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研究開発成果の最大化
に向けた取り組み
2015年10月6日
宇宙科学研究所長
常田 佐久
(本資料はJAXA内部での使用に限る)
本日の講演内容
• 課題の提起
• 自分の一般職新人育成経験
– 相模原の人材育成機能
– 相模原の人材育成機能の全社展開
– 教育職の意識改革
– 相模原以外の研究者への期待
2
今後の課題
• プロジェクト実施における工学系教員の役割
• 宇宙研における技術系職員の役割
– PO・SEの強化、実験現場を支える技術系職員の
維持、及びDE組織の再定義
• 専門技術組織(DE)と技術者教育における全
JAXAレベルの貢献
– JAXA新人育成場所の一つとして、DEのフレーム
ワークを活用した、学術研究と密接に連携した実
験現場を提供すること等を含め検討を開始
2014年度創立記念日講演「宇宙科学プロジェクトの
実行改善について」の最後のページ
DE: Disciplinary Engineer
宇宙研に所属するDEの課題
• 専門技術組織であるにも関わらず、宇宙研でのプロジェクト
への参画と研究開発が何に繋がっていくのかが、DE内外で
共有されておらず、従って、将来目標に向かって、組織にお
いても、個人においても、今何を成すべきかが明確でないま
ま運営されてきた。
• 明確かつ具体的な目標がないため、JAXAにとっても、組織
的・戦略的に機能していなかった。
• DEの人材育成方針が無い。DEメンバが将来どのような人材
になることを期待しているのか、それがJAXAの発展にどうつ
ながるのかという観点からの議論がなかった。
• その結果、どのようなレベルを目指せば良いのか、教育職と
どういう関係を築けば良いのか、ロールモデルのない状態に
置かれていた。 4
一般職の課題?
• メーカーへ丸投げしたり、「とりまとめ」だけの機関になって
おり、優秀で志の高い職員が多い中、せっかくの能力を発
揮していないのではないか?(メーカーに投げることも時と
しては必要だし、「とりまとめ」も重要であることを認めつつ
あえて言うが、)
– 仕様書を書くことすらもメーカへの役務やメーカからの出向者
が担当するケースがないか?
– 若いうちから「「メーカが仕様書を作成するための契約」の仕様
書」の体裁の整えやこれの予算取りに多くの時間を使っている
ことはないか?
• 自分達の衛星・自分達の開発品として、思い入れを持って
取り組めているか? そのような環境がJAXAにあるか?
• その結果、仕事の醍醐味や成功体験を味わう機会が少
ないのではないか?
5
国立天文台での経験
• 組織の長として:国立天文台・先端技術センター
(60人規模)長として、平成17~24年の8年間、
組織改革、技術系職員の技能向上と意識改革
に傾注し、かなりの改善を実現した。
• 教育職の一人として:国立天文台で一般職2名
の新人教育を約5年間担当し、さらに、ベテラン
一般職4名と長期に渡っていっしょに仕事をした。
プロジェクト終了後、全員を他プロジェクトに送り
出した。自分にとって、大学院生の指導も、一般
職のアドバイザーも、そのやり方は異なるが、同
じように重要であった。
6
SIS超伝導素子 (Nb – AlO2 –Nb)
500μm
電波カメラ用シリコンレンズ
ALMAバンド8受信機
ひので搭載
赤外フィルター
完全空乏型
CCD
超低雑音・大規模センサー回路
GaAs 4K FF
直径82cmのレンズ
すばる搭載超広視
野カメラ
116枚の2Kx4K CCD
国立天文台
先端技術
センター長
としての活動
7
2003年7月12日 「天文学最前線」 8
1981「ひのとり」
硬X線望遠鏡
1991「ようこう」
軟X線望遠鏡
2006「ひので」
可視光望遠鏡
1997観測ロケット
ドップラー望遠鏡
2001気球
硬X線スペクトル計
2015 米国ロケット実験
CLASP
NAOJ/MSFC/CNES CLASP
7年がかりで完成
2015年1月国立天文台
研究者、技術者が自ら手を下し
て開発することにより、技術力、
マネジメント力を身に着ける
ケーススタディ:Aさん
気球実験からALMA経由すばるへ
• 学部卒・大手半導体メーカー2年在籍、国立天文台技
術系職員として採用
• 「ひので」や気球実験の基礎実験(サンセンサー開発、
コンタミ関連の基礎実験)などで約5年間新人教育
• その後、ALMA計画で量産超伝導素子製造プロセス
技術開発に約5年従事し、「God hand」と高い評価を
受ける。
• 現在ハワイ観測所にてNew development/Instrument
グループ所属(米国人上司)し、東大IPMUなどの国際
チームによるすばる望遠鏡搭載「主焦点分光装置」の
冷却システムの設計・製作担当。
10
• 「ひので」衛星開発で、多くの時間を実験室で過ごした。 その
後に所属したプロジェクトでも様々な分野の異なる実験を
行った。 「ひので」時代に実験に興味を持ち、ある程度の結
果が出たことで、自分の適性を理解し、その後の仕事につな
がった。
• 台報論文を3本書いた(ひので2、気球1)。 実験論文なので、
論文を書く際に、それぞれの実験の目的、方法、実験の正確
さ、 データの精度などを改めて見直す機会になる。論文を書
くようになってから、「 これは文書に残せる実験方法、実験精
度であるか?」ということを 常に意識しながら実験を行うよう
になった。
• これにより、自分の仕事を文書として残すことは重要だと認
識した。その後、ALMAでは天文台報1本、 IEEEの英語論文
1本を書いた。 11
Aさんの新人教育期間5年間についての所感(1)
Aさんの新人教育期間5年間についての所感(2)
• 衛星は、装置開発またはスケジュールなどで厳しい要求
がある。「ひので」の開発では厳しいスケジュールの中で
も常に出来る限りのことをやろうしていた。 自分自身も、
「自分の仕事でいい加減な結果は出せない。開発スケ
ジュールを 遅らせてはいけない。」という非常な緊張感
の中で仕事をしていたように思う。
• 「ひので」は国際プロジェクトであったので、衛星開発に
関しても多くの国際設計会議があった。そのうちのいくつ
かでプレゼンを行った。 英語の必要性は、この時、認識
した。昨年、ハワイ観測所に異動したのは、 英語で仕事
ができるようになる必要があると思ったのも理由である。
12
自分の仕事を文書に
まとめること(=論文)の重要性
• 「ひので」プロジェクトでは、まず日本語報告に必ずまとめてもらうルー
ル(国立天文台報)
• SOLAR-B可視光・X線望遠鏡の開発・試験における汚染評価とフ
ライト部品のベーキング結果報告
• Solar-B X線カメラの温度制御試験装置の開発
• 気球観測用太陽姿勢センサーの開発と飛翔結果
• Solar-B可視光望遠鏡で使用する複合材料及び接着剤のアウトガ
ス放出に起因するコンタミネーションの定量的評価(I)
• 乗鞍コロナ観測所における液晶遅延素子を用いた汎用偏光解析
装置の開発
• Solar-B X線望遠鏡搭載の裏面照射型CCDの評価
• 太陽観測用ロケット搭載可動鏡の開発と飛翔結果
• 次期太陽観測衛星用光学ガラスの放射線耐性試験
ケーススタディ:Bさん
観測ロケットからすばる望遠鏡へ
• 宇宙研で修士号、民間企業(人工衛星の追跡管
制業務)に勤務後、国立天文台研究技師に採用
• 「ひので」プロジェクトで新人教育後、ハワイ観測
所望遠鏡エンジニアリング部門研究技師
• CLASP観測ロケット実験という比較的コンパクトな
プロジェクトマネジャーを務め、ロケット実験に関
する個々の技術だけでなく、全体を見渡してバラ
ンスをとるシステムズエンジニアとしての能力を
磨いた。この能力を買われて、現在は、すばる
望遠鏡という巨大システムの機能更新に参画。
14
Bさんの新人教育
• 教育職との良好かつ密接な関係を構築
– 「ひので」もCLASPも、科学目的にドライブされて、よりよい装置の開発意
欲にあふれた教育職が身近に存在し、一般職もそれを感じることができ
る環境にあったことと、ともにプロジェクトの検討・試験を行っていくことで、
業務を単にこなすのではなく、創意工夫を以て仕事にあたる意識が生み
出されていった。
• 実験と現場作業に没頭
– CLASPや「ひので」では、どのメンバーも机上検討のみではなく、自ら体
を動かして組立・試験にあたるのは当たり前であり、頭でっかちにならず
に、プロジェクトの醍醐味と成功体験を味わうことができた。
– 天文台にはマシンショップ(試作工場)があり、相談や製作依頼などを通
じて製造段階も直接感じ取れる環境も良い効果を与えた。
• 明確な長期目標設定と達成度の確認
– 年度毎の目標設定と達成度確認の制度が、惰性で何となく進んでいくの
を避けるのに有効に働きつつある。
– 「プロジェクト・マネージメント能力を持つ」という全体の目標をキープして
進んでいくという本人の強い意志があった。
2012/2/21 採用時研修成果発表会 16
今後の抱負、計画
1. 先進的な機器開発を行っている国立天文台で
プロジェクトエンジニアとして貢献すること。
教育職が本来の研究活動、開発研究に専念
・開発の現場における品質の維持・向上
・教育職の論文生産性向上への寄与
サイエンス、観測機器の高度化
↓
人工衛星の高機能化・大型化
↓
システムの複雑化
国立天文台の関与する人工衛星・地上大型施設の開発:
•教育職の中のスーパーマンに頼る開発にも限界。
•教育職が科学研究に専念できる時間が益々減少し、
日本の国際競争力が低下する懸念。
専門職としての
プロジェクトエンジニアとして貢献
Bさんの採用時研修成果発表会資料(2012年)
2012/2/21 採用時研修成果発表会 17
今後の抱負、計画
2. “国立天文台における”プロジェクトエンジニア職の
キャリアモデルを構築すること。
 観測機器“運用”を研究者以外が行うという、日本の科学衛星では新しい形態を
「ひので」衛星で具現化した。これを観測機器“開発”の場へも拡大し、国立天文
台におけるプロジェクトエンジニアの先駆けとなる。
 プロジェクトの規模、母体組織の規模(予算、人的リソース等)によって、プロジェ
クトエンジニアの必要性や求められる職務は異なってくる。
 この職種を国立天文台内に持つことの意義を示し、キャリアモデルとしての道筋
をつける。
観測ロケット実験
(CLASP)
適切な規模のプロジェクトで
マネジメントの経験を積む
次期太陽観測衛星
SOLAR-Cプロジェクト
・太陽分野以外への貢献
・継続的な技術交流
光赤外、電波 等
国立天文台の
次期大型プロジェクト
実務経験を積む その後は、太陽以外の
国立天文台のプロジェクトで活動
Bさんの採用時研修成果発表会資料(2012年)
宇宙科学研究所と研究開発部門間の
協力基本計画書(2015年10月1日付け)
• 相模原の有する高い人材育成機能を全社的
に位置付け、そこで育った人材が全社的に有
効活用されるようにする。
• 相模原に在勤する研究員が、自らのキャリア
パスを全社的観点から把握し、筑波在勤の
研究者との協力・連携を行いながら成長する
ことを促す。
18
19
教育職にとってJAXA一般職の人材育成はや
りがいのある仕事でありその投資効果は大きい
• 良くある質問1:手塩にかけて育てても他部門に持っていかれ
るのか?
– 同じように手塩をかけた大学院生もほとんどは外部に出て
いく。それと、どこが異なるのか。
– 他部門で一段と成長して、いずれブーメランのように戻って
きて、さらに活躍する人材となる。この良い循環を作るべき。
• 良くある質問2:プロジェクトの途中で引き抜かれる懸念がある
のでは?
– それが起きないように制度設計。一方、プロジェクトが一段
落したら、宇宙研から出て全社人材として活躍すべし。
• 良くある質問3:研究開発部門の所属となり、一体感が失われ
るのでは?
– リーダーの教育職の力量と魅力で引き付けるべき。 20
名前 配属
石田 貴行 第一U
通信・データ処理G
テーマ SLIM BBM開発 他
指導担当 ○福田(教)
杉本 諒 第二U
熱・流体G
テーマ 衛星熱設計解析の高度化研究他
指導担当 ○小川(教)・岡崎
武井 悠人 第一U
航法・誘導・制御G
テーマ 惑星探査ミッション計画の研究
指導担当 ○津田(教)・廣瀬史子・川勝(教)・
石井(教)
吉川 健人 第一U
航法・誘導・制御G
テーマ 探査ロボット・サンプル技術研究
指導担当 ○大槻(教)・澤田・久保田(教)
竹崎悠一郞 第二U
推進系G
テーマ 再使用ロケットシステム/推進系研究
指導担当 ○野中(教)・丸(教)・成尾(教)
岩淵 頌太 基盤技術G テーマ 構造・機構解析及び試験技術の高度
化研究
指導担当 ○峯杉(教)・石村(教)
石丸 貴博 第一U
電子部品・デバイ
ス・電源G
半導体の放射線効果と超高感度赤外
センサ技術の研究他
○小林(教)・和田(教)・廣瀬(教)
相模原の人材育成機能
所全体で新人育成
• 指導教員の責任
は重大
• 研究所会議にて、
宇宙科学基盤技
術統括(廣瀬先
生)より、新人育成
計画の説明。
• 年内に新人による
短期計画と長期計
画について発表会
開催。
• 毎年度末に成果
発表会を開催。
一般職研究者へ
• 人に負けない専門分野を一つ持つ。ある分野に
ついての深い専門知識と技術を持つ。
• その際、学問的基礎も重要。
• 大きな学術成果の出る研究だけが研究でない。
小さい工夫の積み重ねが、プロジェクトや開発研
究で大きな成果や高い信頼性をもたらす。
• 現場を経験し腕を磨いて、その上で、実感として
プロジェクトマネジメントやシステムズエンジニア
リングの重要性を認識すること。
• プロジェクトや開発研究において、ささやかでも、
成功体験を持つこと。
22

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"「研究開発成果の最大化に向けた取り組み」 創立記念日講演,2015年10月6日 "

  • 1. 研究開発成果の最大化 に向けた取り組み 2015年10月6日 宇宙科学研究所長 常田 佐久 (本資料はJAXA内部での使用に限る) 本日の講演内容 • 課題の提起 • 自分の一般職新人育成経験 – 相模原の人材育成機能 – 相模原の人材育成機能の全社展開 – 教育職の意識改革 – 相模原以外の研究者への期待 2
  • 2. 今後の課題 • プロジェクト実施における工学系教員の役割 • 宇宙研における技術系職員の役割 – PO・SEの強化、実験現場を支える技術系職員の 維持、及びDE組織の再定義 • 専門技術組織(DE)と技術者教育における全 JAXAレベルの貢献 – JAXA新人育成場所の一つとして、DEのフレーム ワークを活用した、学術研究と密接に連携した実 験現場を提供すること等を含め検討を開始 2014年度創立記念日講演「宇宙科学プロジェクトの 実行改善について」の最後のページ DE: Disciplinary Engineer 宇宙研に所属するDEの課題 • 専門技術組織であるにも関わらず、宇宙研でのプロジェクト への参画と研究開発が何に繋がっていくのかが、DE内外で 共有されておらず、従って、将来目標に向かって、組織にお いても、個人においても、今何を成すべきかが明確でないま ま運営されてきた。 • 明確かつ具体的な目標がないため、JAXAにとっても、組織 的・戦略的に機能していなかった。 • DEの人材育成方針が無い。DEメンバが将来どのような人材 になることを期待しているのか、それがJAXAの発展にどうつ ながるのかという観点からの議論がなかった。 • その結果、どのようなレベルを目指せば良いのか、教育職と どういう関係を築けば良いのか、ロールモデルのない状態に 置かれていた。 4
  • 3. 一般職の課題? • メーカーへ丸投げしたり、「とりまとめ」だけの機関になって おり、優秀で志の高い職員が多い中、せっかくの能力を発 揮していないのではないか?(メーカーに投げることも時と しては必要だし、「とりまとめ」も重要であることを認めつつ あえて言うが、) – 仕様書を書くことすらもメーカへの役務やメーカからの出向者 が担当するケースがないか? – 若いうちから「「メーカが仕様書を作成するための契約」の仕様 書」の体裁の整えやこれの予算取りに多くの時間を使っている ことはないか? • 自分達の衛星・自分達の開発品として、思い入れを持って 取り組めているか? そのような環境がJAXAにあるか? • その結果、仕事の醍醐味や成功体験を味わう機会が少 ないのではないか? 5 国立天文台での経験 • 組織の長として:国立天文台・先端技術センター (60人規模)長として、平成17~24年の8年間、 組織改革、技術系職員の技能向上と意識改革 に傾注し、かなりの改善を実現した。 • 教育職の一人として:国立天文台で一般職2名 の新人教育を約5年間担当し、さらに、ベテラン 一般職4名と長期に渡っていっしょに仕事をした。 プロジェクト終了後、全員を他プロジェクトに送り 出した。自分にとって、大学院生の指導も、一般 職のアドバイザーも、そのやり方は異なるが、同 じように重要であった。 6
  • 4. SIS超伝導素子 (Nb – AlO2 –Nb) 500μm 電波カメラ用シリコンレンズ ALMAバンド8受信機 ひので搭載 赤外フィルター 完全空乏型 CCD 超低雑音・大規模センサー回路 GaAs 4K FF 直径82cmのレンズ すばる搭載超広視 野カメラ 116枚の2Kx4K CCD 国立天文台 先端技術 センター長 としての活動 7 2003年7月12日 「天文学最前線」 8 1981「ひのとり」 硬X線望遠鏡 1991「ようこう」 軟X線望遠鏡 2006「ひので」 可視光望遠鏡 1997観測ロケット ドップラー望遠鏡 2001気球 硬X線スペクトル計 2015 米国ロケット実験 CLASP
  • 5. NAOJ/MSFC/CNES CLASP 7年がかりで完成 2015年1月国立天文台 研究者、技術者が自ら手を下し て開発することにより、技術力、 マネジメント力を身に着ける ケーススタディ:Aさん 気球実験からALMA経由すばるへ • 学部卒・大手半導体メーカー2年在籍、国立天文台技 術系職員として採用 • 「ひので」や気球実験の基礎実験(サンセンサー開発、 コンタミ関連の基礎実験)などで約5年間新人教育 • その後、ALMA計画で量産超伝導素子製造プロセス 技術開発に約5年従事し、「God hand」と高い評価を 受ける。 • 現在ハワイ観測所にてNew development/Instrument グループ所属(米国人上司)し、東大IPMUなどの国際 チームによるすばる望遠鏡搭載「主焦点分光装置」の 冷却システムの設計・製作担当。 10
  • 6. • 「ひので」衛星開発で、多くの時間を実験室で過ごした。 その 後に所属したプロジェクトでも様々な分野の異なる実験を 行った。 「ひので」時代に実験に興味を持ち、ある程度の結 果が出たことで、自分の適性を理解し、その後の仕事につな がった。 • 台報論文を3本書いた(ひので2、気球1)。 実験論文なので、 論文を書く際に、それぞれの実験の目的、方法、実験の正確 さ、 データの精度などを改めて見直す機会になる。論文を書 くようになってから、「 これは文書に残せる実験方法、実験精 度であるか?」ということを 常に意識しながら実験を行うよう になった。 • これにより、自分の仕事を文書として残すことは重要だと認 識した。その後、ALMAでは天文台報1本、 IEEEの英語論文 1本を書いた。 11 Aさんの新人教育期間5年間についての所感(1) Aさんの新人教育期間5年間についての所感(2) • 衛星は、装置開発またはスケジュールなどで厳しい要求 がある。「ひので」の開発では厳しいスケジュールの中で も常に出来る限りのことをやろうしていた。 自分自身も、 「自分の仕事でいい加減な結果は出せない。開発スケ ジュールを 遅らせてはいけない。」という非常な緊張感 の中で仕事をしていたように思う。 • 「ひので」は国際プロジェクトであったので、衛星開発に 関しても多くの国際設計会議があった。そのうちのいくつ かでプレゼンを行った。 英語の必要性は、この時、認識 した。昨年、ハワイ観測所に異動したのは、 英語で仕事 ができるようになる必要があると思ったのも理由である。 12
  • 7. 自分の仕事を文書に まとめること(=論文)の重要性 • 「ひので」プロジェクトでは、まず日本語報告に必ずまとめてもらうルー ル(国立天文台報) • SOLAR-B可視光・X線望遠鏡の開発・試験における汚染評価とフ ライト部品のベーキング結果報告 • Solar-B X線カメラの温度制御試験装置の開発 • 気球観測用太陽姿勢センサーの開発と飛翔結果 • Solar-B可視光望遠鏡で使用する複合材料及び接着剤のアウトガ ス放出に起因するコンタミネーションの定量的評価(I) • 乗鞍コロナ観測所における液晶遅延素子を用いた汎用偏光解析 装置の開発 • Solar-B X線望遠鏡搭載の裏面照射型CCDの評価 • 太陽観測用ロケット搭載可動鏡の開発と飛翔結果 • 次期太陽観測衛星用光学ガラスの放射線耐性試験 ケーススタディ:Bさん 観測ロケットからすばる望遠鏡へ • 宇宙研で修士号、民間企業(人工衛星の追跡管 制業務)に勤務後、国立天文台研究技師に採用 • 「ひので」プロジェクトで新人教育後、ハワイ観測 所望遠鏡エンジニアリング部門研究技師 • CLASP観測ロケット実験という比較的コンパクトな プロジェクトマネジャーを務め、ロケット実験に関 する個々の技術だけでなく、全体を見渡してバラ ンスをとるシステムズエンジニアとしての能力を 磨いた。この能力を買われて、現在は、すばる 望遠鏡という巨大システムの機能更新に参画。 14
  • 8. Bさんの新人教育 • 教育職との良好かつ密接な関係を構築 – 「ひので」もCLASPも、科学目的にドライブされて、よりよい装置の開発意 欲にあふれた教育職が身近に存在し、一般職もそれを感じることができ る環境にあったことと、ともにプロジェクトの検討・試験を行っていくことで、 業務を単にこなすのではなく、創意工夫を以て仕事にあたる意識が生み 出されていった。 • 実験と現場作業に没頭 – CLASPや「ひので」では、どのメンバーも机上検討のみではなく、自ら体 を動かして組立・試験にあたるのは当たり前であり、頭でっかちにならず に、プロジェクトの醍醐味と成功体験を味わうことができた。 – 天文台にはマシンショップ(試作工場)があり、相談や製作依頼などを通 じて製造段階も直接感じ取れる環境も良い効果を与えた。 • 明確な長期目標設定と達成度の確認 – 年度毎の目標設定と達成度確認の制度が、惰性で何となく進んでいくの を避けるのに有効に働きつつある。 – 「プロジェクト・マネージメント能力を持つ」という全体の目標をキープして 進んでいくという本人の強い意志があった。 2012/2/21 採用時研修成果発表会 16 今後の抱負、計画 1. 先進的な機器開発を行っている国立天文台で プロジェクトエンジニアとして貢献すること。 教育職が本来の研究活動、開発研究に専念 ・開発の現場における品質の維持・向上 ・教育職の論文生産性向上への寄与 サイエンス、観測機器の高度化 ↓ 人工衛星の高機能化・大型化 ↓ システムの複雑化 国立天文台の関与する人工衛星・地上大型施設の開発: •教育職の中のスーパーマンに頼る開発にも限界。 •教育職が科学研究に専念できる時間が益々減少し、 日本の国際競争力が低下する懸念。 専門職としての プロジェクトエンジニアとして貢献 Bさんの採用時研修成果発表会資料(2012年)
  • 9. 2012/2/21 採用時研修成果発表会 17 今後の抱負、計画 2. “国立天文台における”プロジェクトエンジニア職の キャリアモデルを構築すること。  観測機器“運用”を研究者以外が行うという、日本の科学衛星では新しい形態を 「ひので」衛星で具現化した。これを観測機器“開発”の場へも拡大し、国立天文 台におけるプロジェクトエンジニアの先駆けとなる。  プロジェクトの規模、母体組織の規模(予算、人的リソース等)によって、プロジェ クトエンジニアの必要性や求められる職務は異なってくる。  この職種を国立天文台内に持つことの意義を示し、キャリアモデルとしての道筋 をつける。 観測ロケット実験 (CLASP) 適切な規模のプロジェクトで マネジメントの経験を積む 次期太陽観測衛星 SOLAR-Cプロジェクト ・太陽分野以外への貢献 ・継続的な技術交流 光赤外、電波 等 国立天文台の 次期大型プロジェクト 実務経験を積む その後は、太陽以外の 国立天文台のプロジェクトで活動 Bさんの採用時研修成果発表会資料(2012年) 宇宙科学研究所と研究開発部門間の 協力基本計画書(2015年10月1日付け) • 相模原の有する高い人材育成機能を全社的 に位置付け、そこで育った人材が全社的に有 効活用されるようにする。 • 相模原に在勤する研究員が、自らのキャリア パスを全社的観点から把握し、筑波在勤の 研究者との協力・連携を行いながら成長する ことを促す。 18
  • 10. 19 教育職にとってJAXA一般職の人材育成はや りがいのある仕事でありその投資効果は大きい • 良くある質問1:手塩にかけて育てても他部門に持っていかれ るのか? – 同じように手塩をかけた大学院生もほとんどは外部に出て いく。それと、どこが異なるのか。 – 他部門で一段と成長して、いずれブーメランのように戻って きて、さらに活躍する人材となる。この良い循環を作るべき。 • 良くある質問2:プロジェクトの途中で引き抜かれる懸念がある のでは? – それが起きないように制度設計。一方、プロジェクトが一段 落したら、宇宙研から出て全社人材として活躍すべし。 • 良くある質問3:研究開発部門の所属となり、一体感が失われ るのでは? – リーダーの教育職の力量と魅力で引き付けるべき。 20
  • 11. 名前 配属 石田 貴行 第一U 通信・データ処理G テーマ SLIM BBM開発 他 指導担当 ○福田(教) 杉本 諒 第二U 熱・流体G テーマ 衛星熱設計解析の高度化研究他 指導担当 ○小川(教)・岡崎 武井 悠人 第一U 航法・誘導・制御G テーマ 惑星探査ミッション計画の研究 指導担当 ○津田(教)・廣瀬史子・川勝(教)・ 石井(教) 吉川 健人 第一U 航法・誘導・制御G テーマ 探査ロボット・サンプル技術研究 指導担当 ○大槻(教)・澤田・久保田(教) 竹崎悠一郞 第二U 推進系G テーマ 再使用ロケットシステム/推進系研究 指導担当 ○野中(教)・丸(教)・成尾(教) 岩淵 頌太 基盤技術G テーマ 構造・機構解析及び試験技術の高度 化研究 指導担当 ○峯杉(教)・石村(教) 石丸 貴博 第一U 電子部品・デバイ ス・電源G 半導体の放射線効果と超高感度赤外 センサ技術の研究他 ○小林(教)・和田(教)・廣瀬(教) 相模原の人材育成機能 所全体で新人育成 • 指導教員の責任 は重大 • 研究所会議にて、 宇宙科学基盤技 術統括(廣瀬先 生)より、新人育成 計画の説明。 • 年内に新人による 短期計画と長期計 画について発表会 開催。 • 毎年度末に成果 発表会を開催。 一般職研究者へ • 人に負けない専門分野を一つ持つ。ある分野に ついての深い専門知識と技術を持つ。 • その際、学問的基礎も重要。 • 大きな学術成果の出る研究だけが研究でない。 小さい工夫の積み重ねが、プロジェクトや開発研 究で大きな成果や高い信頼性をもたらす。 • 現場を経験し腕を磨いて、その上で、実感として プロジェクトマネジメントやシステムズエンジニア リングの重要性を認識すること。 • プロジェクトや開発研究において、ささやかでも、 成功体験を持つこと。 22