OSS統合運用管理ツール「hinemos」のご紹介

Copyright © 2014 NTT DATA Corporation
OSS統合運用管理ツール「Hinemos」のご紹介
2014年4月16日
株式会社NTTデータ基盤システム事業本部

2Copyright © 2014 NTT DATA Corporation
ＩＮＤＥＸ
1. Hinemosとは
2. Hinemos機能概要
 リポジトリ管理機能
 ジョブ管理機能
 監視管理機能
 Hinemosで監視を始めるまで
 性能管理機能
3. まとめ

Copyright © 2014 NTT DATA Corporation 3
1. Hinemosとは

Ｈｉｎｅｍｏｓとは
システム運用管理で要求される各種機能を備えた、
「統合運用管理ソフトウェア」
複雑化するシステムを、Hinemosで統合運用管理
監視管理
ジョブ管理
リポジトリ管理
性能管理
物理環境仮想化環境ネットワーク機器類

Ｈｉｎｅｍｏｓの特徴・コンセプト
→日本の運用管理ニーズに必要な機能を厳選
→日本語インタフェース、ドキュメント、保守サポート提供
→OSSとして、安価に導入が可能
→監視・ジョブの両方をワンパッケージで提供
→本体機能に加え、オプション製品でニーズを先取り
→専用GUIアプリケーションならではの、柔軟な操作性
→システム全体をグループ毎に俯瞰的に管理可能
→運用現場に応じた、GUIのカスタマイズも容易
『必要な機能を、シンプルで使いやすい操作性と共に、安価に提供する』
日本製OSS
シンプルな操作性
充実の機能

Hinemos
v.2.0 （2006.03）
v.2.1 （2006.10）
v.2.2 （2007.03）
v.2.3 （2007.10）
v.2.4 （2008.03）
IPA公募
Hinemos誕生
HAオプション v.1.0リリース
UNIXエージェントPackリリース
VM管理オプション v.1.0リリース
ノードマップオプション v.1.0リリース
Oracle Enterprise Linux対応
New メジャーバージョンリリース
 ジョブ管理の進化
 クラウド対応へ向けた監視・性能管理の強化
ジョブマップオプション v.1.0リリース
仮想ネットワーク管理オプション v.1.0リリース
クラウド管理オプション v.1.0リリース
VM管理オプションがHyper-V/KVM対応
Hinemos
v.4.0 （2012.04）
Cent OS対応
Ｈｉｎｅｍｏｓの歩み
Hinemos
v.4.1
2013/10/01
リリース！
1年半に1度の
メジャーバージョンアップサイクル
Hinemos
v.3.0 （2008.10）
v.3.1 （2009.04）
v.3.2 （2010.09）
Hinemos
v.1.0 （2005.08）

Ｈｉｎｅｍｏｓ利用状況
適用案件数：400以上
Hinemosパートナ企業様：38社
適用システム数：100以上
ダウンロード件数：数十万件以上
 500を超えるシステムに導入
 数台～1000台を超える規模の様々なシステムにて稼働
利用実績：クラウドサービス、証券・金融系システム、公共系インフラシステム、社内システム、etc
Hinemosパートナー案件
NTTデータ社内SI案件その他

Ｈｉｎｅｍｏｓで実現する運用管理
 システムを構成する多種多様な環境に対する、
様々な運用オペレーションを、Hinemosで一元化
・Red Hat Enterprise Linux
・Oracle Linux
・Cent OS
・Windows
・Solaris
・HP-UX
・AIX
・ VMware ESX/ESXi
・ Xen（RHEL5同梱版）
・ Oracle VM
・ KVM
・ XenServer
・ Hyper-V
・ネットワーク機器類
・アプライアンス製品類
多種多様な環境を
一元管理
・ Amazon Linux

運用管理サーバ（Ｈｉｎｅｍｏｓマネージャ）
Hinemosの運用管理機能を提供するサーバ。
各種設定内容を保持し、設定された監視機能やジョブ管
理機能の実行を指示します。また、監視結果やジョブ実
行結果を内部DBに蓄積します。
設定追加・変更
結果の表示
稼動監視
ジョブ実行指示ログ・トラップ送信
運用管理端末（Hinemosクライアント）
オペレータが操作する統合コンソール端末。
Hinemosの設定を行う他、監視状況の把
握、ジョブの実行状況把握など、システム
の稼働状況を表示します。
管理対象システム
（Ｈｉｎｅｍｏｓエージェント）
Hinemosの管理対象となるIT機器。専用エー
ジェントを導入しなくても、大半の監視機能が
使用できます。専用エージェントを導入すること
により、すべての機能が使用できます。
管理DB
Hinemosは、以下の３つのコンポーネントから構成
Ｈｉｎｅｍｏｓの基本構成

Ｈｉｎｅｍｏｓで管理可能なシステム規模（1/2）
 大規模な環境の運用管理も、Hinemosで実現
1マネージャあたり
 1000台へのジョブ管理が可能
 1万ジョブ定義の登録が可能
 同時実行ジョブ500個
1マネージャあたり
 1000台への監視・性能管理が可能
管理対象ノード
ジョブ管理
監視管理
１０００台
Hinemos
マネージャ

Ｈｉｎｅｍｏｓで管理可能なシステム規模（2/2）
 並列+多段構成による、さらに大規模な環境の運用管理も実現
メイン
マネージャ
詳細はHinemosポータルサイト技術情報をご覧ください
■Hinemosマネージャの多段構成を組む
http://www.hinemos.info/technology/nttdata/2014022701
サブ#1
サブ#2
サブ#3
管理対象群A
管理対象群B
管理対象群C

様々な利用シーン
オンプレミス環境
プライベートクラウド
仮想化集約基盤
プライベートクラウド上の
システム
 クラウド環境を含む様々な環境で運用管理のニーズを満たします
パブリッククラウド上の
システム
課金監視
自動検知
監視・ジョブ

2. Hinemos機能概要

Ｈｉｎｅｍｏｓ機能概要
 統合運用管理を実現する4つの基本機能をワンパッケージで提供
③ 監視管理機能
② ジョブ管理機能
④ 性能管理機能
ITシステムの稼働状況を確認するための様々な種類の監視を実行
システム運行に必要な様々な処理を、「ジョブ」として一元的に管理・実行
管理対象の性能情報を定期的に収集し、収集した情報をグラフ化、ファイルエクスポート
① リポジトリ管理機能
Hinemosで管理対象を登録・グループ化して管理するための機能を提供

①リポジトリ管理機能

①リポジトリ管理機能ノード管理
 Hinemosを用いた運用管理のスタートライン
 運用管理対象機器類の管理情報を「ノード」として登録
詳細情報
登録された
機器の一覧
機器の
グルーピング
一覧
◆デバイス情報
◆ネットワーク情報
◆管理者情報
◆ハードウェア情報
◆仮想化関連情報
◆OS情報

 登録された「ノード」は、システム内での利用用途、管理手法、
相互関係性等に応じて「スコープ」としてグルーピング
 Ｈｉｎｅｍｏｓの各種機能は
「スコープ」単位で設定・実行
①リポジトリ管理機能スコープ管理
業務観点の
スコープ
システムA
Webサーバ
APサーバ
DBサーバ
システムB
Webサーバ
APサーバ
DBサーバ
Webサーバ
APサーバ
DBサーバ
サーバ役割観点
のスコープ
メリット
 同一要件の設定はスコープ単位
で効率的に設定可能
 問題発生箇所の効率的な捜索が
可能

②ジョブ管理機能

手作業
Cron
システムを構成する多種多様な環境に対し実行が必要なジョブを、
ジョブ管理機能で一元管理
システム運行に必要な処理(ジョブ)の管理
システム異常発生時に必要な処理(ジョブ)の管理
②ジョブ管理機能機能概要
ジョブによる
自動化
大規模化
大量のノードに対する処理
Job1 Job4
Job3
Job2
連続・複雑な処理
Job1 Job4
Job3
Job2
障害
結果の確認
Job1
Job1
定時処理/深夜処理
zzz...

 ジョブの定義は、ＧＵＩから容易に設定可能
②ジョブ管理機能容易なジョブ定義
実行処理を定義
実行対象を指定
画面を
右クリック

②ジョブ管理機能複雑な業務処理の自動化
業務データ
書き出し
サービス
停止
拠点A
業務データ
書き出し
サービス
停止
拠点B
業務データ
集約
中核拠点
業務データ
バックアップ
バックアップ拠点
レポート
作成
業務バッチA
 単体の処理（ジョブ）だけでなく複雑な業務処理も自動化
完了通知
自動化

 ジョブとして実行された各種運用操作の結果は、
HinemosのGUIで視覚的に確認可能
②ジョブ管理機能ジョブ実行状況の確認
ジョブネット・ジョブの
実行状態を視覚化
正常、異常終了を
ボックスの色で判別
後続ジョブが動く
条件を線の色で判断
ビューア画面から
再実行操作が可能
詳細情報の表示

③監視管理機能

 ITシステムの稼働状況を確認するための様々な種類の監視を実行
 システム運用管理に必要十分な機能を完備
監視管理機能
PING監視
システムログ監視
Hinemosエージェント監視
HTTP監視
プロセス監視
リソース監視
SQL監視
SNMP監視
SNMPTRAP監視
ログファイル監視
監視対象システム
サービス・ポート監視
カスタム監視
Windowsサービス監視
③監視管理機能機能概要
Windowsイベント監視

③監視管理機能機能詳細
監視項目概要
PING監視対象機器へのping応答の有無により死活状態を監視します。
プロセス監視起動しているプロセス数から状態を監視します。
リソース監視対象機器のリソース情報を取得してその状態を監視します。
サービス・ポート監視特定のサービス・ポートについて、応答有無や応答時間から状態を監視します。
Windows サービス監視 Windows サービスの状態を監視します。
Hinemosエージェント監視 Hinemos エージェントの死活状態を監視します。
HTTP監視 Webサーバの応答有無や応答時間、HTTPレスポンスの内容から状態を監視します。
SQL監視 DBサーバの応答有無や応答時間、SQLレスポンスの内容から状態を監視します。
SNMPTRAP監視対象機器からSNMPTRAPを受信することで、対象機器の状態を把握します。
システムログ監視各種OSのシステムログに出力されたメッセージを監視します。
ログファイル監視特定のログファイルに出力されたメッセージを監視します。
Windowsイベント監視 Windowsイベントログに出力されたメッセージを監視します。
SNMP監視汎用的なプロトコルSNMPの応答の内容を監視します。
カスタム監視ユーザ定義のコマンド/スクリプトの実行結果を監視します。

管理対象システムHinemosマネージャ
③監視管理機能利用例（監視種別）
 死活状態が知りたいときは…PING監視！
 リソース状況が知りたいときは…リソース監視！
 ログを監視したいときは・・・システムログ監視、ログファイル監視！
 トラップを受け取り監視したいときは・・・SNMPTRAP監視！
 困ったときは・・・カスタム監視！
①各種監視
②応答
③何かあったら即座に通知！

③監視管理機能一元管理
システム
 オプションを導入することなく、様々な環境を一元管理
システム

③監視管理機能クラウドへの取り組み
システム
 オプションの導入でクラウド環境の管理をさらに強化
システム
クラウド管理オプション
※Standard版無償公開中！
• インスタンス作成から削除まで
の一元管理
• システム単位の課金管理
VM管理オプション
• 仮想マシンの起動などの操作
• 動的に変更されるサーバリソー
スの有効活用
• 仮想マシン構成の自動管理
仮想ネットワーク管理オプション
• 仮想NWの自動構成
• 物理NWの経路表示
• OpenFlowスイッチに対する監視

Bシステム
Aシステム
③監視管理機能権限管理
ユーザ毎（ロール単位）で監視結果の参照権限を変更可能
監視以外の機能でも同様の権限管理でマルチテナントに対応
「Aシステムのオペレータ」
が見える範囲
「システム管理者」
が見える範囲
「Bシステムのオペレータ」
が見える範囲
監視対象システム

■Hinemosで監視を始めるまで
Step 1.Hinemosをインストールしよう
Step 2.監視対象を登録しよう
Step 3.監視設定を登録しよう
Step 4.監視結果を確認しよう
たったの4ステップで
監視ができる！

Step 1.Hinemosをインストールしよう（1/2）
 HinemosのパッケージをSource Forgeからダウンロード
Hinemosポータルサイトから
Source Forgeへ飛べます。

Step 1.Hinemosをインストールしよう（2/2）
管理対象ノード運用管理端末
基本的に
Yesを入力
するだけ
基本的に
Yesを入力
するだけ
基本的に
「次へ」を選択
するだけ
 Hinemosを各端末にインストール
Hinemos
クライアント
Hinemos
マネージャ
Hinemos
エージェント
運用管理サーバ
※ エージェントは
必要に応じて導入

Step 2.管理対象を登録しよう
 リポジトリ機能で管理対象をノードとして登録
 Hinemosクライアントから手動登録
 Utilityオプションで一括登録
 マイグレーションやオートスケールの自動検知
管理対象の
情報を入力
 オンプレミス、クラウド
など環境は問いません

Step 3.監視設定を登録しよう
 Hinemosクライアントの画面で、監視の設定を登録
監視対象
監視設定
判定条件
通知方法
これだけですぐに監視を
始めることができます

ジョブ通知
Jan 13 11:35:20 server01 su: pam_unix(su-l:session): session opened for user root by hinemos(uid=501)
Jan 13 15:51:02 server01 su: pam_unix(su-l:session): session closed for user root
Jan 13 15:51:04 server01 su: pam_keyinit(su-l:session): Unable to change UID back to 0
Jan 13 15:51:04 server01 su: pam_unix(su-l:session): session closed for user hinemos
Jan 13 20:40:05 server01 su: pam_unix(su-l:session): session opened for user root by hinemos(uid=500)
コマンド通知
ログエスカレーション通知
ステータス通知
イベント通知
メール通知
Hinemosマネージャ
 イベント通知
 ステータス通知
 メール通知
 ログエスカレーション通知
 ジョブ通知
 コマンド通知
Step 4.監視結果を確認しよう（1/2）
監視結果を外部へ通知
監視結果に連動して
処理実行
 監視結果は、様々な手段で運用者に通知
クライアント画面で
視覚的に確認

Step 4.監視結果を確認しよう（2/2）
ステータス通知の結果を確認
※ ステータス通知：
最新の監視結果を通知
 監視結果は視覚的に確認可能
イベント通知の結果を確認
※ イベント通知：
監視結果を蓄積する通知

Advanced. 監視結果を確認しよう
アイコン・背景・コネクタ等は
GUIで変更可能
ノードの状態を
マップ上で確認
 ノードマップオプションを使うとさらに視覚的に確認可能

④性能管理機能

 管理対象の情報の定期的に収集・蓄積
 収集した情報を、グラフ化、ファイルエクスポート
 システムの性能分析やレポート作成が可能
CPU
メモリ
ディスク
ネットワーク
ファイルシステム
PING応答時間
HTTP応答時間
SQL実行結果
サービス・ポート
応答時間
プロセス数
ユーザ定義コマンド
実行結果
④性能管理機能機能概要

④性能機能「性能分析」
Webサーバの
応答遅延
グラフ表示
同一時刻に
サーバのCPUが急騰!!
多種多様なシステムリソースを集約し、簡易に性能分析
Webサーバ
応答時刻のグラフ
CPUコア別の
使用率のグラフ

まとめ

まとめ
✔ 監視とジョブをワンパッケージで提供する、統合運用管理に
真に必要な機能を備えたソフトウェアです
✔
年々複雑化していくシステムの運用統合を実現し、
クラウド、仮想化を含めた運用の一元化を実現します
Hinemosは、
マルチテナントなどのニーズにも素早く対応し、多様化する
運用管理を実現するためのバックボーンを提供します
✔

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