ITx災害会議発表資料(IPA/WASForum 岡田良太郎氏)2013年10月6日
- 7. サイト/アプリ構築チームとプロジェク
ト
地理情報をあつかったものが 44%
– メールアドレス、人名それぞれ 42% がつづいた
52% が、起案から本番稼働まで、 72 時間以内。
70% が「とにかく早く立ち上げることを目指した」
最大数の年齢層は 30 代
チームの半数以上が 3 名かそれ以下
許可含め、利用できるデータがないことに問題を感じた:
47%
– Twitter がデータ取得正当化手段に。
イシュートラッキングのうまいプロジェクトがチームマネ
ジメントの鍵に
セキュリティ、プライバシデータに問題を意識したのは
エンジニアの 9.7%
- 10. 災害対応サイトの調査を通して
IT 技術的は先行し、コスト面でも enabler に
– サーバ関連、 PaaS 、アプリ配布などにより安価に調達/実現するこ
とが容易に。
– オープンな技術環境は高いパフォーマンス、高機能な技術の採用が用
意になっており、選択の余地が高い。
– 「情報の仲介者 (intermediary) 」のできることは多く、多様なサービス
が可能
緊急時であることを優先する考え方
– 多様な集団でのコラボレーションの面では種々の問題が発生
– アプリケーションのセキュリティやデータのプライバシー保護など、
品質面や安全面での配慮に手薄感。
– ウェブサイトが取り扱うデータの取得と活用にあたっては課題。
一次情報保有者のオープン化、オープンな情報を二次利用可能へ
- 14. アンカンファレンス トピック出し
どんなトピックが OK なの?←なんでもありです
例えば
– 役にたつ IT 知識の共有
– 経験の共有
– リーダーシップ/チームマネジメント
– プロジェクトの紹介、これからやろうとするプロジェクトへの呼
びかけ
– 緊急対応、復旧、復興などフェーズに関する知見の共有
– 特定の問題の突破のためのブレスト
– 共有したいとっておき情報
– 被災地、支援地、遠隔地
– 関連産業、ビジネス立案もあり
– 行政とボランティア
– 生活面を支える IT
– オフトピック?でも トピック貼って、
- 15. アンカンファレンス
11:xx トピックをはっていただく →芋煮会
セッション編集をします
13:00 みなさんこのホールに集合
– トラック/セッション割り振り案の調整と皆さんからの承認
– A 〜 E トラック・ファシリテータ紹介
13:15 各セッションへ
– セッション 1 (40min) + 10 分インターバル
– セッション 2 (40min) + 10 分インターバル
– セッション 3 (40min)
15:35
– ラップアップ(最大15セッション、各3〜5分未満)
16:45
– 全体での質疑応答 30min 〜 17:30 終了
Editor's Notes
- 4月1日(金)から、現在まで相談窓口継続中
受付22,409件(11月現在、延べ数)
従事者延べ1,354人
(職員延べ1,032人+災害応援延べ322人)
窓口開設を知ったのは5日前
『窓口業務に使えるシステムはないか』
寝耳に水・・・職員間での情報共有不足
(震災で庁内全体が混乱)
どんな機能が必要なのか?
5日間でどこまでできるのか?
窓口業務のシステム仕様
住記ベースに相談履歴を記録、一元管理
• り災状況、避難所、現在の連絡先
• 被災者生活再建支援制度、各種貸付金
• 義援金、仮設住宅、住宅の応急修理
複数の相談窓口から同時アクセス
相談内容は機密情報、要利用者認証
長期的な受付が可能なシステ
『相談内容の記録』『履歴を残す』
相談履歴のデータベース化に特化した
『被災者管理システム』の必要性
ないものねだり。
ノウハウ、時間、依頼先、お金・・。
窓口業務に必須だが、資源は人員だけ。
どうする?
5日間でやるしかない!やりきる!
システムへの要求仕様と実現手段
複数の窓口から同時アクセス、相談履歴記録
CSS:クライアントサーバシステム
DBMS:データベース管理システム
時間ない!依頼先なし!イチから開発無理!
既存システム・パッケージ組合せ、派生開発
オープンソースだとベター(ライセンス無料)
『藁をも掴む思い
- スライドのサムネイルを見せる
- 発災後自発的に立ち上げられたウェブサイトを通して支援を試みた多種多様な企業、団体或いは個人の活動を調査し、集約する狙いで調査を行った。
アンケート回答数:185 (母数253+オープン回答24)62%
決意、立ち上げ、運営、クローズまでの各フェーズでの実態と課題について定性情報を収集
活動は、災害情報、活動支援、生活支援、寄付・チャリティの順。
- http://plaza.rakuten.co.jp/ipablog/diary/201103250000/
- 昨今のオープンな技術環境の活用により、個人ができることが多くなっている。
その中で、ウェブサイトが取り扱うデータの取得と活用にあたって、公的機関への頻繁なアクセス、利用許諾や著作権の問題にも直面した。
そのような経験を通し、サイト運営の企画者・実装したIT技術者からは、今後、政府や自治体、公的企業などが、重要な情報に関し、オープンデータとして、二次利用が可能なデータの公開を進めることを期待すると全体の48%が要望した。