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1 de 106
在宅高齢者向在宅高齢者向在宅高齢者向在宅高齢者向けのけのけのけの
地域包括地域包括地域包括地域包括ケアケアケアケアにおけるにおけるにおけるにおけるICTICTICTICT利活用利活用利活用利活用についてについてについてについて
((((公社公社公社公社))))日本医業経営日本医業経営日本医業経営日本医業経営コンサルタントコンサルタントコンサルタントコンサルタント協会協会協会協会・・・・大阪支部大阪支部大阪支部大阪支部    継続研修編継続研修編継続研修編継続研修編
((((2013.05.08.2013.05.08.2013.05.08.2013.05.08.    10101010::::00000000~ ~ ~ ~ ヒルトンヒルトンヒルトンヒルトン大阪大阪大阪大阪))))
代表取締役代表取締役代表取締役代表取締役    小川敏治小川敏治小川敏治小川敏治
Ver Ver Ver Ver 1111....0000
【多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT】
* 地域包括ケアと在宅医療研究会(近畿地区連絡協議会)が発足しました。オフライン(2013年3月から毎月第1土曜日、新大阪貸会議室、15:00~17:00)、
オンライン(コラボレーションツール「サイボウズLive」)で検討しています。本資料は当該研究会活動の一環として取り組んだ調査報告です。
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Contents
 1.はじめに
 2.在宅医療・介護に関するICT政策動向
 3.急速に普及・拡大するICT
 4.地域包括ケアでのICT利活用
   (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)
 5.まとめ
  
    別紙:引用文献リスト
注.他の文献からの引用は、このように影付きの黒線枠で囲むと共に、脚注をつけて引用文献リスト(別紙)に記載しました。
注.他の文献からの引用は、このように影付きの黒線枠で囲むと共に、脚注をつけて引用文献リスト(別紙)に記載しました。
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Contents
 1.はじめに
 2.在宅医療・介護に関するICT政策動向
 3.急速に普及・拡大するICT
 4.地域包括ケアでのICT利活用
   (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)
 5.まとめ
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1111....はじめにはじめにはじめにはじめに
2025年のあるべき医療と介護の姿が、社会保障制度改革国民会議で議論が進
んでいます。
平成24年度の診療・介護報酬の同時改定における重点課題として、
(1)医療と介護の役割分担の明確化
(2)地域における連携体制の強化の推進
(3)地域生活を支える在宅医療等の充実
(4)地域包括ケアシステムの構築、など・・・・・・・・・・・
があげられ、「機能強化型在宅療養支援診療所・病院」が設置されるなど、在宅医
療・訪問看護や医療・介護連携の促進と充実に手厚く配分がなされました。
また、内閣官房の「社会保障・税一体改革」に基づき、厚生労働省、総務省、経済
産業省がそれぞれ地域連携の強化と、施設から在宅への流れを推進すべく、様々な
施策を計画・実施しています。
在宅分野は、今後の日本の医療・介護分野において最も重点的に取り組まれるで
あろうテーマといえます。
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一方、在宅の現場では、24時間365日、患者の生活の視点に立った多職種の連
携や多拠点間の連携を手探りで行っている状況であり、機器、機材の利用が不便な
在宅医療・介護現場ではもっぱらノートに手書きで記録が行われている場合が多い
と思います。
モバイル機器の導入がなかなか進みませんでしたが、ここ1~2年で急速に普及し
つつあるスマートフォンやタブレット端末の登場、クラウドサービスの浸透により、在
宅分野におけるICTを利活用した情報連携は、今後大きく広がっていくと考えられま
す。
今回、在宅医療・介護の品質向上や情報共有の簡素化・効率化によるコラボレー
ションに資する「ICTの利活用」、特に「多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT」
に焦点を当て調査しました、在宅医療・介護に関するICT政策動向、在宅の現場での
ICT利活用の状況などを報告させて頂き、最後に当該ICT導入で押さえて頂きたいこ
とをまとめとして編集してますので、皆様のご参考になれば、幸いです。
注.ICT(Information and Communication Technology)
ネットワーク通信による情報・知識の共有が念頭に置かれた表現で、IT(Information Technology)の「情報」に加えて「コミュニケーション」(共同)性が
具体的に表現されている点に特徴があります。)
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社会保障と税の一体改革関連法案の成立(2012年8月10日)
• 消費税率(現在5% )を、14年4月⇒ 8%、
 15年10月⇒ 10%に引き上げることなどを
 盛り込んだ。
• その背景は・・・
   ⇒ 団塊世代の高齢化と、
      激増する社会保障給付費問題
社会保障制度改革国民会議(2012年11月30日~)
 2025年へ向けて、医療・介護のグランドデザインの議論 
注.社会保障制度改革国民会議
  社会保障制度改革推進法(平成24年法律第64号)に基づき、社会保障制度改革を行うために必要な事項を審議するため、内閣に設置されて
います。
【内閣官房:社会保障・税の一体改革】
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厚生労働省 医政局:在宅医療・介護あんしん2012
引用文献リスト 注1
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引用文献リスト 注1
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引用文献リスト 注1
「医療から介護へ、施設から在宅へ」を目的として
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「「「「多拠点多拠点多拠点多拠点・・・・多職種多職種多職種多職種
間間間間のののの連携連携連携連携、、、、協働協働協働協働
のためののためののためののためのICT」ICT」ICT」ICT」にににに
焦点焦点焦点焦点をををを当当当当てててて調査調査調査調査
しましたしましたしましたしました。。。。
引用文献リスト 注1
5555項目項目項目項目のののの検証検証検証検証
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 10   
Contents
 1.はじめに
 2.在宅医療・介護に関するICT政策動向
 3.急速に普及・拡大するICT
 4.地域包括ケアでのICT利活用
   (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)
 5.まとめ
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(1)高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)
注.高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)
  情報通信技術(IT)の活用により世界的規模で生じている急激かつ大幅な社会経済構造の変化に適確に対応することの緊要性にかんがみ、高度情
報通信ネットワーク社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進するために、平成13年1月、内閣に設置されました。
2222....在宅医療在宅医療在宅医療在宅医療・・・・介護介護介護介護にににに関関関関するするするするICTICTICTICT政策動向政策動向政策動向政策動向
経済産業省 総務省
文部科学省
産業育成 通信業界育成
先端科学技術振興
IT戦略本部
医療情報化に関す
るタスクフォース
ICT
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 12   
(2)医療情報化に関するタスクフォース(4テーマ)
1. 「どこでもMY病院」(自己医療・健康情報活用サービス)構想の実現
2. シームレスな地域連携医療の実現
3. レセプト情報等の活用による医療の効率化
4. 医療情報データベースの活用による医薬品等安全対策の推進
1. 「どこでもMY病院」(自己医療・健康情報活用サービス)構想の実現
2. シームレスな地域連携医療の実現
3. レセプト情報等の活用による医療の効率化
4. 医療情報データベースの活用による医薬品等安全対策の推進
個人が自らの医療・健康情報を医療機関から受け取り、それを自らが電子的に管理・
活用することを可能とするものである。
これにより、各個人は、過去の自身の医療・健康情報を医療機関等で提示し、当該情
報を踏まえた医療サービスを受けることができるとともに、この医療・健康情報を通じて
自身の現在の健康状態を把握することによって、自らの健康管理に活用することができ
る。
また、医療機関等は、個人の過去の医療・健康情報の提示を受けることで、患者の現
状について理解を深めた上で、診療を行うことができる。
医療機関間の境界だけではなく、医療機関等の存在する市町村・二次医療圏などと
いった地理的境界、医療・介護といった職種の境界などを超えて、切れ目のない医療・
介護情報連携を実現することにより、地域の医療・介護サービスの質の向上を目指すも
のである。
引用文献リスト 注2
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 13   
新たな情報通信技術戦略 工程表を改訂(2012年7月4日)
A) 各施策に関するPDCAサイクルを確実に回すべく、2010 年度に続き、
2011 年度における各府省の施策の進捗・検討状況をフォロー・評価する
とともに、企画委員会に設置されたタスクフォース(電子行政、医療情報
化)やマイナンバー(社会保障・税番号制度)の検討の状況等も踏まえ、
工程表を改訂する。
B) 改訂後の工程表においては、2011 年度の施策の進捗状況を実績として
示すとともに、2012 年度以降の取組について必要な修正を加えている。
A) 各施策に関するPDCAサイクルを確実に回すべく、2010 年度に続き、
2011 年度における各府省の施策の進捗・検討状況をフォロー・評価する
とともに、企画委員会に設置されたタスクフォース(電子行政、医療情報
化)やマイナンバー(社会保障・税番号制度)の検討の状況等も踏まえ、
工程表を改訂する。
B) 改訂後の工程表においては、2011 年度の施策の進捗状況を実績として
示すとともに、2012 年度以降の取組について必要な修正を加えている。
引用文献リスト 注2
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 14   引用文献リスト 注2
大阪府薬剤師会が全国に先駆け大阪府で導入
(大阪府地域医療再生基金を活用)するもので、
平成25年9月の本格実施(府内3500薬局)にむ
けて、箕面市内の薬局20店舗で先行して試験運
用を平成25年2月から開始。
試験運用に参加する店舗には、読み取り機が
設置され、利用者は専用の無料アプリを入れたス
マートフォンを読み取り機等にかざせば、処方情
報などがスマートフォンに記録され自宅や医療機
関などで確認できるようになります。
糖尿病
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 15   
個人に向けた「お薬手帳/カード」の電子的提供
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引用文献リスト 注2
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 17   
診療録等の保存を行う場所について(厚生労働省)
2002年 電子媒体による外部保存可。(但し、医療法人等が適
切に管理する場所に置かれるものであること。)
2005年 個人情報の保護に関する法律などの施行に伴う改正。
2010年 (一定の条件の下で)民間のデータセンター事業者が
契約に基づき、医療機関が保有するデータの外部保
存を受託できるようになった。
2013年 外部保存を認める記録等に、薬剤師法、保険薬局お
よび保険薬剤師療養担当規則に規定する調剤済み
処方箋、調剤録を追加した。
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 18   
「診療録等の保存を行う場所について」の一部改正について
(2010.02.01 厚生労働省)
以下のガイドライン(安全管理措置)についての遵守を徹底すること。
1.「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(厚生労働省)
2.「ASP・SaaSにおける情報セキュリティ対策ガイドライン」 (総務省)
3.「ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン」 (総務省)
4.「医療情報を受託管理する情報処理事業者向けガイドライン」 (経済産業省)注1.
もちろん、保存を行う場所に関係なく以下のガイドライン(安全管理措置+取得・利用・提供などの措置)も遵守す
る必要有。
0.医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン(厚生労働省)
注1.2012.10.15.改正 ⇒ 2008年に策定したが、他省庁のガイドラインの改正を踏まえて、仮想化技術(1台の物理サーバー
上に、複数の仮想サーバーを稼働させる技術)を使用したシステムの利用が可能に。
注.ASP:Application Service Provider、SaaS:サース、Software as a Service
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1.「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(厚生労働省)
1 はじめに
2 本指針の読み方
3 本ガイドラインの対象システム及び対象情報
4 電子的な医療情報を扱う際の責任のあり方
5 情報の相互運用性と標準化について
6 情報システムの基本的な安全管理
7 電子保存の要求事項について
8 診療録及び診療諸記録を外部に保存する際の基準
9 診療録等をスキャナ等により電子化して保存する場合に
ついて
10 運用管理について
 付則1 電子媒体による外部保存を可搬媒体を用い
      て行う場合
 付則2 紙媒体のままで外部保存を行う場合
 付表1 一般管理における運用管理の実施項目例
 付表2 電子保存における運用管理の実施項目例
 付表3 外部保存における運用管理の例
 付録 (参考)外部機関と診療情報等を連携する場合
        に取り決めるべき内容
1 はじめに
2 本指針の読み方
3 本ガイドラインの対象システム及び対象情報
4 電子的な医療情報を扱う際の責任のあり方
5 情報の相互運用性と標準化について
6 情報システムの基本的な安全管理
7 電子保存の要求事項について
8 診療録及び診療諸記録を外部に保存する際の基準
9 診療録等をスキャナ等により電子化して保存する場合に
ついて
10 運用管理について
 付則1 電子媒体による外部保存を可搬媒体を用い
      て行う場合
 付則2 紙媒体のままで外部保存を行う場合
 付表1 一般管理における運用管理の実施項目例
 付表2 電子保存における運用管理の実施項目例
 付表3 外部保存における運用管理の例
 付録 (参考)外部機関と診療情報等を連携する場合
        に取り決めるべき内容
A.制度上の要求事項
法律、通知、他の指針等を踏まえ
た要求事項を記載している。
B.考え方
要求事項の解説及び原則的な対
策について記載している。
C.最低限のガイドライン
A の要求事項を満たすために必
ず実施しなければならない事項を
記載している。
D.推奨されるガイドライン
実施しなくても要求事項を満たす
ことは可能であるが、説明責任の
観点から実施し
たほうが理解を得やすい対策を記
載している。
A.制度上の要求事項
法律、通知、他の指針等を踏まえ
た要求事項を記載している。
B.考え方
要求事項の解説及び原則的な対
策について記載している。
C.最低限のガイドライン
A の要求事項を満たすために必
ず実施しなければならない事項を
記載している。
D.推奨されるガイドライン
実施しなくても要求事項を満たす
ことは可能であるが、説明責任の
観点から実施し
たほうが理解を得やすい対策を記
載している。
項目毎に目 次
システムの導入、運用、利用、保守及び廃棄にかかわる人または組織(利用者又は利用組織)を対象と
しているもので、電子的な医療情報を扱う際の責任のあり方や情報の相互利用性と標準化、情報シス
テムの基本的な安全管理、電子保存の要求事項、保存や運用管理についての指針を含むもの。
引用文献リスト 注3
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 20   
2.「ASP・SaaSにおける情報セキュリティ対策ガイドライン」 (総務省)
ASP・SaaS 事業者が ASP・SaaS サービスを提供する際に実施すべき情報
セキュリティ対策を示す。
Ⅰ 序編
Ⅱ 組織・運用編
 Ⅱ.1 情報セキュリティへの組織的取組の基本方針
 Ⅱ.2 情報セキュリティのための組織
 Ⅱ.3 連携ASP・SaaS 事業者に関する管理
 Ⅱ.4 情報資産の管理
 Ⅱ.5 従業員に係る情報セキュリティ
 Ⅱ.6 情報セキュリティインシデントの管理
 Ⅱ.7 コンプライアンス
 Ⅱ.8 ユーザサポートの責任
Ⅲ 物理的・技術的対策編
 Ⅲ.1 アプリケーション、プラットフォーム、ハードウェア、ネットワークに共通する情報セキュ
リティ対策
 Ⅲ.2 アプリケーション、プラットフォーム、ハードウェア、サービスデータ
 Ⅲ.3 ネットワーク
 Ⅲ.4 建物、電源(空調等)
 Ⅲ.5 その他
Ⅳ 参考資料
Ⅰ 序編
Ⅱ 組織・運用編
 Ⅱ.1 情報セキュリティへの組織的取組の基本方針
 Ⅱ.2 情報セキュリティのための組織
 Ⅱ.3 連携ASP・SaaS 事業者に関する管理
 Ⅱ.4 情報資産の管理
 Ⅱ.5 従業員に係る情報セキュリティ
 Ⅱ.6 情報セキュリティインシデントの管理
 Ⅱ.7 コンプライアンス
 Ⅱ.8 ユーザサポートの責任
Ⅲ 物理的・技術的対策編
 Ⅲ.1 アプリケーション、プラットフォーム、ハードウェア、ネットワークに共通する情報セキュ
リティ対策
 Ⅲ.2 アプリケーション、プラットフォーム、ハードウェア、サービスデータ
 Ⅲ.3 ネットワーク
 Ⅲ.4 建物、電源(空調等)
 Ⅲ.5 その他
Ⅳ 参考資料
目 次
引用文献リスト 注4
注.ASP:Application Service Provider、SaaS:サース、Software as a Service
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 21   
3.「ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン」 (総務省)
ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際に求められる責任等、ASP・SaaS事業者へ
の要求事項等、合意形成の考え方等を示す。
第1章 本ガイドラインの前提条件及び読み方
 1.1 本ガイドラインの目的
 1.2 本ガイドラインの対象範囲
 1.3 対象とする事業者と他のガイドラインとの関係、ASP・SaaS提供に際しての前提事項
 1.4 本ガイドラインで対象とするASP・SaaS
 1.5 本ガイドラインの構成
 1.6 本ガイドラインで用いる用語の定義
第2章 ASP・SaaS事業者が医療情報の処理を行う際の責任
 2.1 医療情報を処理する際の医療機関等の責任
 2.2 ASP・SaaS事業者と医療機関等の管理者との責任分界の考え
 2.3 医療情報の処理におけるASP・SaaS事業者の責任
 2.4 医療情報に関わるASP・SaaS事業者に関連する第三者認証等の考え方
第3章 安全管理に関するASP・SaaS事業者への要求事項
 3.1 本章の読み方
 3.2 医療情報サービスに求められる安全管理に関するASP・SaaS事業者への要求事項
 3.3 外部保存におけるASP・SaaS事業者への要求事項
 3.4 ASP・SaaSの提供終了におけるASP・SaaS事業者への要求事項
第4章 安全管理の実施における医療機関等との合意形成の考え方
 4.1 契約、SLA等の合意文書の位置付け
 4.2 安全管理の実施において医療機関等と合意形成を行なう内容
 4.3 契約、SLA等の合意における注意点
 4.4 サービスレベルマネジメントの実践
第1章 本ガイドラインの前提条件及び読み方
 1.1 本ガイドラインの目的
 1.2 本ガイドラインの対象範囲
 1.3 対象とする事業者と他のガイドラインとの関係、ASP・SaaS提供に際しての前提事項
 1.4 本ガイドラインで対象とするASP・SaaS
 1.5 本ガイドラインの構成
 1.6 本ガイドラインで用いる用語の定義
第2章 ASP・SaaS事業者が医療情報の処理を行う際の責任
 2.1 医療情報を処理する際の医療機関等の責任
 2.2 ASP・SaaS事業者と医療機関等の管理者との責任分界の考え
 2.3 医療情報の処理におけるASP・SaaS事業者の責任
 2.4 医療情報に関わるASP・SaaS事業者に関連する第三者認証等の考え方
第3章 安全管理に関するASP・SaaS事業者への要求事項
 3.1 本章の読み方
 3.2 医療情報サービスに求められる安全管理に関するASP・SaaS事業者への要求事項
 3.3 外部保存におけるASP・SaaS事業者への要求事項
 3.4 ASP・SaaSの提供終了におけるASP・SaaS事業者への要求事項
第4章 安全管理の実施における医療機関等との合意形成の考え方
 4.1 契約、SLA等の合意文書の位置付け
 4.2 安全管理の実施において医療機関等と合意形成を行なう内容
 4.3 契約、SLA等の合意における注意点
 4.4 サービスレベルマネジメントの実践
目 次
引用文献リスト 注5
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 22   
4.「医療情報を受託管理する情報処理事業者向けガイドライン」 (経済産業省)
医療情報受託者における個人情報の適正な取扱いが確保されるよう、医療情報受託
者が講ずべき措置に関連する項目を挙げている。
1.はじめに
 1.1.本ガイドラインで用いる医療情報用語の説明
 1.2.本ガイドラインで用いる制度及び技術用語の説明
 1.3.本ガイドラインで用いる独自用語の説明
2.医療情報を受託管理する情報処理事業者における安全管理上の要求事項
 2.1.医療情報に係る情報処理事業を受託する上で推奨される認証及び認定
 2.2.情報資産管理
 2.3.組織的安全管理策(体制、運用管理規程)
 2.4.医療情報の伝達経路におけるリスク評価
 2.5.物理的安全対策
 2.6.技術的安全対策
 2.7.人的安全対策
 2.8.情報の破棄
 2.9.医療情報システムの改造と保守
 2.10.医療情報処理に関する事業継続計画
3.ガイドラインの見直し
1.はじめに
 1.1.本ガイドラインで用いる医療情報用語の説明
 1.2.本ガイドラインで用いる制度及び技術用語の説明
 1.3.本ガイドラインで用いる独自用語の説明
2.医療情報を受託管理する情報処理事業者における安全管理上の要求事項
 2.1.医療情報に係る情報処理事業を受託する上で推奨される認証及び認定
 2.2.情報資産管理
 2.3.組織的安全管理策(体制、運用管理規程)
 2.4.医療情報の伝達経路におけるリスク評価
 2.5.物理的安全対策
 2.6.技術的安全対策
 2.7.人的安全対策
 2.8.情報の破棄
 2.9.医療情報システムの改造と保守
 2.10.医療情報処理に関する事業継続計画
3.ガイドラインの見直し
目 次
引用文献リスト 注6
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 23   
0.医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン(厚生労働省)
医療・介護関係事業者における個人情報の適正な取扱いが確保されるよう、遵守すべき事
項及び遵守することが望ましい事項をできる限り具体的に示しており、法令、基本方針及び
本ガイドラインの趣旨を踏まえ、個人情報の適正な取扱いに取り組む必要がある。
Ⅰ 本ガイドラインの趣旨、目的、基本的考え方
Ⅱ 用語の定義等
Ⅲ 医療・介護関係事業者の義務等
 1.利用目的の特定等(法第15条、第16条)
 2.利用目的の通知等(法第18条)
 3.個人情報の適正な取徔、個人データ内容の正確性の確保(法第17条、第19条)
 4.安全管理措置、従業者の監督及び委託先の監督(法第20条~第22条)
 5.個人データの第三者提供(法第23条)
 6.保有個人データに関する事項の公表等(法第24条)
 7.本人からの求めによる保有個人データの開示(法第25条)
 8.訂正及び利用停止(法第26条、第27条)
 9.開示等の求めに応じる手続及び手数料(法第29条、第30条)
 10.理由の説明、苦情対応(法第28条、第31条)
Ⅳ ガイドラインの見直し等
 1.必要に応じた見直し
 2.本ガイドラインを補完する事例集の作成・公開
別表1~6 
Ⅰ 本ガイドラインの趣旨、目的、基本的考え方
Ⅱ 用語の定義等
Ⅲ 医療・介護関係事業者の義務等
 1.利用目的の特定等(法第15条、第16条)
 2.利用目的の通知等(法第18条)
 3.個人情報の適正な取徔、個人データ内容の正確性の確保(法第17条、第19条)
 4.安全管理措置、従業者の監督及び委託先の監督(法第20条~第22条)
 5.個人データの第三者提供(法第23条)
 6.保有個人データに関する事項の公表等(法第24条)
 7.本人からの求めによる保有個人データの開示(法第25条)
 8.訂正及び利用停止(法第26条、第27条)
 9.開示等の求めに応じる手続及び手数料(法第29条、第30条)
 10.理由の説明、苦情対応(法第28条、第31条)
Ⅳ ガイドラインの見直し等
 1.必要に応じた見直し
 2.本ガイドラインを補完する事例集の作成・公開
別表1~6 
目 次
引用文献リスト 注7
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 24   
措置
個人情報の取扱いのプロセス
取得  提供・委託  利用・保管 返却・廃棄
  同意   公表           ・・・・・      安 全 管 理
2.2.2.2.「「「「ASPASPASPASP・・・・SaaSSaaSSaaSSaaSにおけるにおけるにおけるにおける情報情報情報情報セキュセキュセキュセキュ
リティリティリティリティ対策対策対策対策ガイドラインガイドラインガイドラインガイドライン」」」」 ((((総務省総務省総務省総務省))))
3.3.3.3.「「「「ASPASPASPASP・・・・SaaSSaaSSaaSSaaS事業者事業者事業者事業者がががが医療情報医療情報医療情報医療情報をををを
取取取取りりりり扱扱扱扱うううう際際際際のののの安全管理安全管理安全管理安全管理にににに関関関関するするするするガガガガ
イドラインイドラインイドラインイドライン」」」」 ((((総務省総務省総務省総務省))))
4.4.4.4.「「「「医療情報医療情報医療情報医療情報をををを受託管理受託管理受託管理受託管理するするするする情報情報情報情報
処理事業者向処理事業者向処理事業者向処理事業者向けけけけガイドラインガイドラインガイドラインガイドライン」」」」
((((経済産業省経済産業省経済産業省経済産業省))))
各ガイドラインの相互関係の概念図
知り得
る状態
組織的措置
人 的 措 置
物理的措置
技術的措置
1.1.1.1.「「「「医療情報医療情報医療情報医療情報システシステシステシステ
ムムムムのののの安全管理安全管理安全管理安全管理にににに関関関関
するするするするガイドラインガイドラインガイドラインガイドライン」」」」
((((厚生労働省厚生労働省厚生労働省厚生労働省))))
0.0.0.0.医療医療医療医療・・・・介護関係事業者介護関係事業者介護関係事業者介護関係事業者におけるにおけるにおけるにおける個人情報個人情報個人情報個人情報のののの適切適切適切適切なななな取扱取扱取扱取扱いいいい
のためののためののためののためのガイドラインガイドラインガイドラインガイドライン((((厚生労働省厚生労働省厚生労働省厚生労働省))))
多拠点・多職種間の連携、協働
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 25   
Contents
 1.はじめに
 2.在宅医療・介護に関するICT政策動向
 3.急速に普及・拡大するICT
 4.地域包括ケアでのICT利活用
   (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)
 5.まとめ
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 26   
3333....急速急速急速急速にににに普及普及普及普及・・・・拡大拡大拡大拡大するするするするICTICTICTICT
(1) クラウド・コンピューティング
「ITの所有」から、「ICTサービスの利用」にシフト
* オンプレミス=自社で用意した設備でソフトウェアなどを導入・利用すること。自社運用。
ITの所有ICTサービスの利用
ASP:Application Service Provider
SaaS:サース、Software as a Service
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 27   
(2) インターネットの高速化、ワイヤレス化
年  代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 前半
概  要
自動車電話から始まっ
た第1世代(1G)は
FDMAのアナログ方式
であり、音声を中心とし
たアナログ・セルラーの
サービス。
携帯電話によって普及
した第2世代(2G)は
TDMAのディジタル方式
であり、後半になって
CDMAのディジタル方式
も導入されました。この
2Gは音声と数十kbps程
度の低速データによる
ディジタル・セルラーの
サービス。
ITU-RにおけるIMT-
2000の国際標準化によ
る第3世代(3G)として、
広帯域化されたCDMA
を用いたW-CDMAと
CDMA2000という無線
方式が導入されていま
す。この3Gでは音声と
数百kbps程度の高速
データを用いたマルチメ
ディア・サービスが提供
されています。さらに3G
の高度化(3.5G)として、
高速パケットデータ・
この頃に導入が想定さ
れている第4世代(4G)
はITU-Rにおける
Systems beyond IMT-
2000の国際標準化とし
て検討が進められてい
ます。4Gでは100Mbps
程度(高速移動)と
1Gbps程度(低速移動)
の超高速データを用い
た高品質なマルチメディ
ア通信、ユビキタス・
サービス。
通信速度 ~8kbps ~64kbps ~2.4Mbps ~1Gbps
世代による技術革新
引用文献リスト 注8
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(3) スマートフォン、タブレットなどモバイルの普及
デスクワーク
帰社後、入力
モバイルワーク
情報が発生した出先で、入力
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(4)在宅医療・介護関連におけるICT市場予測
在宅医療・介護関連システムの市場予測(2012~2020年):株式会社シード・プランニング
機器機器機器機器、、、、機材機材機材機材のののの利用利用利用利用がががが不便不便不便不便なななな在宅医在宅医在宅医在宅医
療療療療・・・・介護現場介護現場介護現場介護現場ではではではではICT機器機器機器機器のののの導入導入導入導入がががが
なかなかなかなかなかなかなかなか進進進進みませんでしたがみませんでしたがみませんでしたがみませんでしたが、、、、ここここここここ
1~~~~2年年年年でででで急速急速急速急速にににに普及普及普及普及しつつあるしつつあるしつつあるしつつあるスススス
マートフォンマートフォンマートフォンマートフォンややややタブレットタブレットタブレットタブレット端末端末端末端末のののの登場登場登場登場
ややややクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスなどのなどのなどのなどの浸透浸透浸透浸透によによによによ
りりりり、、、、在宅分野在宅分野在宅分野在宅分野におけるにおけるにおけるにおけるICTをををを活用活用活用活用しししし
たたたた情報連携情報連携情報連携情報連携はははは今後大今後大今後大今後大きくきくきくきく広広広広がっていがっていがっていがってい
くとくとくとくと考考考考えられるえられるえられるえられる。。。。
現在
引用文献リスト 注9
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 30   
Contents
 1.はじめに
 2.在宅医療・介護に関するICT政策動向
 3.急速に普及・拡大するICT
 4.地域包括ケアでのICT利活用
   (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)
 5.まとめ
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(1)多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT
医療系システム 介護系システム
グループウェア系システム
多拠点・多職種間の連携・協働の
ためのICTとして、左図のように、
3つのシステムからのアプローチ
によるICTシステムがあり、現在
は実証トライアルの段階である。
4444....地域包括地域包括地域包括地域包括ケアケアケアケアでのでのでのでのICTICTICTICT利活用利活用利活用利活用
* 高齢者見守り、遠隔医療・介護サービス、業務効率化などのシステムは除く
3333つのつのつのつのシステムシステムシステムシステムからのからのからのからのアプローチアプローチアプローチアプローチ
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(2)今回調査した主なシステム一覧表
(多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)
会社名 システム名 概 要 概 略 費 用 実 績
1 NEC ID-Link 電子カルテベンダーのシーエスアイと共同開発
した地域医療ネットワークサービス「ID-Link」。
北海道の道南地区における地域医療連携シス
テムへの採用実績を基にして製品化された。
(2009年~)
月額利用料を利用規模に応じて2
~8万円に設定。(電子カルテを公
開する医療機関は公開用ゲート
ウェイサーバの導入が別途必要)
長崎県大村市医師会「あじさいネット」
佐世保市医師会*
社団法人鶴岡地区医師会(Net4UとID-Link)*
岡山県「晴れやかネット」○
など
2 富士通 HumanBridge 電子カルテ「HOPEシリーズ」とは独立した新
サービス、クラウド型地域医療連携サービス。
(2011年~)
利用料金は月額10万円から(電
子カルテを公開する医療機関は
連携サーバの導入が別途必要)
岡山県「晴れやかネット」○
など
3 NTT東日本 光タイムライン 長野県松本市の社会医療法人財団慈泉会相澤
病院との実証により開発したもので、松本市周
辺の診療所と1年間にわたるトライアルを実施し
た結果を踏まえて商用化。(2012年~)
病床数400床規模の病院では、機
器の5年保守を含めて「地域連携
モデル」約2,500万円
松本地域(相澤病院はじめ、107診療所、4病院、18
薬局が連携する地域での医療連携体制)など
1 ワイズマン MC.net 自社の電子カルテシステムERに付加し介護施
設やサービス事業者との連携を支援する拡張機
能。自社の介護・福祉システムと連携。
ー ー
2 カナミック
ネットワー
ク
TRITRUS(改) 自社が開発した在宅介護連携システム
「TRITRUS」をベースに独自仕様を加えたシステ
ム。(2012年~)
「在宅医ネットよこはま」では、会
員(年会費1000円、システム利
用料月々1000円)。訪看、介護
事業所は、会員から招待されれば
無料で利用可能。
医療法人ナカノ会 ナカノ在宅医療クリニック*★
柏市(東京大学高齢社会総合研究機構)*
「横浜市在宅療養支援診療所連絡会(通称:在宅医
ネットよこはま)
など
1 富士通 高齢者ケア
クラウド
医療法人社団鉄祐会との東京都北部と宮城県
石巻市の2地域でクラウドを活用した在宅医療・
介護の情報連携に向けた実証実験などにより開
発し商用化。(2013年~)
在宅チームケアSaaS月額7万円~
在宅医支援コンタクトセンターサー
ビス月額10万円~
医療法人社団鉄祐会祐ホームクリニック(在宅医療
専門)△■★
2 エイル EIR 医療法人社団プラタナスが一般的に使われてい
るグループウエアに着目、当該社の協力を得
て、開発した。iPhone、Android専用のアプリあり
(2012年~)
初期登録費用15万円
月額使用料500円×患者数
(利用者数による課金なし)
医療法人社団プラタナス桜新町アーバンクリニック
■★
など
3 サイボウズ サイボウズLive 無料で使えるクラウド型コラボレーションツール。
iPhone、Android専用のアプリあり。(2010年~)
200人/グループまで無料。複数の
グループ作成可。
夕張市立診療所*
釜石市*
医療法人社団鴻鵠会 睦町クリニック★
など
α.医療系
β.介護系
γ.グループウェア系
*:厚生労働省 平成24年度在宅医療連携拠点事業 △:総務省 平成24年度在宅医療・介護情報連携推進事業 ○:県が補助金  ■:紹介ビデオあり  ★事例紹介
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医療系システムからのアプローチ
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α-1.ID-Link(NEC)
月額利用料を利用規模に応じて2~8万円に設定。(電子カルテを公開する医療機関は公開用ゲートウェイサーバ(1,000万円から)の導入が別途必要)
引用文献リスト 注10
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引用文献リスト 注11
サービスセンター
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 36   
α-2A.HumanBridge(富士通)
利用料金は月額10万円から(電子カルテを公開する医療機関は連携サーバ(1,000万円から)の導入が別途必要)
引用文献リスト 注12
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 37   
引用文献リスト 注12
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 38   
α-3.光タイムライン(NTT東日本) 病院や診療所、介護施設などの
複数の施設が保有する特定患
者に関する診療情報を、医療情
報の標準規格「SS-MIX」形式で
ストレージに集約する。
「光タイムライン」ビュワーで日、
月、年単位の時間軸で一覧表
示する。画面をズームイン、ズー
ムアウトすることで時間軸を自
由に変更でき、患者の経過状況
を把握できる。
病床数400床規模の病院では、機器の5年保守を含めて「地域連携モデル」約2,500万円
引用文献リスト 注13
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 39   
入入入入    院院院院
在在在在    宅宅宅宅
引用文献リスト 注13
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現状現状現状現状、、、、医療機関医療機関医療機関医療機関((((病院病院病院病院))))のののの地域医療連携地域医療連携地域医療連携地域医療連携ネットワークシステムネットワークシステムネットワークシステムネットワークシステムはははは、、、、
IDIDIDID----LinkLinkLinkLink((((NEC)NEC)NEC)NEC)ととととHumanBridgeHumanBridgeHumanBridgeHumanBridge((((富士通富士通富士通富士通))))でででで寡占化寡占化寡占化寡占化。。。。
そのそのそのその後後後後をををを、、、、光光光光タイムラインタイムラインタイムラインタイムライン(NTT(NTT(NTT(NTT東日本東日本東日本東日本))))がおっかけがおっかけがおっかけがおっかけ、、、、急速急速急速急速にににに伸張伸張伸張伸張。。。。
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例例例例えばえばえばえば、、、、岡山県岡山県岡山県岡山県
のののの場合場合場合場合
引用文献リスト 注14
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 42   
「おかやま医療情報ネットワーク」(通称:晴れやかネット)
1. 基幹病院を中心とする「囲い込み」のネットワーク(1対n型)ではなく、地域全体のネットワーク
(n対n型)を構築し、医療の質の向上を目指す。
2. 異なるベンダーのシステム同士でも情報交換できるように「標準化」を基本にシステムを構築す
る。
3. ネットワークは、関係団体などで協議会(法人)を組織し運用する。
4. 他県で導入済みの地域医療連携システム(カルテ参照)をまず導入し、その後段階的に機能
の追加・改修を行うこととする。
5. マルチベンダー方式として実績のある「HumanBridge」(富士通)と「ID-LINK」(NEC)の2つのシ
ステムを基本としてシステムを構築する。
6. 地域医療連携サーバーを置き、地域連携クリティカルパス、医療・介護連携機能等を随時、付
加していく 。
 地域医療情報ネットワークの基本方針(岡山県)
「1年間かけて検討し、医療機関に対して説明してきた結果、11月時点で県内170病院のうち40病院が情報開示施設と
して手を挙げ、診療所向け説明会 には237診療所、370人が集まった。そこで最も問題となったのが参加コスト。情報
開示病院に対してはSS-MIX標準化ストレージまたは拡張ストレー ジ構築のために県が4分の3を補助し、閲覧施設に
対しては医師会の補助により入会金は無料としている。しかし、補助金による低減措置が終了した際に、月額利用料
が上がって参加を取りやめるところが出てきた場合、どう対処するかが課題。」 ⇒  【維持コストの課題】
また、「何の情報を開示するかは各医療機関に委ねられており、医療機関ごとに開示項目が異なる状況で有用性は
どうなのか。SS-MIX2を標準仕様としているものの、まだ標準化されていない項目についてどうするか、といった課題
もある。」 ⇒  【運用ルールの課題】
課 題
引用文献リスト 注15
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第32回医療情報学連合大会(2012年11月16日)
経済産業省 医療情報化促進事業 シームレスな地域連携医療WG座長
秋田大学医学部附属病院医療情報部教授
近藤 克幸氏
1.ITを活用した地域連携ネットワークを構築する場合の留意点
 患者、医療機関、運営主体の組織間の関係性と、情報開示・共有における同意のあり
方について、どのような解決方法があるかワーキンググループで検討した結果、個人情
報保護法における共同利用という定義を適用し、共同利用する範囲(機関)を明確化して
患者に告知することでクリアできるという結論を得た。
2.院内の電子カルテと地域連携サーバーの情報の同一性について
 連携システムにのみ情報が入力された場合、診療録の原本性が保たれない。連携情報
も自院の情報として、管理ルールを徹底する必要がある。
1.ITを活用した地域連携ネットワークを構築する場合の留意点
 患者、医療機関、運営主体の組織間の関係性と、情報開示・共有における同意のあり
方について、どのような解決方法があるかワーキンググループで検討した結果、個人情
報保護法における共同利用という定義を適用し、共同利用する範囲(機関)を明確化して
患者に告知することでクリアできるという結論を得た。
2.院内の電子カルテと地域連携サーバーの情報の同一性について
 連携システムにのみ情報が入力された場合、診療録の原本性が保たれない。連携情報
も自院の情報として、管理ルールを徹底する必要がある。
引用文献リスト 注15
既存既存既存既存システムシステムシステムシステムとのとのとのとのIIII////O、O、O、O、業務業務業務業務
フローフローフローフローのののの見直見直見直見直しがしがしがしが必要必要必要必要。。。。
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1.事業開始時に継続性の十分な検討が必要。
 ITを使った地域医療連携の数(日医総研で調査集計中)は、少なくとも170カ所以上
あるが、そのうちの50は停止・継続断念というアンケート結果を紹介。また、技術面だ
けでなく運用時の契約や同意のあり方を十分に検討していく必要がある。
2.これまでの失敗事例から
 ITを用いた医療連携は、これまでの失敗事例から大いに学んだはずで、これから環
境は徐々に整っていくし、新たな留意点も見えてきた。機が熟した今こそ、情報学(学
会)と現場(医師会)とで連携して、ITによる医療連携への取り組みを実現させたい。
1.事業開始時に継続性の十分な検討が必要。
 ITを使った地域医療連携の数(日医総研で調査集計中)は、少なくとも170カ所以上
あるが、そのうちの50は停止・継続断念というアンケート結果を紹介。また、技術面だ
けでなく運用時の契約や同意のあり方を十分に検討していく必要がある。
2.これまでの失敗事例から
 ITを用いた医療連携は、これまでの失敗事例から大いに学んだはずで、これから環
境は徐々に整っていくし、新たな留意点も見えてきた。機が熟した今こそ、情報学(学
会)と現場(医師会)とで連携して、ITによる医療連携への取り組みを実現させたい。
岐阜県医師会副会長 川出 靖彦 氏
1.連携に必要な医療情報について
 ITによるカルテ情報の共有・連携は情報量が多すぎて、重要な情報を見過ごす可能
性もある。サマリー作成は、作業は面倒だが情報連携において有用性が高く、蓄積す
る際の経済効率性も優位にある。診療情報をやり取りする過程で、その患者にかか
わる医療者が協働してサマリーを作っていくことが大切と考える。
1.連携に必要な医療情報について
 ITによるカルテ情報の共有・連携は情報量が多すぎて、重要な情報を見過ごす可能
性もある。サマリー作成は、作業は面倒だが情報連携において有用性が高く、蓄積す
る際の経済効率性も優位にある。診療情報をやり取りする過程で、その患者にかか
わる医療者が協働してサマリーを作っていくことが大切と考える。
引用文献リスト 注15
日本医師会常任理事 石川 広己 氏
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 45   
東京大学大学院情報学環准教授
山本 隆一 氏
1.地域医療介護連携に必要なポイントについて
 地域医療介護連携に必要なポイントは、標準化、共通ID、安全で安価なネットワーク、
処方せん等の電子化(電磁的交付)の4つとし、患者の権利を阻害するようなIDにならな
いように、議論・検討していく必要がある。
2.共通IDについて
 行政や医療機関、医療従事者から見た共通IDは、名寄せをして管理をする際に非常に
リスクが高く、欠点ばかりが目に付く。しかし患者側から見ると、共通IDがあれば、複数の
医療機関に拡散していても、自分の情報がどこにあって誰が扱っているのかが分かる。
また二次医療圏を超えて患者情報を収集するという面では、患者が権利を正当に行使す
る手段として必要になる。患者の権利を阻害するようなIDにならないように、議論・検討し
ていく必要があると訴えた。
1.地域医療介護連携に必要なポイントについて
 地域医療介護連携に必要なポイントは、標準化、共通ID、安全で安価なネットワーク、
処方せん等の電子化(電磁的交付)の4つとし、患者の権利を阻害するようなIDにならな
いように、議論・検討していく必要がある。
2.共通IDについて
 行政や医療機関、医療従事者から見た共通IDは、名寄せをして管理をする際に非常に
リスクが高く、欠点ばかりが目に付く。しかし患者側から見ると、共通IDがあれば、複数の
医療機関に拡散していても、自分の情報がどこにあって誰が扱っているのかが分かる。
また二次医療圏を超えて患者情報を収集するという面では、患者が権利を正当に行使す
る手段として必要になる。患者の権利を阻害するようなIDにならないように、議論・検討し
ていく必要があると訴えた。
引用文献リスト 注15
スタークホルダー間の利害
関係の調整要。
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 46   
介護系システムからのアプローチ
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 47   
β-2.TRITRUS(改) (カナミックネットワーク)
「在宅医ネットよこはま」では、会員(年会費1000円、システム利用料月々1000円)。訪看、介護事業所は、会員から招待されれば無料で利用可能。
 医師、訪看、ケアマネ・介
護事業所が、クラウドシステ
ム上に設けられた「患者部
屋」に、それぞれの医療・介
護情報をPCや携帯端末か
ら随時更新し、情報の共有
を図るもので、更新が入る
度に登録された関係者にメー
ルで更新情報が届く仕組み
になっている。
 患者部屋を開設できるの
は医師・歯科医師のみで、
関係する訪看や介護事業所
は医師から招待されること
で、情報のやりとりが可能と
なる。
引用文献リスト 注19
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 48   
システム内に「利用者の部
屋」(コミュニティ)を作成し、
その中に掲示板を置くことが
できます。
法人内外を問わず、まずは
この部屋に参加する人を決
定し、部屋の中に掲示板(ケ
アレポート・情報共有)を作
ります。
さらに各掲示板を見ることが
できる参加者を、部屋の参
加者の中から選択します。
システムシステムシステムシステムののののイメージイメージイメージイメージ図図図図
引用文献リスト 注20
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 49   
ID,パスワードによるログイ
ン後、「コミュニティ」アイコン
をクリックします。
引用文献リスト 注20
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 50   
利用者コミュニティ画面が表
示されます。
ご自分が参加している利用
者コミュニティが表示されま
す。
利用者コミュニティの名称は、
通常『○○ ○○さんの部屋』
となっております。
表示したいご利用者様の部
屋をクリックします。
引用文献リスト 注20
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 51   
ご利用者様の部屋をクリック
するとケアレポート一覧が表
示されます。
ケアレポートをクリックすると
内容を見たり、書き込みを行っ
たりすることができます。
引用文献リスト 注20
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 52   
引用文献リスト 注20
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 53   
事例:厚生労働省 平成24年度在宅医療連携拠点事業
医療法人ナカノ会 ナカノ在宅医療クリニック (鹿児島市)
医師 常勤  4名
   非常勤  3名
ケアマネ    1名
事務      6名
ナカノ訪問看護ステーション
看護師    12名
理学療法士   2名
事務      1名
引用文献リスト 注21
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 54   
引用文献リスト 注22
厚生労働省 平成24年度在宅医療連携拠点事業成果報告会(平成25年3月23日)資料から抜粋
ナカノ訪問看護ステーション
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 55   引用文献リスト 注22
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 56   
引用文献リスト 注22
公的機関公的機関公的機関公的機関((((行政行政行政行政、、、、医師会医師会医師会医師会
などなどなどなど))))をををを巻巻巻巻きききき込込込込みみみみ進進進進めるこめるこめるこめるこ
とがとがとがとがポイントポイントポイントポイントですですですです。。。。
相互理解相互理解相互理解相互理解のののの場場場場をををを設設設設
けることがけることがけることがけることが必要必要必要必要ですですですです。。。。
啓蒙活動啓蒙活動啓蒙活動啓蒙活動もももも重要重要重要重要。。。。
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 57   
引用文献リスト 注22
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 58   
引用文献リスト 注22
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 59   
引用文献リスト 注22
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 60   
引用文献リスト 注22
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 61   
引用文献リスト 注22
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 62   
引用文献リスト 注22
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 63   
グループウェア系システムからのアプローチ
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 64   
γ-1.高齢者ケアクラウド(富士通)
クラウドを活用した在宅医療・介護の多職種間情報連携の実証実験
総務省 平成24年度在宅医療・介護情報連携推進事業
祐ホームク
リニック
祐ホームクリ
ニック 石巻
引用文献リスト 注16
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 65   
共有する情報項目を定めるとともに、そのための情報連携基盤を構築し、多職種間で情報共有
を行います。在宅医療・介護従事者は、モバイル端末を通して情報の入力や参照を行います。
引用文献リスト 注16
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 66   
多職種(医師、看護師、薬剤師、ケアマネジャー、
介護士など)による協働支援
「高齢者ケアクラウド」商品体系
夜間休日の電話受付対応を行う専用のコンタクトセンター
引用文献リスト 注16
富士通
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 67   
「在宅医支援コンタクトセンターサービス」
専門のトレーニングを受けた看護師を常駐させ、夜間休日の電話受付対応を行う専用のコンタクトセ
ンターを設置。患者や家族からの連絡に対し、適切に受け付けることで、家族の不安や多忙な医師・
スタッフの負担を少しでも軽減することを実現するサービス。
価格は初期費用10万円、月額利用料は患者数50人で10万円を基本とし、以後患者50名追加ごとに5万円。
引用文献リスト 注16
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 68   
「在宅チームケアSaaS」
「在宅チームケアSaaS」では、多職種(医師、看護師、薬剤師、ケアマネジャー、介護士など)間でケ
アに必要となる共通指標(身体状況、生活状況)・スケジュール・メッセージなどをクラウド上で共有す
ることで、チームのメンバーはいつでもどこでも必要となる最新の情報を確認することができる。
初期費用30万円。
月額利用料は10テナントで7万円、追加は10テナントあたり3万円を予定。テナントは在宅医療施設、介護士、
薬剤師、ケアマネージャーなどの事業者を指し、10テナントは10の事業者間で情報を共有できる。
患者に関する情報を関係
者に発信し、確認・返信す
ることが出来る
医師・薬剤師・訪問看護師・ケアマネジャー・ホームヘ
ルパーで共有すべき項目を限定し連続的に情報を共
有。患者毎にしきい値を設定し、しきい値を超えたら
各職種にメッセージを通知
各職種のスケジュールを一
括して確認。
突然のスケジュール変更を
関係者間で把握。
引用文献リスト 注16
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 69   
事例:総務省 平成24年度在宅医療・介護情報連携推進事業
引用文献リスト 注17
総務省 医療ICTシンポジウム「地域医療情報連携への期待と今後に向けた展望」(平成25年3月14日)資料から抜粋
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 70   
引用文献リスト 注17
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 71   
引用文献リスト 注17
むとう しんすけ
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 72   
引用文献リスト 注17
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 73   
注
((((アアアア))))
((((イイイイ))))
次次次次ページページページページ参照参照参照参照
引用文献リスト 注17
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 74   
0.医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン(厚生労働省)
引用文献リスト 注7
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 75   
入力端末(タブレット)画面
引用文献リスト 注17
選択
選択
選択
選択
クリック
文字入力文字入力文字入力文字入力をををを極力減極力減極力減極力減らしているらしているらしているらしている。。。。
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引用文献リスト 注17
以前入力し
たデータを
再利用 選択
選択
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 77   
医療法人社団鉄祐会 祐ホームクリニック(在宅医療専門)
総務省 平成24年度在宅医療・介護情報連携推進事業
引用文献リスト 注18
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 78   
引用文献リスト 注17
電子電子電子電子カルテカルテカルテカルテとととと同様同様同様同様なななな課題有課題有課題有課題有。。。。
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 79   
引用文献リスト 注17
既存既存既存既存システムシステムシステムシステムとのとのとのとのIIII////O、O、O、O、業務業務業務業務
フローフローフローフローのののの見直見直見直見直しがしがしがしが必要必要必要必要。。。。
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 80   
引用文献リスト 注17
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 81   
γ-2.EIR (エイル)
 各職種によって専用の入
力フォームがあり,観察項
目に沿って入力しやすいよう
に配慮されている。記録は
時系列に配列され,重要や
至急,通常などのタグをつ
けることで,情報の重要度を
分類できる。
 写真やPDFなどのファイル
を添付することが可能なた
め,褥瘡(じょくそう)の経過
を写真で追うこともできる。
初期登録費用15万円、月額使用料500円×患者数、(利用者数による課金なし)
地域医療支援システム「EIR」の概念図
患者様の情報・訪問メモ・スケジュールなどのデータを、訪問看護・訪問介護に携わる様々な職種間で
共有できます。パソコンがない訪問先などでは、iPhoneや携帯から情報を登録し、クリニック内にいるド
クターがリアルタイムに症状を把握することができる。
引用文献リスト 注23
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 82   
機能一覧
患者登録
訪問メモ登録
訪問看護指示書
訪問看護報告書
紹介状(診療情報提供書)
スケジュール管理
お知らせ
1. 患者Aさんの仙骨部に褥瘡があることをヘルパーが発見した。その状況を皆に知らせるため
携帯で写真を撮り,EIRにアップする。
2. その画像を見た訪問看護師が次の訪問時に状態を観察。在宅医へ報告し,洗浄や軟膏処置,
適切なドレッシング剤の検討を重ねる。
3. こういった訪問看護師と在宅医とのやりとりをケアマネジャーが把握することで,適切な福祉用
具やエアマット導入へのスムーズな対応が可能となる。
4. また,日々必要なケアへの注意事項や処置指導内容をEIR上に残しておくと,ヘルパーや家
族皆が把握でき,ケアが統一され,その場にいないヘルパーにも容易に伝達することが可能
だ。褥瘡に関する処置の手順をビデオ撮影しEIRにアップしておけば,たとえ手順がわからなく
なってしまっても,振り返り学ぶことが可能となる。
引用文献リスト 注23
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 83   
事例:医療法人社団プラタナス桜新町アーバンクリニック
医者
常勤・非常勤を
合わせて45人
引用文献リスト 注24
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 84   
引用文献リスト 注24
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 85   
引用文献リスト 注24
ITによるカルテ情報の共有・連携は情報量が多すぎて、重要な情報を見過ごす可能性もある。サ
マリー作成は、作業は面倒だが情報連携において有用性が高く、蓄積する際の経済効率性も優
位にある。川出靖彦氏(岐阜県医師会副会長)
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 86   
引用文献リスト 注24
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 87   
引用文献リスト 注25
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 88   
引用文献リスト 注25
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 89   
医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック
引用文献リスト 注23
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 90   
引用文献リスト 注25
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 91   
γ-3.サイボウズLive (サイボウズ)
無料で使えるクラウド型コラボレーションツール。iPhone、Android専用のアプリあり。
200人/グループまで無料。複数のグループ作成可。(データ容量は1GB/グループまで無料)
グループの主な機能
【【【【共有共有共有共有フォルダフォルダフォルダフォルダ】】】】
1グループにつき、1Gバイトまで無料でファイルを保存可能。
Microsoft Officeの文書はもちろん、画像やテキストファイル、
PhotoshopやIllustratorなどのファイルもアップロードできます。
1ファイルあたり25Mバイトまでをアップできるため、メールに
添付しにくいサイズのファイルも簡単に共有できます。
【【【【掲示板掲示板掲示板掲示板 】】】】
掲示板のコメント欄でメンバーとディスカッションできます。テー
マごとにトピックを作れば、複数の議論が並行しても、混乱す
ることなく同時に議論を進めることが可能です。本文を他のメ
ンバーと共同で編集したり、トピック全体を一覧表示したり、
Wikiのような使い方が可能です。
【【【【イベントイベントイベントイベント】】】】
プロジェクトのイベントやスケジュールを登録してメンバーと共
有できます。カレンダー形式で閲覧できるから今後の予定が
一目瞭然。プロジェクトメンバー全員に重要なイベントの日付
を周知できます。iCalendar出力機能によって、Googleカレン
ダーなど他のカレンダーソフトで登録された予定を閲覧するこ
とも可能です。
【【【【 ToDoリストリストリストリスト】】】】
メンバーとToDoを共有できます。「いつまでに誰が何をやるの
か」「どの作業が完了していないのかといった、口頭やメール
でのやりとりでうやむやになりがちな役割分担をしっかり共有
できます。登録したToDoは担当者のカレンダーに表示される
ため、ToDoの実施もれを防ぐことができます。
【【【【リンクリンクリンクリンク集集集集 】】】】
グループのトップページで、よく利用するWebサイトのリンクを
共有できます。
【【【【グループグループグループグループ内検索内検索内検索内検索 】】】】
グループ内の投稿を検索できます。グループ内を横断的に検
索できるので、求める情報を簡単に探すことが可能です。
グループの主な機能
【【【【共有共有共有共有フォルダフォルダフォルダフォルダ】】】】
1グループにつき、1Gバイトまで無料でファイルを保存可能。
Microsoft Officeの文書はもちろん、画像やテキストファイル、
PhotoshopやIllustratorなどのファイルもアップロードできます。
1ファイルあたり25Mバイトまでをアップできるため、メールに
添付しにくいサイズのファイルも簡単に共有できます。
【【【【掲示板掲示板掲示板掲示板 】】】】
掲示板のコメント欄でメンバーとディスカッションできます。テー
マごとにトピックを作れば、複数の議論が並行しても、混乱す
ることなく同時に議論を進めることが可能です。本文を他のメ
ンバーと共同で編集したり、トピック全体を一覧表示したり、
Wikiのような使い方が可能です。
【【【【イベントイベントイベントイベント】】】】
プロジェクトのイベントやスケジュールを登録してメンバーと共
有できます。カレンダー形式で閲覧できるから今後の予定が
一目瞭然。プロジェクトメンバー全員に重要なイベントの日付
を周知できます。iCalendar出力機能によって、Googleカレン
ダーなど他のカレンダーソフトで登録された予定を閲覧するこ
とも可能です。
【【【【 ToDoリストリストリストリスト】】】】
メンバーとToDoを共有できます。「いつまでに誰が何をやるの
か」「どの作業が完了していないのかといった、口頭やメール
でのやりとりでうやむやになりがちな役割分担をしっかり共有
できます。登録したToDoは担当者のカレンダーに表示される
ため、ToDoの実施もれを防ぐことができます。
【【【【リンクリンクリンクリンク集集集集 】】】】
グループのトップページで、よく利用するWebサイトのリンクを
共有できます。
【【【【グループグループグループグループ内検索内検索内検索内検索 】】】】
グループ内の投稿を検索できます。グループ内を横断的に検
索できるので、求める情報を簡単に探すことが可能です。
引用文献リスト 注26
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 92   
 グループをいくつもつくるこ
とができ、各グループ毎に
参加メンバーの構成を任意
に変えることが出来る。
 グループ単位に独立して、
以下の機能が使える。
【共有フォルダ】
【掲示板 】
【イベント】
【 ToDoリスト】
【リンク集 】
【グループ内検索 】
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 93   
神奈川県横浜市の「医療法人 鴻鵠会 睦町ク
リニック」は2010年4月、サイボウズの「サイボ
ウズLive」を導入し、在宅医療・介護に従事す
るスタッフ間の情報共有。
1111患者患者患者患者1111グループグループグループグループ⇒⇒⇒⇒患者名患者名患者名患者名ををををグループグループグループグループ名名名名
参加参加参加参加メンバーメンバーメンバーメンバーはははは係係係係わるわるわるわるスタッフスタッフスタッフスタッフのみのみのみのみ
引用文献リスト 注27
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 94   
グループ名⇒患者名
閲覧、書き込みはグループ
(患者)に参加登録している
スタッフのみ。
引用文献リスト 注28
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 95   
サイボウズLive 利用規約
第13条 (保証の制限)
サイボウズは、本規約に同意されたお客様が本サービスにアクセスしてコンテンツを投稿することを許諾することがあ
りますが、本サービスの内容や確実な提供、アクセス結果、情報のセキュリティ(お客様が本サービスのご利用の際に登
録したデータの全部および一部が漏洩・破損)などにつきましては、理由の如何に関わらずそれら一切の保証は行いま
せん。
本サービスの正式版または後継版がリリースされる場合であっても、本サービスからのデータ等の移行が完全に問題
なくなされることならびにサイボウズが移行について助言および支援することについて一切の保証を行いません。
投稿情報を含むコンテンツについては、データの保存、複製その他お客様による任意の利用方法に関して必要な法的
権利を有しているかどうかを含め、その内容の信頼性、正確性、有用性(有益性)、完全性などにつきまして、サイボウズ
は一切保証いたしません。
第16条 (本サービスの変更・終了)
サイボウズは、本サービスの内容を、お客様への事前の通知なくして変更することがありますが、お客様はそれに同
意するものとし、それにより投稿情報を含むコンテンツが削除されることおよび閲覧できなくなること、特定のサービスが
利用できなくなること、その他、お客様に不利益または損害が発生したとしても、サイボウズは一切その責を負わないも
のとします。
サイボウズは本サービスを、お客様に対する事前の予告なくして停止または廃止することができます。サイボウズが本
サービスを停止または廃止した場合には、サイボウズはお客様に対して一切の損害賠償等の責を負わないものとします。
本サービスの終了により、お客様により投稿された投稿情報を削除する場合があります。
第13条 (保証の制限)
サイボウズは、本規約に同意されたお客様が本サービスにアクセスしてコンテンツを投稿することを許諾することがあ
りますが、本サービスの内容や確実な提供、アクセス結果、情報のセキュリティ(お客様が本サービスのご利用の際に登
録したデータの全部および一部が漏洩・破損)などにつきましては、理由の如何に関わらずそれら一切の保証は行いま
せん。
本サービスの正式版または後継版がリリースされる場合であっても、本サービスからのデータ等の移行が完全に問題
なくなされることならびにサイボウズが移行について助言および支援することについて一切の保証を行いません。
投稿情報を含むコンテンツについては、データの保存、複製その他お客様による任意の利用方法に関して必要な法的
権利を有しているかどうかを含め、その内容の信頼性、正確性、有用性(有益性)、完全性などにつきまして、サイボウズ
は一切保証いたしません。
第16条 (本サービスの変更・終了)
サイボウズは、本サービスの内容を、お客様への事前の通知なくして変更することがありますが、お客様はそれに同
意するものとし、それにより投稿情報を含むコンテンツが削除されることおよび閲覧できなくなること、特定のサービスが
利用できなくなること、その他、お客様に不利益または損害が発生したとしても、サイボウズは一切その責を負わないも
のとします。
サイボウズは本サービスを、お客様に対する事前の予告なくして停止または廃止することができます。サイボウズが本
サービスを停止または廃止した場合には、サイボウズはお客様に対して一切の損害賠償等の責を負わないものとします。
本サービスの終了により、お客様により投稿された投稿情報を削除する場合があります。
クラウドクラウドクラウドクラウド・・・・サービスサービスサービスサービスのののの有償有償有償有償・・・・無償無償無償無償にににに関関関関らずらずらずらず、「、「、「、「利用規約利用規約利用規約利用規約」」」」をををを
チェックチェックチェックチェックしししし、、、、潜在的潜在的潜在的潜在的ななななリスクリスクリスクリスクをををを認識認識認識認識することがすることがすることがすることが重要重要重要重要!!!!
引用文献リスト 注26
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 96   
内   容 対応するJIS要求項目
① 利用範囲の明確化 クラウドサービスでどの業務、どの情報を扱うかを検討し、業務の切り分けや運用ルール
の設定を行いましたか?
3.3.1 個人情報の特定
3.3.3 リスクなどの認識、分析及び対策
② サービスの種類とコスト 業務に合うクラウドサービスを選定し、コストについて確認しましたか? ー
③ 扱う情報の重要度 クラウドサービスで取扱う情報の管理レベルについて確認しましたか? 3.3.1 個人情報の特定
3.3.3 リスクなどの認識、分析及び対策
④ ポリシーやルールとの整合性 セキュリティ上のルールとクラウドサービスの活用の間に矛盾や不一致が生じませんか? 3.3.2 法令、国が定める指針その他の規範
3.3.5 内部規定
⑤ 利用管理担当者 クラウドサービスの特徴を理解した担当者を社内に確保しましたか?
⑥ ユーザ管理 クラウドサービスのユーザについて適切に管理できますか?
⑦ パスワード パスワードの適切な設定・管理は実施できますか?
⑧ データの複製 サービス停止等に備えて、重要情報を手元に確保して必要なときに使えるための備えは
ありますか?
⑨ 事業者の信頼性 クラウドサービスを提供する事業者は信頼できる事業者ですか?
⑩ サービスの信頼性 サービスの稼働率、障害発生頻度、障害時の回復目標時間などのサービスレベルは示さ
れていますか?
⑪ セキュリティ対策 クラウドサービスにおけるセキュリティ対策が具体的に公開されていますか?
⑫ 利用者サポート サービスの使い方がわからないときの支援(ヘルプデスクやFAQ)は提供されています
か?
⑬ 利用終了時のデータの確保 サービスの利用が終了したときの、データの取扱い条件について確認しましょう。
⑭ 契約条件の確認 一般的契約条件の各項目について確認しましょう。
マネジメント要件
3.4.3.2 安全管理措置
3.4.3.4 委託先の監督
[A]
クラウ
ドサー
ビスの
利用
範囲に
ついて
[B]
クラウ
ドサー
ビスの
利用
準備に
ついて
[C]
クラウ
ドサー
ビスの
提供
条件
等につ
いて
クラウドサービス利用のチェックポイント
以下、ご参考まで。(私の講義資料「クラウドサービス利用における個人情報保護マネジメントシステムについて」より抜粋。)
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 97   
【【【【地域医療地域医療地域医療地域医療】】】】
αααα. 医療系医療系医療系医療系ICTICTICTICT
地 域
施 設
医 療 介 護
かかりつけかかりつけかかりつけかかりつけ医医医医
在支診在支診在支診在支診
病 院
急性期
病 院
亜急性期
訪問看護
ステーション
訪問介護
事業所居宅介護
支援事業所
訪問
薬局
ショート
ステイ
デイ
ケア
介護老人
福祉施設
介護老人
保健施設
  【  【  【  【地域包括地域包括地域包括地域包括ケアケアケアケア】】】】
ββββ. 介護系介護系介護系介護系ICTICTICTICT
γγγγ.グループウェアグループウェアグループウェアグループウェア系系系系ICTICTICTICT
病 院
回復期
身体身体身体身体のののの中中中中のののの病態像病態像病態像病態像
にににに着目着目着目着目しししし、、、、本人本人本人本人のののの疾疾疾疾
病改善病改善病改善病改善をををを重視重視重視重視
国際疾病分類国際疾病分類国際疾病分類国際疾病分類(ICD(ICD(ICD(ICD))))
日常生活日常生活日常生活日常生活のののの障害障害障害障害にににに
着目着目着目着目しししし、、、、本人本人本人本人のののの気持気持気持気持
ちやちやちやちや生活生活生活生活のののの質質質質をををを重重重重
視視視視
国際生活機能分類国際生活機能分類国際生活機能分類国際生活機能分類
(ICF)(ICF)(ICF)(ICF)
病 院
在支病
病 院
長期療養
医療から介護へ、施設から在宅へ
キープレイヤー
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 98   
海外事例海外事例海外事例海外事例::::エストニアエストニアエストニアエストニア共和国共和国共和国共和国
1.面積 4.5万km2(日本の約9分の1)
2.人口 約129万人(2013年1月)
3.首都 タリン
4.言語 エストニア語
5.その他 医学部は1つしかなく、医師不足が深刻な状況。
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 99   
1991年 ソ連(当時)から独立。国策としてIT環境の整備開始。
2012年  「国民IDカード」(ICカード、国民の約90%)
1.個人情報は、ID番号とリンクして、インターネット上の電子行政サー
ビス「X-road」に一元的に管理される。国民は、自宅のパソコンな
どからX-road上に保管されたデータを閲覧したり、電子選挙のほ
か、所得税の申告、公共交通サービス料金の支払いなど、さまざ
まな行政手続きを行ったりすることができる。
2.複数の医療機関で得られた患者の情報を、インターネット上の1
つのデータバンク( Electronic Health Record(EHR))に統合さ
せ、医師は、統合された情報にアクセスすることで、患者の過去
の検査結果などを参照できるほか、緊急時には、患者のIDカード
を使って、血液型やアレルギーの有無、受診歴や服薬歴、妊娠
の有無などを確認することもできる。また、患者自身もEHRにアク
セスすることで、受診歴や服薬歴を確認することができる。
1991年 ソ連(当時)から独立。国策としてIT環境の整備開始。
2012年  「国民IDカード」(ICカード、国民の約90%)
1.個人情報は、ID番号とリンクして、インターネット上の電子行政サー
ビス「X-road」に一元的に管理される。国民は、自宅のパソコンな
どからX-road上に保管されたデータを閲覧したり、電子選挙のほ
か、所得税の申告、公共交通サービス料金の支払いなど、さまざ
まな行政手続きを行ったりすることができる。
2.複数の医療機関で得られた患者の情報を、インターネット上の1
つのデータバンク( Electronic Health Record(EHR))に統合さ
せ、医師は、統合された情報にアクセスすることで、患者の過去
の検査結果などを参照できるほか、緊急時には、患者のIDカード
を使って、血液型やアレルギーの有無、受診歴や服薬歴、妊娠
の有無などを確認することもできる。また、患者自身もEHRにアク
セスすることで、受診歴や服薬歴を確認することができる。
引用文献リスト 注28
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 100   
1.限られたリソースで、いかに国民の健康や生活を効率的に維持していくのか―。
エストニアでは、国民にID 番号を配布し、インターネット上で運用できるシステム
を構築することが、その答えだった。医療だけでなく、さまざまなサービスをX-
roadに一本化させたのが、エストニアなのです。
2.理屈として、日本でもIT化による効率化によって医療費を抑えるということはでき
るのでしょうが、システム構築に公費を投じるのであれば、国民が「税金を上げ
てでもIT化してほしい」と思えるほどのものでないと、うまくいかないのではないで
しょうか。エストニアのX-roadは国民にもメリットが分かりやすいですよね。
3.今、日本で「電子カルテになってよかった」と思っている患者がどのくらいいるで
しょう。むしろ、医師がパソコンの方ばかり向いて、患者の顔を見てくれないとい
う不満の声すらありますよね。IT化によって、どういうことをしたいのか。どんな社
会を目指すのか―。日本に足りていないのは、こういう視点ではないでしょうか。
1.限られたリソースで、いかに国民の健康や生活を効率的に維持していくのか―。
エストニアでは、国民にID 番号を配布し、インターネット上で運用できるシステム
を構築することが、その答えだった。医療だけでなく、さまざまなサービスをX-
roadに一本化させたのが、エストニアなのです。
2.理屈として、日本でもIT化による効率化によって医療費を抑えるということはでき
るのでしょうが、システム構築に公費を投じるのであれば、国民が「税金を上げ
てでもIT化してほしい」と思えるほどのものでないと、うまくいかないのではないで
しょうか。エストニアのX-roadは国民にもメリットが分かりやすいですよね。
3.今、日本で「電子カルテになってよかった」と思っている患者がどのくらいいるで
しょう。むしろ、医師がパソコンの方ばかり向いて、患者の顔を見てくれないとい
う不満の声すらありますよね。IT化によって、どういうことをしたいのか。どんな社
会を目指すのか―。日本に足りていないのは、こういう視点ではないでしょうか。
東京大学政策ビジョン研究センター
 教授 秋山 昌範 氏
引用文献リスト 注28
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 101   
Contents
 1.はじめに
 2.在宅医療・介護に関するICT政策動向
 3.急速に普及・拡大するICT
 4.地域包括ケアでのICT利活用
   (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)
 5.まとめ
Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 102   
        現在現在現在現在、「、「、「、「多拠点多拠点多拠点多拠点、、、、多職種連携多職種連携多職種連携多職種連携ICT」ICT」ICT」ICT」はははは実証実証実証実証トライアルトライアルトライアルトライアルのののの段階段階段階段階でありでありでありであり、、、、今後多今後多今後多今後多くのくのくのくのメーカーメーカーメーカーメーカーがががが参入参入参入参入しししし
色色色色々々々々ななななクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスがががが提供提供提供提供されるとされるとされるとされると思思思思われるがわれるがわれるがわれるが、、、、以下以下以下以下のののの事項事項事項事項をををを注意注意注意注意するするするする必要必要必要必要がありますがありますがありますがあります。。。。
((((1111))))クラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスのののの選定選定選定選定についてについてについてについて
    システムシステムシステムシステムのののの操作性操作性操作性操作性、、、、コストコストコストコストなどになどになどになどに注視注視注視注視しそれらのみでしそれらのみでしそれらのみでしそれらのみで決決決決めずめずめずめず、、、、既存既存既存既存システムシステムシステムシステムとのとのとのとのIIII////O、O、O、O、業務業務業務業務フローフローフローフロー
のののの見直見直見直見直しとしとしとしと共共共共にににに、、、、前述前述前述前述のののの「「「「クラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービス利用利用利用利用ののののチェックポイントチェックポイントチェックポイントチェックポイント」」」」のののの視点視点視点視点でででで総合的総合的総合的総合的なななな((((抜抜抜抜けけけけ漏漏漏漏れれれれ
のののの無無無無いいいい))))評価選定評価選定評価選定評価選定することがすることがすることがすることが重要重要重要重要ですですですです。。。。
((((2222))))クラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスのののの運用運用運用運用についてについてについてについて
①①①①運用運用運用運用ルールルールルールルールのののの策定策定策定策定とととと周知周知周知周知
    システムシステムシステムシステム運用管理運用管理運用管理運用管理ややややトラブルトラブルトラブルトラブル時時時時のののの責任責任責任責任のののの所在所在所在所在、、、、本人本人本人本人へのへのへのへの同意手順同意手順同意手順同意手順などなどなどなど、、、、運用運用運用運用ルールルールルールルールをををを決決決決めめめめ、、、、連連連連
携範囲内携範囲内携範囲内携範囲内でででで従事従事従事従事するするするする方方方方々々々々へのへのへのへの周知徹底周知徹底周知徹底周知徹底がががが不可欠不可欠不可欠不可欠ですですですです。。。。
②②②②連携間連携間連携間連携間のののの組織風土組織風土組織風土組織風土のののの醸成醸成醸成醸成
    医療医療医療医療とととと介護介護介護介護のののの言語言語言語言語のののの違違違違いをいをいをいを解消解消解消解消するするするする為為為為、、、、相互理解相互理解相互理解相互理解のののの場場場場をををを設設設設けることがけることがけることがけることが必要必要必要必要ですですですです。。。。
③③③③教育教育教育教育
    個人情報個人情報個人情報個人情報・・・・患者患者患者患者プライバシープライバシープライバシープライバシーのののの保護保護保護保護にににに関関関関するするするする教育教育教育教育
    ICTICTICTICTリテラシーリテラシーリテラシーリテラシー向上向上向上向上のののの教育教育教育教育
5555....まとめまとめまとめまとめ
4項目
地域包括ケアにおけるICT利活用について
地域包括ケアにおけるICT利活用について
地域包括ケアにおけるICT利活用について

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地域包括ケアにおけるICT利活用について

  • 1. 在宅高齢者向在宅高齢者向在宅高齢者向在宅高齢者向けのけのけのけの 地域包括地域包括地域包括地域包括ケアケアケアケアにおけるにおけるにおけるにおけるICTICTICTICT利活用利活用利活用利活用についてについてについてについて ((((公社公社公社公社))))日本医業経営日本医業経営日本医業経営日本医業経営コンサルタントコンサルタントコンサルタントコンサルタント協会協会協会協会・・・・大阪支部大阪支部大阪支部大阪支部    継続研修編継続研修編継続研修編継続研修編 ((((2013.05.08.2013.05.08.2013.05.08.2013.05.08.    10101010::::00000000~ ~ ~ ~ ヒルトンヒルトンヒルトンヒルトン大阪大阪大阪大阪)))) 代表取締役代表取締役代表取締役代表取締役    小川敏治小川敏治小川敏治小川敏治 Ver Ver Ver Ver 1111....0000 【多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT】 * 地域包括ケアと在宅医療研究会(近畿地区連絡協議会)が発足しました。オフライン(2013年3月から毎月第1土曜日、新大阪貸会議室、15:00~17:00)、 オンライン(コラボレーションツール「サイボウズLive」)で検討しています。本資料は当該研究会活動の一環として取り組んだ調査報告です。
  • 2. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 1    Contents  1.はじめに  2.在宅医療・介護に関するICT政策動向  3.急速に普及・拡大するICT  4.地域包括ケアでのICT利活用    (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)  5.まとめ        別紙:引用文献リスト 注.他の文献からの引用は、このように影付きの黒線枠で囲むと共に、脚注をつけて引用文献リスト(別紙)に記載しました。 注.他の文献からの引用は、このように影付きの黒線枠で囲むと共に、脚注をつけて引用文献リスト(別紙)に記載しました。
  • 3. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 2    Contents  1.はじめに  2.在宅医療・介護に関するICT政策動向  3.急速に普及・拡大するICT  4.地域包括ケアでのICT利活用    (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)  5.まとめ
  • 4. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 3    1111....はじめにはじめにはじめにはじめに 2025年のあるべき医療と介護の姿が、社会保障制度改革国民会議で議論が進 んでいます。 平成24年度の診療・介護報酬の同時改定における重点課題として、 (1)医療と介護の役割分担の明確化 (2)地域における連携体制の強化の推進 (3)地域生活を支える在宅医療等の充実 (4)地域包括ケアシステムの構築、など・・・・・・・・・・・ があげられ、「機能強化型在宅療養支援診療所・病院」が設置されるなど、在宅医 療・訪問看護や医療・介護連携の促進と充実に手厚く配分がなされました。 また、内閣官房の「社会保障・税一体改革」に基づき、厚生労働省、総務省、経済 産業省がそれぞれ地域連携の強化と、施設から在宅への流れを推進すべく、様々な 施策を計画・実施しています。 在宅分野は、今後の日本の医療・介護分野において最も重点的に取り組まれるで あろうテーマといえます。
  • 5. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 4    一方、在宅の現場では、24時間365日、患者の生活の視点に立った多職種の連 携や多拠点間の連携を手探りで行っている状況であり、機器、機材の利用が不便な 在宅医療・介護現場ではもっぱらノートに手書きで記録が行われている場合が多い と思います。 モバイル機器の導入がなかなか進みませんでしたが、ここ1~2年で急速に普及し つつあるスマートフォンやタブレット端末の登場、クラウドサービスの浸透により、在 宅分野におけるICTを利活用した情報連携は、今後大きく広がっていくと考えられま す。 今回、在宅医療・介護の品質向上や情報共有の簡素化・効率化によるコラボレー ションに資する「ICTの利活用」、特に「多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT」 に焦点を当て調査しました、在宅医療・介護に関するICT政策動向、在宅の現場での ICT利活用の状況などを報告させて頂き、最後に当該ICT導入で押さえて頂きたいこ とをまとめとして編集してますので、皆様のご参考になれば、幸いです。 注.ICT(Information and Communication Technology) ネットワーク通信による情報・知識の共有が念頭に置かれた表現で、IT(Information Technology)の「情報」に加えて「コミュニケーション」(共同)性が 具体的に表現されている点に特徴があります。)
  • 6. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 5    社会保障と税の一体改革関連法案の成立(2012年8月10日) • 消費税率(現在5% )を、14年4月⇒ 8%、  15年10月⇒ 10%に引き上げることなどを  盛り込んだ。 • その背景は・・・    ⇒ 団塊世代の高齢化と、       激増する社会保障給付費問題 社会保障制度改革国民会議(2012年11月30日~)  2025年へ向けて、医療・介護のグランドデザインの議論  注.社会保障制度改革国民会議   社会保障制度改革推進法(平成24年法律第64号)に基づき、社会保障制度改革を行うために必要な事項を審議するため、内閣に設置されて います。 【内閣官房:社会保障・税の一体改革】
  • 7. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 6    厚生労働省 医政局:在宅医療・介護あんしん2012 引用文献リスト 注1
  • 8. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 7    引用文献リスト 注1
  • 9. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 8    引用文献リスト 注1 「医療から介護へ、施設から在宅へ」を目的として
  • 10. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 9    「「「「多拠点多拠点多拠点多拠点・・・・多職種多職種多職種多職種 間間間間のののの連携連携連携連携、、、、協働協働協働協働 のためののためののためののためのICT」ICT」ICT」ICT」にににに 焦点焦点焦点焦点をををを当当当当てててて調査調査調査調査 しましたしましたしましたしました。。。。 引用文献リスト 注1 5555項目項目項目項目のののの検証検証検証検証
  • 11. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 10    Contents  1.はじめに  2.在宅医療・介護に関するICT政策動向  3.急速に普及・拡大するICT  4.地域包括ケアでのICT利活用    (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)  5.まとめ
  • 12. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 11    (1)高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部) 注.高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)   情報通信技術(IT)の活用により世界的規模で生じている急激かつ大幅な社会経済構造の変化に適確に対応することの緊要性にかんがみ、高度情 報通信ネットワーク社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進するために、平成13年1月、内閣に設置されました。 2222....在宅医療在宅医療在宅医療在宅医療・・・・介護介護介護介護にににに関関関関するするするするICTICTICTICT政策動向政策動向政策動向政策動向 経済産業省 総務省 文部科学省 産業育成 通信業界育成 先端科学技術振興 IT戦略本部 医療情報化に関す るタスクフォース ICT
  • 13. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 12    (2)医療情報化に関するタスクフォース(4テーマ) 1. 「どこでもMY病院」(自己医療・健康情報活用サービス)構想の実現 2. シームレスな地域連携医療の実現 3. レセプト情報等の活用による医療の効率化 4. 医療情報データベースの活用による医薬品等安全対策の推進 1. 「どこでもMY病院」(自己医療・健康情報活用サービス)構想の実現 2. シームレスな地域連携医療の実現 3. レセプト情報等の活用による医療の効率化 4. 医療情報データベースの活用による医薬品等安全対策の推進 個人が自らの医療・健康情報を医療機関から受け取り、それを自らが電子的に管理・ 活用することを可能とするものである。 これにより、各個人は、過去の自身の医療・健康情報を医療機関等で提示し、当該情 報を踏まえた医療サービスを受けることができるとともに、この医療・健康情報を通じて 自身の現在の健康状態を把握することによって、自らの健康管理に活用することができ る。 また、医療機関等は、個人の過去の医療・健康情報の提示を受けることで、患者の現 状について理解を深めた上で、診療を行うことができる。 医療機関間の境界だけではなく、医療機関等の存在する市町村・二次医療圏などと いった地理的境界、医療・介護といった職種の境界などを超えて、切れ目のない医療・ 介護情報連携を実現することにより、地域の医療・介護サービスの質の向上を目指すも のである。 引用文献リスト 注2
  • 14. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 13    新たな情報通信技術戦略 工程表を改訂(2012年7月4日) A) 各施策に関するPDCAサイクルを確実に回すべく、2010 年度に続き、 2011 年度における各府省の施策の進捗・検討状況をフォロー・評価する とともに、企画委員会に設置されたタスクフォース(電子行政、医療情報 化)やマイナンバー(社会保障・税番号制度)の検討の状況等も踏まえ、 工程表を改訂する。 B) 改訂後の工程表においては、2011 年度の施策の進捗状況を実績として 示すとともに、2012 年度以降の取組について必要な修正を加えている。 A) 各施策に関するPDCAサイクルを確実に回すべく、2010 年度に続き、 2011 年度における各府省の施策の進捗・検討状況をフォロー・評価する とともに、企画委員会に設置されたタスクフォース(電子行政、医療情報 化)やマイナンバー(社会保障・税番号制度)の検討の状況等も踏まえ、 工程表を改訂する。 B) 改訂後の工程表においては、2011 年度の施策の進捗状況を実績として 示すとともに、2012 年度以降の取組について必要な修正を加えている。 引用文献リスト 注2
  • 15. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 14   引用文献リスト 注2 大阪府薬剤師会が全国に先駆け大阪府で導入 (大阪府地域医療再生基金を活用)するもので、 平成25年9月の本格実施(府内3500薬局)にむ けて、箕面市内の薬局20店舗で先行して試験運 用を平成25年2月から開始。 試験運用に参加する店舗には、読み取り機が 設置され、利用者は専用の無料アプリを入れたス マートフォンを読み取り機等にかざせば、処方情 報などがスマートフォンに記録され自宅や医療機 関などで確認できるようになります。 糖尿病
  • 16. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 15    個人に向けた「お薬手帳/カード」の電子的提供
  • 17. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 16    引用文献リスト 注2
  • 18. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 17    診療録等の保存を行う場所について(厚生労働省) 2002年 電子媒体による外部保存可。(但し、医療法人等が適 切に管理する場所に置かれるものであること。) 2005年 個人情報の保護に関する法律などの施行に伴う改正。 2010年 (一定の条件の下で)民間のデータセンター事業者が 契約に基づき、医療機関が保有するデータの外部保 存を受託できるようになった。 2013年 外部保存を認める記録等に、薬剤師法、保険薬局お よび保険薬剤師療養担当規則に規定する調剤済み 処方箋、調剤録を追加した。
  • 19. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 18    「診療録等の保存を行う場所について」の一部改正について (2010.02.01 厚生労働省) 以下のガイドライン(安全管理措置)についての遵守を徹底すること。 1.「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(厚生労働省) 2.「ASP・SaaSにおける情報セキュリティ対策ガイドライン」 (総務省) 3.「ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン」 (総務省) 4.「医療情報を受託管理する情報処理事業者向けガイドライン」 (経済産業省)注1. もちろん、保存を行う場所に関係なく以下のガイドライン(安全管理措置+取得・利用・提供などの措置)も遵守す る必要有。 0.医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン(厚生労働省) 注1.2012.10.15.改正 ⇒ 2008年に策定したが、他省庁のガイドラインの改正を踏まえて、仮想化技術(1台の物理サーバー 上に、複数の仮想サーバーを稼働させる技術)を使用したシステムの利用が可能に。 注.ASP:Application Service Provider、SaaS:サース、Software as a Service
  • 20. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 19    1.「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(厚生労働省) 1 はじめに 2 本指針の読み方 3 本ガイドラインの対象システム及び対象情報 4 電子的な医療情報を扱う際の責任のあり方 5 情報の相互運用性と標準化について 6 情報システムの基本的な安全管理 7 電子保存の要求事項について 8 診療録及び診療諸記録を外部に保存する際の基準 9 診療録等をスキャナ等により電子化して保存する場合に ついて 10 運用管理について  付則1 電子媒体による外部保存を可搬媒体を用い       て行う場合  付則2 紙媒体のままで外部保存を行う場合  付表1 一般管理における運用管理の実施項目例  付表2 電子保存における運用管理の実施項目例  付表3 外部保存における運用管理の例  付録 (参考)外部機関と診療情報等を連携する場合         に取り決めるべき内容 1 はじめに 2 本指針の読み方 3 本ガイドラインの対象システム及び対象情報 4 電子的な医療情報を扱う際の責任のあり方 5 情報の相互運用性と標準化について 6 情報システムの基本的な安全管理 7 電子保存の要求事項について 8 診療録及び診療諸記録を外部に保存する際の基準 9 診療録等をスキャナ等により電子化して保存する場合に ついて 10 運用管理について  付則1 電子媒体による外部保存を可搬媒体を用い       て行う場合  付則2 紙媒体のままで外部保存を行う場合  付表1 一般管理における運用管理の実施項目例  付表2 電子保存における運用管理の実施項目例  付表3 外部保存における運用管理の例  付録 (参考)外部機関と診療情報等を連携する場合         に取り決めるべき内容 A.制度上の要求事項 法律、通知、他の指針等を踏まえ た要求事項を記載している。 B.考え方 要求事項の解説及び原則的な対 策について記載している。 C.最低限のガイドライン A の要求事項を満たすために必 ず実施しなければならない事項を 記載している。 D.推奨されるガイドライン 実施しなくても要求事項を満たす ことは可能であるが、説明責任の 観点から実施し たほうが理解を得やすい対策を記 載している。 A.制度上の要求事項 法律、通知、他の指針等を踏まえ た要求事項を記載している。 B.考え方 要求事項の解説及び原則的な対 策について記載している。 C.最低限のガイドライン A の要求事項を満たすために必 ず実施しなければならない事項を 記載している。 D.推奨されるガイドライン 実施しなくても要求事項を満たす ことは可能であるが、説明責任の 観点から実施し たほうが理解を得やすい対策を記 載している。 項目毎に目 次 システムの導入、運用、利用、保守及び廃棄にかかわる人または組織(利用者又は利用組織)を対象と しているもので、電子的な医療情報を扱う際の責任のあり方や情報の相互利用性と標準化、情報シス テムの基本的な安全管理、電子保存の要求事項、保存や運用管理についての指針を含むもの。 引用文献リスト 注3
  • 21. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 20    2.「ASP・SaaSにおける情報セキュリティ対策ガイドライン」 (総務省) ASP・SaaS 事業者が ASP・SaaS サービスを提供する際に実施すべき情報 セキュリティ対策を示す。 Ⅰ 序編 Ⅱ 組織・運用編  Ⅱ.1 情報セキュリティへの組織的取組の基本方針  Ⅱ.2 情報セキュリティのための組織  Ⅱ.3 連携ASP・SaaS 事業者に関する管理  Ⅱ.4 情報資産の管理  Ⅱ.5 従業員に係る情報セキュリティ  Ⅱ.6 情報セキュリティインシデントの管理  Ⅱ.7 コンプライアンス  Ⅱ.8 ユーザサポートの責任 Ⅲ 物理的・技術的対策編  Ⅲ.1 アプリケーション、プラットフォーム、ハードウェア、ネットワークに共通する情報セキュ リティ対策  Ⅲ.2 アプリケーション、プラットフォーム、ハードウェア、サービスデータ  Ⅲ.3 ネットワーク  Ⅲ.4 建物、電源(空調等)  Ⅲ.5 その他 Ⅳ 参考資料 Ⅰ 序編 Ⅱ 組織・運用編  Ⅱ.1 情報セキュリティへの組織的取組の基本方針  Ⅱ.2 情報セキュリティのための組織  Ⅱ.3 連携ASP・SaaS 事業者に関する管理  Ⅱ.4 情報資産の管理  Ⅱ.5 従業員に係る情報セキュリティ  Ⅱ.6 情報セキュリティインシデントの管理  Ⅱ.7 コンプライアンス  Ⅱ.8 ユーザサポートの責任 Ⅲ 物理的・技術的対策編  Ⅲ.1 アプリケーション、プラットフォーム、ハードウェア、ネットワークに共通する情報セキュ リティ対策  Ⅲ.2 アプリケーション、プラットフォーム、ハードウェア、サービスデータ  Ⅲ.3 ネットワーク  Ⅲ.4 建物、電源(空調等)  Ⅲ.5 その他 Ⅳ 参考資料 目 次 引用文献リスト 注4 注.ASP:Application Service Provider、SaaS:サース、Software as a Service
  • 22. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 21    3.「ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン」 (総務省) ASP・SaaS事業者が医療情報を取り扱う際に求められる責任等、ASP・SaaS事業者へ の要求事項等、合意形成の考え方等を示す。 第1章 本ガイドラインの前提条件及び読み方  1.1 本ガイドラインの目的  1.2 本ガイドラインの対象範囲  1.3 対象とする事業者と他のガイドラインとの関係、ASP・SaaS提供に際しての前提事項  1.4 本ガイドラインで対象とするASP・SaaS  1.5 本ガイドラインの構成  1.6 本ガイドラインで用いる用語の定義 第2章 ASP・SaaS事業者が医療情報の処理を行う際の責任  2.1 医療情報を処理する際の医療機関等の責任  2.2 ASP・SaaS事業者と医療機関等の管理者との責任分界の考え  2.3 医療情報の処理におけるASP・SaaS事業者の責任  2.4 医療情報に関わるASP・SaaS事業者に関連する第三者認証等の考え方 第3章 安全管理に関するASP・SaaS事業者への要求事項  3.1 本章の読み方  3.2 医療情報サービスに求められる安全管理に関するASP・SaaS事業者への要求事項  3.3 外部保存におけるASP・SaaS事業者への要求事項  3.4 ASP・SaaSの提供終了におけるASP・SaaS事業者への要求事項 第4章 安全管理の実施における医療機関等との合意形成の考え方  4.1 契約、SLA等の合意文書の位置付け  4.2 安全管理の実施において医療機関等と合意形成を行なう内容  4.3 契約、SLA等の合意における注意点  4.4 サービスレベルマネジメントの実践 第1章 本ガイドラインの前提条件及び読み方  1.1 本ガイドラインの目的  1.2 本ガイドラインの対象範囲  1.3 対象とする事業者と他のガイドラインとの関係、ASP・SaaS提供に際しての前提事項  1.4 本ガイドラインで対象とするASP・SaaS  1.5 本ガイドラインの構成  1.6 本ガイドラインで用いる用語の定義 第2章 ASP・SaaS事業者が医療情報の処理を行う際の責任  2.1 医療情報を処理する際の医療機関等の責任  2.2 ASP・SaaS事業者と医療機関等の管理者との責任分界の考え  2.3 医療情報の処理におけるASP・SaaS事業者の責任  2.4 医療情報に関わるASP・SaaS事業者に関連する第三者認証等の考え方 第3章 安全管理に関するASP・SaaS事業者への要求事項  3.1 本章の読み方  3.2 医療情報サービスに求められる安全管理に関するASP・SaaS事業者への要求事項  3.3 外部保存におけるASP・SaaS事業者への要求事項  3.4 ASP・SaaSの提供終了におけるASP・SaaS事業者への要求事項 第4章 安全管理の実施における医療機関等との合意形成の考え方  4.1 契約、SLA等の合意文書の位置付け  4.2 安全管理の実施において医療機関等と合意形成を行なう内容  4.3 契約、SLA等の合意における注意点  4.4 サービスレベルマネジメントの実践 目 次 引用文献リスト 注5
  • 23. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 22    4.「医療情報を受託管理する情報処理事業者向けガイドライン」 (経済産業省) 医療情報受託者における個人情報の適正な取扱いが確保されるよう、医療情報受託 者が講ずべき措置に関連する項目を挙げている。 1.はじめに  1.1.本ガイドラインで用いる医療情報用語の説明  1.2.本ガイドラインで用いる制度及び技術用語の説明  1.3.本ガイドラインで用いる独自用語の説明 2.医療情報を受託管理する情報処理事業者における安全管理上の要求事項  2.1.医療情報に係る情報処理事業を受託する上で推奨される認証及び認定  2.2.情報資産管理  2.3.組織的安全管理策(体制、運用管理規程)  2.4.医療情報の伝達経路におけるリスク評価  2.5.物理的安全対策  2.6.技術的安全対策  2.7.人的安全対策  2.8.情報の破棄  2.9.医療情報システムの改造と保守  2.10.医療情報処理に関する事業継続計画 3.ガイドラインの見直し 1.はじめに  1.1.本ガイドラインで用いる医療情報用語の説明  1.2.本ガイドラインで用いる制度及び技術用語の説明  1.3.本ガイドラインで用いる独自用語の説明 2.医療情報を受託管理する情報処理事業者における安全管理上の要求事項  2.1.医療情報に係る情報処理事業を受託する上で推奨される認証及び認定  2.2.情報資産管理  2.3.組織的安全管理策(体制、運用管理規程)  2.4.医療情報の伝達経路におけるリスク評価  2.5.物理的安全対策  2.6.技術的安全対策  2.7.人的安全対策  2.8.情報の破棄  2.9.医療情報システムの改造と保守  2.10.医療情報処理に関する事業継続計画 3.ガイドラインの見直し 目 次 引用文献リスト 注6
  • 24. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 23    0.医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン(厚生労働省) 医療・介護関係事業者における個人情報の適正な取扱いが確保されるよう、遵守すべき事 項及び遵守することが望ましい事項をできる限り具体的に示しており、法令、基本方針及び 本ガイドラインの趣旨を踏まえ、個人情報の適正な取扱いに取り組む必要がある。 Ⅰ 本ガイドラインの趣旨、目的、基本的考え方 Ⅱ 用語の定義等 Ⅲ 医療・介護関係事業者の義務等  1.利用目的の特定等(法第15条、第16条)  2.利用目的の通知等(法第18条)  3.個人情報の適正な取徔、個人データ内容の正確性の確保(法第17条、第19条)  4.安全管理措置、従業者の監督及び委託先の監督(法第20条~第22条)  5.個人データの第三者提供(法第23条)  6.保有個人データに関する事項の公表等(法第24条)  7.本人からの求めによる保有個人データの開示(法第25条)  8.訂正及び利用停止(法第26条、第27条)  9.開示等の求めに応じる手続及び手数料(法第29条、第30条)  10.理由の説明、苦情対応(法第28条、第31条) Ⅳ ガイドラインの見直し等  1.必要に応じた見直し  2.本ガイドラインを補完する事例集の作成・公開 別表1~6  Ⅰ 本ガイドラインの趣旨、目的、基本的考え方 Ⅱ 用語の定義等 Ⅲ 医療・介護関係事業者の義務等  1.利用目的の特定等(法第15条、第16条)  2.利用目的の通知等(法第18条)  3.個人情報の適正な取徔、個人データ内容の正確性の確保(法第17条、第19条)  4.安全管理措置、従業者の監督及び委託先の監督(法第20条~第22条)  5.個人データの第三者提供(法第23条)  6.保有個人データに関する事項の公表等(法第24条)  7.本人からの求めによる保有個人データの開示(法第25条)  8.訂正及び利用停止(法第26条、第27条)  9.開示等の求めに応じる手続及び手数料(法第29条、第30条)  10.理由の説明、苦情対応(法第28条、第31条) Ⅳ ガイドラインの見直し等  1.必要に応じた見直し  2.本ガイドラインを補完する事例集の作成・公開 別表1~6  目 次 引用文献リスト 注7
  • 25. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 24    措置 個人情報の取扱いのプロセス 取得  提供・委託  利用・保管 返却・廃棄   同意   公表           ・・・・・      安 全 管 理 2.2.2.2.「「「「ASPASPASPASP・・・・SaaSSaaSSaaSSaaSにおけるにおけるにおけるにおける情報情報情報情報セキュセキュセキュセキュ リティリティリティリティ対策対策対策対策ガイドラインガイドラインガイドラインガイドライン」」」」 ((((総務省総務省総務省総務省)))) 3.3.3.3.「「「「ASPASPASPASP・・・・SaaSSaaSSaaSSaaS事業者事業者事業者事業者がががが医療情報医療情報医療情報医療情報をををを 取取取取りりりり扱扱扱扱うううう際際際際のののの安全管理安全管理安全管理安全管理にににに関関関関するするするするガガガガ イドラインイドラインイドラインイドライン」」」」 ((((総務省総務省総務省総務省)))) 4.4.4.4.「「「「医療情報医療情報医療情報医療情報をををを受託管理受託管理受託管理受託管理するするするする情報情報情報情報 処理事業者向処理事業者向処理事業者向処理事業者向けけけけガイドラインガイドラインガイドラインガイドライン」」」」 ((((経済産業省経済産業省経済産業省経済産業省)))) 各ガイドラインの相互関係の概念図 知り得 る状態 組織的措置 人 的 措 置 物理的措置 技術的措置 1.1.1.1.「「「「医療情報医療情報医療情報医療情報システシステシステシステ ムムムムのののの安全管理安全管理安全管理安全管理にににに関関関関 するするするするガイドラインガイドラインガイドラインガイドライン」」」」 ((((厚生労働省厚生労働省厚生労働省厚生労働省)))) 0.0.0.0.医療医療医療医療・・・・介護関係事業者介護関係事業者介護関係事業者介護関係事業者におけるにおけるにおけるにおける個人情報個人情報個人情報個人情報のののの適切適切適切適切なななな取扱取扱取扱取扱いいいい のためののためののためののためのガイドラインガイドラインガイドラインガイドライン((((厚生労働省厚生労働省厚生労働省厚生労働省)))) 多拠点・多職種間の連携、協働
  • 26. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 25    Contents  1.はじめに  2.在宅医療・介護に関するICT政策動向  3.急速に普及・拡大するICT  4.地域包括ケアでのICT利活用    (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)  5.まとめ
  • 27. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 26    3333....急速急速急速急速にににに普及普及普及普及・・・・拡大拡大拡大拡大するするするするICTICTICTICT (1) クラウド・コンピューティング 「ITの所有」から、「ICTサービスの利用」にシフト * オンプレミス=自社で用意した設備でソフトウェアなどを導入・利用すること。自社運用。 ITの所有ICTサービスの利用 ASP:Application Service Provider SaaS:サース、Software as a Service
  • 28. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 27    (2) インターネットの高速化、ワイヤレス化 年  代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 前半 概  要 自動車電話から始まっ た第1世代(1G)は FDMAのアナログ方式 であり、音声を中心とし たアナログ・セルラーの サービス。 携帯電話によって普及 した第2世代(2G)は TDMAのディジタル方式 であり、後半になって CDMAのディジタル方式 も導入されました。この 2Gは音声と数十kbps程 度の低速データによる ディジタル・セルラーの サービス。 ITU-RにおけるIMT- 2000の国際標準化によ る第3世代(3G)として、 広帯域化されたCDMA を用いたW-CDMAと CDMA2000という無線 方式が導入されていま す。この3Gでは音声と 数百kbps程度の高速 データを用いたマルチメ ディア・サービスが提供 されています。さらに3G の高度化(3.5G)として、 高速パケットデータ・ この頃に導入が想定さ れている第4世代(4G) はITU-Rにおける Systems beyond IMT- 2000の国際標準化とし て検討が進められてい ます。4Gでは100Mbps 程度(高速移動)と 1Gbps程度(低速移動) の超高速データを用い た高品質なマルチメディ ア通信、ユビキタス・ サービス。 通信速度 ~8kbps ~64kbps ~2.4Mbps ~1Gbps 世代による技術革新 引用文献リスト 注8
  • 29. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 28    (3) スマートフォン、タブレットなどモバイルの普及 デスクワーク 帰社後、入力 モバイルワーク 情報が発生した出先で、入力
  • 30. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 29    (4)在宅医療・介護関連におけるICT市場予測 在宅医療・介護関連システムの市場予測(2012~2020年):株式会社シード・プランニング 機器機器機器機器、、、、機材機材機材機材のののの利用利用利用利用がががが不便不便不便不便なななな在宅医在宅医在宅医在宅医 療療療療・・・・介護現場介護現場介護現場介護現場ではではではではICT機器機器機器機器のののの導入導入導入導入がががが なかなかなかなかなかなかなかなか進進進進みませんでしたがみませんでしたがみませんでしたがみませんでしたが、、、、ここここここここ 1~~~~2年年年年でででで急速急速急速急速にににに普及普及普及普及しつつあるしつつあるしつつあるしつつあるスススス マートフォンマートフォンマートフォンマートフォンややややタブレットタブレットタブレットタブレット端末端末端末端末のののの登場登場登場登場 ややややクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスなどのなどのなどのなどの浸透浸透浸透浸透によによによによ りりりり、、、、在宅分野在宅分野在宅分野在宅分野におけるにおけるにおけるにおけるICTをををを活用活用活用活用しししし たたたた情報連携情報連携情報連携情報連携はははは今後大今後大今後大今後大きくきくきくきく広広広広がっていがっていがっていがってい くとくとくとくと考考考考えられるえられるえられるえられる。。。。 現在 引用文献リスト 注9
  • 31. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 30    Contents  1.はじめに  2.在宅医療・介護に関するICT政策動向  3.急速に普及・拡大するICT  4.地域包括ケアでのICT利活用    (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)  5.まとめ
  • 32. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 31    (1)多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT 医療系システム 介護系システム グループウェア系システム 多拠点・多職種間の連携・協働の ためのICTとして、左図のように、 3つのシステムからのアプローチ によるICTシステムがあり、現在 は実証トライアルの段階である。 4444....地域包括地域包括地域包括地域包括ケアケアケアケアでのでのでのでのICTICTICTICT利活用利活用利活用利活用 * 高齢者見守り、遠隔医療・介護サービス、業務効率化などのシステムは除く 3333つのつのつのつのシステムシステムシステムシステムからのからのからのからのアプローチアプローチアプローチアプローチ
  • 33. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 32    (2)今回調査した主なシステム一覧表 (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT) 会社名 システム名 概 要 概 略 費 用 実 績 1 NEC ID-Link 電子カルテベンダーのシーエスアイと共同開発 した地域医療ネットワークサービス「ID-Link」。 北海道の道南地区における地域医療連携シス テムへの採用実績を基にして製品化された。 (2009年~) 月額利用料を利用規模に応じて2 ~8万円に設定。(電子カルテを公 開する医療機関は公開用ゲート ウェイサーバの導入が別途必要) 長崎県大村市医師会「あじさいネット」 佐世保市医師会* 社団法人鶴岡地区医師会(Net4UとID-Link)* 岡山県「晴れやかネット」○ など 2 富士通 HumanBridge 電子カルテ「HOPEシリーズ」とは独立した新 サービス、クラウド型地域医療連携サービス。 (2011年~) 利用料金は月額10万円から(電 子カルテを公開する医療機関は 連携サーバの導入が別途必要) 岡山県「晴れやかネット」○ など 3 NTT東日本 光タイムライン 長野県松本市の社会医療法人財団慈泉会相澤 病院との実証により開発したもので、松本市周 辺の診療所と1年間にわたるトライアルを実施し た結果を踏まえて商用化。(2012年~) 病床数400床規模の病院では、機 器の5年保守を含めて「地域連携 モデル」約2,500万円 松本地域(相澤病院はじめ、107診療所、4病院、18 薬局が連携する地域での医療連携体制)など 1 ワイズマン MC.net 自社の電子カルテシステムERに付加し介護施 設やサービス事業者との連携を支援する拡張機 能。自社の介護・福祉システムと連携。 ー ー 2 カナミック ネットワー ク TRITRUS(改) 自社が開発した在宅介護連携システム 「TRITRUS」をベースに独自仕様を加えたシステ ム。(2012年~) 「在宅医ネットよこはま」では、会 員(年会費1000円、システム利 用料月々1000円)。訪看、介護 事業所は、会員から招待されれば 無料で利用可能。 医療法人ナカノ会 ナカノ在宅医療クリニック*★ 柏市(東京大学高齢社会総合研究機構)* 「横浜市在宅療養支援診療所連絡会(通称:在宅医 ネットよこはま) など 1 富士通 高齢者ケア クラウド 医療法人社団鉄祐会との東京都北部と宮城県 石巻市の2地域でクラウドを活用した在宅医療・ 介護の情報連携に向けた実証実験などにより開 発し商用化。(2013年~) 在宅チームケアSaaS月額7万円~ 在宅医支援コンタクトセンターサー ビス月額10万円~ 医療法人社団鉄祐会祐ホームクリニック(在宅医療 専門)△■★ 2 エイル EIR 医療法人社団プラタナスが一般的に使われてい るグループウエアに着目、当該社の協力を得 て、開発した。iPhone、Android専用のアプリあり (2012年~) 初期登録費用15万円 月額使用料500円×患者数 (利用者数による課金なし) 医療法人社団プラタナス桜新町アーバンクリニック ■★ など 3 サイボウズ サイボウズLive 無料で使えるクラウド型コラボレーションツール。 iPhone、Android専用のアプリあり。(2010年~) 200人/グループまで無料。複数の グループ作成可。 夕張市立診療所* 釜石市* 医療法人社団鴻鵠会 睦町クリニック★ など α.医療系 β.介護系 γ.グループウェア系 *:厚生労働省 平成24年度在宅医療連携拠点事業 △:総務省 平成24年度在宅医療・介護情報連携推進事業 ○:県が補助金  ■:紹介ビデオあり  ★事例紹介
  • 34. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 33    医療系システムからのアプローチ
  • 35. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 34    α-1.ID-Link(NEC) 月額利用料を利用規模に応じて2~8万円に設定。(電子カルテを公開する医療機関は公開用ゲートウェイサーバ(1,000万円から)の導入が別途必要) 引用文献リスト 注10
  • 36. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 35    引用文献リスト 注11 サービスセンター
  • 37. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 36    α-2A.HumanBridge(富士通) 利用料金は月額10万円から(電子カルテを公開する医療機関は連携サーバ(1,000万円から)の導入が別途必要) 引用文献リスト 注12
  • 38. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 37    引用文献リスト 注12
  • 39. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 38    α-3.光タイムライン(NTT東日本) 病院や診療所、介護施設などの 複数の施設が保有する特定患 者に関する診療情報を、医療情 報の標準規格「SS-MIX」形式で ストレージに集約する。 「光タイムライン」ビュワーで日、 月、年単位の時間軸で一覧表 示する。画面をズームイン、ズー ムアウトすることで時間軸を自 由に変更でき、患者の経過状況 を把握できる。 病床数400床規模の病院では、機器の5年保守を含めて「地域連携モデル」約2,500万円 引用文献リスト 注13
  • 40. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 39    入入入入    院院院院 在在在在    宅宅宅宅 引用文献リスト 注13
  • 41. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 40    現状現状現状現状、、、、医療機関医療機関医療機関医療機関((((病院病院病院病院))))のののの地域医療連携地域医療連携地域医療連携地域医療連携ネットワークシステムネットワークシステムネットワークシステムネットワークシステムはははは、、、、 IDIDIDID----LinkLinkLinkLink((((NEC)NEC)NEC)NEC)ととととHumanBridgeHumanBridgeHumanBridgeHumanBridge((((富士通富士通富士通富士通))))でででで寡占化寡占化寡占化寡占化。。。。 そのそのそのその後後後後をををを、、、、光光光光タイムラインタイムラインタイムラインタイムライン(NTT(NTT(NTT(NTT東日本東日本東日本東日本))))がおっかけがおっかけがおっかけがおっかけ、、、、急速急速急速急速にににに伸張伸張伸張伸張。。。。
  • 42. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 41    例例例例えばえばえばえば、、、、岡山県岡山県岡山県岡山県 のののの場合場合場合場合 引用文献リスト 注14
  • 43. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 42    「おかやま医療情報ネットワーク」(通称:晴れやかネット) 1. 基幹病院を中心とする「囲い込み」のネットワーク(1対n型)ではなく、地域全体のネットワーク (n対n型)を構築し、医療の質の向上を目指す。 2. 異なるベンダーのシステム同士でも情報交換できるように「標準化」を基本にシステムを構築す る。 3. ネットワークは、関係団体などで協議会(法人)を組織し運用する。 4. 他県で導入済みの地域医療連携システム(カルテ参照)をまず導入し、その後段階的に機能 の追加・改修を行うこととする。 5. マルチベンダー方式として実績のある「HumanBridge」(富士通)と「ID-LINK」(NEC)の2つのシ ステムを基本としてシステムを構築する。 6. 地域医療連携サーバーを置き、地域連携クリティカルパス、医療・介護連携機能等を随時、付 加していく 。  地域医療情報ネットワークの基本方針(岡山県) 「1年間かけて検討し、医療機関に対して説明してきた結果、11月時点で県内170病院のうち40病院が情報開示施設と して手を挙げ、診療所向け説明会 には237診療所、370人が集まった。そこで最も問題となったのが参加コスト。情報 開示病院に対してはSS-MIX標準化ストレージまたは拡張ストレー ジ構築のために県が4分の3を補助し、閲覧施設に 対しては医師会の補助により入会金は無料としている。しかし、補助金による低減措置が終了した際に、月額利用料 が上がって参加を取りやめるところが出てきた場合、どう対処するかが課題。」 ⇒  【維持コストの課題】 また、「何の情報を開示するかは各医療機関に委ねられており、医療機関ごとに開示項目が異なる状況で有用性は どうなのか。SS-MIX2を標準仕様としているものの、まだ標準化されていない項目についてどうするか、といった課題 もある。」 ⇒  【運用ルールの課題】 課 題 引用文献リスト 注15
  • 44. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 43    第32回医療情報学連合大会(2012年11月16日) 経済産業省 医療情報化促進事業 シームレスな地域連携医療WG座長 秋田大学医学部附属病院医療情報部教授 近藤 克幸氏 1.ITを活用した地域連携ネットワークを構築する場合の留意点  患者、医療機関、運営主体の組織間の関係性と、情報開示・共有における同意のあり 方について、どのような解決方法があるかワーキンググループで検討した結果、個人情 報保護法における共同利用という定義を適用し、共同利用する範囲(機関)を明確化して 患者に告知することでクリアできるという結論を得た。 2.院内の電子カルテと地域連携サーバーの情報の同一性について  連携システムにのみ情報が入力された場合、診療録の原本性が保たれない。連携情報 も自院の情報として、管理ルールを徹底する必要がある。 1.ITを活用した地域連携ネットワークを構築する場合の留意点  患者、医療機関、運営主体の組織間の関係性と、情報開示・共有における同意のあり 方について、どのような解決方法があるかワーキンググループで検討した結果、個人情 報保護法における共同利用という定義を適用し、共同利用する範囲(機関)を明確化して 患者に告知することでクリアできるという結論を得た。 2.院内の電子カルテと地域連携サーバーの情報の同一性について  連携システムにのみ情報が入力された場合、診療録の原本性が保たれない。連携情報 も自院の情報として、管理ルールを徹底する必要がある。 引用文献リスト 注15 既存既存既存既存システムシステムシステムシステムとのとのとのとのIIII////O、O、O、O、業務業務業務業務 フローフローフローフローのののの見直見直見直見直しがしがしがしが必要必要必要必要。。。。
  • 45. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 44    1.事業開始時に継続性の十分な検討が必要。  ITを使った地域医療連携の数(日医総研で調査集計中)は、少なくとも170カ所以上 あるが、そのうちの50は停止・継続断念というアンケート結果を紹介。また、技術面だ けでなく運用時の契約や同意のあり方を十分に検討していく必要がある。 2.これまでの失敗事例から  ITを用いた医療連携は、これまでの失敗事例から大いに学んだはずで、これから環 境は徐々に整っていくし、新たな留意点も見えてきた。機が熟した今こそ、情報学(学 会)と現場(医師会)とで連携して、ITによる医療連携への取り組みを実現させたい。 1.事業開始時に継続性の十分な検討が必要。  ITを使った地域医療連携の数(日医総研で調査集計中)は、少なくとも170カ所以上 あるが、そのうちの50は停止・継続断念というアンケート結果を紹介。また、技術面だ けでなく運用時の契約や同意のあり方を十分に検討していく必要がある。 2.これまでの失敗事例から  ITを用いた医療連携は、これまでの失敗事例から大いに学んだはずで、これから環 境は徐々に整っていくし、新たな留意点も見えてきた。機が熟した今こそ、情報学(学 会)と現場(医師会)とで連携して、ITによる医療連携への取り組みを実現させたい。 岐阜県医師会副会長 川出 靖彦 氏 1.連携に必要な医療情報について  ITによるカルテ情報の共有・連携は情報量が多すぎて、重要な情報を見過ごす可能 性もある。サマリー作成は、作業は面倒だが情報連携において有用性が高く、蓄積す る際の経済効率性も優位にある。診療情報をやり取りする過程で、その患者にかか わる医療者が協働してサマリーを作っていくことが大切と考える。 1.連携に必要な医療情報について  ITによるカルテ情報の共有・連携は情報量が多すぎて、重要な情報を見過ごす可能 性もある。サマリー作成は、作業は面倒だが情報連携において有用性が高く、蓄積す る際の経済効率性も優位にある。診療情報をやり取りする過程で、その患者にかか わる医療者が協働してサマリーを作っていくことが大切と考える。 引用文献リスト 注15 日本医師会常任理事 石川 広己 氏
  • 46. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 45    東京大学大学院情報学環准教授 山本 隆一 氏 1.地域医療介護連携に必要なポイントについて  地域医療介護連携に必要なポイントは、標準化、共通ID、安全で安価なネットワーク、 処方せん等の電子化(電磁的交付)の4つとし、患者の権利を阻害するようなIDにならな いように、議論・検討していく必要がある。 2.共通IDについて  行政や医療機関、医療従事者から見た共通IDは、名寄せをして管理をする際に非常に リスクが高く、欠点ばかりが目に付く。しかし患者側から見ると、共通IDがあれば、複数の 医療機関に拡散していても、自分の情報がどこにあって誰が扱っているのかが分かる。 また二次医療圏を超えて患者情報を収集するという面では、患者が権利を正当に行使す る手段として必要になる。患者の権利を阻害するようなIDにならないように、議論・検討し ていく必要があると訴えた。 1.地域医療介護連携に必要なポイントについて  地域医療介護連携に必要なポイントは、標準化、共通ID、安全で安価なネットワーク、 処方せん等の電子化(電磁的交付)の4つとし、患者の権利を阻害するようなIDにならな いように、議論・検討していく必要がある。 2.共通IDについて  行政や医療機関、医療従事者から見た共通IDは、名寄せをして管理をする際に非常に リスクが高く、欠点ばかりが目に付く。しかし患者側から見ると、共通IDがあれば、複数の 医療機関に拡散していても、自分の情報がどこにあって誰が扱っているのかが分かる。 また二次医療圏を超えて患者情報を収集するという面では、患者が権利を正当に行使す る手段として必要になる。患者の権利を阻害するようなIDにならないように、議論・検討し ていく必要があると訴えた。 引用文献リスト 注15 スタークホルダー間の利害 関係の調整要。
  • 47. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 46    介護系システムからのアプローチ
  • 48. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 47    β-2.TRITRUS(改) (カナミックネットワーク) 「在宅医ネットよこはま」では、会員(年会費1000円、システム利用料月々1000円)。訪看、介護事業所は、会員から招待されれば無料で利用可能。  医師、訪看、ケアマネ・介 護事業所が、クラウドシステ ム上に設けられた「患者部 屋」に、それぞれの医療・介 護情報をPCや携帯端末か ら随時更新し、情報の共有 を図るもので、更新が入る 度に登録された関係者にメー ルで更新情報が届く仕組み になっている。  患者部屋を開設できるの は医師・歯科医師のみで、 関係する訪看や介護事業所 は医師から招待されること で、情報のやりとりが可能と なる。 引用文献リスト 注19
  • 49. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 48    システム内に「利用者の部 屋」(コミュニティ)を作成し、 その中に掲示板を置くことが できます。 法人内外を問わず、まずは この部屋に参加する人を決 定し、部屋の中に掲示板(ケ アレポート・情報共有)を作 ります。 さらに各掲示板を見ることが できる参加者を、部屋の参 加者の中から選択します。 システムシステムシステムシステムののののイメージイメージイメージイメージ図図図図 引用文献リスト 注20
  • 50. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 49    ID,パスワードによるログイ ン後、「コミュニティ」アイコン をクリックします。 引用文献リスト 注20
  • 51. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 50    利用者コミュニティ画面が表 示されます。 ご自分が参加している利用 者コミュニティが表示されま す。 利用者コミュニティの名称は、 通常『○○ ○○さんの部屋』 となっております。 表示したいご利用者様の部 屋をクリックします。 引用文献リスト 注20
  • 52. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 51    ご利用者様の部屋をクリック するとケアレポート一覧が表 示されます。 ケアレポートをクリックすると 内容を見たり、書き込みを行っ たりすることができます。 引用文献リスト 注20
  • 53. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 52    引用文献リスト 注20
  • 54. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 53    事例:厚生労働省 平成24年度在宅医療連携拠点事業 医療法人ナカノ会 ナカノ在宅医療クリニック (鹿児島市) 医師 常勤  4名    非常勤  3名 ケアマネ    1名 事務      6名 ナカノ訪問看護ステーション 看護師    12名 理学療法士   2名 事務      1名 引用文献リスト 注21
  • 55. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 54    引用文献リスト 注22 厚生労働省 平成24年度在宅医療連携拠点事業成果報告会(平成25年3月23日)資料から抜粋 ナカノ訪問看護ステーション
  • 56. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 55   引用文献リスト 注22
  • 57. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 56    引用文献リスト 注22 公的機関公的機関公的機関公的機関((((行政行政行政行政、、、、医師会医師会医師会医師会 などなどなどなど))))をををを巻巻巻巻きききき込込込込みみみみ進進進進めるこめるこめるこめるこ とがとがとがとがポイントポイントポイントポイントですですですです。。。。 相互理解相互理解相互理解相互理解のののの場場場場をををを設設設設 けることがけることがけることがけることが必要必要必要必要ですですですです。。。。 啓蒙活動啓蒙活動啓蒙活動啓蒙活動もももも重要重要重要重要。。。。
  • 58. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 57    引用文献リスト 注22
  • 59. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 58    引用文献リスト 注22
  • 60. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 59    引用文献リスト 注22
  • 61. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 60    引用文献リスト 注22
  • 62. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 61    引用文献リスト 注22
  • 63. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 62    引用文献リスト 注22
  • 64. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 63    グループウェア系システムからのアプローチ
  • 65. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 64    γ-1.高齢者ケアクラウド(富士通) クラウドを活用した在宅医療・介護の多職種間情報連携の実証実験 総務省 平成24年度在宅医療・介護情報連携推進事業 祐ホームク リニック 祐ホームクリ ニック 石巻 引用文献リスト 注16
  • 66. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 65    共有する情報項目を定めるとともに、そのための情報連携基盤を構築し、多職種間で情報共有 を行います。在宅医療・介護従事者は、モバイル端末を通して情報の入力や参照を行います。 引用文献リスト 注16
  • 67. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 66    多職種(医師、看護師、薬剤師、ケアマネジャー、 介護士など)による協働支援 「高齢者ケアクラウド」商品体系 夜間休日の電話受付対応を行う専用のコンタクトセンター 引用文献リスト 注16 富士通
  • 68. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 67    「在宅医支援コンタクトセンターサービス」 専門のトレーニングを受けた看護師を常駐させ、夜間休日の電話受付対応を行う専用のコンタクトセ ンターを設置。患者や家族からの連絡に対し、適切に受け付けることで、家族の不安や多忙な医師・ スタッフの負担を少しでも軽減することを実現するサービス。 価格は初期費用10万円、月額利用料は患者数50人で10万円を基本とし、以後患者50名追加ごとに5万円。 引用文献リスト 注16
  • 69. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 68    「在宅チームケアSaaS」 「在宅チームケアSaaS」では、多職種(医師、看護師、薬剤師、ケアマネジャー、介護士など)間でケ アに必要となる共通指標(身体状況、生活状況)・スケジュール・メッセージなどをクラウド上で共有す ることで、チームのメンバーはいつでもどこでも必要となる最新の情報を確認することができる。 初期費用30万円。 月額利用料は10テナントで7万円、追加は10テナントあたり3万円を予定。テナントは在宅医療施設、介護士、 薬剤師、ケアマネージャーなどの事業者を指し、10テナントは10の事業者間で情報を共有できる。 患者に関する情報を関係 者に発信し、確認・返信す ることが出来る 医師・薬剤師・訪問看護師・ケアマネジャー・ホームヘ ルパーで共有すべき項目を限定し連続的に情報を共 有。患者毎にしきい値を設定し、しきい値を超えたら 各職種にメッセージを通知 各職種のスケジュールを一 括して確認。 突然のスケジュール変更を 関係者間で把握。 引用文献リスト 注16
  • 70. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 69    事例:総務省 平成24年度在宅医療・介護情報連携推進事業 引用文献リスト 注17 総務省 医療ICTシンポジウム「地域医療情報連携への期待と今後に向けた展望」(平成25年3月14日)資料から抜粋
  • 71. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 70    引用文献リスト 注17
  • 72. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 71    引用文献リスト 注17 むとう しんすけ
  • 73. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 72    引用文献リスト 注17
  • 74. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 73    注 ((((アアアア)))) ((((イイイイ)))) 次次次次ページページページページ参照参照参照参照 引用文献リスト 注17
  • 75. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 74    0.医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン(厚生労働省) 引用文献リスト 注7
  • 76. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 75    入力端末(タブレット)画面 引用文献リスト 注17 選択 選択 選択 選択 クリック 文字入力文字入力文字入力文字入力をををを極力減極力減極力減極力減らしているらしているらしているらしている。。。。
  • 77. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 76    引用文献リスト 注17 以前入力し たデータを 再利用 選択 選択
  • 78. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 77    医療法人社団鉄祐会 祐ホームクリニック(在宅医療専門) 総務省 平成24年度在宅医療・介護情報連携推進事業 引用文献リスト 注18
  • 79. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 78    引用文献リスト 注17 電子電子電子電子カルテカルテカルテカルテとととと同様同様同様同様なななな課題有課題有課題有課題有。。。。
  • 80. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 79    引用文献リスト 注17 既存既存既存既存システムシステムシステムシステムとのとのとのとのIIII////O、O、O、O、業務業務業務業務 フローフローフローフローのののの見直見直見直見直しがしがしがしが必要必要必要必要。。。。
  • 81. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 80    引用文献リスト 注17
  • 82. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 81    γ-2.EIR (エイル)  各職種によって専用の入 力フォームがあり,観察項 目に沿って入力しやすいよう に配慮されている。記録は 時系列に配列され,重要や 至急,通常などのタグをつ けることで,情報の重要度を 分類できる。  写真やPDFなどのファイル を添付することが可能なた め,褥瘡(じょくそう)の経過 を写真で追うこともできる。 初期登録費用15万円、月額使用料500円×患者数、(利用者数による課金なし) 地域医療支援システム「EIR」の概念図 患者様の情報・訪問メモ・スケジュールなどのデータを、訪問看護・訪問介護に携わる様々な職種間で 共有できます。パソコンがない訪問先などでは、iPhoneや携帯から情報を登録し、クリニック内にいるド クターがリアルタイムに症状を把握することができる。 引用文献リスト 注23
  • 83. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 82    機能一覧 患者登録 訪問メモ登録 訪問看護指示書 訪問看護報告書 紹介状(診療情報提供書) スケジュール管理 お知らせ 1. 患者Aさんの仙骨部に褥瘡があることをヘルパーが発見した。その状況を皆に知らせるため 携帯で写真を撮り,EIRにアップする。 2. その画像を見た訪問看護師が次の訪問時に状態を観察。在宅医へ報告し,洗浄や軟膏処置, 適切なドレッシング剤の検討を重ねる。 3. こういった訪問看護師と在宅医とのやりとりをケアマネジャーが把握することで,適切な福祉用 具やエアマット導入へのスムーズな対応が可能となる。 4. また,日々必要なケアへの注意事項や処置指導内容をEIR上に残しておくと,ヘルパーや家 族皆が把握でき,ケアが統一され,その場にいないヘルパーにも容易に伝達することが可能 だ。褥瘡に関する処置の手順をビデオ撮影しEIRにアップしておけば,たとえ手順がわからなく なってしまっても,振り返り学ぶことが可能となる。 引用文献リスト 注23
  • 84. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 83    事例:医療法人社団プラタナス桜新町アーバンクリニック 医者 常勤・非常勤を 合わせて45人 引用文献リスト 注24
  • 85. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 84    引用文献リスト 注24
  • 86. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 85    引用文献リスト 注24 ITによるカルテ情報の共有・連携は情報量が多すぎて、重要な情報を見過ごす可能性もある。サ マリー作成は、作業は面倒だが情報連携において有用性が高く、蓄積する際の経済効率性も優 位にある。川出靖彦氏(岐阜県医師会副会長)
  • 87. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 86    引用文献リスト 注24
  • 88. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 87    引用文献リスト 注25
  • 89. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 88    引用文献リスト 注25
  • 90. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 89    医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック 引用文献リスト 注23
  • 91. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 90    引用文献リスト 注25
  • 92. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 91    γ-3.サイボウズLive (サイボウズ) 無料で使えるクラウド型コラボレーションツール。iPhone、Android専用のアプリあり。 200人/グループまで無料。複数のグループ作成可。(データ容量は1GB/グループまで無料) グループの主な機能 【【【【共有共有共有共有フォルダフォルダフォルダフォルダ】】】】 1グループにつき、1Gバイトまで無料でファイルを保存可能。 Microsoft Officeの文書はもちろん、画像やテキストファイル、 PhotoshopやIllustratorなどのファイルもアップロードできます。 1ファイルあたり25Mバイトまでをアップできるため、メールに 添付しにくいサイズのファイルも簡単に共有できます。 【【【【掲示板掲示板掲示板掲示板 】】】】 掲示板のコメント欄でメンバーとディスカッションできます。テー マごとにトピックを作れば、複数の議論が並行しても、混乱す ることなく同時に議論を進めることが可能です。本文を他のメ ンバーと共同で編集したり、トピック全体を一覧表示したり、 Wikiのような使い方が可能です。 【【【【イベントイベントイベントイベント】】】】 プロジェクトのイベントやスケジュールを登録してメンバーと共 有できます。カレンダー形式で閲覧できるから今後の予定が 一目瞭然。プロジェクトメンバー全員に重要なイベントの日付 を周知できます。iCalendar出力機能によって、Googleカレン ダーなど他のカレンダーソフトで登録された予定を閲覧するこ とも可能です。 【【【【 ToDoリストリストリストリスト】】】】 メンバーとToDoを共有できます。「いつまでに誰が何をやるの か」「どの作業が完了していないのかといった、口頭やメール でのやりとりでうやむやになりがちな役割分担をしっかり共有 できます。登録したToDoは担当者のカレンダーに表示される ため、ToDoの実施もれを防ぐことができます。 【【【【リンクリンクリンクリンク集集集集 】】】】 グループのトップページで、よく利用するWebサイトのリンクを 共有できます。 【【【【グループグループグループグループ内検索内検索内検索内検索 】】】】 グループ内の投稿を検索できます。グループ内を横断的に検 索できるので、求める情報を簡単に探すことが可能です。 グループの主な機能 【【【【共有共有共有共有フォルダフォルダフォルダフォルダ】】】】 1グループにつき、1Gバイトまで無料でファイルを保存可能。 Microsoft Officeの文書はもちろん、画像やテキストファイル、 PhotoshopやIllustratorなどのファイルもアップロードできます。 1ファイルあたり25Mバイトまでをアップできるため、メールに 添付しにくいサイズのファイルも簡単に共有できます。 【【【【掲示板掲示板掲示板掲示板 】】】】 掲示板のコメント欄でメンバーとディスカッションできます。テー マごとにトピックを作れば、複数の議論が並行しても、混乱す ることなく同時に議論を進めることが可能です。本文を他のメ ンバーと共同で編集したり、トピック全体を一覧表示したり、 Wikiのような使い方が可能です。 【【【【イベントイベントイベントイベント】】】】 プロジェクトのイベントやスケジュールを登録してメンバーと共 有できます。カレンダー形式で閲覧できるから今後の予定が 一目瞭然。プロジェクトメンバー全員に重要なイベントの日付 を周知できます。iCalendar出力機能によって、Googleカレン ダーなど他のカレンダーソフトで登録された予定を閲覧するこ とも可能です。 【【【【 ToDoリストリストリストリスト】】】】 メンバーとToDoを共有できます。「いつまでに誰が何をやるの か」「どの作業が完了していないのかといった、口頭やメール でのやりとりでうやむやになりがちな役割分担をしっかり共有 できます。登録したToDoは担当者のカレンダーに表示される ため、ToDoの実施もれを防ぐことができます。 【【【【リンクリンクリンクリンク集集集集 】】】】 グループのトップページで、よく利用するWebサイトのリンクを 共有できます。 【【【【グループグループグループグループ内検索内検索内検索内検索 】】】】 グループ内の投稿を検索できます。グループ内を横断的に検 索できるので、求める情報を簡単に探すことが可能です。 引用文献リスト 注26
  • 93. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 92     グループをいくつもつくるこ とができ、各グループ毎に 参加メンバーの構成を任意 に変えることが出来る。  グループ単位に独立して、 以下の機能が使える。 【共有フォルダ】 【掲示板 】 【イベント】 【 ToDoリスト】 【リンク集 】 【グループ内検索 】
  • 94. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 93    神奈川県横浜市の「医療法人 鴻鵠会 睦町ク リニック」は2010年4月、サイボウズの「サイボ ウズLive」を導入し、在宅医療・介護に従事す るスタッフ間の情報共有。 1111患者患者患者患者1111グループグループグループグループ⇒⇒⇒⇒患者名患者名患者名患者名ををををグループグループグループグループ名名名名 参加参加参加参加メンバーメンバーメンバーメンバーはははは係係係係わるわるわるわるスタッフスタッフスタッフスタッフのみのみのみのみ 引用文献リスト 注27
  • 95. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 94    グループ名⇒患者名 閲覧、書き込みはグループ (患者)に参加登録している スタッフのみ。 引用文献リスト 注28
  • 96. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 95    サイボウズLive 利用規約 第13条 (保証の制限) サイボウズは、本規約に同意されたお客様が本サービスにアクセスしてコンテンツを投稿することを許諾することがあ りますが、本サービスの内容や確実な提供、アクセス結果、情報のセキュリティ(お客様が本サービスのご利用の際に登 録したデータの全部および一部が漏洩・破損)などにつきましては、理由の如何に関わらずそれら一切の保証は行いま せん。 本サービスの正式版または後継版がリリースされる場合であっても、本サービスからのデータ等の移行が完全に問題 なくなされることならびにサイボウズが移行について助言および支援することについて一切の保証を行いません。 投稿情報を含むコンテンツについては、データの保存、複製その他お客様による任意の利用方法に関して必要な法的 権利を有しているかどうかを含め、その内容の信頼性、正確性、有用性(有益性)、完全性などにつきまして、サイボウズ は一切保証いたしません。 第16条 (本サービスの変更・終了) サイボウズは、本サービスの内容を、お客様への事前の通知なくして変更することがありますが、お客様はそれに同 意するものとし、それにより投稿情報を含むコンテンツが削除されることおよび閲覧できなくなること、特定のサービスが 利用できなくなること、その他、お客様に不利益または損害が発生したとしても、サイボウズは一切その責を負わないも のとします。 サイボウズは本サービスを、お客様に対する事前の予告なくして停止または廃止することができます。サイボウズが本 サービスを停止または廃止した場合には、サイボウズはお客様に対して一切の損害賠償等の責を負わないものとします。 本サービスの終了により、お客様により投稿された投稿情報を削除する場合があります。 第13条 (保証の制限) サイボウズは、本規約に同意されたお客様が本サービスにアクセスしてコンテンツを投稿することを許諾することがあ りますが、本サービスの内容や確実な提供、アクセス結果、情報のセキュリティ(お客様が本サービスのご利用の際に登 録したデータの全部および一部が漏洩・破損)などにつきましては、理由の如何に関わらずそれら一切の保証は行いま せん。 本サービスの正式版または後継版がリリースされる場合であっても、本サービスからのデータ等の移行が完全に問題 なくなされることならびにサイボウズが移行について助言および支援することについて一切の保証を行いません。 投稿情報を含むコンテンツについては、データの保存、複製その他お客様による任意の利用方法に関して必要な法的 権利を有しているかどうかを含め、その内容の信頼性、正確性、有用性(有益性)、完全性などにつきまして、サイボウズ は一切保証いたしません。 第16条 (本サービスの変更・終了) サイボウズは、本サービスの内容を、お客様への事前の通知なくして変更することがありますが、お客様はそれに同 意するものとし、それにより投稿情報を含むコンテンツが削除されることおよび閲覧できなくなること、特定のサービスが 利用できなくなること、その他、お客様に不利益または損害が発生したとしても、サイボウズは一切その責を負わないも のとします。 サイボウズは本サービスを、お客様に対する事前の予告なくして停止または廃止することができます。サイボウズが本 サービスを停止または廃止した場合には、サイボウズはお客様に対して一切の損害賠償等の責を負わないものとします。 本サービスの終了により、お客様により投稿された投稿情報を削除する場合があります。 クラウドクラウドクラウドクラウド・・・・サービスサービスサービスサービスのののの有償有償有償有償・・・・無償無償無償無償にににに関関関関らずらずらずらず、「、「、「、「利用規約利用規約利用規約利用規約」」」」をををを チェックチェックチェックチェックしししし、、、、潜在的潜在的潜在的潜在的ななななリスクリスクリスクリスクをををを認識認識認識認識することがすることがすることがすることが重要重要重要重要!!!! 引用文献リスト 注26
  • 97. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 96    内   容 対応するJIS要求項目 ① 利用範囲の明確化 クラウドサービスでどの業務、どの情報を扱うかを検討し、業務の切り分けや運用ルール の設定を行いましたか? 3.3.1 個人情報の特定 3.3.3 リスクなどの認識、分析及び対策 ② サービスの種類とコスト 業務に合うクラウドサービスを選定し、コストについて確認しましたか? ー ③ 扱う情報の重要度 クラウドサービスで取扱う情報の管理レベルについて確認しましたか? 3.3.1 個人情報の特定 3.3.3 リスクなどの認識、分析及び対策 ④ ポリシーやルールとの整合性 セキュリティ上のルールとクラウドサービスの活用の間に矛盾や不一致が生じませんか? 3.3.2 法令、国が定める指針その他の規範 3.3.5 内部規定 ⑤ 利用管理担当者 クラウドサービスの特徴を理解した担当者を社内に確保しましたか? ⑥ ユーザ管理 クラウドサービスのユーザについて適切に管理できますか? ⑦ パスワード パスワードの適切な設定・管理は実施できますか? ⑧ データの複製 サービス停止等に備えて、重要情報を手元に確保して必要なときに使えるための備えは ありますか? ⑨ 事業者の信頼性 クラウドサービスを提供する事業者は信頼できる事業者ですか? ⑩ サービスの信頼性 サービスの稼働率、障害発生頻度、障害時の回復目標時間などのサービスレベルは示さ れていますか? ⑪ セキュリティ対策 クラウドサービスにおけるセキュリティ対策が具体的に公開されていますか? ⑫ 利用者サポート サービスの使い方がわからないときの支援(ヘルプデスクやFAQ)は提供されています か? ⑬ 利用終了時のデータの確保 サービスの利用が終了したときの、データの取扱い条件について確認しましょう。 ⑭ 契約条件の確認 一般的契約条件の各項目について確認しましょう。 マネジメント要件 3.4.3.2 安全管理措置 3.4.3.4 委託先の監督 [A] クラウ ドサー ビスの 利用 範囲に ついて [B] クラウ ドサー ビスの 利用 準備に ついて [C] クラウ ドサー ビスの 提供 条件 等につ いて クラウドサービス利用のチェックポイント 以下、ご参考まで。(私の講義資料「クラウドサービス利用における個人情報保護マネジメントシステムについて」より抜粋。)
  • 98. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 97    【【【【地域医療地域医療地域医療地域医療】】】】 αααα. 医療系医療系医療系医療系ICTICTICTICT 地 域 施 設 医 療 介 護 かかりつけかかりつけかかりつけかかりつけ医医医医 在支診在支診在支診在支診 病 院 急性期 病 院 亜急性期 訪問看護 ステーション 訪問介護 事業所居宅介護 支援事業所 訪問 薬局 ショート ステイ デイ ケア 介護老人 福祉施設 介護老人 保健施設   【  【  【  【地域包括地域包括地域包括地域包括ケアケアケアケア】】】】 ββββ. 介護系介護系介護系介護系ICTICTICTICT γγγγ.グループウェアグループウェアグループウェアグループウェア系系系系ICTICTICTICT 病 院 回復期 身体身体身体身体のののの中中中中のののの病態像病態像病態像病態像 にににに着目着目着目着目しししし、、、、本人本人本人本人のののの疾疾疾疾 病改善病改善病改善病改善をををを重視重視重視重視 国際疾病分類国際疾病分類国際疾病分類国際疾病分類(ICD(ICD(ICD(ICD)))) 日常生活日常生活日常生活日常生活のののの障害障害障害障害にににに 着目着目着目着目しししし、、、、本人本人本人本人のののの気持気持気持気持 ちやちやちやちや生活生活生活生活のののの質質質質をををを重重重重 視視視視 国際生活機能分類国際生活機能分類国際生活機能分類国際生活機能分類 (ICF)(ICF)(ICF)(ICF) 病 院 在支病 病 院 長期療養 医療から介護へ、施設から在宅へ キープレイヤー
  • 99. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 98    海外事例海外事例海外事例海外事例::::エストニアエストニアエストニアエストニア共和国共和国共和国共和国 1.面積 4.5万km2(日本の約9分の1) 2.人口 約129万人(2013年1月) 3.首都 タリン 4.言語 エストニア語 5.その他 医学部は1つしかなく、医師不足が深刻な状況。
  • 100. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 99    1991年 ソ連(当時)から独立。国策としてIT環境の整備開始。 2012年  「国民IDカード」(ICカード、国民の約90%) 1.個人情報は、ID番号とリンクして、インターネット上の電子行政サー ビス「X-road」に一元的に管理される。国民は、自宅のパソコンな どからX-road上に保管されたデータを閲覧したり、電子選挙のほ か、所得税の申告、公共交通サービス料金の支払いなど、さまざ まな行政手続きを行ったりすることができる。 2.複数の医療機関で得られた患者の情報を、インターネット上の1 つのデータバンク( Electronic Health Record(EHR))に統合さ せ、医師は、統合された情報にアクセスすることで、患者の過去 の検査結果などを参照できるほか、緊急時には、患者のIDカード を使って、血液型やアレルギーの有無、受診歴や服薬歴、妊娠 の有無などを確認することもできる。また、患者自身もEHRにアク セスすることで、受診歴や服薬歴を確認することができる。 1991年 ソ連(当時)から独立。国策としてIT環境の整備開始。 2012年  「国民IDカード」(ICカード、国民の約90%) 1.個人情報は、ID番号とリンクして、インターネット上の電子行政サー ビス「X-road」に一元的に管理される。国民は、自宅のパソコンな どからX-road上に保管されたデータを閲覧したり、電子選挙のほ か、所得税の申告、公共交通サービス料金の支払いなど、さまざ まな行政手続きを行ったりすることができる。 2.複数の医療機関で得られた患者の情報を、インターネット上の1 つのデータバンク( Electronic Health Record(EHR))に統合さ せ、医師は、統合された情報にアクセスすることで、患者の過去 の検査結果などを参照できるほか、緊急時には、患者のIDカード を使って、血液型やアレルギーの有無、受診歴や服薬歴、妊娠 の有無などを確認することもできる。また、患者自身もEHRにアク セスすることで、受診歴や服薬歴を確認することができる。 引用文献リスト 注28
  • 101. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 100    1.限られたリソースで、いかに国民の健康や生活を効率的に維持していくのか―。 エストニアでは、国民にID 番号を配布し、インターネット上で運用できるシステム を構築することが、その答えだった。医療だけでなく、さまざまなサービスをX- roadに一本化させたのが、エストニアなのです。 2.理屈として、日本でもIT化による効率化によって医療費を抑えるということはでき るのでしょうが、システム構築に公費を投じるのであれば、国民が「税金を上げ てでもIT化してほしい」と思えるほどのものでないと、うまくいかないのではないで しょうか。エストニアのX-roadは国民にもメリットが分かりやすいですよね。 3.今、日本で「電子カルテになってよかった」と思っている患者がどのくらいいるで しょう。むしろ、医師がパソコンの方ばかり向いて、患者の顔を見てくれないとい う不満の声すらありますよね。IT化によって、どういうことをしたいのか。どんな社 会を目指すのか―。日本に足りていないのは、こういう視点ではないでしょうか。 1.限られたリソースで、いかに国民の健康や生活を効率的に維持していくのか―。 エストニアでは、国民にID 番号を配布し、インターネット上で運用できるシステム を構築することが、その答えだった。医療だけでなく、さまざまなサービスをX- roadに一本化させたのが、エストニアなのです。 2.理屈として、日本でもIT化による効率化によって医療費を抑えるということはでき るのでしょうが、システム構築に公費を投じるのであれば、国民が「税金を上げ てでもIT化してほしい」と思えるほどのものでないと、うまくいかないのではないで しょうか。エストニアのX-roadは国民にもメリットが分かりやすいですよね。 3.今、日本で「電子カルテになってよかった」と思っている患者がどのくらいいるで しょう。むしろ、医師がパソコンの方ばかり向いて、患者の顔を見てくれないとい う不満の声すらありますよね。IT化によって、どういうことをしたいのか。どんな社 会を目指すのか―。日本に足りていないのは、こういう視点ではないでしょうか。 東京大学政策ビジョン研究センター  教授 秋山 昌範 氏 引用文献リスト 注28
  • 102. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 101    Contents  1.はじめに  2.在宅医療・介護に関するICT政策動向  3.急速に普及・拡大するICT  4.地域包括ケアでのICT利活用    (多拠点・多職種間の連携、協働のためのICT)  5.まとめ
  • 103. Copyright  one corporation. All Rights Reserved. 102            現在現在現在現在、「、「、「、「多拠点多拠点多拠点多拠点、、、、多職種連携多職種連携多職種連携多職種連携ICT」ICT」ICT」ICT」はははは実証実証実証実証トライアルトライアルトライアルトライアルのののの段階段階段階段階でありでありでありであり、、、、今後多今後多今後多今後多くのくのくのくのメーカーメーカーメーカーメーカーがががが参入参入参入参入しししし 色色色色々々々々ななななクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスがががが提供提供提供提供されるとされるとされるとされると思思思思われるがわれるがわれるがわれるが、、、、以下以下以下以下のののの事項事項事項事項をををを注意注意注意注意するするするする必要必要必要必要がありますがありますがありますがあります。。。。 ((((1111))))クラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスのののの選定選定選定選定についてについてについてについて     システムシステムシステムシステムのののの操作性操作性操作性操作性、、、、コストコストコストコストなどになどになどになどに注視注視注視注視しそれらのみでしそれらのみでしそれらのみでしそれらのみで決決決決めずめずめずめず、、、、既存既存既存既存システムシステムシステムシステムとのとのとのとのIIII////O、O、O、O、業務業務業務業務フローフローフローフロー のののの見直見直見直見直しとしとしとしと共共共共にににに、、、、前述前述前述前述のののの「「「「クラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービス利用利用利用利用ののののチェックポイントチェックポイントチェックポイントチェックポイント」」」」のののの視点視点視点視点でででで総合的総合的総合的総合的なななな((((抜抜抜抜けけけけ漏漏漏漏れれれれ のののの無無無無いいいい))))評価選定評価選定評価選定評価選定することがすることがすることがすることが重要重要重要重要ですですですです。。。。 ((((2222))))クラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスクラウドサービスのののの運用運用運用運用についてについてについてについて ①①①①運用運用運用運用ルールルールルールルールのののの策定策定策定策定とととと周知周知周知周知     システムシステムシステムシステム運用管理運用管理運用管理運用管理ややややトラブルトラブルトラブルトラブル時時時時のののの責任責任責任責任のののの所在所在所在所在、、、、本人本人本人本人へのへのへのへの同意手順同意手順同意手順同意手順などなどなどなど、、、、運用運用運用運用ルールルールルールルールをををを決決決決めめめめ、、、、連連連連 携範囲内携範囲内携範囲内携範囲内でででで従事従事従事従事するするするする方方方方々々々々へのへのへのへの周知徹底周知徹底周知徹底周知徹底がががが不可欠不可欠不可欠不可欠ですですですです。。。。 ②②②②連携間連携間連携間連携間のののの組織風土組織風土組織風土組織風土のののの醸成醸成醸成醸成     医療医療医療医療とととと介護介護介護介護のののの言語言語言語言語のののの違違違違いをいをいをいを解消解消解消解消するするするする為為為為、、、、相互理解相互理解相互理解相互理解のののの場場場場をををを設設設設けることがけることがけることがけることが必要必要必要必要ですですですです。。。。 ③③③③教育教育教育教育     個人情報個人情報個人情報個人情報・・・・患者患者患者患者プライバシープライバシープライバシープライバシーのののの保護保護保護保護にににに関関関関するするするする教育教育教育教育     ICTICTICTICTリテラシーリテラシーリテラシーリテラシー向上向上向上向上のののの教育教育教育教育 5555....まとめまとめまとめまとめ 4項目