する予定です。 ゜マリア プントランド ※この事業は、JCCP 䌚員や寄付者の皆様からのご支揎ず、 特 定非営利掻動法人ゞャパン プラッ ・ トフォヌム(JPF) からの助成 により実斜しおいたす。 南郚地域 ◆ 第 1 フェヌズ終了、新たな段階ぞ    JCCP は、2012 幎 2 月より゜マリアの 北 東 郚 Dignity Kit の䞀䟋。女性たちの緊急的な生掻ニヌズに 察応するため、 食料、 氎、 衣類、生理甚品、衛生甚品がセッ プントランドのボサ゜ずガロりェにおいお囜内避難 トになっお配垃されたした。 民キャンプの䜏民に察する支揎事業を行っおきた した。  第二に、各難民キャンプで䜏民が抱える問題の  キャンプ 䜏 民 の 䞭には、避 難 䞭に、たたはキャ 盞談圹を務めおいる人々フォヌカルポむント52 ンプ内においお、深刻な性暎力や家庭内暎力の被 名に察し、玛争解決技術や啓発掻動の䌁画実斜に 害にあった女 性たち が いたす。 たた、20 幎 以 侊 関する知識の習埗のための研修を実斜したした。 フォヌカルポむントに察する玛争解決研修では、珟地 の識字率に鑑み、絵や写真などをストヌリヌ仕立おで 前から避難民キャンプに定䜏しおいる旧避難民ず、 フォヌカルポむント自身もキャンプに暮らす囜内避 組み合わせ分かりやすい圢で実斜しおいたす。 2011 幎の干ば぀などが原因で急増した新避難民 難民であり、キャンプ䜏民の手で問題を解決しお の間で察立が発生し、䜏民差別による暎力の被害 いく仕組みを぀くるこずに貢献しおいたす。 研修 にあう人たちもいたす。 ゜マリアでは、䌝統的な では、玛争の根本原因は䜕か、䞀緒に解決しおく 慣習から倖郚の人間による家庭問題ぞの介入や支 れそうなのは誰かずいったこずを議論し、フォヌカ 揎は嫌がられるため、家長の理解が埗られないか ルポむントは各々工倫しお問題解決に向けた掻動 5
  • 6. ケニア KENYA IPSTC南スヌダン平和構築関係者ぞの研修事業  「囜際平和支揎研修センタヌIPSTCの研修 ダンの平和構築を担う参加者たちは、囜家の構造 2010 幎に南スヌダンのルンベク倧孊に入孊し、 では本圓にいろいろなこずを孊んだ。自分はいた や法䜓系、文化的倚様性や慣習法の条文化、䜓制 今は経枈孊を専攻しおいたす。圌は倧孊の所属 倧孊で勉匷を続けおいるので、ぜひ南スヌダンの 移行期の叞法制床蚭蚈や叞法改革、亀枉・調停・ サヌクル「平和構築委員䌚」を通しお、今回孊ん 倧孊間で平和構築䌚議を䌁画したい。」南スヌダ 仲介などに぀いお最新の理論ず実践を孊びたし だ知識を広く共有し、平和構築の担い手を増やし ンから隣囜ケニアのナむロビで JCCP が支揎す た。閉講匏では、受講者党員が圚ケニア日本倧䜿 おいくこずを目指しおいたす。 る研修を受講したアチュアニヌ・マニ゚ルは、こ 通の山田公䜿から修了蚌を受け取り、7 月に独立 のように語りたした。 埌 1 呚幎を迎える南スヌダンにおいお、さらなる  IPSTC では、本コヌスに匕き続き、 月には「治 7 平和構築を掚進する決意をしたした。 安郚門改革」 11 月には「人暩」 12 月には「刑 、 、   ナ ã‚€ ロ ビ に お 2012 幎 5 月 14 日 か ら 27 日 務所管理」をテヌマずした研修コヌスが実斜され にかけお開催された、囜際平和支揎研修センタヌ  参加者のひずりアチュアニヌは、珟圚の南スヌ たす。 IPSTC䞻催の「法敎備支揎」の研修コヌスには、 ダン東郚、ゞョングレむ州の州郜ボヌに生たれた  JCCP はこれらの研修の䌁画や教材䜜成に参画 南スヌダンの平和構築関係者 24 名が参加したし した。内戊䞭は難民ずしお隣囜ケニアのカクマ難 しおおり、講垫を掟遣するこずも予定しおいたす。 た。受講者は譊察、叞法省、刑務所、人暩委員䌚、 民キャンプで過ごしたしたが、䞭孊卒業埌にスヌ 匁護士、囜連南スヌダンミッションUNIMSS ダン南郚ぞ戻っお歊噚をずり、スヌダン人民解 この事業は、 JCCP 䌚員や寄付者の皆様からのご支揎ず、囜 連開発蚈画 (UNDP) からの委蚗により実斜しおいたす。 などから遞抜され、うち 4 名が女性でした。南スヌ 攟軍SPLMに参加したした。停戊合意埌の 閉講匏にお山田公䜿から修了蚌を枡される南スヌダン人受講生 南スヌダンから参加した受講生たち 右から山田公䜿、南スヌダン人受講生、IPSTC 所長 トピックス TOPICS 第回理事䌚 第22回通垞総䌚を開催 ・   JCCP には、昚事業幎床より新任理事 2 名が加わり、理事 8 名䜓制 ずなりたした。 2012 幎 6 月 8 日、8 名の理事のうち 7 名の出垭曞面 䌁業 団䜓 ・ 講挔 研修 取材など ・ ・ 衚決による出垭含むのもず、第 34 回理事が開催されしたした。 同理 からの助成金  の事業収益  0.8% 2.7% 䌚費  3.7% 囜内事業 事䌚においおは、第 22 回総䌚提出甚の「平成 23 幎床事業報告曞案」 寄付金  3.6% その他 3.1% および「平成 23 幎床掻動蚈算曞案」が承認されたした。 加えお、圚倖 6.6% 管理費  代衚事務所の珟状報告、南スヌダンおよびバルカン事業芖察の報告を 16.2% ケニア事業  21.5% 囜際機関からの 行いたした。 補助金 研修 ・ 22.5%  第 22 回通垞総䌚は 2012 幎 6 月 28 日に開催されたした。 正䌚員 バルカン事業  ゜マリア事業  総数 45 名のうち、本人出垭 12 名、曞面衚決による出垭 12 名、評決 12.9% 14.0% 政府からの補助金 委任による出垭 4 名の蚈 28 名のご参加をいただきたした。 本総䌚で 60.1% 南スヌダン事業  32.4% は平成 23 幎床事業報告曞および掻動蚈算曞が承認されたした。たた、 NPO 䌚蚈制床の倉曎により、䌚蚈凊理方法の切り換えを行ったた め、2011 幎床の収入額が䞀時的に枛少したしたが右図参照、 2011幎床収入内蚳 78,454,929円  2011幎床支出内蚳 120,306,993円  次期繰越正味財産は 1700 䞇円匱ずなった旚が説明されたした。 6
  • 7. ご支揎ぞのお瀌 ◆ 5 月に日本プロセス株匏䌚瀟様より、75 䞇円のご寄付をいただきたした。 ◆月にはナむット株匏䌚瀟様より、100 䞇円のご寄付をいただきたした。 い぀も枩かいご支揎ありがずうございたす。この玙面を借りたしお改めお厚く埡瀌申し䞊げたす。 新任スタッフからのご挚拶 圚゜マリア代衚事務所 プロゞェクト調敎員 東京本郚 海倖事業担圓 栗原 真由花くりはら たゆか 朚堎 玗綟きば さや    本幎月に゜マリア調敎員ずしお着任したした。 圚ケニア代衚事務所で  本幎 5 月に海倖事業担圓ずしお着任したした。日本の NGO が、政府機 の研修を経お、 ゜マリアにおける 「アフリカの角干ば぀被灜者支揎」 そし 関や囜際機関はもちろん、 民間䌁業や孊識経隓者からも孊び、 より専門性 お Youth for Change Programme 」 「 に埓事したす。これらのプロ ず競争力を高めお効果的な囜際協力が実珟できるように、 JCCP での業 グラムを通じお゜マリアの治安改善に取り組んでいきたいず思いたす。 務を通じお貢献したいず思っおおりたす。 略歎 略歎  米囜系民間䌁業を退職埌、英囜で人暩孊修士を取埗。 日本で難民支揎  圚フィリピン日本囜倧䜿通専門調査員政務担圓 を務めたのち、フィリ プログラム、 フィリピンで子どもの保護プログラム、そしおペルダンで難 ピン倧孊、タむ王囜チュラロンコヌン倧孊の研究員ずしお、東南アゞアの 民や庇護申請者察象の心理瀟䌚的ケアず非公匏教育プログラムに埓事。 瀟䌚運動や䜏民運動の調査に埓事。神戞倧孊倧孊院囜際協力研究科にお 2010 幎より 2012 幎たで UNDP ガンビア事務所で UNV囜連ボラン 政治孊博士号を取埗埌、日本の衆議院議員事務所に勀務。 ティア プログラムオフィサヌずしお勀務。 ご支揎のお願い 䌚員案内 寄付のお願い 曞き損じハガキ JCCP は、玛争予防・平和構築掻動の重芁性 JCCP は、海 倖 事 業・囜 内 事 業を支 揎しおい JCCP では、幎賀状や暑䞭芋舞いなどの曞き損 に賛 同し、JCCP の 掻 動に参 加 いただける䌚 ただける方からの寄付金を随時受け付けおおり じハガキを、切手や珟金に亀換し、珟地の支揎 員を随時募集しおおりたす。 たす。 に圹立おおいたす。 ★入䌚方法 ★郵䟿振替で寄付をする 郵送先 入 䌚 申 蟌 曞に必 芁 事 項をご 蚘 入 の 䞊、郵 送、 郵䟿振替口座00100-8-425569 〒 112-0014 FAX たたは E-mail におお申し蟌みください。 加入者名 東京郜文京区関口 1-35-20 藀田ビル 3F 入 䌚 申 蟌 曞 は JCCP のホヌ ム ペ ヌゞトップ 特定非営利掻動法人 日本玛争予防センタヌ 日本玛争予防センタヌ 曞き損じハガキ係 ペ ヌゞ → 支 揎 する→ 䌚 員になるからダりン トクヒニホンフン゜りペボりセンタヌ ロヌドいただけたす。 䟋えば  ★銀行口座から寄付をする ハガキ 15 枚玄 500 円で、ケニアの暎動 䞉菱東京 UFJ 銀行普1111380 でトラりマを負った子どもや女性䞀人が心のケ 名矩人 アを回受けるこずができたす。 特定非営利掻動法人 日本玛争予防センタヌ トクヒニホンフン゜りペボりセンタヌ ハ ガ キ 30 枚 箄 1000 円  な ら、 箛 争 で 芪 を亡くした南スヌダンの子ども䞀人が、犯眪や 銀行からのお振蟌の堎合、JCCP にはカタカ 暎力に巻き蟌たれないように守るこずができた ナ衚蚘のお名前のみ通知されたすので、領収 す。 曞が必芁な方は、お手数ですが JCCP たでご 連絡ください ※掻動のご報告をさせおいただきたすので、差 し支えなければお名前ずご連絡先を添えおお送 ★オンラむンで寄付をする りください。 JCCP の HP http://www.jccp.gr.jp の トップ ペ ヌゞ から、 支 揎 する」の ペ ヌゞを遞 「 択しおいただき、オンラむンで募金いただけた す。 詳しくはお電話かメヌルでお問い合わせいただくか、JCCP のホヌムペヌゞをご芧ください。 www.jccp.gr.jp   7
  • 8. JCCPの事業䞀芧2012幎8月珟圚 ※囜ごずに蚘茉しおいたす。 事業名  囜際平和支揎研修センタヌ IPSTC   ぞの平和支揎研修及び組織匷化事業 事業名  ゜マリランド プントランドにおける氎ず衛生分野の調査ずモニタリング評䟡 ・ 事業地  ケニア 事業地  ゜マリア 期 間  2012 幎 1 月∌継続䞭第 2フェヌズ 期 間  202 幎 7 月∌継続䞭 助 成  囜連開発蚈画 UNDP   助 成  囜際移䜏機関 IOM   .......................................................................................................... ......................................................................................................... 事業名  遞挙暎動埌のスラムにおけるコミュニティ平和構築 治安改善プロゞェクト ・ 事業名  南スヌダン ゞュバ垂内におけるストリヌトチルドレンを支揎する珟地 ・ 事業地  ケニア       NGO 及び珟地政府の胜力匷化及びネッ トワヌク匷化事業 期 間  2012 幎 3 月∌継続䞭 事業地  南スヌダン 助 成  倖務省 日本 NGO 連携無償資金協力 ・ 期 間  201 幎 12 月∌継続䞭 助 成  独立行政法人 囜際協力機構 JICA   .......................................................................................................... .......................................................................................................... 事業名  民兵 犯眪予備軍の若者の瀟䌚埩垰プロゞェクト Youth for Change  ・  事業名  ストリヌトチルドレンに察するシェルタヌ支揎ず心理ケア 啓発事業 ・ 事業地  ゜マリア 事業地  南スヌダン 期 間  201 幎 8 月∌継続䞭 期 間  2012 幎 4 月∌継続䞭 助 成  囜連開発蚈画 UNDP   助 成  公益財団法人日本囜際協力財団 JICF   .......................................................................................................... 事業名  ゜マリア共和囜プントランドにおける干ば぀被灜者 囜内避難民ぞの   ・     生掻支揎および啓発 心理的瀟䌚的サポヌト事業 ・ 事業地  ゜マリア 期 間  2012 幎 2 月∌継続䞭  幎 8 月より第 2フェヌズ   助 成  特定非営利掻動法人ゞャパン プラッ ・ トフォヌム JPF   メディア掲茉 講挔201幎6∌8月 ※今埌の予定は随時JCCPホヌムペヌゞにおお知らせしたす ・   発売日 掲茉メディア 玹介コヌナヌ蚘事タむトル 開催日 䞻催むベント 講挔テヌマ 6 月20日  北海道新聞 「珟代かわら版」 6 月10日 䞖界連邊運動協䌚 「生きる遞択肢を、玛争地の人々ぞ」 7 月2日   「日経ビゞネス」No.164  「旗手たちのアリア」 歊蔵野支郚 7 月日    朝日新聞゚リア広告 「わたしたちの原点」 6 月15日 北海道工業倧孊   「職業は歊装解陀」  ダブロむド版 月20 日 東掋経枈新報瀟   「修矅堎の問題解決」 7 月日  キャリアガむダンス    『囜際協力』を仕事にする」 6 月29日   陞䞊自衛隊  「 JCCPによる南スヌダンにおける支揎掻動」★ 7 月10日   Voice 」2012 幎 8 月号 「バブルを知らない䞖代の幞犏論」 「 8 月日 眞露株匏䌚瀟    「人生の遞択肢を切り開く  8 月日    「ゞャパンゞャヌナル」    「やたずなでしこ」                 ∌玛争地ず私たちが぀ながっおできるこず∌」 8 月9日 「日本語教育ゞャヌナル」   「異文化に孊ぶ」 月17 日  NHK        「ラゞオ深倜䟿∌特集 平和むンタビュヌ」 ・ 7 月䞋旬∌ 共同通信瀟 党囜加盟新聞各玙文化欄 〝聎〟 「 流」                     随時党囜地方新聞ぞ蚘事掲茉  ※講挔者 出挔者は瀬谷ルミ子事務局長。 ・  ★は安富淳シニア プログラム オフィサヌ。 ・ ・ 線集埌蚘  マケドニアは個人的に思い入れのある土地です。以前あるマケドニアのアルバニア系の高校生ず話したずき、「自分のルヌツはアルバニアにあるず匷く 感じるけれど、生たれ育ったマケドニアの自分の街はずおも奜きだ」ず蚀っおいたした。民族間の緊匵関係のみならず、バルカン地域諞囜の深刻な経枈 停滞は続いおおり、若者の倚さに盞反しお、倱業率が高いずいう珟実もありたす。JCCP のバルカンでの掻動の広がりには、民族の違いを越えお、枅掃 や怍林ずいった地域ぞの想いず共に、子どもたちの未来ぞの想いを人々が共有できたこずも鍵ずなったのではないでしょうか。写真から溢れんばかりの 子どもたちの笑顔が、これからも茝き続けたすように。檜山 認定NPO法人 日本玛争予防センタヌ 顧問 近衛忠茝 日本赀十字瀟瀟長 〒112-0014 東京郜文京区関口1-35-20 藀田ビル3F 明石康 元囜連事務次長 TEL: 03-5155-2142 FAX: 03-5155-2143 理事長 堂之脇光朗 元倖務省倧䜿 E-mail: contact@jccp.gr.jp 理事 小川和久 特掻 囜際倉動研究所理事長 URL: www.jccp.gr.jp 怍村高雄 特掻 CULLカリタスカりンセリング孊䌚䌚長 瀬谷ルミ子 特掻 日本玛争予防センタヌ事務局長 氞井恒男 ( æ ª ) 野村総合研究所コンサルティング事業本郚 発行日 2012幎8月31日 䞭土井僚 オヌセンティックワヌクス 株代衚取締圹 発行人 堂之脇光朗 宮䞋幞子 ナむッ 株ト 代衚取締圹 線集人 瀬谷ルミ子 監事 柎田秀孝 ( æ ª )゚ムアンドアヌル顧問 Volume 8 Issue 2 8